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私の願望

長篠磔悲談

1. 裏切り

その時、貞昌は長篠城から彼方の甲斐の空を見上げた。空は眩いばかりに真っ青で木々は初夏の匂いを放っていた。その甘酸っぱい匂いはかつての許婚おふうの匂いに似ていた。

「若殿っ、勝ちましたな」

鳥居強右衛門が貞昌の側に駆け寄り話かけた。

「そうだなっ、強右衛門、しかしここまでに随分と犠牲を出してしまったな、心から喜べぬなっ」

「はっ、確かに哀しい事がたくさんありました。しかし、これでわが奥平家の家運も開けましょうぞっ」

貞昌はまた甲斐の空を見上げた。

「殿っ、さあお急ぎあれっ、わが父家康公に戦勝のご挨拶をっ」

奥方の亀姫が貞昌の傍らにいそいそとやって来ると、そう話かけた。

天正3年5月21日、信長、家康連合軍38.000はここ長篠城の西方にある設楽ヶ原で勝頼率いる15.000と天下の覇権を争い激突、連合軍の千梃とも三千挺も言われる鉄砲により武田の無敵騎馬軍団を壊滅させた。勝頼は数多の有能な武将を戦死させ、甲斐の国目指して落ち延びて行った。これから数年後、武田氏は呆気なく滅びる事となるのであるが。奥平貞昌は戦後その功を認められ、信長より諱をいただき奥平信昌と名乗り、徳川軍団のかけがえのない武将へとなって行くことになるのである。

長篠の合戦の2年ほど前のこと。

「おふうさまっ、貞昌さまが勝頼より離反して徳川に寝返ったとの事、いかがいたしましょう」

「お春っ、うろたえるでない、人質になった時より覚悟は出来ていました。貞昌さまを恨むでないぞ」

「しかし離反したという事は、私たちはどんな目に合わされるか」

「何も言うな、これも運命っ」

奥三河の山家三方衆は常に回りの大国に従って生きて行かなければならなかった。その一族の奥平家も正に自家の存続の為には強い国に従ってきた。信玄、存命の頃には武田氏に従属していたが信玄が亡くなった事がはっきりした時に徳川の圧力に負けて、徳川に従属する事になった。しかし、武田氏に対しての従属の証しに奥平家は貞昌の許婚のおふうを人質に出していたのであった。

そして、奥平家は徳川方についたのである。裏切りの代償は人質の命で贖わなければならない。しかも、それは戦国時代の定めとして、人質は過酷な処分に合わされるのであった。

おふうとその侍女のお春は甲府にある武田家の躑躅ヶ崎館の人質屋敷の中庭に引き出されていた。二人の前に武田家当主の勝頼と重臣の面々が立っていた。

「そなたが貞昌の許婚っ、おふうか」

「はいっ、お館さま」

「貞昌めがとうとう武田を裏切ったぞっ、覚悟はできているのか」

「出来ておりますっ」

「そうかっ度胸の据わったおなごだなっ、しかしお前を処刑したとて詮無いこと、許婚のもとへ帰るが良いっ」

「えっ、本当ですかっ、お館さま」

「ああ、私はおなごを殺すのが好きでは無いでなっ、そなたの辛さは解るぞっ私の母もそなたと同じ境遇であったからな」

おふうは勝頼の思いもかけない言葉に、血の気の無くなっていた顔がほんのりと紅くなったのが分かった。

(ああーっ、貞昌さまに会える)

その時、勝頼の後ろに控えていた穴山信君が発言した。

「勝頼殿っ、それはいけませんなっ、人質は裏切りの代償に処刑するのが古来からの決まり。さもなければ見せしめになりません。ここで厳しくしなければ、また裏切りが起きますぞっ」

「それはそうだかっ、この者達を処刑したとて、どうなるものではないだろう、叔父上っ」

「いやっ、武田の恐ろしさを奥平そして徳川に知らしめてやらねばなりませんっ、この者達を残酷に処刑してこそ示しがつくものと思いますぞっ、一同の方々如何かっ」

信君は鋭い目付きでぐるりと周りの面々を見渡した。

他の重臣一同はうむっと頷いた。

「勝頼殿っこの者達の処刑は拙者に任せて貰えまいかなっ如何っ」

勝頼は一瞬、ぞんざいな信君の言いように腹を立てたが黙って頷いた。

「よしっ、この貞昌の許婚おふうとその侍女を磔の刑に処するっ、そして二度とこの様な裏切りが起きぬよう、見せしめの為にも、より残酷な処刑方法に致すっ、それで宜しいですなっ勝頼殿っ」

「いいだろうっ叔父上っ」

おふうとお春は事の成り行きに、くちびるを噛み締めて信君を睨み付けていた。


「出立ーっ」

刑使が声を張り上げた。

おふうとお春は真っ白な囚衣を着せられ、着物の上からキッチリと身体を荒縄で亀甲縛りにされ、両手を後ろに括られ裸足で歩み始めた。甲府の城下を抜け、釜無川の刑場までの道のりである。二人の後ろからは磔柱が二本、下人が数人がかりで高くかざしながら立てて進んでいた。磔柱の形はキの字をしており、誰の目にも二人の女がその磔柱に女としては耐え難い大の字に晒されるのが分かった。その後ろを長槍が四本鋭い槍先を光らせて空に向かって掲げられていた。この槍が女の体を突き刺すことになるのである。だがまだ観衆の者達はその槍が女のどこを突き刺すかは知らないでいた。もちろん、おふうもお春もその槍で脇腹を突き刺されて絶命させられるであろうと思っていた。二人は覚悟を決めていた
。取り乱さず、静かに死んで行こうと思っていた。とはいえ死出の歩みに膝は震え、その顔は恐怖に青ざめていた。しかし、二人の覚悟は甘かった事をこの後、磔柱の上で穴山信君の言った、残酷に処刑すると言う意味が分かるのであった。長い長い二人の淫残な処刑がこの後、始まるのであった。

おふうは処刑の前に「来世で自分は畜生に生まれたいと思います。畜生はおのれに正直に生きていけますが、人は互いに騙し合わねば生きていけません。人は畜生以上に浅ましいものでございます。」と皮肉を込めて言いはなったが、処刑が始まると静かな覚悟も無かった様に、凄まじい呻き声と生への未練を剥き出しにする事になるのである。

おふうとお春は河原の竹矢来の周りに群がる観衆に囲まれた刑場へと引き立てられて来た。二人はその観衆の多さにたじろいた。

「おふうさまっ、私達はこんな大勢の人々に晒されながら死んで行かなければならないのですかっ」

「お春っ、取り乱さない様に」

「しかしっ」

「これも武家の習い、さあ覚悟を決めて、立派に奥平家の為に死んでいきましょう」

刑場には既に例の穴山信君が床几に腰掛け、二人の到着を好奇な目で待っていた。信君の左右には十人程の重臣達も座っていたが、そこには勝頼の姿は無かった。


長篠城の貞昌にもおふうの処刑の噂は伝わって来ていた。貞昌は武田家から離反する時から、許婚のおふうの命が無くなる事は覚悟していた。奥平家の行く末を考えると信玄公亡き後の武田家と徳川、織田連合とでは連合に勢いがあるように思えた。個人の感情より御家の存続が大事な時代である。貞昌は心を鬼にしておふうより御家の安泰を選んだ。しかし、貞昌にはまだ、おふうに未練があった。せめて一目でも逢いたい、会って詫びたい。貞昌は夏目五郎左衛門勝治こと通称五郎左と共に、密かに長篠城を抜け、おふうとの最後の別れをする為に甲斐に向かった。
そして、釜無川の刑場で百姓の姿に扮して、おふうを待っていたのであった。

おふうが惨めな姿で刑場に現れたのを貞昌は確認した。

(ああっ、おふうっこの私を許せっ
おふうっ、すまん)

五郎左は貞昌がおふうの前に飛び出して行くのではないかと気が気ではなかった。そのくらい、貞昌はおふうを確認すると動揺していた。そして、小声で貞昌に念を押した。

「若っ気を静めてくだされっ、滅多な事をなさらずにっ」

「分かっておる、心配いたすな」


おふうとお春は刑場に引き立てられると、その縛られた体を観衆に向かって並んで立たされた。キの字の磔柱がおふう達の後ろに、地面に寝かせられ、鋭い槍を持った刑史達はその磔柱の奥に並んで立っていた。

信君がのそりと立ち上がると、おふう達をチラリと見ながら観衆に向かって大きく声を張り上げた。

「この者達はわが武田を裏切り徳川に寝返った奥平の人質であるっ、これより裏切りの代償がどの様なものかっ、奥平の者達に知らしめる為にこの二人を磔串刺しの刑に処する」

信君はおふう達の方を振り返るとニヤリと笑い。

「この二人の着物を剥いで素っ裸にしろっ、そして、その姿で磔柱に架けろっ」

バラバラっと数人の刑史がおふうとお春の元に駆け寄って来た。

観衆は、おーっどよめき

「あの女達っ、素っ裸で串刺しにされるんだよと」

「ほーっそれは見ものだなし」

「裏切りもんだでっ構わんっ、やれっやれっ」

刑史の男達に囲まれた、おふうとお春はまさかの展開に体を揺すって抵抗しながら

「何をするーっ、やめてくだされっ浅ましいことをするで無いっ」

「嫌ーっ、そんな恥ずかしいっやめてーーっ」


2. 無惨 おふうとお春

「まずは、侍女の方から磔柱に架けろ」

穴山信君が刑史達に命令した。

「ああーっ、おふうさま助けて」

「お春っ」

「裸での磔はお許しくださいっ」

「騒ぐなっこれが裏切りの代償だっ
大人しく素っ裸で大股開いて磔になるんだっ、うっヒッヒ」

お春は刑史達に体を縛っている荒縄をブツリと切られると抵抗する間も無く囚衣を勢い良く脱がされ、素っ裸にされてしまった。

「嫌ーーっ、恥ずかしいっやめてください、お願いっ」

素っ裸にされたお春は、二人の刑史に両腕を掴まれると引き摺るように磔柱に連れて行かれた。

「嫌っ、嫌ーーっ助けてっ、せめて何か腰に巻いてください」

お春は磔柱の方に引かれながら、泣き叫んでいた。そして、磔柱の目の前に連れて来られたその時、お春は激しく暴れ刑史の腕を払うと刑場の端へと逃げ出した。

「たっ助けてーーっ、死にたく無い、誰かーっああーーっ」

お春は素っ裸でその豊かな乳房をブラブラと揺り、股間の翳りを剥き出しにしながら刑場を走っている。その裸の女を男達が捕まえ様と追いかけていた。なんとも滑稽な景色であるが、お春は必死である。捕まれば死が待っている。

「馬鹿な女だなっ周りは柵で囲まれているんだ、何処にも逃げられんだろうに」

「裸の女が全てを丸出しで逃げてる姿はなんと卑猥だなぁ」

「あっはっはっ、あの女っ乳も股も尻も丸出しだぜ、おーい、こっちに来いよっ」

観衆の人々は囃し立てるように、お春の逃げ回る姿を楽しんでいる。

しかし、所詮は女の足である。お春は瞬く間に刑史達に取り押さえられると、また磔柱に引き摺られて来てしまった。お春は足をバタバタさせ何か必死に叫んでいたが、磔柱の上に寝かされると両腕を拡げさせられ横木にがっちりと荒縄で括られ、体も柱に括られると流石に身動き出来なくなり股を必死に閉めていた。

「おいっ女っ、股の力を抜けっ」

「お願いしますっ、そこは許してくださいっ、ああーーっ」

「なあに、一旦拡げれば直ぐに慣れるさっ、それに死んでしまえば恥ずかしさなんで感じないしなっ。さあ観念して、お前の股ぐらがどうなっているか皆に良く見てもらえるように晒すんだ」

「やめてーーっ」

数人係りでお春の股間が拡げられていく。メリメリと音がする様にゆっくりとお春の両足が拡げられ、パックリと股間が開いた。グキっと股間から音がし、両足首が荒縄でキッチリと括られた。見事なまでの裸の女の大の字が完成した。そして、ゆっくりと磔柱が観衆の前に立ち上がりお春は女の羞恥の全てを晒した。

「ああーーっ、見ないでっ」

信君が振り返っておふうを見た。

「次はおふうっお前の番だ」

おふうは何も言わずキッと信君を睨んだ。

刑史がおふうを縛っている荒縄をブツリと切り囚衣を脱がせに掛かった。おふうは抵抗ぜず空に見上げる様にして黙っている。ハラリとおふうの纏っていた囚衣が足元に落ち、おふうは素っ裸にされた。その瞬間おふうは乳房と股間を両手で隠し、その場に蹲った。

「おいっ、立って磔柱に向かうんだ」

そう言われると、おふうは自ら磔柱に向かった。ゆっくりと自分が架けられる柱に歩むと、既に磔柱の上に架けられ羞恥に顔を伏せているお春を見上げた。

「お春、許してっ私のせいでこんな酷い事になって」

「おふうさまっ、怖いっ」

「もうすぐ終わります。静かにその時を待ちましょうっお春」

おふうは刑史に肩をこずかれた。

「柱の上に寝ろっ」

「急かさないで、もう逃げも隠れもしませんから」

おふうは静かに柱の上に自らその裸身を乗せると目を閉じた。

そして、おふうも磔柱にその真っ白な裸身を大の字に拡げ刑場に晒された。股間の翳りが風を受け、さわさわと哀しそうに揺らいでいる。二人の全裸の女が観衆に向かってその全てを剥き出しにして、串刺しの時を待っていた。

百姓の姿に扮した貞昌は事の成り行きに今にも刑場に飛び出さん勢いでおふうの磔姿を見ていた。五郎左は貞昌の腕をしっかり掴んで顔を左右に振っている。

「しかし、これでは余りに無体な」

「ご辛抱をっ」

貞昌は竹矢来の外側をジリジリと移動し、おふうの正面にやって来た。そして、懐かしいおふうの裸身を見つめた。

(ああーっ私のおふうが無残に殺されてしまうっ、おふう許してくれっ)

おふうは串刺しの時を待っていた。
戦国の武将の一族としての誇りがおふうを気丈にさせていた。しかし、本心では串刺しの恐怖に泣き叫んでしまいたかった。

おふうは裸で晒されている自分を好奇の目で見ている者達が憎かった。そして、竹矢来に集まる観衆を睨んでいた。すると、そこに懐かしい顔を見つけた。

(あっ、もしやあれは貞昌さまではっ、そんなっ何故此処に)

おふうは貞昌とおぼしき男をジッと見つめた。貞昌とおふうの目が合った。

(確かに貞昌さまっ、ああーっ逢いたかった)

貞昌は真っ直ぐ自分を見ている。おふうは惨めで恥ずかしい姿を晒している事も忘れて貞昌を見つめた。
貞昌もおふうが自分に気付いたと分かった。

(おふうっ、済まぬっ)

(これでいいっもういいっ、お願いっこれから先は見ないで、立ち去ってください貞昌さま)

おふうは貞昌に向かって激しく頭を振った。貞昌は分かったと言う風に頭を縦に振って頷くと両手を合わせた。そして、おふうの視界から見えなくなった。

(貞昌さまっ、どうかお達者でっ)

「刑を執行しろっ先ずは侍女の方から串刺しにしろっ」

「ああーーっ、死にたく無いっ嫌ーーーーーっ」

お春は恐怖に体全体をガタガタ震わせている。二人の執行人がお春の前に槍を構え、そして乳房の前で槍先を交差させカチリと穂先を鳴らした。いよいよ、お春の処刑が始まる。槍先が乳房から下がり、腹を通り越して股間に構えられた。そして、片方の槍先がお春の拡げられている股間の奥の菊の穴に添えられた。

「えーーっそんなっ、そこはっ何っ
駄目ーーっ」

その時、初めてお春とおふうは串刺しの意味が分かった。二人は脇腹から槍で突かれ心の臓を刺されて絶命させられると思っていたのだ。しかし、二人の女の考えは甘かった。この時に至ってやっと、何故裸にされ大の字に大きく股を拡げさせられたのか理解した。穴山信君の残忍な処刑方法は女の恥ずかしい二つの穴を槍で串刺しする事であったのだ。

「突けーーっ」

信君が大きな声で言った。

グサリと槍の先がお春の菊の穴に突き刺された。

「ギャーーーッ、そこは駄目ーっ、いっ痛い」

「お春ーーーーーっ」

おふうが叫んだ。

グリグリっと槍先がお春の菊の穴に呑み込まされて行く。ダラリと赤い物が菊穴から垂れ槍の柄を赤く染めた。

「グギャーーーッ、ガァーーッたっ助けてーーっ、死にたく無いっおふうさまーーっ」

「お春ーーっ、許してっ」

おふうはお春を見る事が出来ないでいた。しかし、お春の張り上げる苦悶の呻きは目を閉じても聞こえて来る。

「グッグゲーーッ、ギャーーーッググァーーッ」

お春は柱に括られた体をガタガタと揺り、宙に浮いた足首を逸らし、手の平を開いたり閉じたりして、激痛に耐えている。菊の穴から突き刺された槍はお春の体の中を奥へ奥へと突き進んで行く。ミシッメリッとお春の体内で肉を破る音がしている。

「ゲーッ、グェッーーッグギャーーーッ、死にたく無いーーっ」

竹矢来で処刑を見ている観衆からは

「凄まじいなっ、まさか、ケツの穴に槍を突っ込むとは」

「良く見ろよっ、前の穴がヒクヒクしてるぜっ、ケツに槍を呑み込まされて、あの女っ感じてるんじゃねえか」

「そんなこたあねえだろよっ、槍が体の中に突き刺さってるんだぜっ」

「だけどようっ、おぼこがなんか濡れて光ってるぜ」

「ありゃーっ小便をチビって垂らしてるんじゃねえか」

槍がずいっと、また深く呑み込まされた。その瞬間、お春の股間がプルプルと震えシャーーーッ、シャーーッと割れ目から放尿が始まった。

「グアアアアッ、みっ見ないっグガアーッでえーーっ」

お春の放尿は割れ目から放物線を描く様に放出されて、その液体は陽を浴びてキラキラと光り輝きながら磔柱の前に飛び散り、辺り一面に黒い溜まりを作った。お春は肛門を串刺しにされ、大の字に裸身を晒しながら女としての究極の羞恥を味わっていた。

おふうはそのお春の痴態を見てしまった。そして、この後、自分が味わうであろう苦痛と羞恥に磔柱に括られた裸身をブルッと震わせた。

(ああーっ、お願いっ、時よ止まってっ)

お春は顔を上に向けさせられると、なんとその口からニョキッと槍の先端が飛び出て来た。槍はお春の菊の穴から体の中を通って口まで達したのであった。それでもお春は体をピクピクと小刻みに震わせて、まだ死ねないでいた。

「グゲーーーッ、グガァーーッゲーッゲーッゲボーーッ」

「あっ、そんなっ酷い、早くお春を殺してあげてーーっお願いっ」

お春の目からは涙が流れていた。そして、悲しい目ておふうを見ていた。

おふうはまた目を閉じた。

「よしっ、その女のトドメはあとにして、今度はおふうをケツから串刺しにしろっ」

「ああーーっ」

おふうは絶望の声をあげた。お春は体をピクピクさせながらおふうを見ている。

おふうの菊の穴に槍が当てがわれた。おふうは一瞬ピクッと蠢いた。
そして、唇を噛み目を閉じ、磔柱に縛れた体を突っ張って串刺しの瞬間を待った。

「突けーーっ」

また、信君が叫んだ。

グサリと槍がおふうの蕾の様にひっそりと女の股の奥に佇む菊の穴に呑み込まされた。

「ウグッ」

おふうは小さく呻いた。

槍の先が更におふうの菊の穴に突き刺さって行く。おふうは唇を噛んで声を発しないでいた。するとその光景は見る者に、あたかもおふうの菊の穴が槍の先を自ら咥え込んでいる様に見えた。

「クーーッ、ウグッグッ」

ズルリと槍の先がまた深く呑み込まされて行く。菊の壁が切れたのかピシッと赤い物が噴き出して来て、執行人の顔を赤く染めた。

「グガアーッ」

おふうが初めて呻き声をあげた。

槍の先がおふうの体の中の何かに突っかかったのか、槍がそれ以上奥に進まなくなったようである。

「どうしたっもっと奥へ突き刺せ」

「それが、これ以上入って行きません」

「何をやってるっ一度槍を抜いて突き刺し直せ」

「はっ」

ズルっと槍が一旦おふうの菊の穴から全容が抜き出された。それと同時に菊の穴から赤い物がドバッと磔柱の下に吐き出されて来た。

「グギャーーーッ、ガアアアアーッ、いっ痛いーっ、ああーーっ、止めてっ、グガアーッ」

それは、想像を絶する苦痛であった。体の肉に突き刺さった槍が抜かれたのである。ある意味、突き刺されるより抜かれる方が苦痛は半端では無いはずである。おふうは意に反して絶叫を上げてしまった。そして、この信じられない痛みにおふうもお春と同じ様に不覚にも失禁することになってしまった。

シャーーーッ、シャーーッ、ジョジョジョボおふうの割れ目から勢い良く放尿が始まった。

「ああーーっ、嫌ーっ、そんなっみっ見ないでーーーーーっ」

この瞬間、おふうの何かが壊れ心が砕けた。

「ああーーっ、死にたく無いーっ、助けてーっ、ああーーっ」

おふうは磔柱に括られた体を激しく動かしている。

「もう一度、突けーーっ」

槍の先がまたおふうの菊の穴に突き刺さった。

「グギャーーーッ、穴山さまっ死にたく無いーっ、助けてーっ、グガアーッ」

「おふうよっ心配するなっ直ぐには死なせんっ、裏切りの罪をじっくり味合わせてやるっ」

「グッグギャーーーーーッ、何でも致しますっ殺さないでーっ」

槍がグリグリと回されおふうの体内に呑み込まされて行く。おふうは体中をガクガクと震わせ、尻を少しでも槍の突き上げから逃げようとしているが、磔柱にきっちりと縛られた体は身動き出来ずに槍は体内の深く深くに呑み込まされていった。そして、先程槍の先が突っかかった肉をバリバリと突き破った。

「グッグッグガアーーーーッ、ゲェーッグゲーーーッ」

「よしっ、そこで止めろっ」

「しかし、穴山さまっまだ口まで突き通しておりませんが」

「いいんだっそこで、口まで突き通すと、この女の叫び声が聞こえなくなるっ、それではつまらんからなっ」

信君はまた、おふうの顔を見るとニヤリとした。そして、お春の方に振り向いた。

「この女の女陰を突き刺せっ、もうこいつは死なせてやれっ」

「はっ」

お春の割れ目に槍が突き刺さった。
そして、執行人は渾身の力を入れて槍の先を割れ目の奥深くに突き刺した。赤い物がドバッと噴き出して磔柱の前を赤く染めた。

「ウグッグーーーーッ、グゲッグアアアアッ」

お春は少しの間ピクンピクンと体を震わせていたが動かなくなった。お春は観衆にその素っ裸の体を晒して息絶えた。

「うわあーっお春ーーーーーっ」

「おふうっ、お前はまだまだこれからじっくりと苦しんで貰うぞっ、直ぐには死なせんっ、うっひっひっひっひっ」

信君の卑猥な笑い声が刑場にこだました。


3. ひかる伝令に

甲斐の国、躑躅ヶ崎館にほど近い釜無川の刑場には二本の磔柱が立っていて、二人の女、おふうとお春が全裸で大の字にその体を開いて括られている。既にお春は肛門から口までを槍で串刺しにされ、大きく拡げた女の急所である割れ目にも深々と槍を突き刺され、そして、磔柱の前を失禁の小便の溜まりと体から噴き出して赤い物がそのお春が受けた淫残な串刺し刑の跡を残してお春は息絶え、その無残な裸体を括られている荒縄に預けて動かないでいた。

おふうは大きく拡げた股奥の剥き出しの肛門に槍を突き刺されピクピクと痙攣する様に蠢いている。お春の壮絶な死を目の当たりにし、おふうは恐怖に己を忘れ、生への執着に支配されていた。

「ウググググッウグギャッ、ああーーっ死にたく無い、たっ助けてっ」

おふうは掠れる様な声で呻き続けていた。

穴山信君はそのおふうの磔柱の前に進み出て、おふうが剥き出しに晒している割れ目と槍を咥えている肛門をギラギラした眼で見上げながら、己の股の前を膨らませていた。

「この女の女陰を突けーーっ、但し余り深く突き刺すなっ殺すなよっ」

おふうの割れ目に槍の穂先が当てがわれた。おふうはその槍先を見つめて。

「うっうっうーっ、お願いしますっもうっ止めてっ」

グサリと穂先が割れ目の中心に突き立てられた。

「グギャーーーーーーッ、ガァーーッ、ゆっ許してーーーーっ、グッグアッ」

おふうの割れ目に突き刺さった槍は、その穂先を呑み込ませた状態で止まった。赤い物がドロッと垂れて来た。

「よしっ、そのままで次の槍を突き刺せっ」

別の執行人が槍を構えると、もう既に穂先を呑み込まされている割れ目の上にその穂先を当てがい、そして、グイッと突き立てた。なんと、おふうは二本の槍の穂先を呑み込まされてしまった。

「グッグッグギアーーーーッ、そっそんなーーっ、ガアアアアーッ、やっやめてーーーっ」

二本目の槍も穂先をおふうの割れ目に呑み込ませると止まった。

「もう一本突き立てよっ」

三本目の槍が二本の槍の穂先を咥えている割れ目の下に同じ様に突き立てられた。おふうはその桃色の肉を覗かせていた女の大切な部分になんと三本の槍の穂先を呑み込まされてしまったのである。そして、三本の槍を突き立てられている割れ目を隠す様におふうの翳りはサワサワと揺らいでいた。

「グッグッグアッ、グギアーーーーッ、死にたく無いーーっ」

おふうは槍を突き刺されている割れ目を中心にして、ピクピクと腰を動かして痙攣している。足首は反り返り、両手は大きく開かれていた。

「すげーなっ、あの女あそこで槍を三本も呑み込んでしまいやがったぜ、立派なあそこだなっ」

「でもようっ、もう女の部分はグチャグチャで使いもんにならねえよなぁ、勿体ねえなぁ」

「まぁ、どのみち俺たちには手の届かない女だぜっ、こうやって真っ白な裸を拝めるだけでも有難いと思わんとな」

「しかし、武田のお館さまがここまで残酷に人質を処刑するとはな、先代さまとは変わったねえ」

「ここだけの話だけど、どうやらお館さまはこの女達を放免しようとしたらしいぜ」

「じゃ何故こんな残酷な処刑が行われているんだい」

「実はあの穴山さまが強行にこの処刑を主張したらしいんだ、それも自分が取り仕切るとまで言ったらしい」

「ああ、お館さまの勝頼さまと穴山さまは仲が悪いらしいなっ、穴山さまは勝頼さまのやる事なす事皆反対するらしいぜっ」

「しかし、穴山さまがこんなに残忍な方だったとは、先代さま存命中は猫を被ってたのかなっ」

そんな人々のうわさ話を貞昌はジッと聞いていた。

(そうかっおふうのカタキは穴山だなっ、くそう今に見ておれっこのカタキは必ず取ってやるからなっ)

後年、穴山信君は本能寺の変のおり、徳川家康に同行して堺見物をしていた。そして、本能寺の変を知り明智方から逃れる時に謎の死を遂げていた。もしかすると、貞昌の刺客に寄って殺されたのかも知れない。
それはまだ先の事として、貞昌はおふうの死を見届ける為に観衆に紛れておふうを見つめていた。

おふうの股間には肛門に一本、そして割れ目には三本、つごう四本の槍が突き立てられていたが、四本の槍はおふうの急所を外しており、おふうは死ねずに悶え苦しんでいた。

割れ目に突き立てられている槍は一旦抜かれ、そしてまた、三本揃っておふうの割れ目を突き立てていた。
その残忍な突き立てが何度も繰り返されている。おふうは槍が己の割れ目に呑み込まされる度に体を震わせ、絶叫を上げていたが次第にその反応も静かになって来ていた。割れ目の辺りは、もうそこに女の大事な物があったとは今は確認出来ない程、ズタズタに裂け赤い物がおふうの濃い目の翳りをベットリに染め、また槍の穂先もドロドロに赤く染まり、流れる物が執行人達の槍を握る手にまで滴っていた。

それまで黙って女達の処刑を床几にかけて見ていた重臣の一人が立ち上がり、穴山の側にやって来た。

「穴山殿っ、もうこの辺でいいのではないかっ、この女を楽にさせてやってはどうかなっ」

「おおっ、山県殿かっ、まだまだこの女には苦しんで貰いたいのだがっ」

「そう言うなっ、この女は充分苦しんだではないかっもう許してやれっ、お前のその気持ちは次の奥平との戦で果たせばいいではないかっ」

「しかしっ」

信君は女達が悶え苦しむ姿を見て、己の加虐の心を満足させていた。別に奥平が憎い訳では無く女を残酷に殺すことが好きだったのであった。
己の愉しみを奪われるのが嫌だった。しかし、武田家親類衆筆頭の穴山とて、武田家の重鎮の一人山県に止められては聞かない訳には行かなかった。

「その辺でよかろうっ、このおふうにトドメを刺してやれっ」

おふうは信君の声を微かな意識の中で聞いた。

(ああーーっ、殺されるっ、私は死にたくないっ、ああーーっ)

割れ目に突き立てられている槍が全て抜かれた。そして、一本の槍を構えた執行人が、もう真っ赤に染まりグチャグチャに肉の裂けた割れ目らしき穴に、その鋭い穂先を構えた。

執行人が渾身の力を込めて槍を突き上げた。

「グッグギァエーーーーーーーッ」

おふうは断末魔の声を張り上げると、最後の力をを振り絞る様にしてその大の字に括られた全身を反る様にして悶え、そしてガクッと体全体を深く落とした。ピクピクと小刻みに震えていたが、やがて動かなくなった、おふうはやっと息絶えることができたのであった。

おふうとお春の壮絶な処刑が終わった。裏切りの定めとはいえ、それは余りにも淫残で耐え難い死であった。素っ裸の二人はその隠すべき女の羞恥の全てを剥き出し、好奇の目で見つめる人々に晒されて死んでいった。信君は物足りなさそうにおふうの息絶えた体を眺めていた。


それから、二年後の初夏、勝頼は15.000の軍勢を従え、奥三河の長篠城を囲んでいた。城に籠るは貞昌に従う500の兵達であった。奥平の兵達は必死に防戦をしていた。大野川と寒狭川の合流地点の要所の断崖に築かれた長篠城は天然の要塞であった。武田軍はこの長篠城を攻めあぐねた。そして、兵糧攻めにし蟻一匹は出られぬ様に城の周りを固めた。

「若殿っ、このままでは兵糧はあと数日でつきまするっ如何致しますかっ」

「織田徳川の後詰めは未だかっ」

「未だっ見えませぬっ」

「仕方ないっ、討って出て討ち死も止むなしかっ」

そこに、鳥居強右衛門が貞昌の前に進み出た。

「拙者が浜松の家康さまの所に伝令に行き、早速の後詰めをお頼み申して来ます」

「しかし、強右衛門っこの厳重な囲みを如何にして抜けるっ」

「なあなっ、拙者は水練は得意でしてなっ、川底を伝って囲みを抜けまする」

「そうかっ強右衛門っ行ってくれるか、頼んだぞ」

「はっ、お任せあれっ」

そこへ若い女が走り込んで来た。

「父上っ、父上は深手を負って泳ぐことが出来ないではありませんかっ」

「何を言う、ひかるっ、これしきの傷平気だっ、私は昔から奥三河の河童強右衛門で通っているのだぞっ」

「わたくし、ひかるが父上の代わりにその伝令のお役目を果たしまするっ、若殿さまっどうか父に代わって行かせてくださいっ、私も父同様、奥三河の女河童で通っておりますっ泳ぎには自信がありますっ」

「そうかっ、強右衛門の娘っひかるとやらっ頼んだぞっ」

「ひかるっ、無理をするでないぞ」

「はいっ父上っ」

その晩、ひかるは崖を下り川岸に着くと、着ていた着物を脱ぎ素っ裸になった。数え年16のひかるの体は締まった体に慎ましく膨れた乳房、くりっとした尻たぶ、そして、月明かりにひかるの裸身が白く艶めかしく光った。ひかるは着物を紐で腰に結え静かに川の中に入っていった。長篠城の人々の運命を背負うにはまだまだ幼いひかるであった。

川底を伝い、おふうは武田の囲みを難なく抜け、早朝合図の狼煙を長篠城に向けあげると、浜松の家康の元へと急いだ。

浜松城では既に織田の援軍30.000が到着しており出陣の準備に城内は騒がしかった。ひかるは長篠城の伝令として家康と対面した。

「そなたはおなごかっ、おなごの身でよくぞ武田の囲みを抜け浜松まで辿り着けたなっ大儀であった。して、使者の用向きはっ」

「はっ、家康の殿様っわたくしは奥平貞昌の家臣鳥居強右衛門の娘っひかると申します。若殿、貞昌の命に寄り参上致しました。長篠城、未だ勢盛んっ、なれど兵糧があと数日となっております。家康殿には急ぎっ後詰めをお願いしたく罷り越しました」

「ひかるとやら、心配致すなっ明日にでもここ浜松から出陣し、勝頼めを蹴散らして見ようぞ」

「はっ、ありがとうございますっ」

「ひかる殿っ、さあ疲れたであろうっ何か食してゆるりと成されよっそして、明日我等と共に長篠に向かおうぞっ」

家康は優しくひかるに言った。

「いえっ、わたくしはこの足で取って返し、城内の者に今の家康殿の口上を一刻でも早く伝えたいと思いますっ、ではこれにて失礼いたします」

「流石はわが婿っ貞昌の家の者っよくぞ言ったっ、引き止めはせぬ、さあ急ぎ長篠へ、頼んだぞっ」

ひかるは浜松を後にすると長篠へと急いだ。

(家康の殿がやって来てくれるっこれで長篠の皆も助かるっ良かったっ)

嬉しさの余りにひかるの足取りも軽くなっていた。ひかるはまだ、この後の自分の運命を知らなかった。


4. ひかる磔

「若殿ーーっ、対岸の河原で武田の者が何か言っております」

「何事っ、よしっ直ぐ行く」

貞昌は城内より急ぎ川側にある櫓にやって来た。数人の重臣と共に鳥居強右衛門も櫓に登った。

「城内の者に物申すっ、とくと聞かれいっ」

武田の武者が長篠城に向かって声を掛けていた。

鳥居強右衛門がその武田の武者に向かって答えた。

「只今は合戦の最中っ何用かっ」

「おおーっ、先程っ長篠城に忍び込もうとしていた伝令をひっ捕えたっ、その者よりお城に籠る者共に伝えたいことがあると言うーっ、とくと聞かれいっ」

すると、数人に取り囲まれ後ろ手に縛られた一人の女がその武者の横に引き出されて来た。

「おおーっ、あれはひかるではないかっ」

強右衛門が叫んだ。

「本当じゃ、伝令に出たひかる殿ではないかっ、捕らわれてしまったのかっ」

ひかるは河原より対岸の崖上にあるお城を見上げていた。

「いいなっ女、先程の約束通り城内に向かって話すんだ」

「・・・・・」

「どうしたっ早くしろっ」


ひかるは家康様が後詰めに今日にも浜松を出陣する事を早く城内の者達に伝えたかった。城を脱出した時と同じ様に暗くなってから川底を伝って城内に戻れば安全だったのだが、ひかるは一刻でも早く城内の者達にそれを伝えたかった。危険とは承知で昼の明るい時間帯に川に入ったのであった。そして、監視の網にかかって捕えられてしまったのであった。

「女っお前は何の為に城内に忍び込もうとしたっ、訳を言えっ」

「言えぬっ、さあ殺せっ」

「そう死に急ぐでないっ、長篠城はもう二日も持つまい、そんな城内に入ってどうするつもりだったのだ」

山県昌景が優しい口調でひかるを問い詰めた。

「若殿は武田には負けぬっ」

「そうは言っても、もう勝負はついているであろうっ、城が落ちるのも時間の問題だと思わぬかっ」

「なんのっ、家康様が信長様の援軍3万と共に今日にも浜松を出陣成されるっ、武田はさっさとこの地を引かれた方が身の為ですぞ」

「何を言うかっ信長が援軍を出す訳がないではないかっ、家康だけでは後詰めも出来まい」

「私は浜松で家康様にお会いして後詰めのお約束を頂いたっ、それに信長様の軍勢もこの目で見て来た」

「それは本当かっ、むむーっ」

山県は急ぎその場を離れた。そして、暫くして穴山信君がやって来た。

「先程、昌景殿に話した事は本当なのかっ」

「本当です」

「そうかっではひとつ取り引きを致さぬかっ、言うことを聞いて貰えればお前の命を助けようっ」

「取り引きっ」

「これより、城内に向かって家康の後詰めは来ないと言って貰えぬかっそして、開城をするよう説得して貰えぬかなっ」

「しかしっ」

「そうすれば、お前も命が助かるし、城内の者達も救われる」

「・・・・・」

「どうなんだっ言うなっ」

「分かりましたっそう致します」



ひかるは暫くお城を見上げていた。そして、意を決した様に声を発した。

「お城の方々っ、鳥居強右衛門の娘っひかるですっお聞きくださいっ」

「おおーっ、ひかるーっなんだっ」

強右衛門がひかるに答えた。

「ああーっ、父上っ私ですっひかるですっ」

「どうしたっ家康様はっ来てくださるのかっ」

「・・・・・」

「ひかるーっ、聞こえんぞっ」

「はいっ父上っ、それからお城の皆様っ、家康様はーーっ、・・・・・
今日にも信長様の援軍3万と共に浜松を出陣いたしてございますっ、今、暫くのご辛抱をっ」

城内からおーっと歓声が上がった。

「この女っ何を言うっ、許さんっ」

ひかるは信君に引き摺られる様にして河原から消えて行った。

「ひかるーっ、良くぞ指名を果たしたっ、父は誇りに思うぞーーっ」

長篠城内ではひかるの言葉に皆々が喜び合っていた。今日にも織田徳川連合軍が浜松を出立したとするとすれば明後日にはここ長篠に到着する筈である。しかし、強右衛門は喜んでばかりも居られなかった、武田に不利な事を言い放ったひかるがこのままで済む筈も無く、もう既に殺されていると思った。ひかるの事を考えると胸が締め付けられていた。

「強右衛門っひかるは奥平の恩人であるっ、なんと言って感謝の気持ちを表して良いやらっ」

貞昌が強右衛門に声をかけた。

「はっ、若殿っひかるも御家の力になれて本望でありましょうっ」

「強右衛門殿っひかる殿がっひかる殿がっ、今、河原に引き出されて来ました」

「何っひかるが」

強右衛門はもう既に武田の手で殺されてしまったであろうひかるが、生きていると知って慌てて、また、川側の櫓に急いだ。

「強右衛門殿っおぬしは見ない方が良いっさあ城内に入りなさい」

しかし、強右衛門その者の言葉を遮り、櫓にやって来てしまった。

「あっ、そんなっひかるっ、武田は何て事をするんじゃ、許せんっ許せんぞっ」

強右衛門の隣には貞昌がいた。

「むむっ彼奴はおふうの仇、穴山ではないかっ、また残忍な処刑をするつもりかっ許せんっ」

河原には磔柱が用意されていた。それも、本来、男用の磔のキの字の磔柱であった。武田の者達はこの男用の磔柱に女のそれもまだうら若きひかるを架けようとしていたのであった。そして、その磔柱の横には素っ裸にされたひかるが両腕を男達に掴まれ立たされていた。

少し前、ひかるは武田の陣所に連れて来られると、昌景に寄って切られようとしていた。すると勝頼が昌景に向かって言った。

「昌景っ、もう良いっ、御家の為に死を恐れずやった事だっその心掛けに免じてその女を解き放ってやれっ」

「はっ、お館さまっ承知しました。おいっ女っ、確かひかると申したな。そう言う事だっ何処へなりとも行くが良いっ城内に入りたくば邪魔立てせぬ」

「本当ですかっそれでは城内に入らせてください」

そこへ穴山信君が現れた。

「勝頼殿っ、いけませんなぁ、この者っ我らとの約束を違えっ、皆を騙したのですぞっ、見せしめの為に城内の者に見える様に磔にせねば示しが付きませぬっ、女とて許せませんなっ」

「信君っおぬしは女を磔にするのが好きじゃのうっ、仕方ない、ここで口論しても始まるまいっ信君っ、好きな様にせいっ」

「では、勝頼殿っ好きな様にさせて貰います」

信君は振り向くと自分の家臣に向かって指図した。

「この女の磔の用意をいたせっ、男柱で串刺しに致すっさあ急げ」


そして、ひかるは着ていた着物を脱がされ河原に引き出されたのであった。

雑兵達が長篠城対岸の目と鼻の先に磔柱を立てる穴を掘り始めた。その距離、五十間程である。城兵が鉄砲を放った。パンッパンパン、穴掘りの雑兵が慌ててその場から逃れた。

「城の者達に申すっ、彼方を見られいっ」

信君が指さした。そこには近在の百姓が二十人程縛られ連れて来られていた。女も幼い子供も中にいた。そして、震える様に城を見ていた。

「よいかっ、磔の邪魔立て致せばっこの者達の命は無いっ、分かったら、黙ってこの女の磔を見ているんだ」

「ありゃ、設楽村の五平とそのかかあじゃないかっ」

「その隣は甚吉一家だぁっ」

「彼奴らっ、なんで捕まってしまったんだっ」

城内の者達は知り合いの名を呼んでいる。

狭い領地である城内に籠る者と領民とは顔馴染みの者も多い、親戚筋の者もいる。その者達を殺すと言われては城内の者達も手出しする訳にはいかなかった。信君の考えた事であった。ひかるの磔串刺しを城内からより近い場所で行い、ひかるの苦悶の姿を見せようとしたのだ。

また、雑兵達が穴掘りを始め、暫くすると磔柱を立てる穴が完成した。
城内の者達はそれを黙って見ているしか無かった。

ひかるはその裸身を磔柱に女としては耐えがたい大の字に括られた。そして、数人がかりで柱ごと担がれるとゆっくりと先程掘られた穴に向かって運ばれて来た。ひかるはこれから自分の大の字に開かれた裸身が城の者達に晒されるのである。そして、柱がドスンと穴に落とされると磔柱が立ち上がった。16のひかるの体はもう女の体であった。慎ましいとはいえ、張りのある乳房は胸に掛けられた荒縄で痛いほど突き出されていた。腰から尻にかけた線はキリッと締まりスラリと伸びた太ももから脹脛へと繋がっている。その拡げられた股間の黒々とした翳りと絹の様に真っ白な肌の対比が大人の女の艶めかさを放っていた。

五平と甚吉が竹槍を持たされ、怯えながらひかるの磔柱の前に信君に寄って引き立てられて来た。

「ああっ、ひかる様っわたしでごぜいますっ設楽村の五平ですっ、ひかる様なんと酷いお姿にっ」

「あっ、そなたは五平ではないかっ、頼むっ私の姿を見ないでおくれっ」

「へいっ、ひかる様のお姿っ、見たら目が潰れますっおらはもう見ません」

「よいかっ、よく聞けっお前達が、今、手にしているその竹槍でこの女の女陰と尻の穴を串刺しするのだっ
分かったなっ」

「ひぇーっ、そんなっおらには出来ませんっ」

「わしもひかる様にそんなことは出来ねえだっお許しをっ」

「お前達がこの女を串刺しせぬので有ればっお前達はおろかっ彼処に捕らえおるっ女子供も含めて皆死罪にいたすぞっ」

「そっそんなっどうかお侍様っそれはお許しくださいっ」

「ああーーっ、出来ねえだっわし達を許してくださいっ」

「ええいっ何をつべこべ言っているのだっ、拙者の言うことが聞けんのかっ、あの者達が殺されても良いのかっ」

「へいっ、おらもおら達のかかあも童も皆殺してくだされっ、それでもおらあ、ひかる様を串刺しなんぞ出来ねえだ」

「わしもそうだっ、さあわし達を殺してくれっ」

「そうかっ、そんなに死にたいならっそうしてやるっ」

信君はキラリと刀を抜いた。

「ひぇーっ」

五平と甚吉は竹槍を投げ捨てるとその場に尻もちを着いた。

「信君殿っ、お止めくだされっ」

「女っ口を出すなっ」

「いえっどうかその者達を殺さないでくだされっ刀を納めてください」

そして、ひかるは磔柱から五平と甚吉を見下ろしながら

「さあっ五平に甚吉っ、この私をその竹槍で串刺しにしなさいっ私はもう覚悟が出来ていますっ、私の為にお前達とその家族が殺される訳にはいきませんっ、五平っ甚吉っ、怖がらずに私を突きなさいっいいんです」

「そんなーっひかる様っおらそんな事は出来ねえだっ、うっうっう」

「ああーーっ、わしは嫌だーっ出来ねえ」

二人の男に選択肢は無かった。家族を守るため、二人は転がっていた竹槍を握ると全裸に晒されているひかるの磔柱の前に立ち上がった。

「そうっそれで良いのよっ、私はお前達に串刺しされて本望ですっ、怖がらず私のあそこを突きなさいっ」

なんと気丈な娘であろう。竹槍での串刺しではそう簡単に死ねない事はひかるも充分知っていた。その苦痛は長く長く続き地獄の苦しみが待っている筈である。しかし、ひかるはこの者達とその家族の為にその苦しみを受ける事を望んだ。

「おいっお前達っこの女も催促してるんだっ、思い切って尻の穴を突けっ、五平とやらお前が尻の穴だっ、それからもう一人が女陰だっさっさとやれっ」

五平と甚吉は竹槍を構えながらブルブルと震えていた。

城内の者達にも事の成り行きは理解出来ていた。しかし、これから繰り広げられるであろう味方同士の耐え難い残酷な光景を思うと皆声を出せずに見ているしかなかった。

「ひかるーーっ」

突然、強右衛門が磔に架けられている娘の名を呼んだ。すると城兵達が声を発した。

「五平ーっ、やめるんだっ」

「甚吉ーっお前はそんなに命が惜しいのかっ」

「皆の者っ、五平と甚吉を責めるでないっ、あの二人はこうするしかないのだっ二人を許してやれっ」

強右衛門が血を吐く思いで城兵達に言い放った。

「さあっ突けーっ」

信君が叫んだ。

五平は震える手で竹槍の先をひかるの肛門に当てた。ひかるは空を見上げそして、目を閉じた。大きく拡げられた股間がブルブルと震えている。両手はしっかりと握り締められていた。

「さあっ五平っ突きなさいっ」

五平はその手の竹槍を強く握った。


5. ひかる 苦悶

五平は手にした竹槍を突き上げた。

「ウッウグッグググッ」

ひかるは低く呻いた。そして、一瞬磔柱に括られた裸身が逃げるように上へと動いた。ひかるの肛門から滲み出る様に赤いものが滴った。

「ひっひかるさまっ、許してくだせえーっ」

五平はひかるに許しを請いながらも、そのひかるの肛門に突き刺した竹槍を突き入れたままブルブルと震えていた。

「ウッウッ、五平っ、もっと力を込めて突きなさいっ、ウグッ」

「そうだっ五平とやらっもっと深く竹槍をケツの穴に突き入れろっ」

穴山信君が磔柱の横で叫んだ。

「五平っ止めろーーっ」

「ひかる殿を殺すなっ」

長篠城内の者達が叫んでいる。

その時、鳥居強右衛門が目をカッと見開き呻くように声を出した。

「ひかるーーっ、ひかるっ、五平っひかるを長く苦しませずに、一気に殺してやってくれーっお願いだっ

五平の持つ竹槍がなおも突き上げられ、その竹槍の先がひかるの肛門に深く含まれた。

「グッグッグアッ」

ひかるは磔柱に括られた裸身を激しく反り返し、大きく開かされた両足の足先も反り返った。

信君が五平に向かって叫ぶ。

「もっとその女の体の中に突き入れろっ、早くしろっ」

「うへぇーーーっ」

五平は目を瞑るとひかるの赤い物に染まっている竹槍を突き上げた。すると、ひかるの体内でバリッと肉の千切れる鈍い音がした。

「グアッグアアアッ、ちっ父上っああーーっ」

「ひかるーーっ、何も出来ぬこの父を許してくれーっ、ひかるーっ」

「グアーッ、父上っ、かっ必ず、戦にお勝ちくださいーっ」

「分かったっ、必ず勝ってみせるぞ、ひかるーっ、五平ーーっ早くひかるを楽にしてやってくれーっ」

五平は強右衛門の願いを耳にすると、ひかるに突き刺している竹槍を遮二無二に突き上げた。

「グギャーーーッ、グッグガアーーッ、ガアアーッ、ちっ父上ーーっ」

ひかるは磔柱の上でのたうつ様に、その括られ大の字開かせられている裸身を蠢かせ、そして獣の様に声を張り上げていた。

五平の後ろに立っていた甚吉は目の前の壮絶な光景にガタガタと震え、あろうことかその場で失禁していた。竹槍を持つ手はブルブルと小刻みに震え顔は真っ青であった。

「おいっ、そこの者っお前の番だぞっ、この女の女陰をその竹槍で突けっ」

信君が甚吉を睨みながら言った。

「あわわわっ、おらには出来ねえだっ、お許しをっ」

「まだっ、そんな事を言っているのかっ、家族がどうなってもいいのかっ、どうなんだ」

「・・・・だども」

「うっうぐーーーーっ、じっ甚吉っ、さあ五平の様にっ、グアッああーーっ、怖れず、私を突きなさいっ、はっ早く私を楽にしてっ、ガアアーッ」

「甚吉っ、ひかるさまを早く楽にしてやってくれーーっ」

五平が絞り出す様な声で甚吉に言い放った。

甚吉はフラフラっと磔柱の前に来ると、震える手で竹槍をひかるの剥き出しの女陰に持っていった。しかし、その震える手では竹槍の狙いがつかないでいた。そして、恐怖の為に甚吉は目を閉じると狙いの定まらぬまま、グイッと竹槍を突き上げた。

「グッグガアーーーーーーッ」

甚吉の突き上げた竹槍はひかるの女陰を外れ、臍の直ぐ下を突き刺した。そして、甚吉はハッと目を開くと大声を上げ竹槍をひかるの肉から引き抜くと投げ捨てその場に蹲ってしまった。

「もうこれ以上っ出来ねえーーっ」

信君はそんな甚吉を見るとサッと刀を抜き、バサリと甚吉の首を胴体から切り離してしまった。

「甚吉ーーっ」

五平が振り返り叫んだ。

「使えぬっ輩だのうっ、おいっ五平とやらっお前がこの女の女陰を突くことになったなっ」

「わしゃっわしゃっ、やりたくねえだっ」

「五平っ、この男の様になりたいかっ」

「ひっひえーーっ、そっそれは」

「ではっ、ケツの穴を突き刺している竹槍はそのままにして、そこに転がっている竹槍を拾ってっこの女の女陰を突けーーっ」

「ああーーっ、ひかるさまっ」

五平は磔柱の上で苦しんでいるひかるを見た。

「ウッグググッ、ごっ五平っ早くその竹槍を拾ってっ早く私を楽にしてっ、ガアアーッ」

五平は首の無い甚吉の側に転がっている竹槍を拾い上げ、大の字に拡げられたひかるの裸身を見つめた。


6. ひかるの死

「五平ーーーっ、はっ早く、ひかるを楽にしてやってくれーーっ、殺してやってくれーっお願いだっ、もうそれが出来るのは、五平っお前だけだ」

鳥居強右衛門が悲痛な叫びを長篠城内から五平に発していた。

竹槍をひかるに向けながら、五平はじっと固まり動かずにいる。

「ひかる殿っ、許してくだせえっうっっうーっ、おらを恨まんでくだせえーっ」

ひかるは磔柱に括られた裸身を小刻みに震わせながら、五平を見下ろし竹槍の突き上げを催促する様に頭を何度も縦に振り頷いている。

「おっお願いっ、グッグアッ、こっ殺してっ、ううううーーっ」

ひかるの拡げられている剥き出しの女陰がヒクヒクと震え、股間が幾分突き出された様に五平には感じられた。

「ひかる殿ーーーっ」

そう五平は叫ぶと竹槍を突き出された女陰に向かって力を込めてグサッと突き上げた。

「ウグッ、ぐっグガアーーーッ」

ひかるの括られている裸身が大きく仰け反った。涙に溢れたその眼は城内の父、強右衛門を見つめていた。

(父上っさらばですっ、お達者でっ、ああーーっ父上っ)

竹槍がなおも深々と突き刺され、ひかるの女陰からはドクドクと赤いものが噴き出し、竹槍を伝い五平の手を真っ赤に染めた。

「グッグエッ、グガアーッ、ごっ五平、もっと強くっ、つっ突いて、ガッガアアーッ」

五平は渾身の力を入れ竹槍をひかるの体内に突き入れた。竹槍の先がひかるの女陰の奥の肉壁を突き破る鈍い音が聞こえた。

「グッグガガガアアアーーーッ」

ひかるは最後の断末魔の叫び声を上げ、ガクッガクッガクッと体全体を痙攣させると、ダラリとその裸身が力無く落ち、括られた縄に体を預けて動かなくなった。

「うわあーっ、ひかるっ、この父を許してくれーーっ」

強右衛門は悲痛の叫びを上げるとその場に倒れこんだ。

ひかるは奥平家のため、そして主家の徳川のためにその若い命を磔柱の上で散らした。

信君の所に武田の武者が走り込んで来た。

「信君さまっ、物見の知らせで織田徳川の軍勢がもう長篠から五里の所まで迫っているとの事、急ぎ軍議を開くゆえ、早々に本陣までお戻りくださいっ」

「直ぐに参上いたすと、勝頼殿にお伝えくださいっ」

そして、信君はその場で放心している五平の方に振り向き。

「五平とやらっ、よくぞこの女を串刺しにしたなっ褒美を取らせるっ、この後拙者の陣屋まで取りに来い」

「いやっ、おらそんなもんは、要らねえだっ、それよりわしのおっかあもわらし達も助けて貰えるんでっ」

「なんと欲のない奴よっ、お前の妻子達を連れて、ここから立ち去るが良いっ、この死んだ男の妻子も一緒に連れて行け」

五平は血に塗れた姿で妻子の元に駆け寄ると急ぎこの場を立ち去っていった。

信君は磔柱の上で無残な姿で晒されているひかるをチラリと見るとニヤリとしてその場を立ち去った。

長篠城の対岸の河原には、磔柱の上に素っ裸で大の字に括られ、その開かされた股間の二つの穴に竹槍を呑み込んだまま、壮絶に息絶えたひかるが一人無残に晒されていた。城外はまだ、武田の勢力下であり、城の者達はひかるの遺骸を守り戻し様にも、それは出来なかった。ひかるが磔柱から下ろされたのは、それからまだ幾日も掛かったのである。

天正3年、5月21日、織田徳川連合軍は設楽ヶ原で武田の騎馬軍団を破ったのである。勝頼は信玄公以来の幾多の優秀な武将を失い、甲斐へ向けて敗走した。その戦で信君は戦に参戦せず武田の旗色が悪くなると、我先にと軍勢を引いて逃げたのであった。武田家、滅亡のおり、真っ先に武田を裏切ったのも信君であった。そして、本能寺の変の後、信君は上方で謎の死を遂げている。

戦の後、ひかるはやっと磔柱から下ろされ、丁重に埋葬された。ひかるの死に顔は安らかで微笑みを浮かべている様に見えたと伝えられている。鳥居強右衛門はこの戦の後、城を去り自害したとも出家したとも言われでいるがその消息は誰にも分からなかった。噂では本能寺の変のおりに上方で強右衛門を見たと言う話が伝えられている。

  1. 2018/08/09(木) 13:16:00|
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元禄仕置淫景

1. お文の磔

お仙はその日、奉公先の着物問屋の使いで用を済ませ、路地道を店に帰るため急いでいた。ふとっ見ると大通りに人だかりがあり、何だろうと思いその人だかりのある大通りに出て来てみた。

「あっ、これはっ」

お仙の目に飛び込んで来たのは、町役人の一行と裸馬に乗せられた女であった。

「この行列はお仕置場に向かう一行だわっ、するとあの馬の上にいる女性がお仕置きに掛けられるのかしらっ、綺麗な女性なのに可哀想っ」

その女は白い囚衣を着せられているものの、囚衣は乳房が剥き出すまで下ろされ、後ろ手に縛られそして剥き出しの乳房も襷掛けにキッチリと縛られ、その豊かな膨らみがぷっくりと強調されていた。女の哀しそうな表情と合間って辺りに艶かしさを振りまいていた。

「それにしても何て美しく艶かしい姿なんでしょ」

お仙はその馬の上に乗せられ引き回しされている女を見て思った。

裸馬が歩む度に女の真っ直ぐ伸びた剥き出しの足も艶かしくブラブラと揺れていた。その女の着せられている囚衣は丈が短く太ももから下が丸出しになっており、裸足の足が時折ピクピクと蠢く姿が寄り女を艶かしくしていた。

お仙の目の前まで裸馬がやって来た。すると女はお仙を何故かジッとお仙を見つめていた。その表情はお仙に何か訴える様な表情をしていた。お仙は女の瞳に引かれる様に女と視線を合わせた。すると、女はハッとしてお仙との視線を外し顔を項垂れて、その瞳からポロッと涙を流した様であった。

(ああーっ、可哀想っ、これからこの女の人はどんな目に合うのだろうっ、最後まで見届けたい。いえっ見届けてあげなければ)

お仙はなんとも言えない不思議な感覚に襲われた。、

その女は剥き出しの乳房をプルンプルンと馬の動きに合わせて揺らしながら、お仙の前を行き過ぎた。縛られている両手をキツく握り締めているのがお仙から見えた。

お仙は使いの帰りだった事も忘れ、その女に導かれる様に、その引き回しの一行の後を追っていた。

町の大通りを抜けると小さな川に橋がかかっている。その橋の上から仕置場が見えてくる。女の跨る裸馬が橋の真ん中にかかったその時、女のか細い喘ぎ声が聞こえ、そして突然、ボタボタッと馬の腹から少し黄色みかかった物が垂れて来た。

「おおーっ、やっぱりここでこの女も小便をしやがったぜ」

引き回しを取り巻く観衆の中の男が大きな声を発した。

「成る程っ、ここは小便橋だからなっ、ここから仕置場が見えて来るからなっどんな罪人もここで怖くなって小便をするものさっ」

その男の隣の初老の男が皆に聞こえる様に話していた。

(そうだっの、昔からこの橋を小便橋って呼んでいて、何故だか知らなかったけど、そんな訳があるのねっ、でも悲しい名前だ事っ)

馬の上で不覚にも、その女も仕置場が見えて来た恐怖にこの橋の上で失禁をしてしまったのである。

その失禁は暫く続いた。女の股間から滴ったそれは馬の背を伝い腹から垂れ落ちると橋の板を黒く染めていた。女は縛られた体を震わせ低い声で嗚咽しながら涙を流している。

(こんな大勢の見守る中でオシッコをしてしまなんて、どんなに恥ずかしい事でしょう、可哀想っ)

お仙は思った。そして、もし自分だったらと考えると・・・・・でも、何故かお仙は体の芯がジーンとするのを感じた。

(何っ、この気持ちは変だわっ)

引き回しの一行は女の失禁に構わず、その歩みを仕置場へと進めて行く。

お仙は何か不思議な力に導かれる様に、引き回しの一行を追った。

そして、何故あの女がこの様な目に合っているのか、知りたくなった。そして、隣にいる男に聞いて見た。

「あのーっ、そのーっ、あの女の人は何の罪でこんな目に合ってるのですかっ知っていますかっ」

「ああっ、お文の事かい、まあ酷い話さっ、何でも妹がお犬様に襲われてなっ、それをお文は助ける為に三匹のお犬様を殺しちまったのさっ、生類憐みの令ってのはお前さんも知ってるよなっ、お犬様を殺っちゃぁ死罪になるのさっ、しかしお文も可哀想になぁ」

「そんなっ、お文さんが可哀想っ」

「おっとっ、あまり大きな声で話さない様になっ、役人に聞かれたら、こっちだってどんな目に合わされるかっ、嫌な世の中だっ」

それから暫くして、引き回しの一行は仕置場へと入って行った。お仙も一行の後を追うと、仕置場の周りに組まれた竹矢来に来るとお仙は竹に手を掛けそこにしがみついた。周りには大勢の人々がお文の仕置を見ようと群がって来ていた。お仙は仕置を見るのが始めてであったが、厳格で規律正しい中にある、何故か淫靡で艶かしい雰囲気を感じていた。
それは、これから仕置を受けるお文と云う女が、美しいからなのであろうか。それとも、こんな場の女を美しいと感じる自分が少し変わっているのかも知れない、どちらにせよ、お仙は怪しい不思議な雰囲気を感じていた。

お文は裸馬から引きずられ様に下ろされると、偶然にもお仙がいる竹矢来の目の前の先に立たされた。その左奥には神妙な趣きで床几に腰掛ける偉そうな三人の役人がいた。

その真ん中に座る奉行らしき男がおもむろに立ち上がると指示をした。

「よしっ柱に架けろっ」

お文を縛っていた縄が切られ、縄の束がドサッと足元に落ちた。お文は自由になった手で胸まで下げられていた囚衣を肩に掛けようとした。すると一人の役人がお文の手を掴み。

「着物を肩に掛け直すのはやめよっ、そのままにしておれっ、それから裾も捲らせて貰うぞっ」

「それは許してください」

「決まりでなっ、口答えいたすなっ」

すると、奉行が

「なんでも、その女っ、引き回しの途中で小便をたれっ、着物の裾がビショビショに濡れているとのことっ、濡れた着物のままでは仕置は出来ぬで、替えの着物も無い事だし、面倒だから素っ裸にしてしまえっ」

「そうですねっ、どのみち着物を着て居ようと乳房も股間も晒すことになるので素っ裸の様なものですからねえっ、承知しました、その様にいたします」

お文は二人の会話を聞いていたが、自分が裸にされると聴き、顔を真っ赤にしてその場にうずくまってしまった。しかし、役人はお文を引き起こすと囚衣を脱がせにかかった。

「ああーっ、それは、それだけはお許しくださいっ、嫌ーっ」

だが、お文の願いも虚しくお文は囚衣を体から剥ぎ取られ、その真っ白な肌を人々の前に晒すことになってしまった。

「あっ、裸にされてしまったっ可哀想っ」

お仙は思った。

するとお文は、奥に寝かせてある白木で出来た柱の方に引かれて行った。そして、抵抗するお文を抑えつける様にして役人達は柱の上にお文を寝かせ、両手、両足を柱に縛りつけている様にお仙には見えた。

「何をしているのかしらっ」

隣に居た男がお仙に話かけてきた、

「お嬢さんは磔を見たことが無いのかなっ」

「ええ、仕置を見るのも始めてなんです。あのお文さんと言う方は死罪とは先程聞きましたが、打ち首か何かと思っていました。磔っですか」

「ああっ、それも今回はどうやら素っ裸で大の字に体を括られて、股間に槍を突き刺されて処刑される事になるなっ、お嬢さん、これからとても残酷な事が始まるから、もう見ない方が良いよっ」

「そうですかっ」

お仙はその男の言葉を聞くと、もう帰ったら方がいいかも知れないとも思ったが、あの綺麗なお文がこれからどんな目に合うのか見届けたいという思いが強く、その場に残ってこれから始まる処刑を見ることにした。

お文の磔柱が人々の方に向かって立ち上がった。

お仙はドキリとして、そのお文の磔柱に架けられた裸身を見た。

それは、素っ裸の体を隠す事も許されず、両手両足を大の字に開いた、女として耐えることなど出来る筈の無い姿で仕置場の中央にお文は晒されていた。裸身はブルブルと震え、股の少し多めのお文の翳りは風に吹かれサワサワと揺れていた。そして、顔をうな垂れお文は究極の羞恥に泣いていた。

(なんて、淫らで残酷な、それでいて美しく艶かしい姿なのだろう)

お仙は始めて見る大の字磔の光景に胸を締めつけられながらも、怪しくふしだらな感情が湧き上がって来ているのを感じていた。そして、自分の女の印が微かにしっとりとして来ているのが分かった。

(どうしたのかしらっ、お文さんを見ていると、嫌らしい気持ちになって来た、どうしよう)

お仙は身動ぎもせず、ジッとお文の磔姿を見ていた。手には汗が滲んできていた。そんな、お仙の姿を観察する様に一人の女がお仙を見ていたが、お仙はそんな事には目の前の出来事に夢中で気付かずにいた。

奉行らしき男が何やらお文の罪状を言っているのが聞こえたが、お仙は磔に架けられたお文の姿を見る事に夢中で聞いていなかった。

「始めいっ」

お文の剥き出しの乳房の前でキラリと光る槍が交差した。

「ああーっ、やめてっ」

お文の叫び声が仕置場にこだました。

一本の槍がお文の股間の奥に突き刺さったのが見えた。お仙はハッとして一瞬目を瞑った。

「ウギャーーーッ、助けてーっ」

お文の叫び声に、お仙は目を見開いた。槍の先が股間の奥に深々と呑み込まれていた。そして、ドロッと赤い物がお仙の股間から滴って来た。その槍は尚も体の奥へ奥へと突き上げられている。お文は槍から逃げようと体を捻じり、両手両足に力を入れ上へ上へともがいている。

「グギャーーッ、ガアアーッアグアグッ、死にたくないーーっ」

お文はブルブルと痙攣しながら、叫び声を張り上げている。お仙もその光景に体が固まり小刻みに震えていた。

(お尻の穴にっなんてっ酷いことをされてるの)

隣の男が解説する様にお仙に話かけた。

「お嬢さんっ、ケツの穴に槍を突き刺されても、なかなか死ねんものなんだよっ、暫くはもがき苦しみ抜いて呻き声を上げているだけさっ、そのうち、あの女も早く殺してくれと頼む様になるから、見ててご覧っ」

「なんてっ、残酷なんでしょ」

「しかし、お嬢さんも良く見ていられるねえっ、槍が突き刺されて血が噴き出て来た辺りで、見てられず大抵の者が帰って行くんだけどねっ、お嬢さんは変わってるねえ」

「・・・・・」

「ウググググギャーーッ、やっやめてっ、お願いーっ」

お文の尻に突き刺さる槍の柄が半分程見えなくなるまで、槍は体の中へと呑み込まれている。お文の叫び声も少し力無く成って来ていた。苦悶に震えるその裸身もピクピクと小刻みに震える様になっている。

(あんなに苦しんでいるのに、お文さんはまだ死ねないでいるのねっ、なんてっ仕置なんでしょうっ可哀想)

ふと隣の男の股間に目をやると、その男の股間がぷっくりと膨らんでいるのが見えた。

(あっ、この人はお文さんの仕置を見ながら興奮しているのね)

だが、お仙も自分の女の印が暫く前からビッショリと濡れているのが分かっていた。

(お文さんっ御免なさい、あなたの姿を見ていたら、こんな風になってしまったの)

同じ女であるお文の素っ裸での大の字の磔姿、そして、恥ずかしい尻の穴に槍を深々と突き刺され苦悶している姿。その壮絶で淫残な光景を見ながら、お文に申し訳無いとは思いながらもお仙は感じている。

奉行がサッと何かの合図の様に手を挙げた。すると、尻の穴に突き刺さっている槍はそのままに今度はお文の剥き出しの前の割れ目に槍が突き刺された。

「グェーーッ、グギャーーッ、ガアアーッ、アアガアーッ」

ぐったりうな垂れていたお文は、再び、壮絶な叫び声を上げた。そして、どこにそんな力が残っていたのかと思える程に磔柱に括られた裸身を激しく悶えさせ、体全体を反り返した。

(そんなっ、女の大切な前の穴に、やっ槍が突き刺された)

お仙は咄嗟に自分のその女の大切な部分を手で押さえていた。膝もガクガクと震えている。

お文の割れ目に突き刺された槍は、グイッとまた、割れ目の穴の奥へと呑み込まされていく。

「グゲーーッ、グガアーーッ、だっ駄目ーーっ、ガアアーッ」

お文はどんな残酷な串刺しにも、逃げる事も出来ずにその残虐な苦痛に、素っ裸の体を磔柱に括られ拡げられたまま耐えるしかなかった。

「お奉行っ、そろそろ宜しいのではっ」

役人がお文の苦悶の姿に見ていられず、奉行に尋ねた。

「いやっ、まだまだ、もう少し見せしめの為、苦しませろっ、後、何度か突き刺しをするんだ」

(ああーっ、お文さんをもうこれ以上苦しめないで)

お文の割れ目に突き刺されている槍がヌルッと抜かれた、すると割れ目からドバッと赤い物が噴き出て来て柱の前を真っ赤に染めた。

グサッグサッと槍が絶え間無く突いては抜くを繰り返しされている。槍が突き刺される度にお文は獣の様な叫び声を上げていた。お文の裸身は力無く柱からズリ落ちて来ていた。

「ウグググッ、グエッ、もうっもう、こっ殺してっ、ウッウッ」

「お奉行っ、もうそろそろっ」

「よしっ良いだろうっ」

奉行がサッと手を挙げた。

お文の尻の穴に突き刺されていた槍が抜かれた。ドバッと赤い物が噴き出して来た。お文は体の中に呑み込まされていた槍を抜かれる苦痛に、また絶叫した。

二本の槍が無防備のお文の脇腹に構えられた。お文は静かにその光景を眺めていた。そして、観念した様に目を閉じた。

「突けっ」

グサリと槍が脇腹から肩口に向って突き上げられた。一瞬、お文は大きく反り返った、すると肩から槍の先が飛び出て来た。

「ウッウッウッギャーーーーッ」

それがお文の断末魔の叫びであったのか、その叫び声を上げるとお文は縛られた裸身を縄に預けガクッと力を失い頭をうな垂れた。槍はお文の体から抜かれるとまた突き上げられ、そしてまた抜かれ突き上げられた。お文の裸身はもう槍の動きに任せ、ブルンブルンと揺れているだけであった。

お文はやっと苦痛から開放されたようであった。その大の字の裸身は赤い物で全身が染まっている様であった。

(ああーっ、可哀想なお文さんっ、さぞや、恥ずかしくて、痛くて苦しかったでしょう、そして無念な事でしょうね。ただ犬を殺しただけなのに)

お仙は涙を流しながら思っていた。



仕置が終わってもお文の無残な磔姿は晒されていた。人々はだんだんと去り、いつしかその仕置場に残っているのはお仙ぐらいになっていた。

「ちょいと、お嬢ちゃん、少しお話してもよござんすかっ」

あのお仙を観察していた女が話掛けて来た。


2. 怪しい蔵

お仙は通い奉公先の着物問屋大和屋の番頭の佐吉からこっぴどく叱られていた。

「まったくお前は使いの帰りに何処をほっつき歩いて居たんだいっ、用を済ませたらサッサと帰って来るんだよ」

「すみませんっ」

「まったく使いもまともに出来ないのかいっ、そんな事じゃ暇を出すよっ、まったく」

「・・・・・」


その夜、お仙はお文が磔で仕置された仕置場でお菊と言う女性から声を掛けられた事を思い出していた。

「お嬢さんはどちらかで奉公してなさると推察いたしますがっ、お給金に不満はありやせんかっ」

「そんなっ、いきなりその様な事を言われましても、困ります」

「いやねっ、ちょっとした儲け話がありましてねっ、宜しければ話を聞いて貰えませんか」

「あのーっ、今は使いの帰りで急いでますからっ失礼します」

「いい話なんですよっ、興味がありやしたら、明日の晩に錦町の米問屋越後屋に尋ねて来てみてくださいなっ、待ってますから」


お仙は実はお金が入り用であった。

「ゴホッゴホッ、お仙やっまだ寝ないのかい、ゴホッゴホッ」

「あっ、おっかさん、起きて来たら身体に毒ですよっ、さあ寝て寝て」

お仙の母、お美代は胸を患って何年も寝たきりであった。本来は住み込み奉公が当たり前なのだが、母が病と言う事もあって、お仙は特別に通い奉公で大和屋に働かせて貰っていた。そして、お金さえあれば、ちゃんとした医者に診て貰えれ病も直ぐに治る筈だと思っていた。だけどお仙にはそんなお金など無かった、と言うか食べて行くのさえやっとの毎日であった。

「お金さえあれば、おっかさんも直ぐに治るのにっ」

お仙は次の日の晩、お菊に言われた越後屋の前に来ていた。すると、そこは看板は下がっていたがもう既に商いはやっている様には思えない、なんとも寂れて不気味な感じのする商家であった。

店の中に意を決して入ると、昨日のお菊が待っていた。

「あらっ、お嬢さん、やっぱり来たのねっ」

「ええっ、昨日は使いで急いでいたのでっ失礼させていただきましたがっ、、、、実は私、お金が入り用なんですっだからお話を聞かせてください」

「そうなのっ、それならなんとか助ける事が出来ますよ」

「本当ですかっ、私っどんな事でもいたしますっお話を聞かせてください」

「分かったわっ、じゃあ見せたいものが有るので着いて来て」

お菊はそう言い放つと少しキツい顔に変わり、スタスタと店の奥に歩き出した。お仙もその後に付いて歩き出した。

「ところで、お嬢さんっお名前は」

「はいっ、お仙と言いますっ」

「お仙ちゃんはっ、昨日のお仕置きを食い入る様に見ていたけどっ怖く無かったの」

「それはっ、、、怖かったですが」

「でもっ、怖いと言うよりっなんだか上気して興奮している様に見えたわよっ何故かしらねぇ」

お仙はハッとした、確かにお仙はお文の壮絶な磔串刺しを見ながら淫らな願望に包まれていた。その事をこのお菊に見透かされてしまったのではないかと、焦った。

「・・・・・」

「良いのよっ、恥ずかしがらなくてもっ、あんな嫌らしい仕置を見れば、誰だって変な気持ちになるものだから」

「そうなのですかっ、私、あのお文さんて女の人を見ていたら、確かに変な気持ちになってたのかもしれませんっ、あっ嫌っなんて事を言ってるのかしら私」

お菊は裏庭に出ると、大きな蔵の前で止まった。

「この蔵の中に見せたいものがあるのよ」

「・・・・・」

ギギギギッギィー、蔵の扉が少し開いた。


「ああーっ、いいっいいーっ」

お仙はハッとした、蔵の奥から艶かしい女の声が聞こえて来た。蔵の奥の方がボワーっと明るく照らされている。そして、真っ白なものが見えた。

「さぁっお仙ちゃん、中に入って、扉を直ぐに閉めるわよ」

「でもっ何だか見てはいけない事がおきてる気がっ」

「静かにっ、黙っていて」

お仙はお菊に半ば強制的に蔵の中に連れ込まれ、扉がバタンと閉められた。お仙のいる場所は真っ暗であった、しかし、奥の照らされている場所で行なわれて光景にお仙は心臓が止まる程の衝撃を受けていた。それは昨日お仙が仕置場で見た光景と同じ光景が繰り広げられていた。それは、一人の女が磔柱に素っ裸で大の字に括られ、大きく拡げられた女の大事な部分に槍を突き刺され、悶えていた。

「ああーっ、いいーっ、もっと突き刺してーっもっとーっ」

しかし、昨日の仕置場の光景と違うのは聞こえて来る声が艶かしく甘い声で有った。

「これはっ」

「そうっこれがちょっとした儲け話なのよっ、と言うかお金になる仕事なんですよ」


3. お仙の初仕事

お仙が米問屋越後屋のお菊の元を訪ねてから一ヶ月程が経っていた。お仙はもう既に着物問屋大和屋の通い奉公を辞めていた。大和屋を辞める時に散々番頭の佐吉から嫌味を言われだが、お仙は寝たきりの母お美代の為にお金を稼いでなんとしてでも病を治そうと思った。そして、お菊の勧める卑猥な仕事をやる事にしたのであった。しかし、お金だけのためでは無く、お仙は心の奥に閉じ込めていた被虐の炎をお文の磔串刺しの仕置きを見た事に寄って火を点けられてしまったのであった。そして、お菊に見せられた蔵の淫靡な光景がその淫らなお仙の心を後押ししてしまった。そして、都合の良い事にそれはお金の為にという自分に対しての言い訳にもなったのである。これからの日々はお菊から呼び出しが有れ
ば、いつでもあの越後屋の蔵に行って淫らな痴態を晒す事になるのである。それがお仙の新しい仕事であった。

ドンドンドンッ、お仙の住まいの戸が叩かれた。それは長屋の人達が夕食の支度に忙しい時刻であった。戸を叩く音に驚きながらも、お仙にはその音が何であるか分かっていた。
そして、急いで戸を開けた。そこにはお菊の使いの辰吉と呼ばれる男が立っていた。

「はいっ」

「お仙っ、半刻後に来てくれっ」

お仙はみるみる真っ赤になった顔を俯き加減にして小声で応えた。

「分かりましたっ」

「お仙っ刻限に遅れるなっ」

辰吉はサッと居なくなった。来るべき日がやって来たとお仙は思った。決心していたとはいえ、初めての仕事である。脳裏に磔で大の字に晒された全裸のお文そして蔵の中の光景が浮かんで来た。少し膝が震えていた。

「お仙っ誰だいっ」

母が奥から声を掛けた。

「ああっおっかさんっ、何でもないのっ」

「そうかいっ、それなら良いけど」

「それからっ食事は作っときますから今日は一人で食べてっ」

「これから出かけるのかい」

「ええ、ちょっと出かけますっ、多分遅くなるから先に寝ててっ」

「夜は物騒だから気をつけるんだよ、お仙」

お仙は越後屋の一室にお菊と二人でいた。辺りは静まり返って人の気配がしなかった。

「さあっお仙っ、その着物を脱いで腰巻一枚になるんだよ」

「ああーっ、恥ずかしいっ」

「何言ってるんだいっ腰巻一枚になるくらいでっ、あんたはこの後っ殿方に素っ裸にされて、色んな所をおもちゃにされるんだよっそのくらいで恥ずかしがっていてはっ勤まらないよっ、さあグスグス言わずに脱いだ脱いだっそして、縛るから両手を後ろに回すんだよっ」

「お菊さんっ怖いわ」

「誰でも始めはそうさっ、でもお仙っ、あんたにはその毛があるんだから充分勤まるさっ、せいぜい良い声を出して殿方を喜ばせてあげるんだよ」

部屋を出て庭に下りると外は真っ暗になっていた。お仙は後ろ手に縛られた姿でお菊に付いて蔵に入った。

お菊は蔵の壁にある蝋燭に一本一本火を灯していった。壁に設置されている蝋燭全てが怪しい明かりを灯すと蔵の中がボワーッと明るくなった。

「さあ、お仙っこっちに来てここに座るんだよっ」

「はいっ」

お仙は蔵の真ん中に背筋を伸ばし足を綺麗に揃えて正座した。

蔵の片隅には辰吉がひっそりと控えていた。正面には磔柱が蝋燭の怪しい明かりに照らされて、次の生贄を待つように壁に立てかけられていた。その磔柱は何人の女が架けられたのかは分からないが、随分と使われていたのか黒光りしたおり、これまでの女達の淫靡な体液をこびり付かせている様であった。

蔵の隅には責め道具が整理されて並べてあった。

覚悟していたとはいえ、お仙はその蔵の中の怪しい雰囲気に胸の鼓動が高まり怖さと共に、不思議な期待感とも取れる感覚を感じていた。

「いいかいっ、殺されるわけじゃないんだからっ殿方のしたい事に身を任せていればいなさいっ、決して抗っちゃいけないよっ」

「分かっておりますっお菊さんっ、それで今夜の相手はどんな方なんですかっ」

「おやっ気になるかいっ」

「はいっ」

「あまり素性は言えないけどっ、今夜はさる大身のお旗本さまだよ」

「そうですかっ」

「そろそろ、お出ましだねえっちょいと玄関まで私は迎えに行ってくるからっ、そのままの姿勢でじっとしてるんだよ、それから辰吉は殿方の手伝いで此処にいるからね、そのつもりで」

その旗本がお菊に連れられ蔵の中に入った来た。

「女将っこのおなごが新しくやって来たおなごかっ」

「はいっ、そうです。あっちの方の素質も充分ですから、今晩はいつも以上にお愉しみ出来ると思います」

その男はお仙の顔を覗き込んだ。

「おおーっ、なかなかの美形ではないかっ気に入ったぞ、うんうんっこれは愉しみだなっ」

「それではごゆっくりっ」

お菊はそう言い放つとそそくさと蔵を出て行った。

男は後ろ手に縛られ正座して座るお仙の前に屈み込むと、縛られてぷっくりと突き出た乳房を両手で鷲掴みした。お仙は一瞬、ウッと呻いた。

「女っ、名はなんと言うっ」

「はいっ、お仙と申します」

「お仙かっ、お前の肌は透き通る様に白く滑らかだなっ、縄の跡が映えるであろうな」

「縛られるのは好きかっ」

「はいっ、嫌いではありません」

「そうかそうかっうんうんっ」

男は突然乳房の先に佇む乳首に口を付けて来た。今度はアッとお仙は声を上げた。

「感度も良さそうだのう、果てにはどんな声を出すのかっ愉しみだ」

すると男は今度は、お仙の腰巻の中に手を突っ込み股間の翳りを触って来た。イヤッとお仙はつい声を出してしまった。

「可愛い顔に似合わず、ここの毛はたんとあるなっ」

「ああーっ、申し訳ありません」

「何も謝ることは無いっ、毛の濃い女は嫌いではないからな、ヒッヒッ」

男はそれからお仙の乳首を指で弄び、そして口に含んで転がしたりと、お仙の反応を見るかの様に愉しんでいた。

「あっあっああーっ、あうっいいっ」

お仙は敏感な部分への男の愛撫に喘ぎ声を出し始めていた。

男が乳首を咥えながらお仙に尋ねた。

「磔されるのは好きかっ」

「そんな恥ずかしい事っ聞かないでくださいっ、嫌いでしたらここには居ませんっ」

男はそのお仙の答えを聞くとにやりとした。

「後でそこの磔柱に素っ裸で括り付けてやるからなっ愉しみにしてろよっ」

「はいっ、お願いいたします」

「大の字の格好にしてやるぞ」

「お好きな様にしてください」

「よしっお仙っ立てっ、腰巻の中を見せて貰おうかっ」

これからお仙にとって初めての淫らな夜が始まろうとしていた。


4. 磔柱とお仙

越後屋の蔵の中では歓喜の喘ぎ声が響き渡っている。暗い蔵の奥で蝋燭の灯りに照らされている一角にお仙の姿があった。その姿は素っ裸に剥かれ、透けるような真っ白な裸身を、壁の前に立てられた磔柱に、大の字に開かれた姿で括られていた。
大きく拡げた両腕は手首、肘、そして腕の付け根を荒縄が腕の肉に食い込む程キツく横木に縛られ、張りがあり形の良い乳房は上下を荒縄で乳房がくびれる程に縛られ、そして臍の上も荒縄で柱に縛られ、お仙は上体を全く身動き出来ないように磔柱に括られていた。そして、そのスラリとした両脚は扇を開く様にぱっくりと股の中心から拡げられ、女の証しの穴と不浄の穴を丸出しに晒していた。脚の付け根にある黒々とした翳りと真っ白な肌の対比が、女の艶めかさを強調していた。

男は淫具が先に付いた槍が持っていた。既にお仙はその槍で何度も果てさせられていた。槍の先の淫具はお仙が割れ目から吐き出した蜜でドロドロに塗され蝋燭の灯りを受け鈍く光っていた。

「さてっお仙っ、今一度、いい声を出して貰うかなっ」

「旗本さまっ、もうお許しくださいっ、もうっもうアソコが壊れそうです」

「何を言うかっ、お前の女の証しは突けば突く程、汁が溢れてくるぞっ、まったく底無しの泉では無いかっ」

男はどこまでも女を責めるのが好きなようである。

「もう一合戦するぞっ」

ギラギラした目で磔柱に括られたお仙の裸身を見上げると、ズボッと淫具をお仙の割れ目に含ませた。

「あっああーーっ、そんなっもう駄目ですっ、ううん、いいーーっ」

淫具がお仙の割れ目な深く呑み込まされていく。そして、お仙の官能を押し上げようと動き始めた。

ビチャグチャッ、ビチャビチャッ

お仙の股間から、また嫌らしい音が蔵の中に響き渡った。そして、淫具の動きに合わせて、お仙も歓喜の喘ぎ声を発している。

「このまま逝かせるのも芸が無いのうっ、辰吉っ拙者が突き刺しているこの女の割れ目の周りを少し蝋燭の炎で炙ってみろっ」

旗本の男は部屋の隅に控えている辰吉に残酷な指図をした。淫具に嬲られて歓喜の声を上げているお仙は旗本の男の声に気付いていなかった。

「へいっ、わかりやした」

辰吉は蝋燭に炎を灯すと磔柱の前にやって来て蝋燭を構えた。

男が淫具をお仙の蜜に塗れた割れ目に深々と突き刺した。そして

「よしっ今だっ、炎でこの女の翳りを炙ってみろっ」

蝋燭の炎がお仙の翳りに当てられた。

お仙は淫具の深々とした突き上げに快楽の果てにいく瞬間であった。下半身がブルブルと震え、今まさに快楽を貪ろうとした、その時。淫具を咥えていた割れ目の周りに激しい熱さを感じた。

「ああーーっ、あっあっグアーーッ
あっ熱いーーっ、何っ」

と同時に毛が焼かれた独特の匂いがして来た。

「やっやめてーっ、そんなとこを焼かないでっ酷いっ、ああーっ熱い」

ズボッと淫具が勢い良く抜かれた。

「ああーーっ、いいーーっ」

そして、また淫具がお仙の割れ目深く突き入れられた。

「うぐーーーーっ、もっとーっ、いいーーっ」

するとまた割れ目の周りに蝋燭の炎が当てられた。

「がああーっ、あっ熱いーーっ、やめてーーっ」

淫具の抜き差しと炎の炙りが何度と無く繰り返され、お仙は快楽と苦痛を絶え間なく味わされ、気が狂わんばかりに追い上げられていった。

「おいっ、辰吉っ今度は割れ目の上にある敏感な豆を炎で炙ってみろっ」

お仙は旗本の男の悪魔の囁きをはっきりと聞いた。

「だっ駄目ーーっ、そんなことやめてーーっ、お願いしますっ」

男の手に持たれた槍の先の淫具がお仙の子宮口に届く程深々と突き刺された。

「あがーーっ、いっいいーーっ」

その瞬間、辰吉の持つ蝋燭の炎がお仙の割れ目の上部を炙った。

「ぎゃーーーっ、があああーっ、だっ駄目ーーっ」

磔柱にきっちりと括られていたお仙の体が反り返り、柱をガタガタと揺すった。

「あがーーっ、、でっ出ちゃうっ、ああーーっ、みっ見ないで」

お仙は一際大きく叫ぶと一瞬ぴたっと体の動きが止まった。

シャーーーーッ、ジョジョジョッシャーーーッなんとお仙は敏感な女の豆を炎で炙られ、余りの熱さのため、不覚にも男達に向けて失禁してしまったのである。

「お願いっ見ないでっ」

突然の女の放尿に旗本の男は逃げる事が出来ず、頭からお仙の小便を被ってしまった。しかし、女の小便を被っても男は怒りもせず残忍な目付きでお仙の放尿の出処を眺めていた。

「お仙っ、感極まって、小便まで出したのかっそんなに串刺しと蝋燭の炎の責めが良かったのかっ」

「ああーーっ、申し訳ございませんっ、私のものでお顔を汚してしまってっ、あっああっお許しください」

そうお仙は言いながらも、まだチョロチョロと放尿をしていた。


その晩遅く、お仙は長屋に帰って来た。病気の母はぐっすりと寝ているようであった。

(なんてっ恥ずかしく辛い仕事なの、でもおっかさんの病気を治すためには、これからも続けなくては)


それからお仙の淫らな仕事は三日に一度くらいの間隔で行われた。

初めて、蔵の中で磔になってから半年程が過ぎようとしていた。また、今日も辰吉がお仙を呼びに来た。


5. 羞恥の排泄

その日もお仙は丸裸にされ、この半年ばかりお仙の汗と歓喜の末に垂れ流した淫汁に塗れた、キの字の磔柱に大の字に括られていた。

既に、お仙の尻の穴は槍の先に付いた淫具が呑み込まされ、ふっくらと菊の皺が柔らかくなるまで、その淫具の抜き差しをされていた。この頃になるとお仙は尻の穴の串刺しにも淫らに反応して、割れ目の中をしとどに濡らす様になっていた。しかも、お仙の体内には浣腸も施され恥ずかしい爆発も時間の問題であった。

「あっああっああーっ、いいっ、
ああーーっ、お腹がっ」

お仙は括られた裸身を突っ張り、もどかしそうに手足を蠢かし、歓喜と苦悶の声を張り上げていた。

大棚の旦那風の男は、その尻の穴に呑み込ませていた淫具付きの槍を、部屋の隅に控えていた辰吉に持たせると、壁に立てかけてあった新たな淫具付きの槍を持ち、その槍の先の淫具を、お仙に見せつける様に顔の前に突き出した。

「あっ、そっそれは、無理です」

お仙はその淫具の太さに当惑し、頭を左右に振った。

「何を遠慮しているっ、もうあんたのあそこは、このぶっとい奴を欲しくて欲しくて、涎を垂らしてますぜっ、こいつを見事咥えてっ縄女郎の心意気を見せておくんなせい」

「ああーーっ、大き過ぎますっ」

「つべこべ言わんと咥えんかいっ」

その太い淫具がお仙の淫汁に塗れた割れ目に当てがわれた。メリメリッと音がしそうにお仙の割れ目の肉を引き込む様にして、淫具が呑み込まれていく。

「あっあぐっ、こっ壊れるっ」

男がなおも力を入れ淫具を割れ目の奥に呑み込ませ様とした。すると、ズンっとその太い淫具はお仙の割れ目の中に収まった。

「ぐあっーーっ、いっいいーーっ」

お仙は凄まじい快感に絶叫した。

その時、突然、蔵の扉がガラガラと開き、同心と捕り方らしき男達が数人入って来た。

「そこまでだっ、止めよっ、奉行所の改めでござるっ、動くでないぞ」

「ひいいーーーっ」

男は割れ目に突き刺した槍をそのままにして、その場にへたり込んだ。
辰吉も尻の穴に突き刺していた。槍を手から離し、その場に平伏した。お仙は太い淫具の突きに、その裸身を磔柱の縄に預け、ぐったりと放心状態でうな垂れていた。割れ目と尻の穴には淫具を咥えたままであった。

「よしっ、この者達を取り押さえ、引っ立ていっ」

大棚の旦那風の男と辰吉は縄目を受けると蔵から引き立てられて出て行った。蔵の中には素っ裸で磔柱に括られ身動き出来ぬお仙と数人の捕り方が残った。

同心はお仙の素っ裸で大の字に括られた酷たらしい姿に目のやり場に困った風にしていたが、意を決した様に声を上げた。

「おっ女っ、お前も奉行所で吟味いたすっ、皆の者っこの女も引っ立ていーーーっ」

「うっうっうううーん」

放心状態だったお仙はまだ事の成り行きが分かっていなかった。しかし、目の前の数人の男達を認めるとハッとした。

「ああーーっ、何っ」

お仙は驚きの表情で男達を見た。

捕り方の一人がお仙の割れ目に呑み込まされている淫具付きの槍の柄に手を掛け、その淫具を割れ目から抜こうとした。

「はっ恥ずかしいっ、嫌っ」

ズボッと淫具がお仙の割れ目から抜かれた。淫具はお仙の淫汁でヌメヌメと怪しく光り、淫具を抜かれぱっくりと拡がっている割れ目から、トロリと淫汁が垂れた。

「ああーーっ、いいーーっ」

図らずもお仙の口から喘ぎ声が出てしまった。すると、もう一人の捕り方の男が今度はお仙の尻の穴に呑み込まされている、張型付きの槍を抜こうとした。

「あっ、そっそこは、やっ止めて」

ズルリと尻の穴の奥深くまで呑み込まされていた張型が抜けた。

「うっうああーーっ、皆さまっ、みっ見ないでくださいっ」

そのお仙の声に捕り方の男達は何事かとびっくりした顔をして、お仙の大の字に括られた裸身を凝視した。
お仙の裸身がピクピクと痙攣し、お仙はハァハァハァと荒い息遣いをしている。

「よしっ、女を縛っている縄を切れっ」

捕り方達がお仙を磔柱から下ろそうとしたその時、それは始まった。

「ああーーっ、恥ずかしいーーっ、皆さまっ、はっ離れてっみっ見ないでっ」

お仙が絶叫した。そして、お仙の尻の穴がガバッと拡がった。

ブバッ、ブバババッ、シャーッ、シャシャシャーーッ、ブリッお仙は捕り方達に見られながら、羞恥の脱糞を始めたのであった。捕り方達は目を丸くしてその場に立ち尽くしていた。お仙は羞恥の姿を本来見せる筈の無い男達に晒して、恥ずかしさにうつむき嗚咽していた。

お仙は奉行所の牢に入れられ、そして吟味は進められて行った。

越後屋で卑猥な行為を斡旋していたお菊と辰吉は、実は斡旋行為以外に
恐ろしい事をしていたのだった。金稼ぎが出来ると甘い誘いで女達に卑猥な行為をさせ、そして、客達が女に飽きて来て、もうその女では稼げなくなると、口封じの為にその女達を殺害していたのであった。既に殺害された女達は十人は越えていたのであった。

お菊と辰吉には磔の極刑のお沙汰が申し渡された。お菊は女達がされていた磔の姿で串刺しにされることになった。そして、その股間を貫く槍は越後屋の蔵で使われた淫具付きの槍では無く、先の鋭く尖った本当の槍で貫かれることになるのである。

そして、お仙の裁きであるが本来ならお仙もお菊達の企ての被害者であるのだが、何故か風紀の乱れを正す為にと言う名目で見せしめの目的で、お菊と同じ様に磔の極刑の裁きが言い渡された。その裁きには裏があった。お仙が初めて越後屋の蔵で相手をした大身の旗本が、自分の関与を隠す為に、お仙を磔で殺す事で口封じを図ったのであった。何とも理不尽な裁きであるが、この旗本は奉行とも懇意にしており、裏金もかなり動いていたのであった。勿論、大棚の旦那も金の力で罪を逃れていた。

お仙は牢の中で病気の母を心配しながらも、真っ当な奉公を止め、お菊達の淫らな企てに手を貸した自分が裁きを受けるのは、自業自得と諦めていた。そして、自分の仕置の日を怯えながら待っていた。以前目撃したお文の様に、磔柱に架けられ串刺しにされ死んで行く自分は、お文の仕置の際に不謹慎にもあそこを濡らし感じていた自分の罪であると思っていた。その償いの為にお仙は磔柱に架けられお文の様に死んで行くのだと。

遂に、磔の日が来た。

お仙は静々と庭に引き出されて行った。お菊は暴れのたうち、周りの者に罵声を浴びせながら庭に引き出されて来た。

「あっ、お仙かいっ、お前にも可哀想な事をしちまったねえっ、あたし達は素っ裸で並んで大の字に磔されて、大事なところを串刺しされるんだとよっ」

「辰吉さんはっ」

「ああっ、辰吉はもうとっくに首と胴が離れててっ、あたし達が磔される仕置場で台の上に乗って、あたし達を待ってるよっ」

奉行所の庭には二頭の馬が用意されていた。お仙はお文の引き回しの時と同じ様に、囚衣の上から縄目を受け、肩から囚衣をはだけられ乳房まで曝け出されて引き回しされる事は覚悟していた。しかし、今回のお仙達の引き回しは違った。

「この罪人の女達の着ている物を全て剥いでっ、素っ裸にするんだっそして、その素肌に縄を掛けよっ」

二人の囚衣に脱がそうと男達が二人の側に近づいた。

「そんな事はやめておくれよっ、嫌だよっ、仕置場に着いたら素直に素っ裸になるからさっ、引き回しの間は許しておくれよっ、いつもと違うじゃないかいっ」

お菊が男達を振り払う様にして訴えた。

「お前達は特別さっ、素っ裸で引き回されて、自分達のやった悪事の償いをするんだ」

「そんなっ、ああーーっやめとくれっ」



6. 串刺しでの引き回し

お仙とお菊は奉行所の庭で裸にされ、荒縄で後ろ手に縛られ、両の乳房の上下にも荒縄を掛けられ、そして首に回した縄を胸の前で結ばれ、乳房を絞り出す様に縛られていた。下半身は尻の谷間も股間の翳りも丸出しにされ、頼りなさそうに内股を締め、立たされていた。

「おいっ、例の物を馬の背に付けろっ」

「はっ」

引き回し係りの下人が馬の背に鞍らしき物を乗せた。その馬の背に乗せるられた鞍を見たお仙はハッとして、そして、その鞍から目を背けた。
なんと、その鞍の中心から空に向かって、太く長い黒々とした男根形の淫具が聳えていたのであった。お仙とお菊がその馬に股がされると、その聳え立つ淫具が、二人の体を刺し貫く事になるのである。役人達は仕置場まで二人の女を淫具で嬲りながら引き回そうとしていたのであった。

お菊が馬の横に引き立てられた。淫具の突き出した鞍を目の前にすると、お菊は腰を引いて馬から離れてようとした。

「やめておくれよっ、そんな嫌らしい物に乗せないでっ」

「お菊っ、お前は名前の通りっ菊の穴にこれを咥えるんだ」

数人の下人達がお菊を抑えると、抱き上げ片足を拡げ、お菊を持ち上げるとその鞍付きの馬に無理矢理乗せてしまった。そして、淫具とお菊の尻の穴との角度を確かめるとグイッと両足を引き下ろし淫具をお菊の尻の穴にズボッと呑み込ませてしまった。

「グエーーッ、やめてっ、いっ痛いよっ、ああーっ」

お菊は尻の穴に咥えたその淫具の長さと太さに、体を前にも後ろにも倒せず背筋を真っ直ぐ伸ばすしか出来ずにいた。

「うっウググググッ、こんな姿で大勢の奴らの目に晒されたくないよっ、後生だよ、やめてくれっ」

お菊を馬に乗せ終わると、下人達はお仙の所にやって来た。お仙も一瞬、たじろぎ縛られた体を後ろに引いたが、下人達に両脇を抱えられると、諦めたように抵抗を止め、男達にその体を預けた。

「お仙っ、お前には前の穴にあれを咥えたさせてやるからなっありがたく思えよっ」

「ああーーっ、そんなっ」

お仙は悲しい悲鳴を上げた。

お仙はお菊と同じように鞍に乗せられると、今度は割れ目に狙いを定められグイッと両足を引かれ、淫具を割れ目に深々と呑み込まされてしまった。そして、その長く太い淫具をお仙の割れ目は難なく咥え込んでしまった。

「ああーーっ」

お仙は呻き声とも喘ぎ声とも聞こえる声を発した。

「出立ーーーっ」

馬の背の鞍から聳え立つ淫具を、お菊は尻の穴にお仙は割れ目に呑み込まされたまま、二人の仕置場への引き回しが始まった。

「来たぞーーっ、女が来たぞっ」

「ほうーっ、なんて格好なんだっ」

お菊とお仙の引き回しの一行が町中の大通りにやって来た。通り沿いには、二人の女の罪人を見ようとビッシリと人々が集まっていた。その黒だかりの観衆の中を引き回しの一行がゆっくりと進んでいた。

二人の女は素っ裸で荒縄で後ろ手に縛られ、両の乳房も突き出すように荒縄で縛られていた。そして、残忍な鞍付きの馬に大きく股を開いて跨り、両足を馬の腹にダラリと垂らしていた。お菊は背筋を伸ばし、お仙は前屈みで馬の背で揺られていた。二人の穴に咥えさせられている淫具は馬の動きに合わせて、女の穴を深く突き上げながら、淫具の黒い胴体が見え隠れしていた。

「おいっ見ろよっ、股の穴にぶっとい物を咥えてるぞっ」

「こっちの女はケツの穴に突き刺さってるぞっ」

「おーっ、こっちの女は前の穴に突き刺さってるぞっ、なんかっネチョネチョって音がしねえかっ」

「この女はワレメに張型を咥えてっいい気分になってるんじゃねえか」

「もう直ぐっ、そこに槍を突き刺されるってのにっ、助平な女だぜ」

馬の歩みに合わせ、二人の縛られ突き出された乳房はタプンッタップンと嫌らしく揺れ、鞍を跨いだ尻はプルップルリと卑猥に揺れ、裸身が上下に動いていた。そして、その尻の狭間から黒々した淫具が見え隠れしていた。お菊もお仙もその突き上げに声を出し、縛られた裸身を妖しくクネらせていた。

お仙は確かに淫具の突き上げに、何度か絶頂を迎えていた。その度にお仙は低く喘ぎ声を発し割れ目から淫汁を迸らせていた。お菊はというと、尻の穴から赤い物を滲ませながらも、その突き上げの激痛に呻き声を発していたが、いつのまにか、甘美な声を上げ割れ目から淫汁を迸らせていた。

引き回しの一行が仕置場の見える、橋にさしかかった。その橋は仕置場に引き回わされる罪人が、竹矢来に囲まれた仕置場を見ることになり、死への恐怖のために、失禁をする罪人があらかたであるために小便橋と呼ばれていた。

しかし、淫具の突き上げに我を忘れているお菊とお仙は、橋の上から仕置場を見る事はなかった。

橋の上にかかった時、お仙は跨らされていた馬が、一瞬橋の上で足を滑らせ姿勢を崩した。お仙の割れ目に呑み込まされていた淫具が、割れ目の中でお仙の敏感な壁を強く擦った。

「ああーーっ、あっいいーっ、いいーーっあっ駄目っ逝くーーーっ」

お仙は馬の上で観衆に見られながら、遂に凄まじい絶頂に襲われ、激しい歓喜の声を張り上げた。そして、縛られた体をブルブルと震わせ後ろに仰け反らした。

「おーっ、あの女っ、小便橋で逝っちまったぜっ」

「ところでもう一人の女の咥えている物が黄色くなってないかっ」

「そう言えばっ、なんだか淫具にネバネバした様な物がへばり付いてるぞっ、あっありゃ、糞だぞっあの女っ引き回しの馬の上で糞をしてるぞっ」

「きゃーっ汚いっ、やだーっ」

お菊は淫具の尻の穴の突き上げに、腹の中が掻き回され、不覚にも体内の奥に溜まっていた便を少しずつ垂れ流していたのであった。

「あっあああっ、恥ずかしいっみっ見ないでよっ」

そんな二人を乗せた引き回しの馬が仕置場へと到着した。お仙は絶頂を迎えた体をぐったりと前屈みにし、お菊は跨いでいた鞍を糞で汚し、背筋を伸ばしてはいたが、その顔はうな垂れていた。

お仙は仕置場に入ると、自分達が架けられる磔柱をチラッと見ると、悲しい目をしてその磔柱から顔を背けた。その磔柱の横には既に長槍を持った男が柱に二人づつ立っていた。その長槍で女達は恥ずかしい股間の二つの穴を観衆に晒されながら、突き刺され、苦悶の末に絶命させられる事になるのである。その時が少しづつ、お仙とお菊に迫っていた。そして、縄目をきっちり掛けられた二人はもうそこから逃げる事は出来ないのであった。


7. 刑架立つ

ニュルリッと尻の穴に突き刺さっていた淫具が抜かれ、お菊は馬から引き下ろされた。

「女っ、お前の跨っていた鞍は糞だらけでたいへんな事になってるな」

下人の一人が鞍を覗きながらお菊に向かって言った。

「ああーーっ、はっ恥ずかしい」

お菊の跨っていた鞍には尻の穴から染み出した黄色いものがベットリと付いていた。そして、お菊の尻の穴の周りにも黒々とした塊がベットリと付いていた。

ズボッと恥ずかしい音がして割れ目から淫具が抜かれ、お仙も馬から下ろされた。

「ああーーっ、あっあっ」

お仙は馬に跨ったまま幾度と無く絶頂を味わされた事により、腰が抜けた様にその場にへたり込んだ。

鞍の真ん中に取り付けられた淫具はお仙の淫汁に塗れテカテカと光り空に向かって聳えていた。

お仙は顔を上げその場から辺りを虚ろな視線で見渡した。竹矢来の向こうには大勢の人々が、お仙とお菊を見つめていた。そして、磔柱の前には役人らしき者達が自分達の仕置を検分するために床几に腰掛けながら、こちらを見ていた。その中にお仙を蔵の中で磔にして愉しんでいた例の旗本も、ニヤニヤしながら床几に腰掛けていた。その旗本はお仙達の仕置を磔柱の直ぐ前で見ながら、自分の淫らな思いを満足させようとしていたのである。

役人がお菊の肩を押しながら

「さあっ、お菊っそこにある磔柱まで、歩けっ」

「ああーーっ、嫌だよっ、お願いだっ、たっ助けてっ」

お菊は後ろ手縛りの裸身を震わせながら、その場に立ちすくんでいる。

「何をしてるんだっ、早く歩けっ」

「死にたくないっああーーっ」

自分が架けられる磔柱に向かって自分の足で歩く事など、到底出来る筈は無い。しかし、役人は非情にもそれをお菊に指図していた。

「ええーいっ、とっととお前の最後の場所になる、柱まで歩けっ」

その役人は竹鞭でビシリッとお菊の尻をしたたかに打ち据えた。

「ひぃーっ、いっ痛いーっ、やっやめてください」

ビシッビシッと鞭がお菊の尻を叩いた。

「ああーーっ、許して」

「さあっ、歩けっ」

お菊はヨロヨロと磔柱に向かって歩き始めた。しかし、磔柱に近づき目にハッキリと磔の形状を認めると、恐怖のためかお菊はその場に蹲った。

「ああーーっ、怖いっ助けてっ」

「何を今更っ、お菊っお前はこの磔柱に架けられっ罪の償いをするんだっ、観念してっ柱の前に行くんだ」

ビシリッビシッビシッ、役人は容赦無くお菊を打ち据えた。

「ひぃーーっ、わっ分かりましたっ、もう打たないでっ、はあはあはあ」

お菊はヨロリと立ち上がると縛られた裸身を震わせながら、自分が架けられる磔柱の前まで歩いて行った。

磔柱の前には下人が二人待っており、お菊を掴むと鎌で裸身を縛っていた荒縄をブツリと切った。お菊を括っていた荒縄がバサリと落ち、お菊は正真正銘の素っ裸にされてしまった。二の腕、手首そして、乳房のところにキツく荒縄で縛られていた縄跡が赤く残っていた。

下人達がお菊を左右から抱え柱の上に寝かせようとした。すると、お菊は体を激しく動かして下人達に抵抗し始めた。お菊としても柱に括られてしまっては、もう逃げる事も出来ず、後は殺されるのを待つしかないのである。最後の必死な抵抗であった。

「ああーーっ、嫌だよっ、やめてーーーっ死にたくないっあっあっ」

そのお菊のあがきを見た役人達がお菊を抑えにやって来た。数人に抑えられたお菊はもう暴れることも出来ず、柱に寝かせられると両手を拡げられ横柱に縄でキッチリと縛られ、乳房の上下、腰にも縄を掛けられ、もう身動き出来ない様にされてしまった。

「ひぃーっ、こっ怖いっ助けて」

下人達が足首を掴んだ。

「ああーーっ、やめておくれっ、それは駄目ーーーっ」

お菊は渾身の力を入れて股を閉じている。しかし、その抵抗もつかの間であった。メリメリと音がするように足が広がり、女の隠しておきたい股間がぱっくりと拡がり割れ目と尻の穴が丸見えになってきた。そして、ギクリと音がしてお菊の足は限界まで広げられ足首を横柱に縛られてしまった。無惨なまでに恥ずかしい二つの穴が丸出しに晒された。

役人がお仙の元に来た。

「よしっ、今度はお仙っお前の番だなっ、大人しく自分の磔柱まで歩いて行けっ」

ピシャリと鞭がお仙の尻を叩いた。

「あっ、分かりましたっ、叩かないで」

お仙はもう観念しているのか静々と後ろ手に縛られた裸身で歩き始めた。そして、磔柱の前まで来ると、黙ってすっとその場に立ち、目を閉じた。

お仙もお菊と同じように磔柱に大の字に括られた。足を広げられる刹那に「あっ嫌っ」とかすかに声を出したがお仙は下人達にその身を任せていた。

大の字に括られた全裸の二人の女の磔柱が同時に仕置場に立ち上がった。

「おおーーーっ」

観衆が声を上げた。


8. 壮絶な死

町外れの仕置場では大勢の観衆の目に晒されながら、お仙、お菊の処刑が執行されようとしていた。既に、二人の女の磔柱は仕置場に並んで立ち上がり、二人の女はその裸身を大の字に磔柱に括られ無残な姿を人々に晒していた。そして、その拡げている股の二つの穴を槍で串刺しにされ、惨たらしく死んでいくことになるのである。磔柱に括られた二人はもう逃げることも出来ずに、槍が体を貫く瞬間を待っているのであった。

お仙とお菊の晒しが続いていた。二人の女は、その恥ずかしい部分を剥き出しにされたまま、人々の目に晒されていた。

「おい、なかなか始まらねえなっ、どうなってんだ柱が立ってから、かれこれ一刻は経ってるぜ」

「しかし、風が出できて少し冷えてこないかっ、さむーっ」

「そう言えば、なんだか肌寒くなってきたなあ、素っ裸で磔にされているっあの女達も、冷えて来て寒いんじゃないかっ」

「おりゃあ、小便がしたくなってきたぜっ、ちょっくらその辺でやってくらあ」

刻限はそろそろ夕刻に迫って来ていた。その仕置場にも北風が吹き出し辺りは涼しいと言うより寒くなって来ていた。お仙もお菊もこの寒さの中、素っ裸で磔柱に一刻以上も括られいるのである。二人の女は何かを我慢しているように腰をモジモジさせ始めていた。役人達は二人の女の処刑前に女として最後の恥をかかせようとしていたのであった。

「うっうううっ、がっ我慢がっ」

突然、お菊が叫んだ。

「ああーっ、わっわたしもっ」

お菊の声を聞くとお仙も叫んだ。

執行役人が二人の声を聞くと磔柱の前にやって来た。

「お菊っ何が我慢できないのだ」

「うっ、お役人さまっ、お小水が出そうですっどうかお願いですっかっ厠にお連れくださいっ」

「そうかっ小便かっ困ったのう」

その男はニヤニヤしながらお菊の剥き出しの割れ目を見上げていた。

「ああーっ、わたしもお小水がっ、どうか柱から降ろして厠にっ、このままでは恥ずかし過ぎますお願いいたします」

「そうかっお仙お前もかっ、素っ裸でこの寒さの中では仕方ないかのう、我慢出来ないかっ、はっはっはっ」

「はいっ、もう我慢出来ませんっ厠にっ」

お仙も腰をモジモジさせながら、その役人に懇願した。

「しかし、一度磔柱に架けられた者は、もう降ろすことは出来んでなっ、決まりでなっダメだなっ」

「ああああっそんな、それは酷過ぎますっこんな姿でお小水を出すなんてっ、ああーっ許してっ」

執行役人が側に控えている串取りに向かって大声で指図した。

「良いかっ、お主達っ小便を放った女から槍を突き上げろっ、まあ小便が処刑執行の合図だっ分かったな」

「へいっ、わかりやしたっそう致しますでっ」

その声はお菊にもお仙にも、そして、その場にいる全ての者に聞こえた。何と無慈悲な指図であろうか、女達は二人を見つめる人々に向かって羞恥の放尿したその時に、その股間に槍を突き上げられる事になるのである。命を賭けた決死の放尿の我慢になるのである。そして、その体の欲求に耐え切れず放尿した瞬間が、自分への串刺しの始まりになるのである。二人の女は呻き声を出し、ブルブルと裸身を震わせながら、絶望的な苦悩に耐えるのであった。

見る者に取って、大の字に括られた素っ裸の女達の放尿を耐える姿は、何とも淫靡で卑猥な姿であった。

「なんとも、壮絶な事になったなあっ」

「そうだなっ、ションベンをひり出した女から突かれることになるとはなあっ、こりゃ死に物狂いの我慢になるべなあ」

「この寒さの中っどこまで耐えるこもが出来るかのうっ」

竹矢来に群がる人々はじっとその場に立ち尽くし、二人の女の股間を凝視しているようであった。

ピュッと一瞬、お菊の割れ目から小水が飛び出た。しかし、それはその一瞬でお菊は体中を震わせながら、放尿を耐えている。

「ううっうぐーーっうぐぐぐぐっ」

「おっこっちの女がチビッたぞっ、もうありゃあ限界だなっ、もう直ぐひり出すなっ」

「うんだっ体全体が痙攣してるなっ、もう出るぞっ出るぞ」

お菊の割れ目からポタポタと雫が垂れた。そして、股間が小刻みに痙攣するとお菊は声を張り上げた。

「うっ、だっ駄目ーーーっひぃーーーっ、出るーーーっ」

その叫びと同時にお菊の割れ目から凄まじい勢いで放尿が始まった。シャーーーッ、シャーーッ、シャッ、大きく拡げられた股間から竹矢来で見つめる人々に向かっての壮絶な放尿であった。

「ああーっ、嫌ーーーっ見ないでっ見ては駄目ーっ、うっうううっ、死にたくないーっ、あーっ助けてっ」

お菊は溜まりに溜まっていた小便を、自分では止められずに、泣き叫びながら命乞いをしている。

執行役人が手をサッと上げた。

二人の串取りがまだ放尿の終わらないお菊の柱の下で槍を構えた。

「あああーーっ、やめてーっ、死にたくないっ許してっ」

槍がお菊の尻の穴に添えられた。

「ひぃーーーっ、いやーーーっ」

尻の穴に添えられた槍が遂に突き上げられた。ヒクヒクと蠢いていたお菊の尻の穴が突き上げられた槍の先を呑み込んだ。

「グギャーーーッ、がああああっ、やっやめてーっ」

その瞬間、まだ続いていた放尿の勢いが増し、槍を持つ串取りの顔に小便がかかった。しかし、その串取りは小便を軽く片手で拭うと、尻の穴に突き刺さった槍をグイッとより深く突き上げた。お菊の尻の穴からポタポタと血が噴き出した。

「グゲーーーッ、グアッグアッ、もっもう、それ以上はっ、いっ痛いっ」

お菊の括られた裸身が激痛に悶えうねった。そして、足首も苦痛に耐えるように反り返った。

なおも、槍が突き上げられて行く。

「グギャーーーッ、グゲーーーッ、しっ死にたくないっ、がああああっ」

お仙はお菊の恐ろしい叫び声を聞きながら、放尿の欲求に必死に耐えている。我慢出来なければ自分もお菊と同じようになるのである。しかし、お仙も限界がもう直ぐそこに迫っていた。

(うっうぐぐぐぐっ、もう我慢出来ないっああーっおっかさんっ)

お仙はその我慢が無意味である事を悟った。もう限界であった。お仙は遂に観念したように体の力を緩めた。シャーーーーッ、シャーーッ、シャーーッ、お仙は目を閉じ、自分の割れ目から熱い物がひり出る感覚に身を震わせていた。そして、こんな惨めな姿を大勢の人々に晒しながら死んでいく自分が悲しかった、辛かった。

執行役人がまた手を上げた。

串取りが二人お仙の磔柱の下に立つと槍を構えた。そして、尻の穴に槍の先が当てがわれた。その瞬間、お仙の尻の穴がピクリと震えた。

(ああーっ、おっかさんっ、お仙は先に逝きますっ御免なさい)

お仙はチラッとお菊の方に顔を向けた。

「ウゲーーーッ、うぐっグギャーーーッ、ががああああっ、ぐげっ」

既にお菊は剥き出しにされている割れ目に槍を深々と突き刺され、断末魔の叫び声を張り上げていた。

(あああーーっ、なんてっむごたらし死にざまっ、わたしも間もなく、あんな風に死んでいくっ)

その瞬間、お仙の尻の穴に当てがわれていた槍が突き上げられた。激痛が下半身を襲った。

「ぐっぐがあーーっ、ぐっぐぐぐぐっ、があああっ」

また、お仙はお菊を見た。割れ目と尻の穴に槍を深々と呑み込まされ、お菊は裸身を柱に預けてダランとしていた。その股間からおびただしい真っ赤な血を噴き出しながらも、まだお菊は死に切れずにピクピクと体を痙攣させていた。

(ああーっお菊さんはもう終わったのですねっ、もう直ぐっわたしもあんな姿を晒すことになるんだわ)

お仙の尻の穴に呑み込まされた槍がグッサッグッサッと突き上げられた。

「グギャーーーッ、グエッぐっぐがあーーっ」

お仙は苦しみながら、その視線を竹矢来に群がる人々に向けた。

(皆んなっ、わっ私の惨めな姿を見ているっ見ないでっ)

尻の穴に突き刺さっている槍が、なおも深々と体の中を貫いて行く。

「グギャーーーッ、がああああっがっかあっ、はっ早くっ殺してっ、あああーーっ、楽にしてっグゲーーーッ、おっお願いっ」

隣の磔柱に括られたお菊は既に磔柱の上で息絶え、そのむごたらしい姿を晒している。

もう一本の槍がお仙の割れ目に当てがわれた。お仙はその槍の先を見つめた。

(おっかさんっ、さよなら)

お仙の割れ目に槍が深々と突き上げられた。その瞬間お仙は仰け反った。括られた裸身がプルプルと震え、割れ目からドバッと血が辺り一面に飛び散った。

「ぐがあーーっ、グゲーーーッ、がああああっ、グゲーーーッ」

お仙は一瞬、目をカッと開くと凄まじい断末魔の叫び声を仕置場中に響かせると、ガクッと体を落とし、括られている縄にその裸身を預けて動かなくなった。

お仙もお菊もその股間に呑み込まされている槍をズルリと抜かれると、二つの穴からダラダラと真っ赤な血を垂らし続けていた。そして、息絶えた二人の大の字姿の裸身はそのまま晒され続けていた。



  1. 2018/08/09(木) 11:53:00|
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串取り姉妹残記 全編

1. 褌姉妹

何故、二人が女の身で串取りになったかは定かで無い。今迄、女の串取りなど聞いたことも無かった。しかし、槍さばきの手際の良さには、姉のお夏、妹のお冬の姉妹には定評があった。

「グアーッ、ググッグギャーー」

その罪人はお夏の止め槍を受け、断末魔の叫びを上げると絶命した。お夏もお冬も返り血を浴び阿修羅の形相をしていた。

その日、お夏とお冬は町外れにある自宅に帰ると頭から水を被り、体にへばり付いていた血を洗い流した。
刑の執行の時二人は男用の褌を締め上半身裸で乳房を丸出しにして槍を使っていた。経験から覚えた事であったどうしても返り血を浴びることは避けられない。返り血はどんなに洗濯しても落ちるものではなかった。それではいくら着物があっても足りない。二人は仕方なく裸同然の格好で串取りを日々送っていた。そして、仕置きの見物人の中にはお夏とお冬の裸の体を見るためにやって来る者達も多かった。

その晩、奉行所の同心橘主水がやって来た。次の仕置の手配をする為と今日の手間賃を持って来たのであった。

「しかし、お前達姉妹の事は奉行所でも評判であるぞっ、お奉行さまも一度お前達の槍捌きを見てみたいと申しておったぞ」

「ありがとうございます、しかし、本当に槍捌きが見たいのですかっ、目的は他に有るのではないのですかっ」

「お夏っそう言うなっそれを言ったら元も子もないではないか」

「でもっお奉行さまにまで目をかけて貰えることは嬉しいことです」

お夏はニコリとして主水を見つめた。

「ところでお夏、お冬っ、今度の仕置は三日後なったっ、また頼むぞっ
それから今度の罪人は女でなっ、お前達は女の磔は初めてだったなっ」

「女ですかっ、確かに経験がありません」

「通常、女の磔は女柱で執行するのは知っているよな、しかし、今度の磔は女を男柱に架けろとのお奉行さまのお達しでなっ」

「女を男柱にっ、何故でございますか」

「今回のお篠って罪人はなっ、御法度の といちはいち の末に相手の女を殺してしまったのだっ、どうやら女同士の三角関係で嫉妬の上での犯行らしいのだがなっ」

「といちはいちっ、それは何ですの、それは貝合の事ですかっ」

「まあ、そんなとこだっ、女同士で交合ってたらしい、それでお奉行さまも今回の仕置きは見せしめの為にも、そのお篠を素っ裸にして尻の穴と女陰を串刺しにして仕置きをしろとのお達しなんだ」

「なんてっ酷い事をっ、しかし、それをやれっとのご命令でしたらっ、気が進みませんがっ、そのお篠と言う女の二つの穴を見事串刺しにしてご覧にいれましょう」

お夏はお篠が可哀想に思われだが、
お奉行さまのご指示では断りようも無かった。お夏は黙ってその話を聞いていたお冬と目を合わせた。お冬はゆっくりと頷いた。

主水は話終えると二人を見回した。

「そろそろっ、いつもの様に愉しませて貰うかなっ」

「主水さまっ、今日は私もお冬も仕置きの執行で疲れております。どうか今晩はお許しくださいっ」

「お夏っそれは駄目だなっ、拙者が何のためにお前達の面倒を見ているかっ、分かるな」

「主水さまにはっ、感謝しておりますっ申し訳ありませんでしたっ」

「それでいいっ、今日はいつもお前達がしている串取りの時の格好をしろっ、褌は赤だっ」

「分かりましたっ」

それから暫くして、お夏とお冬は真っ赤な褌を股にキリリと締め裸同然の姿で、尻を高く上げ四つん這いの格好で主水の前に女の体を晒した。

「主水さまっご用意は出来ましたっどうぞお愉しみください」

主水は二人の家を訪ねる度に性欲の赴くままに二人の体で愉しんでいた。

それから三日後の昼前に、串取り姉妹のお夏お冬は仕置場の片隅にある小屋の中に居た。その日は朝からどんよりと曇り今にも雨がぱらつきそうな天気であった。季節は秋も深まり木々は色づき始めていた。

「姉さんっ今日は少し寒いですね」

「そうだねっ、この天気ではいつもの格好だと少し肌寒いかもね」

「今日、私達が槍を付ける女は素っ裸で磔にされるんですよねっ、その人だけが肌を晒すのは可哀想っ、だから私達もいつもの様に肌を晒して、その人の恥ずかしさを和らげてあげましょう」

「そうだねっ、見物人の目を私達に惹きつけてやりましょう」

お夏とお冬は褌姿になると小屋を出て、これから罪人の女が括られる磔柱の後ろに控えた。お冬はその磔柱をジッと見つめて

「姉さまっ、女の身にこの柱は残酷ですねっ、それも裸で大の字に括られてるんだから辛いと思うわ」

「お冬っ、もう余計な事を考えないで私達はやるべき事をやるだけよ」

仕置きの見物人達はお夏とお冬が褌姿で小屋から出てきた時から、二人に卑猥な声を掛けていた。

「おーいっねえちゃん達ーっ、もっとこっちへ来いやっ」

「おっぱいを揉み揉みさせろーっ」

「褌を脱いでっ、お毛けを魅せんかいっ」

既に仕置場はお夏お冬の登場で盛り上がっていた。真に奇妙な仕置場の雰囲気であった。

暫くすると、仕置場の入り口から、お篠の引き回しの一行が見えて来た。お篠は裸馬に跨がされ、囚衣の上から荒縄で後ろ手に縛られ、胸にも荒縄が掛けられた姿で、俯き加減にゆらゆらと揺られて進んで来ていた。そして、見物人の好奇の目に晒されながら、仕置場に入り磔柱の前まで辿り着いた。

「姉さまっ、凄く綺麗な方なのね」

「お冬っ黙って」

お篠は自分が架けられる磔柱を認めると、その顔に恐怖の色を浮かべた。そして、その磔柱の後ろに立つお夏とお冬に気付くと今度は驚きの表情に変わった。二人がその手に長槍を握っているという事は、この二人が自分に槍を突き刺す串取りである事が分かったからであった。

(そんなっ、私はあの女達に殺されるのっ、しかもっ裸同然の姿をした女達に)

お篠は裸馬から降ろされた。そして、縛られた体を仕置きの見物人の方に向かって立たされた。その顔は絶望のためか真っ青になり膝がガクガクと震えているのが、お夏達にも良く分かった。

「御法度の情痴の挙句、その相手を殺めた咎によりっ、お篠をこれより磔串刺しの極刑に致すっ、始めっ」

刑の執行役人が大きな声でお篠の処刑を宣言した。

数人の役人がお篠を抑えると荒縄がブツリと切られ、足元にドサッと落ちた。すかさず、囚衣が一気に肩から脱がされハラリと肌を滑るように足元にまた落ちた。お篠は見物人にその白い裸身を見せる事になってしまった。

「嫌っ」

お篠は拒否の声を上げ、体をクネらせ人々の目からその裸身を隠そうとしたが、役人に左右からがっちり抑えられていてはそれは叶わなかった。

磔柱の前にお篠は両腕を抱えられ引き立てられると、突然大きな声を出し、腰を引いて磔柱から逃げようとしたが、男二人に抱えかれていては無駄な抵抗であった。

「ああーっ、お願いよーっ止めて、
嫌だよっ、怖いったっ助けてーっ」

「大人しくしろっ、往生際が悪いぞっ」

「でもっでもっ、この恥ずかしい姿で磔されるのは許してっ、何か羽織る物を付けさせてっ、お願いっ」

「駄目だっ、この姿で磔に架かるんだっ、ジタバタするなっ」

「ああーっ、せめて腰に何か巻いてくださいっ、これじゃ幾ら何でも惨め過ぎますっ」

しかし、役人達はお篠が何を言おうがどんなにお願いしようが、お篠の言葉には耳を貸さず、決められた作業を黙々としていた。

お篠はキの字の形の磔柱に両腕両足を拡げられると、荒縄で縛られ身動き出来ぬ様にキリリと柱に括り付けられてしまった。そして、遂に磔柱はゆっくり天を突くように立てられた。どんよりと曇った空の中、お篠の磔姿は悲壮感を辺りに漂わせた。

乳房は荒縄に絞る様に括られ、これ見よがしに突き出され、拡げられた両足の中心にある女陰は、お篠の翳りが少な目であることもあり、パックリと拡がりその奥の桃色の肉が覗いていた。そして、肛門の穴も限界まで拡げられた股の奥でヒクヒクと動いているのが見えていた。正に隠すべき筈の女の羞恥を余すことなく晒され、これほど見事に丸出しにされた裸身の女の磔姿は、多分誰も見たことはないであろう。しかも、それは白日の元、大勢の見物人の目の前で行われていたのであった。

暫く、お篠の大の字姿の晒しが続いた。お冬はお篠が腰をもじもじさせているのに気付いた。

「姉さまっ、この人っ、もしかするとお小水を出したいんじゃないかしら」

「ほらっまた、余計な事を言うんじゃないよっ」

「でもっ、腰を震わせてるけど、大丈夫かしらっ」

「黙ってっ」

執行役人に目で促されると、お夏とお冬は長槍を持ちお篠の前に歩み出た。

お夏はお篠を柱の下よりお篠を眺めると、なんて綺麗な女なんだろうと思った。確かにお冬の言った通りであった。

お夏とお篠の目が合った。

「たっ助けて、お願い」

「それは無理な事ですっ、話掛けないで」

執行役人が大きな声で二人に向かって言った。

「始めろっ」

アリャーリャー、リャーとお夏とお冬は叫び、見せ槍を始めた。それは見物人からは二人が踊っている様に見える。

「おーっ、裸踊りが始まったぞ」

「ぶらぶらとおっぱいが揺れてっ悩ましいなっ」

「ケツもいい感じに揺れてるな」

「あの尻っ触りてえなぁ」

「あの股に食い込む褌が外れると面白いんだがっ外れねえよなぁ」

そして、カチリと乳房の前で長槍が交差された。いよいよ串刺しである。お夏が肛門の穴を担当し、お冬は割れ目の穴を担当すると決めていた。お夏が股の奥に長槍を構え様としたその時。お篠がお夏に向かって話掛けた。太もも辺りがプルプルと痙攣するように震えている。

「もっもうっ、我慢出来ませんっ、おっお小水がっ、かかりますっ、そこを離れてっ」

「今っ何とっ」

お夏がびっくりして手を止めてお篠の顔を見た。

「ですからっお小水がっ」

お夏とお冬はその言葉を聞くと、一旦磔柱から離れた。

「どうしたっ」

執行役人が声を張り上げた。

お夏はその役人の側に行き、お篠の言葉を告げた。

「なんとっ無様なっ、しかし、しょうが無いっ、女がひり出すまで待つとするか」

「はいっそうさせて頂きます」

執行役人がお篠に向かって言った。

「待っててやるから、早くひり出せっ」

「お願いですっ厠にお連れくださいっ、ここでは恥ずかし過ぎますっ」

「いいからっ柱の上からするんだ」

「それは嫌ーっ、厠にーっ」

お夏とお冬は磔柱から更に離れて、お篠を眺めていた。

見物人も何か起こったか分かった。

「なんとっあの女っ、磔柱の上からあの凄え格好で小便をするらしいぜっ、うひょーっ」

「こりゃ、見ものだな」

「今日はこんな天気で、少し寒いからなあ、まあ素っ裸で晒されていりゃあ、小便もしたくなるわっ」

少しの間、お篠はそれを我慢していたが、遂に限界が来た。まさか、こんな姿で大勢の見物人に向かってそれを放出しなければならなくなるとはお篠は思ってもいなかった。

「ああーっ、もう駄目ーーっ、みっ見ないでーーっ」

シャーーーッ、ジョーーーッ

お篠の割れ目から、もの凄い勢いで放尿が始まった。堪えに耐えた放尿は、キラキラ光りながら放物線を描き、磔柱の手前の地面へと落下して、ビチャビチャビチャと跳ね返り辺りに飛び散った。そして、みるみるうちに泡の浮く黒い溜まりを地面に作った。段々と放尿の勢いが弱まり放物線の角度が下を向き止まった。それからまた、ピュッ、ピュッと放尿は断続的になり、ダラリと会陰部に伝い肛門を伝い柱に垂れて、お篠の放尿が収まった。

お夏は余りに凄まじいお篠の放尿姿に、呆気に取られてその場を動けずにいた。女のお夏でさえ小便がどこから放出され、どのように収まるか初めてその全貌を見た気がした。なんと恥ずかしく嫌らしい光景であったであろう。たとえ、どんな罪人でもここまで惨めな姿を晒さなければならない筈はない。お篠は磔柱に架けられ素っ裸の体を大の字に拡げ、剥き出しに晒された女の陰部を見せながら放尿をさせられたのである。お夏はお篠が堪らなく可哀想に思えて来た。


2. お篠串刺し

お篠は磔柱に架けられながら羞恥の放尿が終わった。お篠はうな垂れ嗚咽している。

「おまえさんっ、もうすっきりなさりましたかっ」

お夏が磔柱の側に近づきお篠を見上げて話かけた。

「うっううううっ、はっ恥ずかしいっ、ああーーっ」

「もうっ、よござんすねっ」

お夏は執行役人を見た。役人は首を縦に振り頷いた。

「では、始めさせていただきますっ、お冬っさあ」

カチリとまたお篠の胸元で長槍が交差された。

「ああーーっ、お願いっ許してっ」

「もう、観念しなさいなっお篠さんとやらっ」

「こんな恥ずかしい格好で死にたくないっ、何か腰に掛けてっ後生です。
あなた達だって女でしょうっ、あたいの気持ちが分かるでしょ」

お夏はお篠の気持ちが痛い程分かっていた。確かに死罪を言い渡された罪人とはいえ、大勢の見物人に女の全てを丸出しにした、素っ裸の体を晒しながら死んで行くことが、どんなに惨めで悲しいことが理解している。お夏はお冬の顔を見た。すると、お冬もお夏と同じ気持ちである様に頷いた。

お夏は長槍を足元に置くと己の褌を脱ぎ始めた。

「さあっ、お冬っお前も脱いでっ」

「姉さまっ、分かりました」

お冬もお夏に催促されると褌を脱ぎ始めた。そして、なんとお夏とお冬は股間を辛うじて隠していた褌を脱ぎ素っ裸になったのである。

仕置場は奇妙な光景になった。磔柱に素っ裸で架けられ女と、素っ裸で長槍を持って磔柱の前に立つ二人の女である。

「うおーっ、すげえっケツもアソコも丸見えだっ」

「裸の女の串取りだっ、こりゃ見ものだなっ」

「素っ裸の女が素っ裸の女を串刺しだあーっ、やれーーっ」

竹矢来を囲む見物人達が、お夏とお冬の裸の姿にやんやの喝采をしだした。

「お篠さんっ、これでおまえさんだけが恥ずかしい格好では無くなりましたっ、これで我慢して貰えますかっ」

「あっありがとう、貴女達はなんて優しいんですかっ」

「優しくなんて、ありませんよっこれからあんたの大事な所を串刺しにするんですからっ」

「ああーーっ、もう何も言いませんっ、覚悟が出来ました。さあ早く済ませてっ苦しまないようにしてっ」

「分かりやしたっ、それではっ突かして貰いますっ」

お夏の持つ長篠の先がお篠の拡げた股の奥に佇む肛門に突き刺さった。

「ウグギャーーーッ、グアーッ痛いーーっ」

(耐えてっお篠さんっ、直ぐに楽にしてあげますっ)

長槍がなおも深くお篠の肛門に呑み込まされていく。

「グッグギャアーーッ、ガアアーッ」

お篠の大の字に拡げられた裸身がブルブルと震え、そして反り返るように波打っている。

「イヤーーッ」

長槍を突き上げるお夏は股を大きく拡げ足を踏ん張り股間を晒し、その胸の豊かな張りのある乳房はタプタプと揺れていた。お篠の肛門から噴き出した赤いものがお夏の裸身にブバッと掛かった。磔柱の上で悶え苦しむ女も長槍を手に女の肛門を突き刺す女も、どちらも人並み外れた美貌の女であった。その素っ裸の二人の女を見る者達はその怪しく美しい残酷な光景に息を呑むように静まり返った。

(済まないっ、お篠さんっ)

お夏は心でそう叫ぶと長槍を強く握り締めるとグリグリグリッとお篠の体内に槍を進めた。

「グッグギャアーーッ、ああーーっ、はっ早く殺してっ」

お篠は苦しさの余り絶叫した。お篠の括られた裸身がプルプルと小刻みに痙攣し始めた。

「お冬っ、あんたの番だよっ、一気に奥まで突き上げてっ」

「はいっ姉さまっ」

お冬の長槍がグサリとお篠の剥き出しの割れ目に深々と突き上げられた。ブバッとそこから赤いものが迸りお冬を染めた。

「グガアーーーーーーッ、ガアアーッ、はっ早くこっ殺して」

お篠は最後の力を振り絞るようにその裸身を反り返し、そして手を強く握り締めた。

その時、お夏がお篠の肛門に突き刺していた長槍を勢い良く抜いた。そして、お篠を見上げ、素早く心の臓にその長槍を突き刺した。

「グアーーーッ」

一瞬、お篠は断末魔の呻き声を上げるとガクッとその体を落とし括られている縄に体を預けた。そしてピクピクと痙攣した後静かになり動かなくなった。

「お夏っ、何をしたんだっ作法通りに何故しなかったのだ」

執行役人がお夏の側に来て怒鳴った。

「申し訳ございませんっ、つい夢中になり作法を忘れてしまいました」

「仕方の無い奴だっ」

女の磔での串刺しは、先ず肛門から槍を突き刺しその槍を口まで届かせてから、次の槍を女の急所の割れ目に刺してトドメを入れるのが正式の作法であった。心の臓を突き刺してしまえば直ぐに死んでしまう、見せしめの為の極刑である串刺しはトドメを最後の最後まで長引かせて罪人の苦痛を長引かせるのが本来の作法であった。しかし、お夏はお篠が苦しまないようにと心の臓を一突きして絶命させてしまったのであった。

仕置場では磔柱の上で絶命したお篠が晒されていた。その姿は大の字に素っ裸の体が拡げられ、女の恥ずかしい部分を剥き出しにされ、そしてその剥き出しにされている肛門と割れ目からは赤いものがダラダラと滴り柱の前の土を真っ赤に染めていた。なんと壮絶極まる光景であろう。お夏とお冬はその無惨なお篠が晒されている磔柱の左右に長槍を持ちスッと立っていた。もちろん二人は褌も付けていない素っ裸であった。

その晩、また同心の橘主水がお夏とお冬の家にやって来た。

「おいっお夏っ、今日の仕置、あれはわざと女の心の臓を突いたな」

「いえっ橘さまっ、あれは無我夢中でやってしまった事です」

「嘘をつけ、何時も冷静なお前が無我夢中だとっ、信じられないな。まあ終わった事はしょうがないが、今後はもう二度とあの様な仕置はするで無いぞっ、お奉行さまも今回の事はお怒りであったぞ」

「申し訳ございませんでした。今後は二度と致しませんっ」

「分かればいいんだっ、ところでな今日は女の裸を見過ぎたでなっ、ちと拙者のアソコがいつもより疼いてなっ、いつもより愉しませて貰うぞっ良いな」

お夏とお冬は丸裸の体を後ろ手に縛られ両の乳房も上下にキツく縄で縛られて床に転がされていた。

「いいだろうっ、うんっうん、今日はお互いの股のものを舐め合うんだっ」

「ああーーっ、そんなはしたない事はっお許しください」

「駄目だっやるんだ」

お夏は観念したように縛られた体をモソモソっと動かすとお冬の上に乗り自分の顔をお冬の股間に持っていった。

「姉さまっやめてっ」

「さあっお冬っ、足を拡げなさいっ」

「ああーーっ姉さまっ分かりましたっ」

お冬はゆっくりと足を拡げ、股間の奥をお夏の目に晒した。

お夏はお冬の割れ目に口を付け、そして舌を割れ目に沿って突き入れた。

「ああーーっ、嫌っ」

そして、お夏は自分の股間をお冬の顔に持っていくと

「お冬っ、あんたも私のアソコを舌を使って舐めてっ」

「はいっ、姉さま」

二人の女の股間からピチャピチャと卑猥な音が漏れ出した。お夏とお冬は目の前の割れ目を貪る様に舐め回している。

「前の穴だけで無くっケツの穴も丹念に舐めるんだっ」

二人の女はうんうんと言うように、その言葉に応え、互いの舌が奥まで届くように拡げている股をより大きく拡げた。

橘主水はギラギラした目をしながら二人の痴態を見ている。女達は己れの割れ目から淫汁を垂らしながら、相手の舌使いに喘ぎ声を出していた。

「姉さまっいいーーっいいよっ」

「お冬っもっと奥まで舐めてっ、いいっいいーーっ」

お夏とお冬は縛られた不自由な裸身をもどかしそうにうねらせ、精一杯己れの股を拡げ、そして舌を早く深く使っていた。

「姉さまっ気持ちいいっ、逝きそうっ」

「お冬っ一緒に逝くのよっ」

「ああーーっ、はいっ姉さまーっ」

お夏とお冬が絶頂を迎えそうなその時

「よしっ、二人共っ相舐めを止めてっ、仰向けになって股を大きく拡げろっ」

お夏とお冬は橘の突然の言葉に、残念そうにして、床にゴロリと仰向けになると足を開き股を大きく拡げた。二人の口元は互いの淫汁でヌメヌメと光っていた。

橘主水の手には太く真っ赤な蝋燭が持たれていた。主水は残忍な目で二人を見下ろすと蝋燭をお冬の股間に近づけた。

「お冬っ、絶対に足を閉じるなよっいいなっ」

「ああーーっ、許してっ」

主水は淫汁に塗れテカテカに光っているお冬の割れ目にその蝋燭の雫をボタボタと垂らした。

「うっうっうぐーーーーっ」

「どうだっ、お冬っ火照った割れ目に蝋を垂らされる気分はっ堪らんだろうっ、ヒッヒッヒッ」

「うあーっ、あっ熱いっ許してくださいっ橘さまっ」

「駄目だっ、お冬っ、もっと股を拡げてケツの穴が良く見える様にするんだっ」

「うっううううっ、こうですかっ」

お冬は限界まで股を拡げると少し腰を浮き気味にして肛門が主水に良く見える様にした。

「そうだっ、ケツの穴の皺がヒクヒクしておるのが良く見えるぞっ」

蝋燭の雫がポタリとお冬の肛門に垂らされた。

「ウグアッ、あっ熱い、ああーーっいいーーっ」

「お夏っ、お前のアソコもムズムズしているだろうっ、股を限界まで拡げろっ」

「はいっ、橘さまっ」

お夏とお冬の股間は蝋燭の雫で真っ赤に染まるまで主水は蝋燭責めを愉しんだ。

「お夏っ、ケツを突き出せっ」

お夏は縛られた裸身で前屈みになると尻を高く上げ両脚を開いた。主水はお夏の尻に覆いかぶさる様にして己れのいきり勃つ肉棒をお夏の割れ目に添えた。

「お夏っ、ここを串刺しにするぞっいいなっ」

「はいっ、橘さまっお願いします」

主水は腰をグイッと突き出し、肉棒をお夏の割れ目に呑み込ませた。

「ああーーっ」

お夏が歓喜の声を上げた。

「お冬っ、お前は拙者の魔羅とお夏の割れ目を舌を使って舐め回せっ」

主水は突き入れた肉棒をお夏の割れ目から抜いた。その肉棒はお夏の淫汁でテカリ輝いていた。そして、肉棒を抜かれた割れ目もグチョグチョに塗れ光っている。

お冬はお夏の淫汁に塗れた肉棒を口に含んだ。そして、先から根元までを舐め回すと、今度はお夏の淫汁に塗れた割れ目を舌を使って舐め回した。

「よしっ、お冬っ顔をどけろっ」

主水はまたグイッと肉棒をお夏の割れ目に突き刺し、そして引き抜きを繰り返した。その度にお冬は主水の肉棒とお夏の割れ目を交互に舐め回した。

「ああーーっ、橘さまっ、はっ早く、お夏にトドメをっ」

「まだまだっ、お冬っ拙者の魔羅をたっぷり舐めろっ」

三人の淫らな夜は始まったばかりであった。


3. お夏磔責め

奉行所の奥の一室で橘主水と奉行の板倉越後守が酒を酌み交わしながら何やら談合していた。

「ところで、主水っ、例の裸串取りの姉妹だが、なかなかの美人と聞き及んでおるぞっ、一度会ってみたいものだなっ」

「お奉行さまにも、もうその噂が耳に入って居りますとは、いやいやっ」

「それにっ、おぬしも時々その姉妹の家に通っているとも聞き及んで居るぞっ、主水っおぬしもすみにおけんなあっ、はっはっはっ」

「いやーっ、これはしたりっ、お恥ずかしいっ」

「それでなっ、ちょっとした嗜好を拙者の別宅で行いたいと思ってなっ、その姉妹を連れて来て貰いたいんだがっ、主水っ」

「別宅と言うと、例の楓様のいらっしゃる処で、御座いますかっ」

「うんっ、そうじゃ。明後日の夕刻にその姉妹をそこに連れて来て貰いたいのだが、いいなっ」

「はっ、承知致しました。その様に手配いたします」

主水は女癖の悪い奉行の頼みに承知はしたものの、嫌な予感がしていた。お夏とお冬の姉妹が奉行の元に顔を出して無事に済む筈は無いと思っていた。しかし、奉行所で一番偉い奉行の板倉越後守に頼まれては拒む訳にはいかなかった。そして、もう一つ、橘主水はお夏に惚れていたのである。主水はいつも姉妹の家に行くと、姉妹に特にお夏を欲情の赴くままに淫残に犯していたのだが、それは主水のお夏に対する恋心を上手く表現できないための行為であった。お夏を残酷に責めれば責めるほど、お夏を自分の物に出来るのではないかと思っていたのであった。


「お前達の槍捌き、まこと見事と聞いておる、それに仕置場での褌姿は評判を呼んでるとこ事っ、結構っ、まことに結構っ、褒めてつかわすぞっ」

「はっ、ありがとうございますっ」

町外れの板倉の別宅の庭に面した奥座敷にお夏とお冬は傅いてそこに居た。二人の前には奉行の板倉とその妾の楓が並んで座っていた。左右には奉行の側近が二人控え、そして、姉妹の後ろには主水が居た。

「してっ、どちらが姉のお夏だっ、苦しゅうない面を上げよ」

「はっ、わたしで御座います」

お夏が顔を上げた。

「ほおーっ、なかなかの美形だなっ、そう思わぬかっ楓っ」

「知りませぬっ、嫌味なお殿さまだことっ」

楓はとある商家の娘で年の頃は17か18くらいであろうか。板倉に見染められ、一年程前からこの別宅に囲われていた。その言葉遣いや動作には幼さがプンプンしていた。

板倉は卑猥な笑みを浮かべながら、お夏に覗く様にして話かけた。

「ところでお夏っお前達を呼んだのはなっ、一度お前達の槍捌きを見せて貰いたいと思ってなっ、これから見せて貰えぬだろうかのう」

「槍捌きっ」

お夏は怪訝そうな顔をして答えた。

「何っ本物の槍を使う訳ではないのだがなっ、ひっひっひっ」

「本物の槍でないとはっ」

板倉が側に控える男に合図した。すると、その男は一旦席を去ると長槍の先に張型の付いた何とも卑猥な槍を持って部屋に戻って来た。

「これがその槍だがな」

お夏は一瞬だじろいだが、キッとした表情で板倉を見つめ。

「してっ、この槍でどなたを突けば宜しいのでっ」

板倉が楓をチラリと見た。

「お夏っお前の目の前に座っておる、この楓を突いてみてくれぬかっ」

「そんなーっ、嫌だよっ、そんな話は聞いて無いよっ、お殿さま、お止めくださいっ」

「うだうだ言ってないでっ、この姉妹に楓っお前の二つの穴を突いて貰うんだっ」

また、板倉が側に控える男に合図した。

その男は庭に面する襖を開けた。するとそこには、真っさらな木で組まれた柱が置かれてあった。

「ひぃーっ、そんなっお止めくださいっお殿さまっ」

「さあ、そこの磔柱に素っ裸で架かって、お前の可愛い、二つの穴を晒して、槍で突いて貰うんだっ」

「ああーーっ、そうっそうなのっ、あたいはまだ磔って見たことないのっ、だから、てっ手本を見せてっ、そうよっ誰か手本になってっ、そうしたら、あたいも磔になってその嫌らしい槍で突かれてもいいよっ」

「上手く言い逃れたなっ、楓っ本当に手本を見せれば、良いんだなっ

「はいっ、お約束致します」

板倉はお夏の方を振り返り。

「そういう事じゃっ、お夏っお前達二人のどちらかが磔の手本になって貰う事になった。どっちが磔に架かるが決めろっ」

お夏とお冬が顔を見合わせた。お冬はブルブルと震えている。

「はっ、お奉行さまっ、わたくしお夏が磔に架かりますっ、そして妹のお冬が串取りとしてその槍を使い槍捌きをお見せ致します」

「あい分かったっ、それでは皆の者っ磔の用意を致せっ、楓は良く見てるんだぞっ、このお夏が終わったらお前の番だからなっ」

「・・・・・はいっ」

主水は愛しいお夏が奉行の卑猥な欲情を満足させるための犠牲になって、これから恥辱を受ける事になったことが悔しくて堪らなかった。しかし、この卑猥な磔を止める事も出来ず黙って見ているしか無かった。

外はもう日も落ち真っ暗になっていた。しかし、その別宅の庭には蝋燭が煌々と燈され、光と影の強い対比の中、怪しい光景が浮き上がっていた。

お夏は全裸の体を磔柱に大の字の格好に括られ、蝋燭の灯りにその白い肌を照らされていた。お冬はと言うと処刑場と同じように褌一つの姿になり、卑猥な張型付き槍を持ち、その肌を晒していた。

お冬がお夏の大の字の姿を見上げていると、板倉がお冬の後ろに立った。

「どうだっお夏っ、磔柱の上に架けられた気分はっ、いつも下から見上げていたのにっ、今度は上から見下ろす気分はっ」

「はいっ、とても景色が良くて、いつも罪人はこんな景色をみていたんだなと、羨ましく思いますっ」

「お夏っ、本当はお前は磔にされたかったんじゃないかっ、どうなんだっ」

「ああーーっ、そうかもしれませんっ」

「お冬っ、そろそろ始めろっ、楓っ磔とはどんなものかっ良く見てるんだぞっ」

「お奉行さまっ、槍は一本ですっ、どこを突けば宜しいのでっ」

「お冬っお前はっこの前の女の串刺しの時っどっちを担当したんだっ」

「はっ、前の女陰ですっ」

「ならっ今度もお夏の女陰を突いてっ、いい気分にさせてやれっ、お夏も股をパックリと拡げてっ槍の先をしっかりと咥え込めよっいいなっ」

「はいっ、分かりました」

板倉の言葉を聞くと、お冬は張型付きの槍を持ったままお夏の顔を見上げた。お冬は不安だった、どうすれば奉行が満足し、そして手本となるのが良く分からなかった。

「姉さまっ」

「お冬っ、いいから私の前の穴を突いてっ」

お冬は槍の突き先のお夏の女陰を見上げた。そして、ハッとした。

(そんなっ、姉さまのあそこがじっとりと濡れてるっ、姉さまは磔にされて感じてるんだわ)

「お冬っ、このまま晒されてるのは辛いわっ、早く突いてっ」

お夏が串刺しの催促をした。

グチュッという嫌らしい音が響いて、お夏の女陰はお冬の突き上げた張型付きの槍を呑み込んだ。

「ああーーっ、あっあっあっ」

お冬に取って、今まで経験したことの無い反応であった。お夏は甘美の声を張り上げたのである。

お冬はグイッと槍を女陰の奥に突き刺し、その動きを止めた。

「姉さまーっ」

お夏は磔柱に括られた裸身を震わせ、そして腰を前に突き出した。

「おっお冬っ、止めないでっ、槍を抜き差ししてっ、お願いっ」

板倉がその眼をギラギラさせ。

「おいっお冬っ、それでも評判の串取りかっ、何をしているっ、見事な槍捌きを見せろっ」

「はいっ、申し訳有りません」

お冬は槍先を一旦、お夏の女陰からズルリと引き抜いた。すると、そこからダラリとお夏の歓喜の印の淫汁がポタリと垂れ落ちた。


4. 姉妹の思惑

お夏は磔柱の上でぐったりとしてうな垂れていた。奉行の板倉越後守の命により妹のお冬に張型付きの長槍で女陰を突かれ、歓喜の声を張り上げ、そして、おびただしい淫汁を女陰から溢れさせて果てさせられていた。途中からは橘主水も加わり、お冬が女陰を張型で嬲り、主水が肛門を嬲ってお夏を追い上げていったのであった。そして、お夏は体中を痙攣させて、絶頂へと登りつめたのであった。

「お夏っ、いつも槍を振っているが、たまには槍で突かれるのもいいもんじゃろうっ、どうだっ」

奉行が満足したようにお夏を見上げながら話かけた。

「ああーーっ、はいっいいです」

それから暫くして、磔柱の上には奉行の板倉の妾の楓が架けられ、蝋燭の灯りに照らされ、大の字に晒されたその幼い裸身を浮き上がらせていた。

「お殿さまっ、恥ずかしいですっもうお許しください」

「楓っ、こうして磔にしてお前の体を見上げてみるとっ、なんとも可愛いらしいのうっ、助平な槍でそのおっ広げている穴を突き上げたらっどんな声が聞けるか愉しみだな」

「ああーーっ許してっ」

「許さんぞっ、楓っ、さあっお夏とお冬っ槍捌きを見せてみろっ」

お夏とお冬は真っ赤な褌姿で、張型付きの長槍を、楓の晒されている膨らみきっていない少女の様な乳房の前で交差させた。

「嫌っ、駄目ーーーっ」

楓はその長槍の先の卑猥な張型を見つめながら、懇願した。長槍の先が拡げられている股間の二つの穴に添えられた。すると、楓は腰を振りその長槍から逃れ様ともがいていた。

「それではっ突かせて貰いますっ」

お夏が叫んだ。

両方の長槍の先が同時に楓の尻の穴と割れ目に呑み込まされた。

「あっああーーっ、はっ恥ずかしいっ」

楓の裸身が磔柱の上で突っ張った。

「あっああーーっいっいいーーーっ」

メリメリと張型が肛門の皺を引き込みながら呑み込まされ、桃色の肉を引き出しながら抜かれている。幼い女陰に突き込まされている張型は、その亀裂を割くのではあろうかと思われる程太かった。しかし、楓は見事にその太い張型を呑み込んでいった。楓の呻きとも喘ぎとも取れる声が深夜の静まり返る闇の中にこだましていた。

「楓っ、可愛い声じゃのう、いいぞっうんうんいい声だっ」

「ああーーっ、お殿さまっ、かっ楓はっ変になりそうだわよっ」

「そうかっそうかっ、前の穴も後ろの穴も旨そうに張型を咥えてるぞっ楓っ、おおーーーっ堪らんっ」

奉行は楓の張型の串刺しをギラギラした目で眺めていた。そして、奉行は楓の女陰を突き刺しているお冬の側に来ると、いてもたってもいられない風に腰の物をその場に投げ置くと、袴を脱ぎ褌を緩め己れのいきり勃つ肉棒を取り出した。お冬の褌に手をかけそれを脱がしお冬を素っ裸にしてしまった。

「あっ、お奉行さまっ何を成されますっ」

「お冬っお前は楓を突き上げながら、そのケツを突き出せっ」

「そっそんなっ、手元が疎かになりますっ」

バシッ、奉行はお冬の尻を叩いた。

「つべこべ言うなっ、早くケツを突き出せっ」

奉行はそう言うが早いか、お冬の尻を掴むと、腰をグイッと突き出した。

「ああーーっ、おっお奉行さまっ、そんなっ」

お冬が長槍を持ったまま声を上げた。

お冬は張型付きの長槍を楓の女陰に突き上げたまま、奉行の肉棒で女陰を串刺しにされてしまった。

「おいっ、主水っお夏の槍を持って楓のケツの穴を突けっ、お夏はこっちに来てっ拙者の袋を舐めろっ」

「はっ、しかしお奉行っ、それはっ」

「主水っ何か文句があるのかっ、お夏っ早くやれっ」

主水はお夏に目配せすると、お夏の手にしていた長槍を掴んだ。お夏は奉行の元に行くと奉行の股間に顔を入れ、お冬の女陰を突き刺している肉棒の根元にある袋を舌を伸ばして舐めだした。奉行の褌がダラリと落ちた。

「おおっ、堪らんぞっうんうんっ、お夏っケツの穴も舐めるんだっ」

お夏は仰向けになって奉行の股間を見上げ、尻の穴に舌を伸ばしながら、その傍らにある奉行が投げ落とした。刀を見つめていた。

磔になっている楓の二つの穴からはグチョグチョと淫らな音がし、奉行に突き上げられている、お冬の女陰からも淫らな音がしている。そして、お夏がベチョベチョと奉行の尻の穴を舐めている音が聞こえているた。

「ああーーっ、お殿さまっ楓は逝きそうですっ、いいーーーっ」

「うおっ、拙者も堪らんっ果てるぞっうっうううおっ」

その瞬間、お夏の手が刀に伸びた。そして、サッと奉行の股間から離れるとキラリとその刀を抜いた。

「板倉っ、亡き父、母の仇っ覚悟っ、死ねーっ」

バサリとお夏は奉行の肩に斬りつけた。

「ウギャーッ、何事っ、お夏っ何をするーっ」

奉行の肉棒がお冬の女陰からズルリと抜け、そしてドサリとその場に倒れ込んだ。

「狼藉者ーっ、こやつを捕らえろっ」

お夏が奉行に二の太刀を浴びせようとした瞬間、奉行はクルリとその刀をかわした。

「あっ、しまったっ」

バラバラと奉行の側近の二人がお夏に立ち塞がった。楓の女陰に突き刺さっていた張型をニュルリと抜いたお冬が長槍を側近の一人に構えた。

主水は楓の肛門に突き刺した長槍を持ったまま、呆気にとらわれていた。

「えいっ」

お冬の長槍が側近の一人の胸を突いた。しかし、その長槍の先に付いているのは張型である、その側近は一瞬、フラッとしたが直ぐさま刀を構えている。

「ええいっ、早くこの者共を捕らえろっ、主水っ何をしているっお前も早く加勢いたせっ」

そして、奉行は屋敷中に大声を放った。

「出会え出会えっ、曲者ぞーっ」

お夏は褌一枚で刀を構え、お冬は素っ裸で張型付きの長槍を構えている。そして、側近の二人は刀を構えジリジリと間合いを詰めて来た。

すると、主水が刀を抜き奉行の側近の一人を斬りつけた。

「ウグッ、なっ何をするっ」

側近の一人がその場に倒れた。

「主水っ、気が狂ったかっ」

「お夏っ、加勢致すぞっ」

「主水さまっ、ありがとうございますっ」

その時、屋敷中から奉行の家来達がその庭にやって来た。

「おっ、来たかっ、この者共をひっ捕らえよっ」

奉行が斬られた肩を抑えながら叫んだ。駆けつけた家来達はその場の状況に驚いた風であった。庭に立てられた磔柱には奉行の妾の楓が素っ裸で大の字に架けられている。そして、奉行達に刀と槍を向けている二人の女は素っ裸と褌一枚の女である。

「お夏っ、まずいぞっ、この場は逃げろっ」

「いえっ、仇の板倉にトドメを刺さずには嫌ですっ、お冬もそうだな」

「はいっ、姉さまっ、千載一遇の機会っ何としても板倉を殺したいっ」

「しかし、お夏っどんな理由かは知らんが此処で死んでは元も子もないないぞっ、今は先ずはこの場を斬り抜けることが先決であろうっ、拙者も手助けするぞ」

「姉さまっ、この場から逃げてっ」

お冬がそう叫ぶと長槍を突き出し、奉行の家来達の中に飛び込んだ。

「あっ、お冬っ」

その時、主水がお夏の手を掴むと後ろに引いた。

「さあっ、お夏っ逃げろっ、早く」


お冬は取り押さえられた。主水とお夏はその場を斬り抜け、町外れから山道を登り山中にある小屋に辿り着いた。

「おっお冬が捕まってしまった。ああーーっ、何とした事かっ私のせいだわっ」

「あの場は仕方あるまいっ、しかし、何故っお奉行さまの命をっ、お夏っ話してくれまいかっ」

「うっうう、主水様にもご迷惑をお掛けしてしまってっ、申し訳ありませんでした」

お夏とお冬の両親は城下でも指折の大棚の材木商であった。そして、公儀の山の管理もしていたのであった。その山から出る材木を奉行の板倉は横流しして莫大な利益を得ようとしたのであった。しかし、その企てが発覚しそうになったので、奉行はお夏とお冬の父に濡れ衣の罪を被せ、そして奉行の立場を利用して父親並びに母親まで死罪にし、店も取り潰してしまったのであった。まだ、幼かった姉妹は親戚預かりとなり、しかし、その親戚はある事情で二人の面倒をみれなくなり、いつの間にか非人の部落に預けられ、そして、串取りの育ての親の元で成長したのであった。しかし、二人は両親の罪が全くの濡れ衣だと言うことをかつての使用人より聞かされ、いつの日が両親の仇を取ろうと、奉行所と繋がり
のある串取りになり、その日を待っていたのであった。それも、奉行の目に止まる様にワザと女だてらに褌一枚の恥ずかしい格好をして、奉行に会えるかもしれない機会を作って待っていたのであった。

「そうかっ、そんな理由なのかっお奉行はなんて酷い野郎だなっ分かったっ、拙者は今後もお夏っお前の味方を致すぞ、それにもう拙者も奉行所には戻れん事になってしまったしなっ、だがな、後悔はして居らんぞっ」

「何故っ主水さまは、私をお助けになられたのですかっ」

「うーんっ、それはなっ、何と言うかーー、そのーー」

「主水さまっ、はっきり言ってくださいましっ」

主水はお夏の顔を見つめ

「拙者はお夏っお前が愛おしいっ、今まで散々お夏に酷い嫌らしい事をして来たが、それは上手く気持ちを伝えられなくてなっ、あんな事をしてしまったのだっ許せよっ」

「いえっ、お夏も主水さまに苛められるのが嬉しかったのですっ、私も秘かに主水さまをお慕いいたしていましたっ」

「そうかっ、嬉しい事を言ってくれるなっお夏っ」

二人は静かに抱き合った。


雨の音に二人は目を覚ました。

「主水さまっ、お冬はどうなったのでしょうっ、奴らに捕らえられた所までは見ましたが、心配です」

「多分、あの残忍な奉行の事だっ酷い責めを受けているかもしれんなっ」

「なんとか助ける事は出来ないでしょうか」

「そうだなっお冬を助けたいのは山々だがっどうしたら良いのか」

奉行はお夏に肩を斬りつけられたが、命に別状は無かった。お冬は奉行の別宅の庭の檻に入れられていた。お冬の口から何故自分が命を狙われたのか聞かされていた奉行は、と言うことは、今回の件は秘密が発覚しない為にも早く処理をしなければ成らないと思っていた。そして、お夏の立ち回りそうな所を聞き出す為にお冬には残酷な責めをして聞き出そうとしていた。



5. お冬の責め苦

山中の小屋の中でお夏と橘主水が素っ裸で絡み合っていた。お夏は後ろ手に括られ、胸に回された縄で豊かで形の良い乳房は醜く突き出されている。主水はお夏の女陰を肉棒で串刺しにし、その女陰の奥深くに何度と無く白濁の液を放ち、その肉棒を咥えたお夏の女陰からは白濁の液が滴っていた。

「ああーっ、主水さまっいいーっ、お夏はしあわせですっ」

「うぐぐ、お夏っ拙者もいいぞっ、お夏っなんと愛おしいんじゃ」

主水はズルリと肉棒をお夏の女陰から引き抜くと、お夏の縛られた裸身に覆い重なり、今度はその肉棒でドロドロに爛れた女陰に口を付けて貪った。お夏も自分の淫汁に塗れた主水の肉棒を愛おしそうにその口で咥えた。二人の顔は互いの愛液に塗れグチョグチョになっている。
お夏が腰を振りながら

「ああーっ、おしっこがっでっ出そうですっ口を離してっ」

「いいからお夏っ、そのまま小便をひり出せっ」

「ああっ、主水さまっいいのですかっ、汚いですよっ、あーーっ」

「お夏っお前の物なら汚いことなどあるかっ、さあっひり出せっ呑んでやるからっ」

「ああああっ、分かりましたっ、出しますっ、主水さまもおしっこを出してくださいましっ、わたしも主水さまの物を呑みたいっ」

二人は小便を互いにひり出しながら、その小便を美味しそうに呑んでいる。二人の情事はもう尋常でないところに来ていた。それは、この先の不安を互いの身体にぶつけ合う事で忘れようとしていたのであろうか。

「ああっあっああーっ、主水さまーーーっ」

「お夏っ、お夏よーっ」

主水はお夏の小便に塗れた女陰から口を離し、小便に塗れた己の肉棒をお夏の口から抜いた。そして、またその肉棒をお夏の小便に塗れた女陰にグサリと突き入れた。

「主水さまーーーっ、いっ逝きますっ、ああーっ、逝くーーっ」

「うっ、おっお夏っ拙者も果てるぞっ、うおーーーっ」

二人の歓喜の絶叫が山中にこだましていた。

そんなお夏と主水が歓喜の絶叫を上げているその時、お冬も絶叫をあげていた。しかし、それは歓喜の絶叫では無く、激痛からくる絶叫であった。お冬は奉行の板倉越後守の別邸の庭先で残忍な拷問を受けていた。

お冬は素っ裸に剥かれ後ろ手に括られたその裸体を、庭にある木の枝から股を空に向けて大きく拡げられ逆さまに吊るされていた。そして、その見事にパックリと拡げられている股の女陰と尻の穴を竹の鞭で打ち据えられていた。その鞭がお冬の股間を捉える度にお冬は吊られた裸身を大きく波打たせ、絶叫していた。その鞭打ちの拷問が長く続いていた証にお冬の股間は真っ赤に腫れ、白い肌には血が滲んでいたのであった。

ビシリッ、また竹の鞭がお冬の女陰の肉を打ち据えた。

「うっウギャーーーッ、ああーっ、知りませんっ、本当ですっ」

「嘘を付けっ、お夏達はっどこにいるんだっ吐けっ」

奉行の配下の加藤による執拗な女の敏感な部分への鞭打ちが続いている。奉行はお夏に肩口を斬りつけられたが浅い斬り傷で包帯こそ巻いていたが、庭に面した部屋でお冬の拷問を指図していた。しかも、怪我をしている体であるのに股間を晒して、そこに聳える肉棒を楓に舐めさせていたのであった。なんと性欲旺盛な男であろうか。奉行はお冬の女陰鞭打ちを見ながら肉棒を固く聳えさせ、その肉棒を楓に咥えさせていたのであった。

「うっ、いいぞ楓っ、もそっと裏側も舐めてくれっ」

楓は奉行の聳える肉棒を咥えながら「うんうん」というように首を縦に振った。

「ええーいっ、加藤っ、責めが手緩いぞっ、この女の割れ目を拡げてっ
直接割れ目の中の肉を鞭で打ち据えいっ」

「はっ、しかしどのように割れ目を拡げたら宜しいでしょうか」

「うーんっ、そうだなっ土手の肉に釣針を突き通して紐で引っ張って縛ってしまえばっ、割れ目の中の肉が丸見えになるじゃろうっ、おいっ誰か釣針を持って来いっ」

「はっ、お奉行さまっ、承知いたしました」

加藤は釣針を受け取ると、お冬の女陰の土手の肉を摘みブスリと針先を突き刺した。

「ヒィー、ギャーーーッ、やっやめてーっ」

お冬は吊るされている裸身を振って叫んだ。しかし、加藤はその釣針に紐を繋げるとお冬の太ももに括り付け、女陰をパックリと拡げて淡い桃色の肉を晒してしまった。そして、奉行の言われるままに、その剥き出しの肉に竹鞭を打ち据えた。お冬は人目に晒すことの無い敏感な肉を打ち据えられる苦痛に、悶えそして叫んだ。暫く続いた鞭打ちにもお冬はお夏達の行き先を白状しなかった。

その日から連日、お冬は奉行の別邸で過酷な責めを受け続けたが、結局、何も話さなかったのであった。そして、奉行は次の手段としてお冬を処刑する事にした。お冬は奉行所で簡単な裁きを受けると死罪にさせられてしまった。その仕置の事は城下に大々的にふれられた。奉行はお冬の仕置の時に必ずお夏達が現れると確信していた。その時にお夏達を捕らえようと考えたのであった。

お夏はその日、城下の様子を探りに山を下りて町中に入った、そして町中に立ててある触書きを見て、お冬の仕置を知ったのであった。

「主水さまっ、おっお冬が処刑されてしまうっ、何としても助けなければっどうしたら良いでしょう」

「今回の仕置の御触れは何かっ、企みが有るように思えるのだがっ、ここは慎重に行動せぬと、取り返しの付かぬ事になるやもしれんなっ、お夏」

「しかし、何もせずに居たらっお冬は殺されてしまいますっ、ああーーっどうしたら良いのでしょう」

「そうだなっ、お冬を助け出すとしたらっ、仕置場に着く前にしなくてはっ、仕置場に着いてしまったらっ、もう手も足も出ぬなっ」

「仕置場に着く前にっ」

「そうだっ、いつも通り、お冬は奉行所から仕置場まで引き回される事になるだろうっ、その時が唯一の機会かもしれんなっ、しかし奉行達も警戒しているだろうし、並大抵では助けられないだろうっ」

お冬は裁きが決まると奉行所の牢に入れられていた。普段から物静かなお冬は牢に入れられてからは、誰とも話さず一人で静かに仕置の日を待っていた。しかもお冬は連日の奉行の拷問に身も心も疲れきり気力も失せていたのであった。仇の奉行を仕留める事が出来ず無念ではあったが、きっと姉さまが父、母そして自分の仇を取ってくれると信じていた。

「奉行さま、してお冬の仕置はどのような処刑方法で執行いたすので、
仕置の沙汰は発しましたがその方法はまだ、発して居りませぬが」

仕置を担当する執行役人の山辺が奉行に尋ねた。

「そうよのうっ、あのお冬は串取りに身を奴してまでして拙者に近づき殺そうとしたのでなあっ、磔串刺しではっあの女も驚きはせんだろうっ、もっと残酷で女としては耐え難い仕置方法が良いのう」

「女として耐え難い仕置ですかっ、
それでは奉行さまっ火炙りなど如何でしょう」

「うーん、火炙りのうっ、いまいち興奮せぬのうっ」

「そうですかっ、ちと拙者には思い浮かびませぬが、申し訳ありません」

「そうじゃ、山辺っ牛裂きはどうかのうっ、その昔っ戦国の世では頻繁に行われていたと聞き及んでいるぞっ、牛裂きじゃ、あの女を素っ裸にして大股開かせて牛裂きにしてくれようぞっ、うっひっひっひ、では山辺っ牛裂きの手配を致せ分かったな、それから触書きに認めよ、これを聞いたらお夏達は絶対に現れるに違いないっ」

仕置の朝、お冬は牢から引き出されると初めて牛裂きに処されると言い渡された。お冬は黙ってその言葉を聞いていたが牛裂きがどんな処刑方法か、お冬は良く分からないでいた。しかし、その牛裂きと言う語感から、きっと自分は磔よりも惨たらしい殺され方をされると感じていた。

お冬は素足に腰巻一枚の姿にされ、両手を後ろで縛られ乳房も飛び出すように荒縄でキツく縛られた。奉行はお冬を素っ裸で引き回す事も考えたが、仕置場に着いてから腰巻を剥ぎ取り素っ裸にした方がより女の羞恥が増すのではないかと考え、敢えて腰巻姿で引き回す事にしたのである。とは言え、お冬に取っては腰巻を着けているとはいえ、縄目を受けての乳房を晒しての引き回してある。今まで、褌一枚で串取りをしていたとしても、勝手が違っている。そんな裸同然の姿で死が待つ仕置場まで引き回されるのである。

牛が二頭引き出されて来た。お冬は首に荒縄を巻かれるとその先がお冬の前にいる牛の鞍に結び付けられた。そして、後ろ手に括っている荒縄から伸びた縄がお冬の後ろにいる牛の鞍に結び付けられた。お冬はこれから自分を引き裂く牛に引かれ、そして、牛を引きながら仕置場まで歩んで行くことになるのであった。

「串取りお冬 奉行殺害未遂及び奉行所撹乱の罪に寄り 牛裂きの刑に処する」の立札を先頭にお冬の引き回しの一行が奉行所を出発した。お冬は牛に首縄を引かれながらヨロヨロと死への道を歩き始めた。

お夏と主水はその日、百姓姿に変装し、朝まだ暗いうちから町中に潜んで引き回しの一行を襲撃する場所を物色していた。そして、道が狭くなった直ぐの曲がり角にある空家で、引き回しの一行を待ち伏せする事に決め手筈を整えていた。二人は長槍二本に刀を二振り用意していた。主水は多少剣術には自信があり、お夏は槍には自信があった。そして、お冬を助けたら直ぐにお冬にも槍を持たせようと考えていた。お冬もお夏と同様に槍はそれなりに使えたのである。後は遮二無二、血路を切り開いて逃げるという手筈である。

日が昇りかなりの刻限が経った。その空家の前にお冬の引き回しを見ようと野次馬が多数集まって来ていた。

「なんでもようっ、今日の仕置は牛裂きってことらしいぜっ、凄まじい仕置だなあっ、しかも、牛裂きにされるのが例の褌姿で有名な串取りの妹の方だってことだぜ、確かいい女じゃなかったかっ」

「ああ、確かにいい女だぜっ、俺は仕置場で槍を使ってるところを見た事があるぜっ」

「しかし、牛裂きってどうな仕置なんだっ」

「俺も良くは知らないがっ、牛に結わえた縄で両足を引っ張って股裂きにするんじゃないかい」

「うへーーっ恐ろしい」

お夏は野次馬の話を空家の中で黙って聞きながら涙を流していた。

(お冬を絶対にそんな目に合わせないっ、必ず助ける)

お夏は心に誓った。そして、主水の手をしっかりと握った。

「おっ、引き回しの一行がやって来たぞっ」

お夏と主水は飛び出す時を待っている。


6. お冬の悲しい死

町中の空家の戸の隙間からお夏はお冬の引き回しの一行の様子を伺っていた。既に沿道には多数の見物人が群がり、引き回しの一行が目の前を通るのを待っている。 

「来たぞっ、引き回しの一行が来たぞっ」

沿道で誰かが叫んだ。

その瞬間、お夏は緊張のためかビクンと震えた。そして、主水と目を合わせ頷いた。沿道を覗くとお夏の目にお冬の哀れな姿が見えて来た。牛に引かれそして牛を引いているお冬は、腰巻一枚で乳房を晒して厳しく後ろ手に縛られヨロヨロと歩いていた。

(お冬っ、必ず助けるから、もう少しの辛抱よっ)

お夏は手にした槍の柄をキツく握り直すと、飛び出す瞬間をはかっている。

バタンッ、勢い良く空家の戸を蹴り倒すとお夏と主水は表に飛び出て来た。

「お冬っ、今助けるから待っててっ」

「あっ、姉さまーーっ、ダメーーっ逃げてっ」

お冬は縛られた体をもどかしそうに左右に振りながら叫んだ。


それから半刻も経たぬ間にお夏は役人達に捕らえられていた。主水は既に息絶えて沿道に転がっている。そして、お冬も。

お夏と主水が勢い良く飛び出して、お冬の周りにいる役人達を斬り伏せるまでは良かったのだが。待っていたかの様に何処からとも無く、役人がバラバラと数十人現れ、お夏達を取り囲んだのであった。

「シマッタっ、やはり罠であったかっ」

お夏は大きく叫んだ。

「お夏っ、こうなっては致し方無いっ、お前だけでも逃げろっ」

主水が叫んだ。

「姉さまーーっ、私のことは構わず、逃げてーっ」

しかし、お夏達は二重三重に取り囲まれてしまっている。槍に覚えのあるお夏も剣術には多少自信のある主水も、現れた役人の多さにもう逃げられないと悟っていた。それでも主水は、お夏だけでも逃がそうと考えた。

「お夏っ、拙者が血路を開くから逃げてくれーっ」

そう叫ぶと刀を構えてお夏達を取り囲む役人達に突っ込んでいった。その先には奉行の板倉が役人達の後方でニヤニヤしながらこっちを見ていた。

「うおーーっ」

主水が絶叫しながら刀を振り回している。しかし、多勢に無勢、主水は後ろから背中を斬られると、一瞬怯んだ、その瞬間に四、五人同時に主水の懐に突進してその胸を刀の切っ先で突いた。

「うーーっ、うがあーっ、お夏っ」

主水はそう叫ぶとその場にドサッ倒れた。

「主水さまーーーっ」

お夏は涙をこぼし、主水を見つめて叫んだ。お夏は槍を構え、間合いをとっている。役人達はお夏を遠巻きに囲み、そしてジリジリと迫ってくる。余りの急な展開にお夏はお冬の縄を解くのを忘れていた。お冬は腰巻姿の裸で後手に縛られたまま、お夏の後ろに立ち尽くしている。

「おいっお夏っ、残念だったな。もう観念して、抵抗を止めろっ、はっはっはっ」

奉行の板倉が楽しそうに叫んでいる。

「姉さまっ、どうか、お冬を姉さまの手で殺してっ、お願いっ」

「そんな事出来る訳が無いじゃないかっ、死ぬ時は一緒だけど、今じゃないお冬っ」

「姉さまっお願いっ、楽に死なせてっ、お願いよっ、このままじゃ、辛い死に方が待ってる」

お夏は思った。確かにお冬の言う通りである。このまま役人達に捕まれば、お冬だけで無く自分もきっと残酷で酷い殺され方をされるに違いない。だったら、お冬をこの場で殺し、自分も残念だが自害するしか無いのではないかと考えた。

「お冬っ、分かった、死ぬ時は一緒だね。覚悟はいいかい」

「はいっ、姉さまの手にかかって死にたいっ、でも姉さまはっ」

「わたしはっ、あの憎き板倉と刺し違えてやるからっ、心配しないで」

お夏は役人達の囲みに槍を突き出し突っ込んだ。わあっと役人達は後ろに下がった。その時、お夏はクルッと向きを変えると槍先をお冬に向け、そしてお冬の心臓目掛けて槍を突き刺した。お冬は縛られた裸身ですっと立ち、静かに目を閉じていた。

「うっ、ううっ、あっ姉さまっ」

お冬は小さく呻くと、後手に縛られている裸身でドサッとその場に倒れた。

「おっお冬っ、許してっ」

お夏はお冬を殺した悲しみに、動きが止まり隙が出来てしまった。すると四方八方から投げ縄が投げられ、縄がお夏の体に絡まり動けなくなっり、そして投げ縄を引かれるとその場にバタリと倒されてしまった。

「ああーっ、不覚っ」

お夏は役人達に取り押さえられてしまったのであった。

それから数日後にお夏の処刑が執行されることになった。主水を死なせ、お冬を自分の手にかけ、仇の板倉も殺せず、もうお夏には何の希望も無かった。虚無の中にお夏の心はもう死んでおり、捕えられてからは一言も発しないでいた。

その日、仕置場には先日の騒ぎも有ってか。凄まじい数の見物人が集まり、お夏の処刑を見ようとしていた。お冬と同じ様に腰巻だけの裸同然の姿で後手に縛られて、徒歩で引き回されてきたお夏が仕置場に現れると、ドッと見物人が騒いだ。

「串取りお夏が串刺しになるんだとよっ、こりゃあ見ものだんべっ」

「なんでもっ、実の妹を槍で刺し殺したんだとっ、いい度胸してるな」

「いつもは褌からはみ出たケツを拝んでおったが、今日は中身が見られるんぞっ、こりゃ堪らん」

仕置場の中央には白木の磔柱が横たえてあり、その正面に床几に座り残忍な目付きの奉行の板倉が居り、その左右には板倉の配下の加藤と執行役人の山辺が袴の前をもっこりさせて腰かけていた。お夏は板倉達を一瞬睨みつけそして、直ぐに目をそらした。お夏は磔柱の前に引き出され、その場に立たされた。そして、その時、磔柱をお夏は見ていつもお夏が串取りの時に使用されている磔柱と違う事に気が付いた。それはキの字に見えるが何故か上の横木から柱が出て居らず、見ように寄っては土の形にも見えた。

そのお夏の表情の変化に気付いた板倉がニヤリとしてお夏に向かって。

「お夏っ、いつもの磔柱と違う事に気付いたか、今日はちょっと違う趣向でお前に引導を渡してやるからっ楽しみにしてろっ、ではっそろそろ素っ裸になってお夏っお前のイヤラシイあそこを見せて貰うとしよう」

「・・・・・」

お夏はビクッと震えたが直ぐに観念した様にその場に立ち竦んでいた。刑史が後手に縛られている荒縄をバサリと切りドサッと荒縄がお夏の足下に落ちた。すると、またニヤリとしながら板倉が床几から立ち上がると、お夏の側にやって来た。お夏は後ずさりをしたが、刑史に抑えられ、自由になった両手を後ろに組まされてしまった。

「さあてと、お夏っ腰巻を取らせて貰うぞ、ひっひっひ」

「・・・・・」

板倉が腰巻の紐に手をかけ、そしてお夏の腰回りからお夏の恥ずかしい部分を辛うじて覆っていた布を一気に剥がす様に取った。お夏は遂に、素っ裸にされ、その全容に見物人たちに晒す事になった。しかし、お夏はそれでも怯む事無くその場に立ち竦んでいた。

それから、暫くしてお夏が括られている磔柱が仕置場に堂々と立ち上がった。

「おおーーっ、凄え、ありゃ何だっ凄え格好の磔だぜ」

「こりゃ、残酷な処刑になるんじゃねえかっ」

「やべーっ、あれがおっ立ってきやがった」

奉行の板倉も満足そうにお夏の磔姿を見上げている。


7. お夏無念の逆さ磔

いつの間にか、どんよりとした雲から雨が仕置場に落ちてきていた。雨はお夏の肌に当たり、艶やかな肉の表面を伝わりそして、水玉になりポタリと肩から滴り落ちている。

お夏は静かに目を閉じて、この惨めな屈辱の瞬間が早く終わり、お冬そして、主水の側に行くことだけを思っていた。

お夏は女としてこれ以上は無いほどの凄惨で屈辱的な姿で磔柱に括られていた。磔柱の横木に両手を左右に拡げられ、手首、肘、二の腕を荒縄でキリリと柱に縛りつけらている。剥き出しの乳房の上下、腰には荒縄が柔肌に食い込むほどに縛られ、両脚は股間から残酷にも横木に沿って、両脚の足首、膝、太腿が真っ直ぐになるように縛られていた。拡げきる限界の股裂きであり、お夏の股の関節は拡げられる刹那にグキッと音がし、お夏はくぐもった呻き声を発したのであった。そして、この素っ裸の女の磔姿の凄惨さは、なんと頭を地面に向けた逆さ大の字磔であったことである。いや、逆さ大の字磔では無く、逆さ土の字磔である。お夏の長い黒髪はだらりと地面に向かって垂れ下がり、本来、股の奥底に隠し
ておくべき女である印の肉の割れ目と、人の目に晒す筈の無い尻の穴、そう肛門も限界以上に拡げられ、堂々と天に向かって剥き出しに晒され、仕置場の見物人にあられもなく晒されていた。

お夏は女としての究極の羞恥を味わいながら、これから女の艶かしいその剥き出しの穴に鋭い槍先を呑み込まされ、過酷な苦痛の果てに息絶えることになるのである。その瞬間が刻一刻と迫っていた。

奉行の板倉は、袴の股間をもっこりと盛り上げながら、満足げにお夏の逆さ磔姿を眺めていた。

「お夏っ、なんとも凄まじい格好じゃのう、それにしても男をそそる身体じゃなあ、ちと惜しい気もするが、今更、詮無いことよのうっ」

「・・・・早くっ殺せっ」

お夏はそう言い放つと顔を板倉から背けた。

「まあよいっ、直ぐには死なせんっ、覚悟はよいなっ」

板倉はまたニヤリとすると手を挙げ
串取りとおぼしき男に合図した。

「よしっ、始めよっ」

その男は梯子をお夏の架けられている磔柱の後ろに立て掛け、手に桶の様な物を持ってスルスルと梯子を登り、お夏の剥き出しの股間を覗き込んだ。そして、雨に濡れびっしょりと水滴のある股間を首に掛けてあった布で拭き取った。

「おいっ、あんた凄えなっ、あんたの恥ずかしいとこが丸見えじゃのう、こりゃ役得でごんすなっへっへっへ」

「・・・・・」

串取りの男は桶から何やらヌメヌメした液体を掬うとお夏の股間にベッタリと塗りつけてニヤリとした。

「少しっ痒みもあるが、滑りが良くなるもんじゃて」

そして、またその液体を指に掬うと指を二本揃えて、お夏の尻の穴に指を突っ込み、深く浅くと指を動かした。

「へっへっへっ、役得っ役得っ」

お夏は括られている裸身をピクリと動かした。

男は梯子をスルスルと降りると今度は短めだがやけに重そうな槍を掴み、先程、お夏の股間に塗り込んだ液体を槍の穂先から柄に満遍なく塗りつけると、また、スルスルと梯子を登りお夏の股間が覗ける位置につき槍先をお夏の尻の穴に構えて、そして、板倉の方を見た。

板倉が頷いた。

槍の穂先を抵抗も無く、お夏の尻の穴が呑み込んだ。

「あっ、ああーっ」

お夏が小さく呻いた。

男はゆっくりとしかし確実にその槍先をお夏の尻の穴に呑み込ませていった。

「うっ、ぐあっうっうっうっ」

お夏が逆さ磔になっている裸身をくねらせた。両の手が開いたり閉じたりしている。水平に伸ばされた足首も何かを訴える様に動いていた。既にお夏の体の中では激痛が始まっているようであった。

その槍の長さはお夏の背丈の半分くらいの長さであったが、そのまま槍がお夏の体を突き刺して行けば、もちろん口から飛び出るくらいの長さはあった。男はその槍が倒れて抜けない深さまでお夏の体に呑み込まれたのを確認すると何故かその槍を手から離し梯子を降りて来た。その槍は全てが鉄製で出来ており、かなりの重量である。

「ひっひっひっ、お夏っ、尻の穴でその槍をしっかり締め付けていないと、どんどん体の中に槍が落ちてくるぞっ」

「あーーっ、あっあっ、ぐぐぐあ」

両脚を限界以上に拡げられているお夏に、尻の穴を締める事など出来る筈も無かった。しかし、お夏は槍先の恐怖に尻の穴を力の限り閉めていた。だが、先程塗られたヌルヌルの液体が尻の穴の皺と槍の胴体の隙間に滑り込んで引っかかりが皆無であった。ジリジリと槍がその重さにお夏の体内に深く深く落ちてきている。

「うぐあーっ、あっあぐっあぐっ」

お夏が何かに耐えられない様に腰を振った。その瞬間、槍がズボリッと
より深くお夏の体内に突き進んだ。
お夏は激しい痒みを尻の穴と割れ目の穴に感じていた。苦痛と痒みに腰がピクピクと蠢いてしまっていた。

「ぐげーーっ、あうっあうっあーーーーっ」

仕置場にはお夏のくぐもった呻き声がこだましている。時折、串取りの男は梯子を登りヌルヌルの液体をお夏の尻の穴と槍の隙間に指で塗っていた。そして、何を思ったかその指を、お夏の割れ目の頂点にある豆に伸ばして摘んで引っ張った。

「役得っ、ひっひっ、役得でごんすっ、ひっひっ」

その男はヌルヌルの液体をお夏の割れ目の豆を摘みながら、柱の陰に隠すように器用に己の逸物を擦っていた。

「おいっ、権助、邪魔だ早く降りて来いっ」

「へーいっお奉行さまっ」

その権助と呼ばれた男を梯子を降りながら、ピュッと白い物を発射した。

お夏は女の敏感な豆を弄られた感覚に、腰を動かしてしまった。それが、また槍をより深く尻の穴で呑み込むことになってしまった。

串取りの権助が板倉の側に来た。

「お奉行さまっ、割れ目の穴にもそろそろ槍を咥えさせても宜しいでしょうか」

「前の穴はやめだっ、そこは女の急所だからなっ、割れ目に槍を突き刺せばあっという間に死んでしまうだろう、それじゃ詰まらんっ、この女はケツの穴だけで殺すことにした」

「へいっ、わかりやしたっ」

(つまらんのうっ、わしゃ女のあそこに槍を咥えさせたかったんじゃがのう、まあ、お奉行さまの仰しゃる事には逆らえんからのうっ、残念じゃ残念じゃ)


雨はいつの間にか止んでいた。木々がさわさわと揺れて風が吹き始めだした。素っ裸で逆さ土の字磔姿のお夏は低い呻き声を発している。風に吹かれお夏の長い黒髪が艶めかしく揺れていた。

仕置場に集まった見物人は静まり返り、お夏の壮絶な処刑を見つめていた。辺りは薄暗くなって来ていた。

磔柱のお夏が両脚を拡げられている横木の左右に松明が付けられた。お夏の無残で淫らな白い裸身が、松明の灯りにボワっと浮き上がって見えている。

お夏はまだ死に切れずに苦痛に悶え苦しんでいた。尻の穴から呑み込まされている槍はもう半分以上がお夏の尻の穴に隠れ、まるで尻尾が尻から伸びているように見えていた。お夏の拡げられている裸身は、時折ピクリピクリと痙攣しており、その事がまだお夏が生きている証であるようである。

お夏はもう頭に血が落ちて来て、体の感覚も無くなり思考もままなら無くなって来ていた。しかし、憎き板倉を憎しみ込めた目で睨み付けていたのであった。

板倉がそのお夏の憎しみ込めた目に気がつくと、松明を掲げてお夏の磔柱の前にやって来た。

「お夏っ、良く頑張るのう、お前のこの死に様はこれからも語り継がれることになろうのうっ、どうだっ思い知ったか、ひっひっひっ」

その瞬間、お夏の拡げられている剥き出しの割れ目から小便が勢い良く上方に放たれた。シャーーーッ、シャーーーッ、そして、その放たれた小便は板倉の顔を正確に捉え板倉の顔面をお夏の小便だらけに濡らした。

「うあっ、ぺっぺっぺーーっ、此奴何をするっ」

小便を拭う板倉の姿を見たお夏はニヤリとした。

その瞬間、槍がズルリと滑り落ちた。

「うっうげーっ、がああーっ、お冬っ、ぐあっあーっぐあっ主水さまっ」

お夏は最期の断末魔のようにそう叫ぶと、全身をグラグラと痙攣させ、そして、静かに目を閉じてダラリと全身の力が抜けたようにガクッとして息絶えた。

夕刻の仕置場には、全裸逆さ土の字磔の淫残な姿のお夏が女の全てを剥き出しに晒し、その尻の穴に槍を咥えたまま、松明に照らされて、哀しい女の最期を遂げ、磔柱に架けられた姿のまま息絶えていた。


  1. 2018/08/09(木) 11:51:00|
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由貴の崩壊 第二部

1.進学

あれから、4年の歳月が経っていた。
由貴は高校を卒業すると東京の郊外にある美術大学に進学していた。由貴の実家は都内にあり、入学してから一年は実家から通っていたが、課題が有って大変だとか、ともかく、なんだかんだ親に言って、無理をすれば大学も実家から通えば通う事もできたのだが。由貴は大学の側のマンションを借りて一人暮らしを始めたのであった。

あれから、浩くんとは暫く淫らなお付き合いをしていたのだが、進学の事もあり高校三年になると受験勉強やデッサンの勉強など色々あって。いつの間にか、浩くんとは疎遠になってしまっていた。しかも、浩くんは関西の大学に進学した事もあり合えなくなってしまったのである。

古本屋の滝田のおじさんも、ある日突然、お店を閉めて行方知れずになってしまっていた。

大学に入って暫くは由貴も平穏な日々を過ごしていたのだが、大学生活に慣れ落ち着いて来ると、また、由貴は淫らな願望がむくむくと沸き起こって来て、自分の身体の疼きを抑えられなくなって来ていたのであった。そんな事もあり由貴は一人暮らしをしたくてたまらなくなっていた。そう、一人部屋に籠って思いっきり淫らで恥ずかしい妄想をしながら自慰をしたかったのであった。

それは、磔柱に大の字に括られ、恥ずかしい二つの穴を槍で突かれる、滝田や浩くんと繰り広げた、あの嫌らしく恥知らずで淫らな光景を思い出しながら、由貴は毎晩のように自慰をしていたのであった。そして、大学に入学して二年が経っていた。
もう由貴は20歳になっているのである。慎ましく膨れていた乳房は、ふっくらと張りのある乳房になり、クリッとしていた尻も丸みを帯びた曲線を描く様になり、腰のくびれも大人の女になっていた。

由貴の部屋のある町は都心に出るには大分時間がかかり、そう簡単には都心の古本屋に行けなかった、近所には普通の本屋さんはあったが、由貴が欲している本は全く無かったのである。高校時代に集めた戦国時代や江戸時代の処刑の本や磔や拷問の本は、引越しの時に親に見つからない様に、全てこっそりと処分してしまっていた。と言うことは、由貴は記憶を頼りに自分を慰めなくてはならなかった。新しい刺激が欲しかった。

引っ込み思案の由貴は大学でも親しい友達も出来ず、いつも一人でいることが多かった。

そんなある日、大学からの帰り道、トボトボと歩いている由貴の目に、ゴミ置き場にひっそりと置かれている雑誌を見つけたのであった。

(あっ、これは女の人が縛られてる、何っ)

その雑誌の表紙には女の人が裸で縛られているイラストがあった。由貴は何か宝物でも見つけた様な気持ちになり、そっとその雑誌に手を添えると、ドキドキしながら辺りを見渡した。

(周りには誰もいないっ)

そして、勢い良くその雑誌をバッグの中に押し込み、また辺りを見渡した。そして、足早にその場を立ち去った。

しかし、その由貴の行動をゴミ置き場の向いにあるアパートの二階から男がジッと見ていたのである。その男は由貴の後ろ姿を見つめながらニヤリとした。このゴミ置き場に由貴の持って行った雑誌を置いていたのは、この男であった。

この男、佐々木春人は由貴と同じ美術大学に通う彫刻科の四年生であった。新潟から上京して三浪してなんとか大学に合格していた。見た目はイケメンであったが、その性格の暗さと人見知りのせいで友達も彼女で居らず、寂しい大学生活を送っていた。

「さっきの彼女っ、何処かで見た様な気がするなっ、もしかすると内の学生かもな」



2.罠

由貴はドキドキしながら、そして、身体の芯が疼くのを感じながら自分の部屋に急いだ。

(誰にもあの雑誌を拾ったの見られてないよねっ、大丈夫っ)

その晩、由貴はタンスの奥に大事に隠していたバイブと、滝田のおじさんから貰った麻縄の束を床に並べると、その熟れ始めた身体をブルッと震わせた。部屋の鍵を確認し、そしてカーテンをピッチリと閉めた。

(よしっ)

まずはグラビアの写真を眺めた。
そこには若い女の人が裸にされ、縄に縛られて、様々なポーズで写っていた。後ろ手に縛られお尻を高々に上げているもの、足を胡座縛りにされて畳の上に転がされているもの、
そして、由貴をドキッとさせたのは恍惚の表情でお尻を突き出し、浣腸器をお尻の穴に突き入れられている写真だった。その浣腸器には並々と液体が入っている。

由貴はおもむろに下着を脱ぐと手を割れ目に添えそして、クリトリスをゾリッと撫でた。

「あっあっ、いいっ」

(また、したいっされたいっ)

由貴は食い入るようにページをめくり、写真を見てはクリトリスを弄っていた。しかし、由貴が本当に望んでいたシーンの写真はこの雑誌には無かった。それは、女囚が全裸で大の字磔にされている写真であった。

由貴が以前古本屋に通って見つけた本は、戦国や江戸時代の本格的な拷問や処刑の本であった。流石にそんなシーンの写真は特異で月刊雑誌に掲載されている訳は無かった。

部屋の明かりを消して、ベッドサイドのライトを点けると、由貴は服を全て脱ぎ素っ裸になった。そして、ゴロリとベッドに横になった。パラパラと本をめくり興味のありそうな小説を読みだした。江戸時代の娘が悪代官に様々な責めを受けると言う、あまりにもベタな話だったが天井から裸で吊るされ鞭打ちを受け、張型を突き入れられ、苦痛と快楽の中で失禁してしまう話が由貴を興奮させた。

由貴は麻縄とバイブを手にすると、まず高校時代からは想像できない程熟れた乳房の上下を縛ると、首に回し乳房を縛る縄に通しギュッと絞った。

「あっああーーっ」

由貴の口から喘ぎ声が漏れた。

ベッドの足に繋いだ縄で両足を大きく拡げて縛り、腰の下に枕を当て大股開きで由貴は自分を自縛した。

そして、目を閉じ、先程読んだ天井から吊られた娘の事を思いながら、プックリ飛び出した乳房の先端にある乳首を指で転がした。

「ああーーっ、いいっ、ダメーっしないで」

バイブを割れ目の上に添えてスイッチを入れた。小刻みな振動が股間全体に刺激を与え出した。

「いいーーっ、見ないでっお願いいたしますっ嫌っ」

片手で乳首、片手でクリトリスを愛撫する。由貴は尻に鞭を受ける娘を妄想している。そして、娘が失禁する瞬間にバイブを割れ目に勢い良く挿入しようと思っていた。

「ああーーっ、でっ出ますっ許してーーっ」

由貴はすかさずバイブをぐいっと掴むと、その先端をズボリッと割れ目に含ませた。

「あっあっああーーっ、逝きますっ、果てますっ見ないでーっ」

由貴の割れ目からドロリと白濁の液が垂れ、シーツを濡らした。

由貴は少し物足りなかった、やはり本当に吊るされ、鞭打たれ、失禁を晒し、そして、他人の手で張型を突っ込んで貰いたかった。由貴は自縛姿のまま、割れ目にバイブ咥えたままその日は眠りに就いた。

次の日は午前中から授業があったが、体が怠く休んでしまった。昼になるとむっくりと起きだし、シャワーを浴びた。

(午後の授業は出よっ)

大学にボウーッとした頭で着くと、まずは学食で食事をすることにして、テーブルにつくと、誰かの視線を感じた。振り向いても誰も自分を見ていなかった。前を向くと、見知らぬ学生と思われる男が座っていた。その男はニコッと由貴の顔見て微笑んだ。コクンと頭を下げ由貴もつられて挨拶をしてしまった。

(なんかっカッコいい人だなっ)

それがその男の由貴の第一印象だった。その男が長谷川春人であった。

授業が終わると由貴はまた一人でトボトボと部屋に向かっていた。そして、また同じ道を歩いていた。

(今日はもう雑誌は捨てられて無いわよね、もっと刺激が欲しいな)

例のゴミ置き場の前を通った。由貴はハッとした、また同じ所に雑誌がヒッソリと置いてあったのだ。

(あっ、今日もある、欲しいっ)

由貴はまた辺りを見回した。

(誰もいないっやったっ)

素早くその雑誌をカバンの中に入れるとまた辺りを見回した。

(大丈夫っ、今日も誰も見てない)

しかし、長谷川春人はアパートの窓の隙間から、由貴の行動をジッと見ていたのである。

(あのこ、やっぱりああ言う本に興味があるんだっ、それに今日学食で会ったけど、結構可愛いなっ)

春人は由貴の後ろ姿をずっと見つめていた。

それからと言うもの、由貴は必ずその道を通って帰る事にしていた。その道は由貴にとってのトキメキロードになっていた。

例の雑誌はゴミの収集日に関係無く、不定期に置かれていた。時にはその雑誌だけがゴミ置き場にある事もあった。由貴は不思議に思ったが周りに誰も居ないことをいい事に、雑誌があると必ず持ち帰っていた。そして、新しい刺激に淫らな夜を過ごしていた。

春人は由貴の帰宅時間を知っていて、由貴がゴミ置き場の前を通る少し前にその雑誌を置いていたのであった。

その日、春人は由貴が小さなバッグで登校しているのを確認すると、早めにアパートに帰り例の雑誌を三冊用意した。つまり、由貴がその雑誌を持ち帰ろうとすれば、バッグに入れられず、裸のままその雑誌を三冊持って行かなければならない事になる筈である。そして、その時にバッタリと出会ったと言う風にして、由貴がその雑誌を持っている姿を問い詰めようと思っていた。なんて、由貴が弁明するか楽しみであった。

勿論、春人もそんな雑誌を買っているという事は、春人もその世界に充分興味があるという事である。

春人は誰も居ない事を見計らうと、ゴミ置き場に雑誌を三冊積み上げて置いた。そして、アパートの窓から由貴がやって来るのを待っていた。

(おっ、やって来た)



3.新たな出会い

由貴はビクッとした様な仕草で、そのゴミ置き場の前で立ち止まった。
そして、また辺りを見回し、それからその場でジッと立ち竦んでいた。暫く、その場でジッと立っていた由貴はまた辺りを見回すと、意を決した様にそこに置かれていたSM雑誌三冊をおもむろに掴むと、胸に抱える様にして急いでその場を去った。その一部始終をアパートの部屋で見ていた長谷川春人は、飛び出す様に部屋を出ると由貴を先回りする為に別の道を走った。そして、由貴が歩く先の四つ角で由貴の来るのを待っていた。由貴がビクビクする様な足取りでやって来た。

「あれっ、君は確か同じ美大の人だったよねっ、この間学校の食堂で会ったよね。なんだっこの辺に住んでるんだ、奇遇だな」

「あっ、ええ」

(いやだっ、まずいっこんなとこで同じ美大の人に会っちゃうなんて、この雑誌が見られなければ良いけど)

由貴はびっくりした表情をし、そしてオドオドしながら春人を見た。

春人は由貴が抱える様に持っている雑誌の事は知っている。それは春人がわざと由貴に拾わせた雑誌だからである。春人は何食わぬ顔で由貴を見つめながら、しかし内心はニヤニヤしながら、由貴に話かけた。

「おやっ、随分と大切そうに雑誌を抱えているね。何の雑誌なんだい。少し持ってあげようか」

「いえっ、大丈夫っ」

由貴が恥ずかしそうに後退りした。

「そう言わずに、これも何かの縁だからさっ」

春人がその雑誌に手を伸ばした。すると、由貴は春人の手を遮ろうとした、その瞬間に勢い余って、その雑誌をバラバラと道に落としてしまった。

「あっ、ごめんっごめん、僕が拾うよ」

「あっやめてっ」

由貴は必死の声を出したが遅かった。春人はその雑誌を拾うと表紙を見た。そして、おもむろにパラパラと中を開いた。雑誌の中には女の人が裸にされ縛られている写真が何ページにわたり載っていた。

「へえーっ、君はこんな雑誌を読むんだっ、凄いな」

「あっそのっ、さっき、そこで・・
ひっ拾ったの」

「ふーん、そうっこんな嫌らしい雑誌をなんで拾ったんだい」

「そっそれは・・・・」

由貴はそれだけ言うと、顔を赤くして項垂れてしまった。

「こういうのっ君は好きなの」

由貴は黙って頭を左右に振った。

「でも、僕は知ってるよ、君がいつもゴミ置き場からこんな雑誌を拾ってるのを、僕は向かいのアパートでいつも見てたんだ」

由貴はハッとして春人の顔を見た。

(えっ、この人に見られてたんだ)

「実は雑誌をゴミ置き場に置いてたのは僕なんだっ」

「えっ・・・・」

「どうっこれから僕の部屋に来ないかっ、少し話をしようよ」

春人はニコッと爽やかに由貴の顔を見た。

由貴は何か不思議な力に押された様に、コクンと頷いていた。

暫くして二人は春人の部屋に居た。

「僕は長谷川春人、彫刻科の四年、君は」

「わたしは橋本由貴っ、グラフィックデザイン科の二年」

「そうかっ由貴ちゃんね、可愛い名前だね。それで由貴ちゃんはこういう雑誌の世界に興味があるんだね」

由貴は恥ずかしそうにコクンと頷いた。

「心配しなくていいよっ、何でも正直に話してね。実は僕もこの雑誌の世界には凄く興味があるんだよっ、だってこの雑誌は僕が買った物だしね」

由貴はびっくりして春人の顔を凝視している。

春人は押入れから麻縄の束を取り出した。そして、由貴の前にバサッと落とした。

由貴は麻縄の束を見て、ビクッとし、また春人の顔を凝視した。

「これは何に使うか分かるよね由貴ちゃんっ」

由貴はその麻縄の束を見つめながら、コクンと頷いた。

「嫌だったら、止めてもいいんだよ。どうする」

「会ったばかりだし・・・」

由貴がボソッと口を開いた。

「こういう事は性癖の相性が大事だからね。相性が合えば、後からお互い好きになれば良いんじゃない」

由貴は顔を上げると春人の目を見つめた。

「いいかいっ、縛るよ」

由貴はコクンと頷いた。

春人にはある確信はあったが、余りにもアッサリと春人の申し出に由貴が頷いたことがちょっと不思議な感じがした。縛るよ、なんて言ったら激しい抵抗されると想像していた。場合に寄ってはレイプの様に強引に
この由貴と言う女を、縛ろうと覚悟していたのだが、こんなに旨くいくなんてと春人は拍子抜けしていた。

(もしかすると、この由貴って女っ、僕が想像しているより、この世界に精通しているかも)

これが二人の淫靡な世界の始まりであった。由貴はこの春人と言う青年が初めから嫌いでは無かった。ある意味、春人の陰謀にはまってしまった由貴であったが、強引とも言える春人の行為は、暫くの間一人で妄想に耽り、満たされぬ自分の思いを開放してくれたのであった。滝田や浩と行われた様々な淫らな行為が、春人との間に再び行われる事に、由貴は被虐の悦びを益々深めていった。しかし、由貴は春人との淫らな時間に少し物足りなさを感じて来るようになっていた。それは、滝田達にされたあの淫虐な磔プレイをまたされてみたい。そんな淫らな願望を由貴は感じていた。

その日、由貴は素っ裸にされ自分のベッドに両手両足を拡げられて縛られていた。そして、春人の掴むバイブで割れ目を嬲られていた。場所は由貴のマンションであった。何回か、由貴と春人は春人のアパートで淫らなプレイをしていたが、何せ安普請のアパートである。由貴の喘ぎ声や春人の声が隣に聞こえてしまうのでは無いかと、心配で思い切りプレイが出来なかった。由貴の部屋はシッカリとしたマンションなので声が漏れる心配は無かった。由貴と春人の緊縛プレイは自ずと由貴のマンションで行われる様になっていた。

「由貴っどうだっ、気持ちいいかっ、バイブに由貴の割れ目の肉が吸い付いているぞっ」

「春人っいいっ」

由貴は縛られた肢体を突っ張り、太ももを震わせ、バイブの突き上げに悶え悦び、すすり泣く様な喘ぎ声を出していた。

「ああーーっ、もっと嫌らしい事をしてっ」

「由貴っ、どうされたいんだ、言ってみろっ」

「はっ磔にされたいっ」

「何っ、磔っまた随分と凄い要求だなっ」

「お外でっ磔柱に架けて」

「それが由貴の願望かっ、分かった磔柱で大の字磔にしてやろう」

由貴がコクンと頷いた。

「磔って言ったら、由貴っ、この割れ目を串刺しにされるんだぞっそれでも良いのかっ」

由貴は恥ずかしそうにコクンと頷いた。

(あの磔された恍惚の体験をもう一度味わいたいっ)

春人も実は女の磔には非常に興味があった。しかし、由貴にそれをするのは、余りにも変態過ぎて躊躇っていた。だが、由貴から磔にして欲しいとの淫らな願望を告げられ、春人は胸が高鳴った。

(とは言え、どこで由貴の望みを叶えてやるかな)

春人は由貴を責めながら、思案していた。



4.再びの被虐

由貴の眼下にはスキー場が拡がっている。その向こうには越後湯沢と六日町の街並みが続き、そして、奥只見から会津に続く山並みが見えていた。秋の紅葉シーズンも終わり、雪もまだ降らず、この時期のスキー場の山中は訪れる人も無く、ひっそりとして時折風に吹かれて落ちる落ち葉の音だけがしていた。スキー場のある山の尾根伝いにスカイラインが走り、簡単に山中に車で来ることが出来た。そして、そのスカイラインから一本脇道に入ると本当に誰も訪れる事の無い場所に来ることが出来るのであった。長谷川春人はこのスカイラインの入口から程近い街の出身であった。だから由貴の願望を叶えてあげるために色々とその決行場所を考えて、結局勝手知ったる地元の側に、その淫らな行為、磔の仕置場を
決めたのであった。

既に由貴の両手は磔柱の横木に真っ直ぐに拡げて括られていた。

「由貴っどうだっ、満足か」

春人は威圧的な口調で由貴に話し掛けた。

「うっううっああーーっ・・・はいっ」

「なにっ聞こえないぞっそれが罪人奴隷の返事かっ、もっとはっきりと言えっ」

「あっ申し訳ありません、由貴は嬉しいですっでっでも辛いです」

「何が嬉しいんだっえっ」

「はいっご主人様っ磔にされて嬉しいです」

由貴はもう高校時代の由貴では無かった。春人にじっくりと雌奴隷として調教された由貴はどんな恥ずかしい事も、自分から言えた。と言うよりその恥ずかしい言葉を自ら発する事により、より被虐の願望を深める様に成っていたのであった。大人しく、何でも受け身の女では無くなっていた。

「じゃ何が辛いんだ」

「はいっお股に食い込む三角の木が辛いです」

「磔されながら三角木馬責めされるなんて、素敵だろう由貴っ」

「ああーーっ、あっはいっ、ううっ」

「由貴っ、しかし、まだ物足りないんじゃないかっえっどうなんだ」

「はいっ物足りないですっ、由貴をもっと浅ましい姿にしてくださいっ、もっと淫らに苛めてください」

由貴は両手を拡げて横木に括られ、磔柱に架けられてはいたが、両足はダラリと真っ直ぐ下に垂らした十文字の形でいた。その股間からは、にょきりと鋭く三角に尖った木馬棒が飛び出ていて由貴はその木馬棒に己の体重を割れ目の部分に掛けて跨がされていた。そして、乳房は剥きだしに晒されてはいたが腰回りは真っ赤な腰巻で隠されていた。

春人は由貴の磔姿を眺めながら、磔柱の前に色々な責め具を並べ始めた。それは、特大の太さの電動張型が付いた長槍、なみなみとグリセリン液が満たされた図太い浣腸器、真っ赤な太い蝋燭、皮の1本鞭、それらが由貴に良く見える様に並べられた。

「ああーーっ、嫌っ」

由貴は蕩ける様な目付きをして、これから自分に使われるであろう責め具を見つめ、怯える様な声を発した。しかし、春人にはその由貴の声は被虐の期待から来るものである事を知っていた。

「春人っそれは大き過ぎるっ、駄目っ無理っ壊れちゃう、止めて」

「大丈夫だっ貪欲な由貴のアソコなら、しっかり飲み込めるさっ」

「ああーーっ、こっ怖い」

そして、春人はダラリと垂れ下がっている由貴の足首を掴むと、左右別々に縄で縛り縄の端を垂らした。

「さてっ由貴っ、そろそろ素っ裸になって貰おうかなっ、どうだ由貴っ良いなっ」

「ああーーっ、はいっお願いしますっ由貴を素っ裸にしてください」

春人は由貴の磔柱の前に台を置くとその上に登った。そして、由貴の腰巻の紐を解き始めた。

「由貴っお前のあそこに木馬棒がどう食い込んでいるか、楽しみだな」

「ああーーっ、はいっ由貴の割れ目の食い込み様を良く見てくださいっご主人様」

ハラリと由貴の腰回りを覆っていた真っ赤な腰巻が地面に落ちた。

「ううっ、はっ恥ずかしいっ」

由貴の股間には在るべき翳りは無かった。昨日の晩にその由貴の淡い翳りは春人に寄って綺麗さっぱりと剃り落とされていたのであった。結果、由貴の割れ目は翳りに寄って隠されるべき媚肉が剥き出しにされ、木馬棒を割れ目が咥えている様が丸見えにされていた。その敏感な肉である由貴の割れ目への三角木馬責めは由貴にかなりの苦痛を与えている筈であるのに、その割れ目の肉に食い込む木馬棒は由貴の割れ目から滲み出る歓びの愛液に濡れていた。そして、翳りを無くした割れ目の土手も愛液に寄ってテカテカと光っていた。由貴は既に被虐の歓びに浸っていたのであった。

「由貴っ、木馬棒がお前の嫌らしい汁でべっとりと濡れてるぞっ感じてるのか」

「ああーーっ、ご主人様っごめんなさい。はしたない由貴でっ、恥ずかしいっあんまり見ないで」

「由貴っ嘘をつくなっ、本当は見られたいんだろっ、えっどうなんだっ正直に答えなさい」

「ううううっ、ああーーっ、はいっ由貴は本当は・・・・嫌らしい姿をご主人様に見て欲しいのっ」

由貴は股間に受ける苦痛と被虐の蕩ける様な歓びにその晒されている裸身をブルブルと震わせていた。

春人は由貴の足首を縛っている縄の片方を掴むと、由貴の股を拡げるべく引っ張り地面に刺してあった杭に縄端を括り付けた。

「ごっご主人様っ木馬がっ、ううっうううう、食い込みます」

「まだまだっ、由貴っ片足しか拡げてないじゃないかっ」

「ああーーっ、はいっ」

「もう片方の足も拡げるぞっいいな」

「はいっ、ご主人様っお願い致しますっううっううううっ」

それから暫くして由貴は両脚を縄で左右に目一杯引っ張られ、限界まで股を拡げられてしまった。両手を磔柱の横木に拡げて括られ、そして両脚を縄で拡げられ、それは変形の大の字磔になっていた。しかも、両脚を横木に括り付ける大の字磔より、縄で引っ張られで拡げられる事に寄り、由貴の股間にある割れ目には寄りキツく三角木馬が食い込む事になったのである。

「うぐぐぐっ、辛いっああーーっ、ご主人様ーーっ」

由貴の肛門と割れ目の間の薄く柔らかい肉からうっすらと血が滲んでいていた。

「ああーーっ、ご主人様っ裂けそうっううっ、由貴のアソコが裂けそうですっもう許してっううっううああーーっあああーーっ」

由貴は今まで味わった事の無い激痛にその裸身からジワリと汗が染み出していた。まだ、寒くなるには程遠い時期とは言え、山の寒さは素っ裸の由貴には肌寒く感じていたが、股間に食い込むその苦痛に由貴の裸身はほんのりと赤くなり、そして、汗を滴らせていたのである。

「由貴っその三角木馬は外してやっても良いぞっ、その代わりこの特大の張型を由貴っお前の淫乱な穴で見事っ呑み込んで見せてみろっ」

「ああーーっ、ご主人様っそっそれは無理っ、由貴のアソコが壊れる」

「そうかっじゃあこのまま放置して置くぞ」

「うぐぐぐっ、そっそれも許してっ、駄目ーーっ」

由貴の大の字に拡げられている体がブルブルと震え出した。

「どうする由貴っ張型かっ三角木馬かっ、どっちがいいんだっ」

由貴は頭を左右に激しく振って、苦痛に耐え、そして、春人の問いに答えられずにいた。このままでは由貴の柔らかい股間の肉は確実に裂けてしまうだろう。と言ってあの特大の張型は想像を絶する大きさと太さであった。それを自分の大事な割れ目に咥えさせられたら、もう自分の大事な所は使い物にならなくなってしまうかも知れない。でも、もしかしたらあの特大の張型を呑み込むことが出来るかも知れない。由貴は決心した。

「うぐっううっ、ごっご主人様っ、その張型をお使いくださいっああーーっ、こっ怖い」

「よしっ、良く言った、流石は由貴だなっそう言うと思ってたぞ」

春人は満足した笑みを浮かべた。そして、由貴の股間に食い込む三角木馬棒をカポッと柱から外した。なんとその三角木馬棒は磔柱から自由に脱着可能になる様に作られていたのであった。三角木馬棒を外された由貴の股間は血が滲み真っ赤になっていた。だが、由貴の割れ目はドロドロの淫汁に塗れ、恥ずかしい程の浅ましい佇まいになっていた。そして、股間の奥で剥き出しになっている肛門はヒクヒクと何かを求め蠢いていた。



5.磔昇天

「ううううっうぐっ、あっあああーっキッキツイッ」

雪国の山中に由貴の可愛いくも蕩ける様な呻き声が響いていた。由貴は磔柱と両脚を引っ張る縄で大の字に括られ、その真っ白な裸身に覆うものもなく女の羞恥を白日の元に晒していた。

長谷川春人は大の字に磔されている由貴の真下に立ち、その手に特大の電動張型が先に付いている槍を由貴の割れ目に呑み込まそうと操作している。しかし、由貴の拡げられている割れ目は愛液にドロドロに塗れながらも、その特大の張型を呑み込むことが出来ず、張型の先を辛うじて咥えているだけであった。

「由貴っもっと腰を突き出してっそれからもっと股を拡げるんだっ股の力を抜けっ」

「ああーーっ、でもっお尻が爆発しそうっこれ以上はっ拡げられないですっ、ごっご主人様っ」

由貴は張型責めをされる前に浣腸をたっぷりと施されていたのであった。そして、春人はこの特大の張型を割れ目に全容をしっかりと呑み込むまでは、脱糞を禁じていた。もし、張型を呑み込む前に己の排泄の欲求に耐えられず脱糞した時は、また、三角木馬棒責めにかけると宣言していたのであった。由貴はこの特大の張型を呑み込む為に下半身の力を緩めたら、肛門の筋肉も緩める事になってしまう。すると由貴の腹の中で暴れ回る塊が肛門から飛び出してしまう事になると筈と感じていた。だから、春人の命令に従うことは出来ないでいた。

「ああーーっ、ご主人様っ、この張型を呑み込む前に排泄をお許しくださいっお願いしますっ、ううっうぐうぐぐぐっ」

「駄目だっ張型を呑み込むのが先だっ、だらし無いぞっどうした由貴」

春人が力を込めて槍を突き上げた。メリメリッと音がする様に特大の張型の先が由貴の割れ目に呑み込まれた。しかし、それで張型は止まった。由貴の割れ目はドロドロに愛液に塗れていたが、排泄に耐える由貴は下半身に力を入れているのである。なんと、残忍で卑猥な張型の串刺しであろうか。張型を咥え様と割れ目の力を抜けば、肛門の力が抜け、それば直ぐに排泄脱糞へと繋がる。排泄を押し留める為に肛門に力を入れれば、張型を呑み込むことが出来ない。由貴にとっては地獄の苦しみであった。春人も余りに無理矢理、この特大の張型を由貴の割れ目に突き入れるのには躊躇いがあった。本当に由貴の割れ目が壊れてしまっては愉しみが削がれてしまうからである。

「由貴っ力を抜けーーっ」

「ああーーっ、でっ出来ない」

由貴は排泄の欲求とそれの結果としての三角木馬責めの恐怖と、張型責めに寄り己の敏感な肉が壊される恐怖に頭の中が真っ白になりかけていた。そして、今日の春人はいつもと違っていた。場合によっては由貴の事を責め殺すのではないかと思う程怖かった。

それから暫く由貴と春人の葛藤が続いた。

「由貴っさあ、張型を呑み込むんだっ」

春人が今日初めて優しく由貴に言った。

その瞬間、由貴は思った。

(春人に全てを委ねようっ、そう私は春人に殺されてもいいっそれでも私は幸せっ)

由貴はそう思うと体の力を抜いた。その由貴が力を抜いた瞬間と春人が槍を突き上げた瞬間が同時に重なった。

「ズッボーーーンッ」

辺りの静けさを割って、嫌らしい音が山中にこだました。そして、

「グエーーーーッガアアアアアアッ」

由貴が獣の様な声を発した。なんとその特大の張型の全容が由貴の割れ目の中に呑み込まれ、張型の姿が見えなくなった。と同時に、由貴の肛門が大きく拡がった。

「ブバッ、ブババババッ、シャーーーッシャーーーッブバッ」

恥ずかしい音共に由貴の壮絶な排泄脱糞が始まった。由貴の大の字に括られた裸身がピクピクと小刻みに痙攣している。

「あっアアアアアッ、いっいいーーーっ、たっ堪らないっいいーーーっ」

由貴が大きく喘いだ。

「由貴ーーーっ、なんてお前は淫らで美しいんだっ由貴ーーーっ」

「はっ春人っ、好きよっ」

由貴は目を閉じ、その大の字に晒された裸身をぐったりと磔柱に預けている。その磔柱の下には由貴の放り出した。塊がどす黒い溜まりを作っていた。

「春人っ来てっ、お願いっあなたが欲しいのっ」

由貴が春人を愛しむ様に見つめた。

春人は由貴の割れ目に呑み込まれていた特大の張型をズルリと抜いた。
そして、春人は裸になると由貴の磔柱の前に台を置いてその上に登った。

「はっ春人っ、早く来てっ」

由貴は大の字に括られた裸身のまま、腰を突き出した様に見えた。

「由貴っ俺のマラが欲しいかっ」

「ええ、欲しいわっ来てっ」

春人は磔柱に晒されている由貴に覆い被さり、そのいきり勃つ肉棒に由貴の熱く濡れそぼる割れ目に突き入れた。

「ああーーっ、春人っ好きよっ」

由貴は歓喜の声を張り上げると春人のその硬くいきり勃つ肉棒を、割れ目で咥えた。



6.男の願望

山中での由貴の磔調教から数ヶ月が経っていた。あの日以来、二人の絆はより深く強くなっていた。春人は由貴の緊縛姿を縮小スケールで時折石膏像にして造り、自分の部屋に飾っていた。そして、そろそろ美術大学の彫刻科に在籍する春人にとっての卒業制作を作らなければ成らない時期に来ていた。春人は由貴の磔姿を原寸大の石膏像で造りたいと考えていた。原寸大の磔姿の石膏像と言えば、その重さはハンパない重さになり、また制作場所の確保もたいへんであった。春人は如何したものかと思い悩んでいた。それにそんな卑猥な卒業制作など果たして学校で許して貰えるのかも自信が無かった。
そんな思いに耽っていた時、ある残酷な考えを思いついてしまった。そんな事は出来ないと思いながらも、春人はだんだんとその思いを実現したいという誘惑にかられてしまってきていた。

「由貴っ、この前の磔調教は辛かったか」

「えっ・・・・・」

「本当のところ、如何だったんだい」

「春人っ私はとても良かったわっ凄く素敵な気分だったわっ、それに」

「それに如何したっ」

「わたしの望む姿で春人と愛しあえたんですものっ本当にとっても幸せだったわ」

「そうかっ良かったんだねっ、でも由貴は恥ずかしい姿をもっとたくさんの人に見てもらいたいんじゃないか」

「・・・・・・それはっ」

「それはって、どうなんだ」

由貴は顔を赤らめて小さくコクンと頷いた。そして、突然由貴は春人に抱きついた。

「わたし由貴は春人の物よっ、だから春人のなさりたい事は何でも由貴はっ・・・・受け入れるわっ」

「そうかっ何でも受け入れるるんだなっ、分かった」

「どうするつもりなのっ春人」

「由貴っもう学校に居られなくなっていいかっ」

「はいっ春人がずっと一緒に居てくれれば、わたしはそれでいい」

由貴のその言葉に春人は心を決めた。そして、春人にとって今の大学を卒業する意味も無くなった。

それは年も開け、正月気分も抜けた、黒い雲が朝から垂れ込めている寒い日であった。そろそろ学校には課題制作やゼミ活動に出る生徒がやって来ていた。そんな生徒達がチラホラとやって来ている、学校の正門を入って校舎に入る道筋の校庭の隅にあった。高さは5メートル程、左右幅が3メートル程の構造物らしき物が、全体に白い布が被せられ立てられていた。だが、その構造物は学生が歩く道筋から少し離れていた為、そばまで来て確かめようとする者も居なかった。時折、数人がその白い布を被せられた構造物を怪訝そうに見つめたが、それ以上は興味を示さずに、おのおのの目的の場所へと過ぎ去って行った。そこの側までやって来れば、その構造物の横には立て札があるのだが、まだ誰もその立て札にも
気付いて居なかった。

その立て札には
「由貴の崩壊 長谷川春人作」と書かれていた。そして、その構造物の後ろにある木立の中に春人が立って、手に持つ紙袋の中には残忍な道具が入っていた。

春人は校門から入って来る学生を見つめながら

(これで俺もこの大学ともお別れだなっ、由貴ももうこの大学には居られないだろうなっでもそれで良いのかもしれない。俺は大切な宝物を見つけたんだから)

春人は結局、学生生活で親しい友人も頼りになる教授も作ることが出来なかった。別にこの大学に未練など無かった。元々自分の目指す世界に学歴などなんの意味も無いのである。そして、春人は最後の決心をした。



7.崩壊から旅立ち

その年の夏が来た由貴と春人は北海道札幌の郊外に移り住んでいた。二人が借りた家はスキー場の近くの平屋の一軒家であった。築年はかなり経っていたが広さは二人でも十分な広さの間取りであった。

あの日、校庭で由貴は大勢の学生の見つめる中で想像を絶する痴態を披露してしまったのであった。由貴は今でもその時の事を思うと、顔が真っ赤になり体が震えて来るのであった。そして、割れ目の奥がじっとりと濡れてしまうのであった。

その痴態とは・・・

由貴は校庭の片隅で、素っ裸にされた肢体を磔柱に大の字に縛られ、形の良い乳房、陰毛を綺麗さっぱり剃り落とされ肉の割れ目の奥をパックリと晒した女の印、尻の狭間にある菊の皺肌のある肛門の穴、それら女の羞恥の部分を剥き出しにして、磔柱の上に高々と括られ、全体に白い布を被せられその時が来るのを待たされていた。

その白い布を被せられている磔柱の前には、怪訝に感じた学生達がいつの間に集まりだしていた。

「これはなんなの、そこに由貴の崩壊って書いてあるわね」

「なんだっなんだ、こんな所にこんな物を造って」

「この布を取ると中に何が有るんだ、取ってみるかっ」

由貴の耳にも磔柱の前に相当数の学生が集まって来て、ワイワイガヤガヤと話しているのが聞こえていた。由貴は自分でも望んだ事とはいえ、流石に羞恥と恐怖のため、大の字に括られた全裸の肢体をブルブルと震わせていた。しかも、由貴の腹の中には、春人の手に寄って大量のグリセリン液が注ぎ込まれていたのであった。由貴の限界はすぐそこ迄来ていた。

「うっうぐぐぐぐっ、あっああーーっ」

由貴は暴れ回る腹の中の悪魔の液体に翻弄され、つい呻き声を発してしまった。肛門の皺はピクピクと痙攣している。

(うっ、もう我慢出来ないっああーーっ恥ずかしいわっ、皆に見られながら由貴は脱糞するのね)

「おいっ、なんだっ布の中から声が聞こえたぞ」

「ええ、確かにっ女の子の声みたいだったわ」

「誰かっこの白い布を取ってみたら」

背の高い男の学生が布の前に進み出た。そして

「よしっ俺がこの布を取ってみる」

(ああーーっ、嫌っやはり恥ずかしいっ、春人っ助けて)

長谷川春人はその光景を遠く離れた場所で観ていた。

(由貴っ、由貴そのものが僕の完璧な作品なんだ)

バサリと由貴に掛かっていた白い布が外された。そこには素っ裸の女が大の字の姿で括られていた。

「あっ」

「何っ」

それを見つめた学生達の驚きの声、そして、皆は驚きのあまり絶句してしまった。あたりは異様な静けさに包まれていた。その女、由貴の体は
プルプルと震えていた。

「うぐっ、もうっもうっ、駄目ーーーっ、見ないでっ」

由貴は天を仰ぐとそう叫び、そして磔柱に架けられている大の字の肢体を仰け反らせた。

その場の大勢の学生は、磔柱の上にいる全裸の女にも驚いていたが、その由貴の叫びを聞いて、皆一瞬その場から後退りして、由貴の裸身を見上げていた。その時、

尻の狭間の肛門が恥ずかしい程拡がった。ブバッブババババッと鈍い音をたて、裂けるほど拡げている股の奥の肛門からその音と共に、どす黒い塊が放り出され、柱の根元にビチャッと落下した。

「うへえっ、この女っウンコしたよっ、汚え」

磔柱に掛けてあった白い布を取った男の学生が叫んだ。

「ひゃーーーっ、何なのっどうなってるの、ヤダーーーッ」

磔柱のすぐ前に居た女の学生が叫んだ。

「あっ、この人っ橋本さんだわ、グラフィック科の橋本由貴さんだわっ、なんでこんな嫌らしいことをっ」

「誰かに無理矢理縛られて、こんな酷い事をされたんだわ、きっと」

由貴は目を閉じ、括られた裸身をピクピクと痙攣させている。

「うぐっ、ああーーっ、またっ出るーーーっ、はっ恥ずかしいっ」

一度閉じていた肛門がまたガバッと拡がり、ジョボッシャーーッシャーーッと今度は黄色い液体が、地面に向かって滝のように勢い良く放り出された。

「ひぇーーっ汚ねえっ逃げろ」

柱の側に立ち尽くしていた男の学生が後ろへ退けた。

「うぐぐぐぐっ」

由貴は小さく呻くと、割れ目から、その場に居る学生達に向かって、なんと小水まで放り出してしまったのである。その小水は勢い良く前に放出されたことに寄って、その場の数人の学生達に掛かってしまった。

「嫌っ、汚いっ何なのよ」

「あっ、小便がかかるぞ、後ろに下がって」

学生達は由貴が素っ裸で架けられている磔柱を、遠巻きに囲んだ。すると、校庭に居た他の学生達も騒ぎを聞きつけその場に集まって来た。そして、学生達は皆、唖然とした顔をして由貴の崩壊の姿を見ていたのであった。

由貴は放心した様に体の力を抜き、素肌に掛けられた縄にその体を預け、目を閉じ項垂れていた。しかし、その大の字に拡げられた裸身の中心にある割れ目からは、光る汁が滴っていた。由貴は脱糞と放尿の刹那、被虐の悦びに果てていたのであった。

それから、暫くして由貴は磔柱から下ろされ、由貴と春人は大学の職員や警察に事情聴取され、そして、事件性がないことが分かり解放された。そして、それっきり由貴も春人も大学を辞めた。

春を迎えた頃、由貴と春人はひっそりと札幌に移り住んで来た。もちろん、二人共家族には何も話さず札幌にやって来たのであった。春人は取り敢えずコンビニで働き、創作活動を少しずつ始めた。由貴は最初、小さなデザイン会社に勤めたが、余りの残業の多さの割には薄給の為三ヶ月でその会社を辞めてしまった。そして、由貴は春人に内緒で札幌市内のSMクラブのM嬢として働いていたのであった。お給料も良かった、たくさん由貴が稼げば春人はバイトなどせずに創作活動に専念出来ると由貴は考えた。それに、由貴は新しい刺激を求めていたのである。それは春人が嫌になったからでは無く、春人との絆を深める為に、自分の体を他の人に委ねてみたいと感じたからであった。



8.北の生活

暑い暑い夏が終わりそろそろ秋の風が吹き始めた札幌。由貴は市内のSMクラブで様々な男達の相手をしていた。春人はその頃から本格的に創作活動に従事していた。札幌に移り住んでからの二人の淫らなプレイは、何故か余り行われなくなっていた。春人は軽く由貴を縛りあっさりとした結合を済ませると、疲れた疲れたと弁解しながら背を向けて寝入ってしまうのであった。そして、時折何か思い詰めた表情をして大きく溜息をつくのであった。由貴はそんな春人を見ると不安感に襲われるのであるが、元来内気の由貴はそれを春人に問いただす事が出来ないでいた。

由貴は今日もSMクラブから指定されたホテルの部屋のドアを叩いた。由貴はこの頃になると苦手な客とそうでない客とがはっきりとしてきていた。苦手な客は自分本意で、縄掛けも下手であった。ただキツいだけとか、へんにユルユルだったりとか由貴には苦痛と物足りなさだけが感じられていた。また、そういった客は由貴の体を乱暴に扱い、官能的なプレイと暴力との違いが分からない自分の欲望だけを由貴の体にぶつけてくるだけの男達であった。

コンコンッドアを由貴はいつものように叩いた。暫く待つが返事がない。あれっと思いまたドアを強めに叩いた。すると、ガチャリとドアが開いた。返事がないので、どうしようかと迷ったが由貴はその部屋に入った。

「すみませんっ、クラブパーキンのミカです」

まだ、返事がない。

(どうしようっ)

由貴が戸惑っていたその時

「あっ・・・どうもっ」

50代中頃に見えるサラリーマン風の冴えない男が恥ずかしそうに奥の部屋から現れた。

「あっ、クラブパーキンのミカです」

「うんっ」

男は照れ臭そうに由貴に応えた。

由貴は黙って奥の部屋に進んだ。その部屋は8畳程の和室と、その隣の洋室にダブルベッドがなんの飾り気も無く置かれていた。

「よろしくお願いします」

由貴は正座すると手をつき挨拶を済ませ、持って来た大きめのバックから、プレイ道具を出しながら

「本日はどんなプレイを致しますか」

俯き加減に黙って座る男に由貴は尋ねた。

「うん・・・・」

「縄はお使いになりますか」

「うん・・・・」

由貴はバックの中から麻縄の束を何束か出すと、黙って浴室に向かいそしてシャワーを浴び戻って来た。

「あのっシャワーをお願いします」

「うんっ」

男もそう言うとおもむろに立ち上がり浴室に向かった。

(何だか、よく分からないお客だわ、どうしようかしら)

由貴はテーブルの上に並べた縄束を触りながら困った風の顔をしていた。暫くしてその男が部屋に戻って来た。

由貴はもう一度正座し直すと、手をつき

「よろしくお願いしますっご主人様」

ご主人様、それはクラブの店主から習ったプレイ相手の呼び方であった。そう呼ぶ事に寄って、その瞬間からプレイが始まった事を客に知らせるのである。

男は由貴の顔を恥ずかしそうに見つめ、ワナワナと震えている。沈黙の間が暫く続いた、そしていきなり男が声を発した。

「あのっわたくし、このような事が初めてなんですっ」

「えっ」

「縛り方が良くわからないんです」

由貴もその男の顔を見つめた。そして、その冴えない風体の男の必死な表情に何故か可愛らしさを感じて来ていた。そして、子供に対する様な口調で

「私を縛りたいの」

「はいっ」

「服の上から、それとも」

「裸にして縛りたいです」

「そう、分かったわ。で、どういう風に私を縛りたいの」

「はいっ、とても恥ずかしい格好に縛りたいです」

「分かりましたご主人様っ、私が女の縛り方をお教えします」

「よろしくお願いしますっ」

男が手をついてお辞儀をした。由貴はニコリとすると、この男に思いっきり恥ずかしい姿に縛って貰おうと思った。

由貴は素っ裸になると静かに正座し、ゆっくりと両手を後ろに回し

「ご主人様っまず手首を揃えて縛ってください」

「あのっ部屋の明かりは消した方が良いですか」

「いえっ、このまま明かりは点けていて構いませんっでないと私の恥ずかしい姿が見えませんよ」

「分かりました」

「ご主人様っもう少しキツく手首を縛ってくださいっ、そして余った縄をお乳の下に回して、それからお乳の上もきっちり縛ってください」

男は慣れない手付きで縄を由貴の素肌に絡めていく。

「お乳の上をもう少しキツく縛って、それからその縄を首に回して」

「こうですかっ」

「そうですっその縄を降ろしてお乳を絞る様にしてっ」

男が由貴の顔を見ながら

「苦しくないかい」

「いえっ苦しいくらいが緊縛感があって、私はいいの」

その由貴の言葉を聞いた瞬間、男の股間がもっこりしたのを由貴は確認した。由貴は後ろ手に縛られると仰向けに寝転んだ。

「次の縄を使って、お乳のまん中から真下に縄を下ろして、そして位置を良く計って私のアソコに当たる処に瘤を作って」

男は由貴に言われるまま、位置を図ると縦に下ろした縄に瘤を作った。

「ご主人様っ、もっと大きな瘤にして、それからお尻の穴に当たる処にも瘤を作って、出来たら大きな瘤ともう一つの瘤を私のアソコとお尻の穴でしっかり咥えられるように縄をキツく絞って、後ろに回した手首の縄に括り付けて」

「痛くないのかっ」

「大丈夫ですっ私の大好きな股縄ですからっ、さあ早くっ」

由貴はその冴えない男に縛り方を教えながらも、被虐の炎に火が付き始めていた。男に股縄をギユッと絞られた時「あっああーーっ」と淫らな喘ぎ声を発していた。

「ご主人様っ、次は足首を一つにして縛って」

「えっ、苦しいだろ」

「いいからっお願いしますっ胡座の形にして縛って、余った縄を首に回して、足首に戻してこれもキツく括って」

男は由貴に言われた通りに由貴の素肌に縄を掛け終えると、その場に立ち上がり由貴の縛られた裸身を見下ろしている。

「ご主人様っ、服を脱いで私と同じ様に裸になってくださいな、それから、そのいきり勃っている物を私の顔の横に持って来て、ご奉仕致します」

由貴は器用に男の肉棒を咥えると、ペロペロとしゃぶり出した。

「おおーっ、いい気持ちです」

男は由貴の肉棒舐めに蕩ける声を出している。由貴の割れ目と肛門に食い込む瘤がじっとりと濡れ、淫汁が縄の隙間から滲み出ていた。由貴は腰を嫌らしく振り、咥えた男の肉棒を左右に振っている。

「うっ、逝きそうだ」

男が呻いた。

「駄目ーっ、まだ逝っては、ご主人様っ、バックの中に鞭が入ってますからっそれで私のアソコを嬲って」

ビシッー、ビシッー鞭が瘤を咥えている由貴の割れ目を打った。

「あっああーーっ、いいっいいよっ
もっと、もっと私のアソコを懲らしめてっああーーっ」

「痛くないのかっ」

「いいのっ、堪らないっ、お尻の穴にも鞭をっああーーっお願いーっ」

由貴はパックリと拡げた股間の二つの穴を鞭で打ち据えられ、その縛られた体を震わせ、口からは涎を垂らしながら、被虐の絶頂へと駆け上がっていた。

「ああーーっ、もっと残酷にっ、思いっきりっ、まんこを打ち据えてーーっああーーっ」

男が手を高く振り上げ、蠢く女の中心に目掛けて鞭を振り下ろした。

バッシーーーーン、由貴の体が一瞬浮いた様に見えた。

「あぎゃーっ、いっいいーーーーーっ、逝くいっ逝くーーーっ」

由貴は縛られた体をピクピクと痙攣させると、大きな瘤を咥えている割れ目からダラダラと失禁を催して、そしてぐったりとして果てた。

男は鞭を手に掴んでその場にへたり込み、はあはあと息を荒げてる。

「すっ凄い」

暫くして、由貴は目を開け、男を見た。

「もっと、嫌らしい姿をご主人様にお見せ致しますっ」

男はゴクンと唾を呑み込みと頷いた。

「ご主人様っ、このままの姿で股の縄を外してください」

男は震える手で由貴の割れ目と肛門に食い込む瘤をメリメリと外した。

「バックの中に浣腸器とグリセリン液がありますっ、それを使ってっ私をもっと恥ずかしい目に合わせて」

「よしっ分かったっ」

グリセリン液を浣腸器に並々と入れると男は由貴の股間に入り浣腸器を構えた。

「あっ、お待ちくださいっご主人様っ、お尻の穴に私の嫌らしく滲み出ている愛液を塗して、柔らかくなる様に優しく揉んでくださいっ」

「そっそうかっ分かった」

男の愛撫に由貴の肛門がふっくらと柔らかくなった。

「ああーーっ、いいっ、もうっもうご主人様っ浣腸をお願いします」

男は浣腸器を由貴の肛門に突き刺すと、ブルブル震えながらグリセリン液を由貴の体内に呑み込ませていた。

「うっあああぐっ、ご主人様っいいーっ気持ちいいわあっ、お願いっバックの中にバイブがありますっそっそれを私のっ、まっまんこに突き刺してーーーっ、はっ早く」

ピクピク痙攣する肛門の上に佇む、愛液をドロリと吐き出す剥き出しの割れ目に男はその大きめのバイブを、グチャリと含ませた。そして、ズンと奥まで突き入れた。

「あああぐっ、ああっすっ素敵ーっいいーーっ」 

またも由貴が激しく痙攣を起こし、胡座縛りにされているその体をガクガクガクと震わせた。

「あっ、だっ駄目っ、お尻に何か当ててーっ出るっ」

その声を聞いた男は、ハッとして急いで浴室に駆けて行くと、洗面器を持って来て由貴の尻に当てた。

男が由貴の尻に洗面器を当てた、その時、肛門が男を驚愕させる程拡がり、それと同時にブバッとどす黒い塊が噴き出し、洗面器の底を叩いた。

「ああああーーーっ、いいっ逝くーーーっ」

由貴は大きく声を張り上げ、壮絶な姿を男に晒した果てたのである。

塊の後、小便の様な黄色い液体がジョボジョボと垂れ流され、そして、由貴の肛門は何事も無かった様に綺麗に窄まった。その割れ目からバイブをニュルと吐き出し、それはボトリと床に落ちた。

「ご主人様っ来て」

由貴がとろりとしたを目して、優しく男に声を掛けた。



9.謎の男

秋も深まり街の街路樹も色付いて来ていた。その日、由貴は朝までプレイをしたいと言うオーダーで男の住まいにやって来ていた。そこは札幌の繁華街ススキノのメイン通りから一本裏に入ったマンションの一室であった。

「ピンポーンッ」由貴は少し不安な気持ちでチャイムを鳴らした。由貴にとっては朝までの長時間のお仕事は初めてであった。まだ、時間は夜の10時を回ったばかりである。もし、今日のお客がしつこくて何度も何度もプレイを要求されたら、体が持つかどうか心配であった。

ガチャリと中から鍵を開ける音がして部屋のドアがゆっくりと開いた。

「あっ、クラブパーキンのミカです」

「さあ、入って」

男が手招きした。由貴はおずおずと男の後に付いてリビングに通された。男はリビングのソファーに座ると由貴を上から下まで舐めるように品定めをしている。

「まあ、いいだろう」

「今日はよろしくお願いします」

「直ぐにパンツを下ろしてケツを出しなさい」

「そんなっいきなりはっ」

「いいから黙ってケツを晒しなさい」

男は決して乱暴な口調では無かったが、有無を言わさない威圧感があった。由貴の苦手なタイプの男である。

由貴はその場に膝を付くと、手を揃え

「分かりましたっご主人様っ、それでどんなプレイを、縄は使いますかっ」

「縄はまだいいっ」

由貴は前屈みになると、ワンピースの裾を捲りショーツを下ろした。

「自分の手で尻たぶを拡げて、ケツの穴を晒すんだ」

「はいっ」

由貴はこの男がいきなり浣腸をするつもりだなと思った。

「浣腸ですかっ、でしたらバックの中に浣腸器とグリセリンがありますっそれをお使いください」

「余計な事を言わなくていい」

由貴は男を見上げた、男はポケットからイチジク浣腸を取り出すと、素早く由貴の肛門にニュルとイチジク浣腸を潰して液体を注入してしまった。

「あっああーーっ」

「まだっ喘ぐのは早いっ」

男はそう言いながら、またポケットから何かを取り出した。そして、それを由貴の肛門にグリグリグリと抉じ入れてしまった。

「いやっアヌス栓」

「すんなり入るな」

それから、男は引き出しを開けると、中から包帯を取り出し、器用に由貴の腹にそれを巻き、股間に通してアヌス栓が抜けない様にキッチリと抑え込む様に股縄、いや股包帯にしてしまった。

「パンツを上げて立ちなさい」

「あっはいっ、ご主人様」

「さあ、出かけるぞ」

「そっそんなっ」

「バックを持って付いて来るんだ」

由貴のお腹が「グルッ」と鳴った。

由貴はそれから暫くして車の中にいた。車は街中を抜け、郊外に向かっている様だ。由貴はこの辺の土地勘は無く、車が何処に向かっているかは分からなかった。由貴の不安は当たった。長い夜が始まりそうだ。

車は夜の道を進んで行く。男は黙ったまま前を向いて運転している。時折、信号で停まるとチラッと由貴を見て、また車が動き出すと黙って前を向いていた。

「うっうっ」

由貴は時折小さな声で呻いた。

浣腸液が腹の中でだんだんと暴れ出して来ている。由貴はこんな状況でもアソコがじっとりと濡れて来ていたのである。

(ああーーっ私ってなんて変態なのかしら)

二人は沈黙の中、お互いの性癖を探り合っている様に静かに時が過ぎていった。

由貴は限界がそこまで来ているのを悟った。

「ごっご主人様っ、もう我慢が」

男はチラッと由貴を見ると、前を向きながら

「なんの我慢だ」

由貴はなんと意地悪な男だと思った。きっと由貴の口からそれを言わせようとしているのであろうと思った。

「出そうですっ」

「何が」

「うんちが出そうですっ、我慢出来なくなりました。何処かでさせてっお願いしますっご主人様」

車がコンビニの駐車場にするりと入り、駐車場の隅に停まった。

「縄はバックの中だな」

由貴はなんで急にそんな事を聞くんだろうと思った。

「お手洗いに行って来ますっ」

由貴はドアを開けようとした。

「誰がトイレに行っていいと言った」

「はっ、でも」

男はバックを引き寄せるとバックの中から麻縄を取り出した。

「両手を後ろに回して」

「えっ、此処でですかっ」

「そうだっ此処でだ」

由貴のお腹の中ではグルグルと恥ずかしい塊をひり出そうと、暴れ回っている。アヌス栓がなければ既に由貴は恥ずかしい脱糞を車の中でしていた事だろう。早く事を済ませたかった。由貴は両手を後ろに回した。そして、男に縛られてしまった。

男は車を降りると由貴側のドアを開けた。

「出るんだっ此処でウンコを出してみなさい」

「駄目っ見られちゃう」

「大丈夫だっ車の陰で見えない筈だ」

「でも」

由貴は縛られた姿で車を降り、車の陰に蹲った。

「ううううっ苦しい、出してもいいの」

「ああ、此処で出すんだ」

男が由貴のショーツを脱がすと小さく丸めてポケットに入れた。そして、ワンピースの裾を捲って尻を剥き出しにした。

「あっ恥ずかしい」

「アヌス栓を抜くぞっいいな」

「はいっ、お願いしますっ」

男は股包帯をジョキリとハサミで切った。その音を聞いた由貴はこれで苦しさから開放されると安堵した。

しかし、男は由貴をまだ苦しみから開放する気は無かった。由貴は脱糞の覚悟をして準備をしていた。しかし、男はアヌス栓を掴むとグリッと由貴の肛門に押し込んだ。

「あっ、ああーーっお願いっそれを抜いて」

「まだまだっ悶えなさい」

男はアヌス栓を肛門の出口までジワジワと引き出すと、またグリッとアヌス栓を奥まで突き入れ、そして、右に左に捻り、抜くとみせて奥に突き入れて由貴を追い込んでいく。男には計算があった。敢えて、浣腸をイチジクだけの少量にしたのであった。大量に浣腸液を入れてしまえば、長く耐える事は出来ない。少量の浣腸液ならある程度長く耐える事が出来る、その間は肛門嬲りをたっぷり愉しむ事が出来ると言うことだ。由貴は男の残酷な責めに乗せられてしまっていたのであった。

「ああっあぐっ、いっいいーっ、くっ苦しいーーっ」

由貴は縛られた手を開いたり閉じたりして悶え、蹲った体ふらつかせ前に倒れそうになるが男がそれを抑えていた。

時折、前の道を車が行き過ぎ、ライトの灯りに由貴の体がボワッと浮き上がる。

「いいっああああっ、出させてっううううっあぐっ」

由貴は男の執拗な肛門嬲りに、割れ目は恥ずかしい程トロトロになっていた。由貴は媚肉は貪欲に快楽を求めていた。

「ああーーっ、ご主人様っクリをクリを触ってお願いします」

「駄目だっケツの穴だけで逝くんだ」

「あっあっああーーっ、はいっ」

男の手でアヌス栓がグリグリグリっと肛門の奥の皺肉に激しく嬲られ、そして、ズボッと引き抜かれた。

「そっそこがいいーーっ、ああっあぐっ、いっ逝きますっ、ぐああああっ」

由貴は断末魔の様な喘ぎ声を張り上げ、そして、ブバッと被虐の塊をコンクリートの床にぶち撒けた。

「はあはあっ、いいっ、ご主人様っ素敵でしたっああーーっ恥ずかしい」

車が去ったその駐車場に、由貴のひり出した塊がこんもりと山をつくっていた。

まだ、夜は長い、車は由貴の被虐の地を求めてまた走り出した。



10.翻弄される由貴

被虐の疼きに震える由貴を乗せた車は闇の中を進んでいる。

由貴は後ろ手縛りのまま車に乗せられていた。そして今度はタマゴ型のバイブを割れ目の中に呑み込まされている。男はそのバイブが割れ目から飛び出ない様に麻縄を使って股縄をキリリと施し、その股縄の余りをシートにぐるりと回し由貴をシートに括りつけた。バイブから伸びるスイッチは男の手に持たれていた。しかし、バイブのスイッチはオフのままであった。

暫く沈黙のドライブが続いている。この道は行き交う車もそんなに多く無く、時折対向車が過ぎて行った。

由貴は割れ目に入れられたバイブに神経を集中し、バイブの刺激を期待していた。由貴の割れ目はコンビニの駐車場の恥ずかしい脱糞をした事により、淫液が塗れトロトロになっていた。そして、由貴の被虐の炎は抑えられぬ程に燃え盛り、早くトドメをさして欲しかった。だがバイブは由貴の割れ目の奥にひっそりと留まっているだけであった。

男は無表情に前を向き運転をしている。由貴は仕方なく体の疼きを抑えようと真っ暗な外を眺めていた。

(もう、このまま帰るのかしら、でもアソコに入れられたバイブはどうなるの)

由貴がそう思った瞬間、突然バイブが動き出した。由貴の体の中で鈍い振動音が始まった。

「うっあっああっ」

突然の刺激に由貴はビクンと体が反応した。だが、直ぐにバイブの振動は終わった。由貴は男を見たが男は無表情で何も言わず運転をしている。

由貴は車の進む道をぼんやりと眺めていると、対向車がサッと行き過ぎた。その時、またバイブの振動が始まった。

「ああーっ、また、いいーっ」

由貴が喘ぎ声を発した時、チラッと対向車がまた行き過ぎるのが見えた。すると、由貴の割れ目の奥のバイブは振動が止まった。

「あんっいやっ、駄目ーっ」

男がニヤリとして、由貴を一瞥した。

また、対向車が行き過ぎた。その瞬間バイブが振動を始めた。そして、由貴には分かった。この男は対向車の度にバイブのスイッチのオンオフをしていたのだ。

(なんて、意地悪なの)

今度はなかなか対向車がやって来ない。バイブの鈍い振動音が由貴の体内で鳴り続けている。

「あっああっ、うっうううう、いいっ」

また、遠くに対向車が見えて来た。
そして、その対向車はだんだんと近づいてくる。

「あっいやっ、止めないでっ」

由貴は思わずそう叫んだ。

「このゲームのルールが分かったようだな」

由貴は昔の癖でコクンと頷いた。

その瞬間、対向車が行き過ぎた。バイブの振動が止まった。

「いやっ」

由貴は呟くように声を出した。割れ目から染み出す淫らな汁が、股縄をじっとりと湿らしている。由貴はせつない疼きに堪えるように目を閉じた。何か光るものを瞼に感じた。

ジーッジーッジーとまた割れ目の奥で音がした。対向車が過ぎたのだろう。

「いいっ」

由貴がバイブの振動に身を任せ、神経をそれに集中している時、キキーッと車が停まった。男がブレーキを掛けたのだろう。すると、由貴の体は慣性の法則でズズズッと前に運ばれた。股縄が勢い良く由貴の割れ目を絞り込み、クリトリスを激しく刺激した。車は信号で停まったのである。

「ああーーっ、うぐぐぐぐっ、きっ効くーーっ、うがあっ」

バイブの振動と股縄の締め付けに、由貴の下半身に快感が走った。おそらく、この股縄の締め付けも男の計算であるのだろう。

車は走り出した。まだ、対向車は来ない。男はブレーキを掛けた時の由貴の反応に満足したのか、走りながら男は時折、軽くブレーキを踏んで由貴を翻弄していた。その度、由貴は喘ぎ声を発して悶えていた。

だが、長いバイブの振動も次の対向車のために止まった。

「ごっご主人様っ、どうか一度逝かせてくださいっお願いします」

「そうかっ逝きたいかっ」

「はいっ」

車は本道を逸れ、砂利道に入った。砂利道の細かい振動が今度は由貴のクリトリスを刺激している。

「あっあっあっ、ああーーっ」

暫く車は砂利道を走ると空き地らしき場所に到着した。そこで男は車を停めエンジンを切った。辺りはシーンと静まり返っている。波の音がかすかに聞こえたきた。そして、目が暗さに慣れてくると、由貴は此処が海岸沿いの空き地だと分かった。月明かりに古びた家がぽつんと一軒建っているのも見えた。

男は由貴を後ろ手に縛っている縄を解き、股縄を外し、割れ目からバイブも引き出した。その時、「グジャッ」と何とも嫌らしい音が割れ目からして、由貴は恥ずかしいかった。

「車の外に出なさい」

「はいっご主人様」

車の外はひんやりとして気持ちの良い風が吹いていた。

「さてっ此処で素っ裸になって貰おうか」

「えっ、此処でですかっ」

「そうだっ此処でだ」

なんだか、さっき何処かでした会話であった。男の有無を言わせぬ威圧的な口調に由貴はコクンと頷いた。由貴は昔の自分に戻った様な不思議な気持ちになっていた。

服を脱ぎその場に由貴はスッと立ち、乳房と股間を手で覆い隠している。由貴はこの日初めて男に肢体を晒す事になったのである。

「手が邪魔だっ後ろに組みなさい、それから靴も脱いで裸足になりなさい」

月明かりの下、素っ裸の由貴は後ろ手に縛られ、乳房がぷっくりと突き出す様にその上下をキツく括られ、より乳房が突き出す様に首に回した麻縄で胸元を絞られていた。そして、腰に回された麻縄は股間を通って後ろにいる男の手に持たれていた。もう一方の手には竹鞭が持たれている。

「さあっ、女囚の引き回しと行くか」

「女囚っああーーっ、はいっお願い致します」

女囚と言われて、由貴は体全体がジーンと疼いて来ていた。由貴の被虐の炎に火が点いた。

なんと、由貴の性癖の壺をおさえたプレイであろう。由貴は女囚の様に淫虐に扱われる事が淫らな願望であったのである。

「よしっ出発するぞ」

由貴はコクンと頷いた。あの頃の由貴に戻っていた。

由貴は歩き出した。男の持つ麻縄がピンと張られ由貴の割れ目に食い込んだ。

「あっああっ、いいっ」



11.女囚妄想

由貴は月明かりの中、砂浜を歩かされていた。素裸になりキリリと後ろ手に縛られ、形の良い乳房を麻縄でぷっくりと突き出す様に括られた由貴は、しっかりと前を見つめ、背筋を伸びし歩を進めている。

その淫らな姿は月明かりに照らされ、漆黒の闇の中で白く艶めかしく浮き上がっていた。

時折、男の持つ竹鞭でクリッと引き締まった尻を鞭で「ビシッ」と打たれ、そして、股間に通された麻縄を強く引かれていた。その度に由貴は甘く喘ぐ様なせつない声を発していた。

由貴は鞭打たれ歩かされながら、淫らな妄想に耽り、股縄に擦られている割れ目を恥ずかしい程トロトロに濡らしていた。

(ああーーっ、私は今、処刑場まで引き回されている罪人っ、周りには私の惨めに縛られた姿を好奇の目でみる見物人がたくさんいる。いやっ見ないでっ恥ずかしいっ、私はこの後、素っ裸で磔に架けられるっしかも、私の恥ずかしい所を全て晒した大の字で、ああーーっ)

男はその由貴の観念した様な歩き方、そして恍惚の表情に何かを感じた。

(この女っ、こんな姿で歩かされてながら、被虐の思いに浸ってるな、少し盛り上げてみるか)

「おいっ女囚っ、素っ裸で引き回されっどんな気持ちだっ」

「はいっ恥ずかしいです」

「恥ずかしいだけかっ、違うだろう言ってみろ」

「ああーーっ」

「どんな気持ちだっ」

「・・・・惨めで嫌らしくっ・・・でもっ素敵な気持ちです」

「素敵かっ、じゃこんな風にされるのがお前は好きなんだなっ」

「・・・・ああーーっ」と喘ぎ由貴はコクンと頷いた。

由貴は現実と妄想の世界とが分からなくなって来ていた。体の芯がジーンと疼いて来ていた。トロリと淫汁が滴った。

「女囚っ、お前はこれからどうされるんだっ言ってろ」

男は由貴の望みを探ってきた。

「ああーーっ、は・り・・・・」

「なんだっ、はりっ、よく聞こえんぞっハッキリ言えっ」

竹鞭が由貴の尻に炸裂した。

「うぐっ、あっああーーっ」

そして、股縄が引かれた。

「ああーーっ、いいーっ」

「どうされるんだっえっ」

「・・・・・は・り・つ・け」

男は由貴のはりつけの言葉に内心びっくりした。女が自分からそんな事を望むなんて。だが、この女が望んでいるなら、それに男もその毛が無いわけでは無かった。残忍な気持ちがフツフツと湧いてきた。

「その浅ましい姿っ、素っ裸で磔にされたいんだなっ仕置きを受けたいんだなっ」

「・・・・・」何も言わずコクンと由貴は頷いた。

「女囚の仕置きは串刺しと決まっているぞっ、わかったな」

男はその言葉を言うと、己の股間に熱いものを感じた。其処は痛い程硬くなっていた。

「はいっ」そして、由貴はコクンと頷くと男を蕩ける様な目で見た。その男の残忍な性癖と由貴の淫らな願望の性癖がこの時一致した。

男は竹鞭を振るい、股縄を勢い良く絞りそして

「よしっお前の仕置場に連れて行ってやるっ」

由貴はその縛られた裸身をブルッと震わせコクンと頷いた。


「おゆきっ、立ちませいっしてっ即効、刑場に引っ立ていっ」

由貴は白州にいた。後ろ手にキツく縛られ、乳房も醜く突き出す様に胸の上下に縄を掛けられていた。腰に
掛けた縄は背後の男に握られている。由貴が身に付けているのは、今にもハラリと落ちそうな赤い腰巻一枚であった。

由貴は観念したように、腰縄を引かれると奉行所の門を出た。そこには由貴の哀れな姿を見ようとたくさんの人々が集まっていた。その人々の列の先に、真っ白な素肌を晒した女が大の字にされ磔柱に架けられていた。由貴はその女の磔姿を真っ直ぐに見つめながら、胸を張り背筋を伸ばし一歩一歩と進んで行く。女の磔柱の下に股間に槍を構えた男がいる。

「ギャーーーッ」、女の叫び声が由貴の耳に届いた。

腰縄を引く男が由貴の顔を見て

「恐ろしくないのかっおゆきっ、次はお前の番だぞ」

「・・・・」

「変わった女だっ、あの磔柱の無惨な女の姿を見れば、大抵の女はジタバタと騒ぎ、泣き喚くはずだがお前は怖くないのだな」

由貴は頭を左右に振った。

女の拡げられた股間に何度も槍が突き上げられ、女は大の字に括られた体を激しく悶えさせ、何度も絶叫をあげていた。そして、パアッとその体から真っ赤な物を飛び散らすとガックリと項垂れ動かなくなった。見物の人々が「うおーっ」と歓声を上げている。

由貴は女が息絶えている磔柱の前に引き出された。磔柱がゆっくりと倒され、そして、女は厳しく掛けられた縄をブツリと切られ、動かなくなった血だらけの体を引きづられ、何処ともなく持って行かれた。由貴はこの女が息絶えた磔柱に架けられる事になるのである。その柱はキの字をしており、二本の横木にも縦柱にも、真っ赤な血が染み付きその柱の上で何人もの女が串刺しで果てたことが想像される。

由貴はその縛られた裸身を人々の方に向けられ、暫く品定めでもしている様に晒された。

バサリっと、由貴の秘所を辛うじて隠していた腰巻が落とされた。由貴は素っ裸を人々に晒したのである。

「うおーっ」、またも人々が歓声を上げた。

由貴をキリリと縛り付けていた縄が切られ、由貴は素っ裸のまま自分が架けられる磔柱へと歩まされた。側で見る磔柱は大きく長く荘厳で、由貴を待っていたかの様に、そこに横たえてあった。その柱は女達の血をたっぷりと吸い次の生贄の女、由貴の血を求めている。ここで初めて由貴はその膝をガクガクとさせ、震え出した。だが、由貴の怯えなど構わずに二人の男は由貴を脇に抱え、柱の元に引き摺る様に連れて来ると仰向けに由貴を柱に乗せた。

厳しく磔柱に架けられた由貴の大の字の姿。上の横木に両手を目一杯左右に広げ荒縄で括られ、乳房も飛び出るほどに荒縄で括られ、そして裂けるのでないかと思わせる程両脚をぱっくりと拡げられ、足首を下の横木に荒縄で括られた由貴。可憐な乳房も女の証しである縦に割れた女陰も、尻の陰に佇む菊の穴も全てを剥き出しにされて、由貴は人々の前に晒される瞬間を震えながら待っている。

ゆっくりと由貴の磔柱がその場に立った。またも、「うおーっ」と歓声があがった。由貴は恥ずかしい女の全てを人々に晒して磔柱の上の女となった。恥ずかしさに震えながらも由貴の割れ目はじっとりと濡れていた。

剥き出しにされた割れ目は奥の桃色の肉をヒクヒクとさせ、菊の穴はピクピクと蠢き、絞り出された乳房は乳輪から乳首へと硬くシコリ、由貴は磔柱の上で発情している様に見える。事実、由貴は大の字の姿に晒されると体の奥底から官能の疼きが走り、それは拡げられた割れ目の中心に伝わり恥ずかしい滴りとなって垂れ落ちていた。

槍が四本近づいてきた。遂にその時が由貴に迫ったようである。穂先を見た由貴は流石に全身を震わせ、絶望の表情をした。その四本の穂先が左右前後へと移動し、由貴の拡げられた裸身に向けられた。

由貴はハッとした。拡げられた割れ目に槍を構える男があの滝田のおじさんであった。目を下に下ろすと、肛門に槍を構えているのは浩くんである。右側で槍を構えているのは、あの冴えないサラリーマン風の中年のおじさんで、左側で槍を構えているのは、なんと、春人であった。

四本の槍が同時に由貴の体を貫いた。

「やめてーーーーっ」


そこで由貴は目を覚ました。身体中が汗ビッショリで、アソコもトロトロに恥ずかしい程濡れていた。春人が目を覚ましたようだ。

「どうしたっ由貴」

「いえっ何でもないの」

「そっか、うなされていたようだったが」

「寝てっ大丈夫だから春人」

由貴は思った。昨晩のあの男とのプレイの性で、こんな嫌らしい夢を見てしまったんだと。そして、由貴は男の事を考えていた。



12.被虐の悦び

(あの男、そう河合純一、確か40代後半って言ってた。仕事は内緒らしいが)

由貴は昨晩からその男、純一の事が気になっていた。と言うより、また会いたいと思っていた。最初はとても苦手なタイプの人に感じられたが、性癖の相性が本当にピッタリの男であり、由貴を本来の自分に戻してくれた男であった。ここ暫く、由貴はM嬢として過剰に気を使い、無理をして積極的に男達に接して来ていた。元来、内気で無口な由貴にはとても負担で疲れる毎日であった。でも、春人との生活を考えると、このお給料の良いお仕事を辞める訳にはいかないと思っていた。

昨晩の事を由貴はまた思い出した。

あの男、純一は散々由貴を恥ずかしい姿で引き回すと、古びた家の壊れかけた塀の前に由貴を引き立てた。その塀は板が所々剥がれ、柱だけが
残っている様な場所もかなりあった。そこに、由貴は両手を広げて縛られてしまった。

「足を拡げるのは辛いか」

由貴は頭を左右に振った。

「じゃ、拡げて縛ってもいいんだな」

コクンと由貴は頷いた。

純一は大の字の姿に由貴を塀に縛り付けると、車に戻り由貴の正面に車を停めライトをオンにした。ライトの灯りに照らされ、暗闇の中に由貴の大の字に括られた裸身が浮かびあがった。

「ああっ」

由貴が恥ずかしさに小さく喘ぐ。

純一は由貴のお道具バックを持つと、車から降り由貴の側にゆっくりと歩いて来た。その場にバックを下ろしバックの中身を物色し、ニヤリとして、大の字の姿で括られている、惨めで淫らな由貴の体を舐め回す様に眺めた。そして、バックの中から浣腸器を取り出すとグリセリン液をその浣腸器に満たした。由貴にはその純一の行動がライトが逆光になり、良く見えないでいた。

純一は一言も発せず、煙草に火を付け
ジッと何かを待つように由貴を見ているだけであった。

「出るっ」

由貴が小さく喘ぐように声を発した。

「出るっ、何が」

「おっオシッコ」

由貴は浜辺の冷たい風を受け、長い時間引き回されていた。冷えた体が由貴に放尿を迫っていたのであった。

「ションベンかっ」

由貴はコクンと頷いた。

「したいんだなっ」

「・・・・・はい」

「見ててやるから、その格好でしなさい」

由貴が頭を左右に振った。

「嘘をつけっションベンする姿を見られたいんだろ、わかってるぞ」

「・・・・・」

「分かったっもっと凄い事をしてあげよう」

純一はサッとバックの元に行くと、グリセリン液が満たされた浣腸器とグリセリンの瓶を持ち由貴の前にやってきた。そして、浣腸器を由貴の目の前に突きつけた。

由貴は激しく頭を左右に振った。

「これをされたいんだろっ、さっきは量が少なくて物足りなかった筈だなっ、そうだなっ」

暫く、二人の間に沈黙が流れ、

そして、由貴が目をトロンとさせ純一の目を見ながらコクンと頷いた。

純一が由貴の股間に屈み浣腸器を構えた。

「ケツの穴がよく見えるようにっもっと股を拡げてっ腰を突き出せっ」

「こうですか」

由貴は腿に力を入れ股を限界まで拡げ、腹に力を入れ腰をズンと突き出した。

「よしっそのまま動くな」

浣腸器が由貴の肛門にブスリと突きたてられた。

「いいーっ」

由貴が歓喜の声を張り上げる。

純一にグリセリン液を注入されている間、由貴はせつない呻き声を出し続け、放尿を耐える割れ目からは嫌らしい汁が染みだし、肛門に突き刺さる浣腸器に滴ってきていた。

グリセリンの原液を由貴は肛門にたっぷりと呑み込んだ。

「まだ、足りないだろうっ、もっと入れて欲しいんじゃないかっ」

由貴はコクンと頷いた。

浣腸器がグリセリンの瓶に突っ込まれ、液が浣腸器に吸い込まれていく。由貴はその様子を蕩ける目で見ている。

由貴がまた股を拡げ、腰を突き出し、浣腸を誘った。

由貴のせつない呻き声が何度も闇の中にこだましていた。

はあはあと苦しそうな息づかいと、じっとりとした汗を体中に染みだしながら、由貴はグリセリンの瓶全てを、その慎ましく佇む無垢の様な肛門に呑み込んだ。

「うっうううううぐっくっ苦しい」

大の字に括られた体全体に激しい痙攣が始まった。由貴の息づかいが荒くなる。

「はあっはあっはあ、ぐぐぐぐっ」

排泄も放尿も既に限界の域を越えている筈だと純一は思っていた。なんとも我慢強い女なのかと感心しながら、由貴の悶え苦しむ痴態を純一は見据えていた。もしかすると、この女は悶え苦しむこの時をより長く耐え忍び、己の被虐の官能をより深く高くしようとしているのではないかと思えて来た。

それならばと竹鞭を手にした。

純一は痙攣する女の素肌に竹鞭を振った。ビシッビシッ、揺れる乳房、
痙攣する内股、蠢く腹、反り返る足首、タプッと揺れる尻たぶ、鞭の痛みにビクッビクッとうねる由貴の肢体。

純一は冷静さを失い、その蠢く白い動物様な肢体に何度も何度も竹鞭を振るった。由貴は獣の様な呻き声を張り上げのたうつ。

「糞もションベンも一緒に、思いっ切りっひり出せーーっ」

純一がそう叫ぶと竹鞭で由貴の股間を縦に思いっ切り打ち据えた。

「あっああーーっ、はっはいーーーっ」

由貴が叫んだ。

ブバッ、シャーッ、ブババババッ、シャーッシャシャーッ由貴の二つの穴から同時にそれはひり出された。肛門からひり出たドロドロのどす黒い溶岩はビチャビチャッビチャッと地面に破裂し、割れ目からひり出た黄色の液体は前方に勢い良く飛び出、長い放物線を描いて、ドボドボボボボッと地面を叩いた。由貴の二つの穴からひり出される糞尿は驚く程長く続いた。そして、暫くして勢いをなくした放尿はヒュッヒュッと息づくと、最後はだらりと垂れ尻の翳りに伝わった。脱糞を披露した肛門は、閉じたり開いたりを繰り返しながら、最後にブバッと恥ずかしい放屁をして、そしてまた、慎ましく佇む様に綺麗な菊の形に戻った。

由貴の壮絶な糞尿同時の排泄に、純一はここまでの凄まじい女の痴態に驚き、そして感動していた。それと同時に己の肉棒がズボンの中で、はち切れるほど硬く膨れた。

由貴は大の字に括られたまま、ぐったりと力無くうな垂れている。その表情は解放感に包まれていた。解放と言ってもそれは、排泄の解放感では無く心と体の解放であった。

「してっ」

由貴が純一に呟いた。

「それはダメなんじゃないかっ、そう言う決まりだろっ」

「いいのっしてっ」

「・・・・・」

初めて純一が黙り込んだ。

「あなたの物でっ串刺しにしてっ」

甘える声で由貴は純一を見つめながら呟いた。

「よしっ分かった」

純一は由貴の糞尿の匂いが漂う股間にかぶりつくと、ドロドロのどす黒い物に塗れた肛門、尿に塗れた割れ目、それらを貪りつくように舐めまわした。

「恥ずかしいっ」

由貴が喘いだ。

純一は全裸になると、硬く天に向いた肉棒を掴み、由貴のドロドロに蕩けた割れ目にそれを当てズンと呑み込ませた。

「うっ」と純一が呻き、「いいっ」と由貴が喘いだ。

二人の淫らで激しい獣の様な歓喜の喘ぎ声は空が白むまで続いた。


第二部 完結

  1. 2018/08/09(木) 11:48:00|
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由貴の願望 第一部

由貴のシリーズ
1.ある古本屋

「由貴姫っ、最後に何か言う事があるかっ」

「ありませんっ、さあ早くっわらわの恥ずかしい場所を、お突きなされっ、覚悟は出来ています」

グサッ、由貴姫は女の秘部を槍で突かれた。

「うぐあーっ、うううっ」

由貴姫は布切れ一枚も纏わぬ丸裸にされ、両手両足を開いた大の字の姿で磔に架けられて、秘部を槍で貫かれて死んで行った。

由貴はそんなストーリーを考えながら、ベットでオナニーに耽っている。

「ああーっ、いいっいいっ」

由貴の割れ目はじっとりと濡れて来ていた。

由貴は東京近郊の女子高に通う二年生であった。歳は16、幼さの残る顔は、女優の蒼◯優に似ていた。体もまだ熟れる前の蕾の様で、慎ましい胸にクビれ始めた腰、クリッと締まった尻、そこから伸びる細い足、そして玉子の様に真っ白な肌。学校では大人しく、目立つことが嫌いで友達と一緒にいるよりは、一人で本を読んでいるのが好きな高校生であった。もちろん、男性とのお付き合いなどした事も無く、男性経験も無かった。

由貴には誰にも言えない秘密の趣味があった。放課後、時間が出来ると古本屋に行き、昔の女の人が受けた処刑や拷問の載っている本を捜して買って来ると、一人密かにその本を読みながらそこに載っている女性になった気になって、想像や妄想をしながらオナニーをする事であった。特に由貴は戦国や江戸時代に行なわれていた磔に興味があった。

その日もいつも行く古本屋街で磔や拷問関係の本を探していた。ふと路地を覗くと看板の出ていない古本屋を由貴は見つけた。

(あれっ、こんな店、前からあったかしら、気が付かなかったわ)

店の前に立って中を覗いて見ると、狭い店の中には雑然と古本が置かれていた。その本の中に戦国という文字が見えた。由貴はその店が少し不気味な感じはしたが、勇気を出して店の中に入ってみた、店に入った途端、ムッとする古本の匂いがしたが、実は由貴はこの古本の匂いが堪らなく好きだった。店の奥をチラッと覗くと、店の雰囲気には似つかない、上品な感じの中年の男が暇そうに本を見ながら店番をしていた。

取り敢えず由貴は雑然と置かれている本を一冊一冊手に取り目当ての本があるか物色し始めた。暫く、本をパラパラと捲ったりしながら見ていると、ハッと由貴はした。目当ての本の宝庫の様なところを見つけたのだ、その本は隅にある本棚の前に山積みされていた。由貴は夢中になってその宝庫の本を流し読みしながら、どの本を手に入れようか悩んでいた。由貴はまだ高校生でそんなにお小遣いも貰っていなかった。まして、元来の人見知りなので学校の友達の様にアルバイトをやっている訳ではなかった。手持ちの金で買える本はそんなになかったのである。

「お嬢さん、気に入った本はみつかりましたか」

由貴はハッとして振り返った。そこに、先程まで暇そうに本を眺めて居たはずの店番の男が立っていた。

「いえっ」

由貴は手にしていた本を慌てて、置くと逃げる様に店を出た。

その男は由貴が手にしていた本をパラパラと捲ると、内容を確認した。

由貴は家に帰る途中も心臓がドキドキしていた。そして、流し読みした内容を思い出して、そこにあった古本を読んでみたい手に入れたいと思っていた。

大の字磔、串刺し、戦国の姫達、由貴の頭の中に今日見た本の活字が蘇って来る、挿絵も豊富で磔姿の姫の挿絵や当時の処刑場のイラストなど、見てみたい内容が沢山あったのである。その晩は今日見た本の挿絵を思い出しながら、由貴はいつもの様に自分の割れ目に触れていた。

あの本が見たい、自分の物にしたい。由貴はそんな願望を持ちながら数日を過ごしていた。そして意を決した由貴は、またあの路地の古本屋の前に立っていた。恐る恐る店の中に入ると、例の本が積まれている前に立った。由貴の欲しい本が何冊もそこにあった。震える手でその中の一番気になっていた本を手にした、その瞬間。

「先日は驚かせてすみませんでした。ところで、お嬢さんはそういった本に興味が有る様ですね」

由貴はコクリと頷いた。こんな内容に興味があると知られるのは、とても恥ずかしかったが、読んでみたい願望が由貴には恥ずかしさよりも優ってしまっていた。

「どの本が欲しいのかな」

由貴は恥ずかしそうに、そこにある五冊程を順番に指差した。その男はその五冊を手に取ると本に付いている値札を確認して。

「一万五千円程だなあ、お嬢さん買って行きますか」

由貴は頭を左右に振った。

「欲しいんじゃないのかな」

「あのーお金がっ」

始めて由貴が口を開いた。

「そうか、お金が足りないんだねっ
うーん、確かにこの手の本は貴重だから、値段も高いからね。お嬢さんっ、幾ら持ってるの」

由貴は黙って財布を出し、千円札を二枚出して男に見せた。

「そうかっ、全然足らないんだね、
でも、見てみたいんだね」

由貴はまたコクリと頷いた。その男は暫く考えてから、

「じゃあこうしようか、一週間位その本を貸してあげるから、家で自由に見て、そしたら必ず返しておくれよ、おじさんも商売だから、返して貰えなかったら困るからね」

「えっ、いいの」

「ああ、お嬢さんを信用するから、返してくれればいいよっ、その代わりお金が出来たらその本を買ってね」

「あっありがとうございます」

その晩、由貴はおじさんから借りた本を夢中になって見た。特に由貴は挿絵に感じていた。裸にされた女性が体を開いて磔にされ、股間に鋭い槍を突き刺され苦痛の表情をしている挿絵が由貴を淫らな気待ちにさせた。小説も多数あり、由貴は朝まで一睡もせずその磔にされ死んでいく女達の話を一気に読んでしまった。由貴は何度もオナニーをしながら貪る様に挿絵を見、小説を読んでしまっていた。

約束の一週間、由貴は学校が終わるとそそくさと家に帰り、食事もほどほどに母には勉強があると言って自分の部屋に閉じ籠って、その本を見て、オナニーに耽っていた。

約束の一週間が過ぎた。

「ちゃんと返しに来たんだね、本はどうだった、愉しめたかい」

「はいっ、ありがとうございました」

「また、見たくなったら、おいでっ、貸してあげるから。あっそうだいいものをあげるから、ちよっと待ってて」

男は店の奥に行くと、暫くしてDVDディスクを持って来て由貴に手渡した。

「これはね、おじさんが趣味で撮ったものなんだが、家で見てみて、そして興味があったら、またここに置いで、その時は色々話そうか」

「なんですか」

「そうだね、お嬢さんの趣味にあったらいいんだけど、取り敢えず家で見てみなさいっ、興味が無ければ捨てて貰って構わないから」

由貴は怪訝そうにそのDVDディスクを受け取るとその古本屋を後にした。その夜、由貴はそのDVDを見てみた、その瞬間ハッとして慌てて、ヘッドホンを付けて音が部屋から出ない様にした。

そこに映っていたのは、赤い腰巻だけを着けた女の人が後ろ手に縛られて山道を歩かされていた。

(あっ、これは女囚の引き回しっ)

暫く、山道を歩く女の人の姿が前からそして後ろから映し出されていた。画面が変わると磔柱が映し出されていた。そして、その磔柱に先程の女の人が裸にされ、柱に括られた。

(大の字磔だわっ、凄いっ、ここは何処かしら、何でこんな映像があるのっ)

次のシーンはもう既に磔柱が立っていた。女の人の顔がアップになるとその女の人は恍惚の表情をしている。

(この人っ、磔にされても嫌がって無いっ、ああーっ私もこんな風にされたい)

映像が進むと女の人のアソコに槍が突き刺された。

(ああーっそんな殺しちゃうの)

しかし、槍を突き刺された筈なのにその女の人は甘い喘ぎ声をだしている。由貴はその映像を良く見た。

(あっ、尖った槍じゃないっ、あれは、男の人のアソコの形をしてる、嫌らしい、でもっこれだったら死なないわ。磔にされてあんな物でアソコを突き刺されたら、どんな気待ちかしらっ、恥ずかしいけど私もされたい)

その晩の由貴のオナニーは激しかった。男を知らない由貴は男根が自分の体の中に入って来たら、どんな感覚になるのか想像するだけであったが、先程見た、槍の先の男根に犯される想像をして朝までオナニーに耽ってしまった。

数日後、由貴はおじさんの古本屋にやって来てしまった。

「お嬢さんっ、ここにまた来たという事は、あのDVDに興味があったんだねっ」

由貴は恥ずかしそうにコクンと頷いた。

「あの映像の女の人の様にして貰いたいのかなっ」

由貴は顔を真っ赤にして頷いた。




2.磔場へ

古本屋のおじさんとの約束、映像に映っていた女の人と同じ様にして貰う、その決行の日まで後二日に迫っていた。

由貴は母親に、今度の土日は友達の家に泊まりがけで勉強に行く、あまりに嘘らしい嘘で気が引けたが、その由貴の嘘に、以外と母親はすんなり疑りもせずに承諾してくれた。それどころか母親は友達の出来ない由貴の事をいつも心配していて、由貴が泊まりで家を空けることを不審に思い疑るより、母親は由貴に友達が出来た事が嬉しかった様である。後ろめたかったが、由貴の一つの難関はクリア出来た。後は自分の気持ちの問題であった。

約束では、土曜の昼過ぎに古本屋の前でおじさんと落ち合い、車でその場所に行き、日曜にそれをして夕方までには帰って来るという段取りだった。由貴は悩んでいた。まだ良く知らない男の人と磔プレイをしていいのだろうか。でも、良く知らない人だからこそ自分の性癖を知られても大丈夫なのではないのか。土曜の夜におじさんと一夜を共にする事になるけど変な事はされないか。でも、磔プレイの方が本来もっと変な事だし、それにあのおじさんは悪い人には見えなかった。信用できそうだなって由貴は思っていた。

由貴はおじさんこと滝田のワゴン車の助手席に座り、その場所に向かっていた。

「由貴ちゃん、本当に約束を守ってくれたんだね。ありがとうっ、プレイ以外は変な事はしないから安心してね」

由貴は何も答えず、外の景色を眺めていた。時折、チラッと滝田の顔を見つめ、目が合いそうになると下を向き目を逸らした。

「もう磔プレイの準備はしてあるから、イイねっ途中で気が変わらないでね」

由貴はいつもの様に俯いた。

高速を走り、山並みが見えるインターを車は下りると、もう辺りは暗くなり出していた。車はインター近くのホテルに入って行った。

「由貴ちゃん、夕食を取ったら明日は朝早いから、直ぐに寝なさいっ」

結局、由貴と滝田は別々の部屋に泊まり、朝早くホテルのロビーで落ち合いまた車に乗った。車はそれから、どんどんと山の奥に進み林道に入った。

林道を奥へ奥へと進むと道は行き止まりになった。そこには車数台が駐車できるスペースがあり、そこに滝田は車を停めると由貴にワゴンの中で処刑用の装束に着替え様に促した。由貴はそれまで着ていたワンピースを脱ぎ、下着を全て脱ぐと真っ赤な腰巻の上に白い着物を羽織った。由貴にとっては初めて羽織る装束で、真っ赤な腰巻や白い装束を着けながら、自分はこれから恥ずかしい磔にされるんだという思いが実感として感じられ、割れ目がジトッと濡れそして乳首が硬くなって来てしまっていた。由貴が処刑用の装束を着て車から降りると滝田は麻縄を手にして待っていた。

「さあ、由貴ちゃんっ、これから女囚の引き廻しだよ。縄がけをするから両手を後ろに回して」

由貴はコクンと頷くと、ゆっくりと両手を後ろに回した。

「それから、これから由貴ちゃんは磔に架けられる女囚なんだから、私の言葉使いも女囚として話すからっいいね」

また、由貴は黙ってコクンと頷いた。

「おいっ由貴っ、縛るぞっ、返事はどうしたっ」

由貴は一瞬ビックリした表情をしたが、自分は処刑される女囚なんだからキツい言葉を投げられるのは当たり前だなっと思った。そして

「はいっ」

由貴はか細い声で答えた。

初めて他人によって縛られる怖さはあったが、それよりも自分で縛る時よりキツく掛けられる縄の感触に由貴は被虐心に火をつけられて来ていた。

「うううっ、はあはあ」

「どうだっ、由貴っこれで逃げも隠れも出来なくなったなっ、大人しく磔に架かるんだっ、分かったなっ、では、由貴お前の処刑場まで歩けっ」

由貴は着物の上から後ろ手に縛られ、胸にも縄が掛けられ、首にも縄を掛けられ、裸足で山道を歩かされていた。そして、磔に架けられる時に着物を脱がなければならないと思うと、とても恥ずかしかった。まして、由貴は今まで自分の裸を男に見せたことなどないのである。究極の羞恥の瞬間が刻一刻と迫ってくる。自分で望んだ事とはいえ膝が歩きながら震えているのが分かった。まだ、今ならやめる事も出来る、そう縛られているとはいえ足は自由である逃げようと思えば逃げる事も出来る。そんな事を考えながらも由貴は一歩一歩磔柱のある場所へと足を進めていた。

(そうっ、あたしは囚人、惨めに縄掛けられて自分の処刑される場所に引き回されているの、もう逃げられないっ、これから裸にされて磔されるのっ、そして処刑されるんだわっああーっ、なんて可哀想なあたしなのっ)

「そらっ由貴っお前の磔場が見えて来たぞっ、覚悟はいいな」

滝田は由貴の首に掛けてある縄を思いっきり引っ張った。由貴はヨロヨロとするとその場に倒れ込んでしまった。

「さあっ立てっ、歩くんだ」

その磔場は高い木に囲まれながらもぽっかりと空間が空いている場所であった。そして、そこには既に磔柱が堂々と横たえて有り女囚が架けられるを待っている様であった。柱の根元には柱を落す穴も掘られていた。

「由貴っ、そろそろ素っ裸になって貰うぞっ」

由貴は頷いた。

「おいっ由貴っ返事はどうしたっ」

「あっ、はいっ」

由貴は山道を歩かされながら既に覚悟を決めていた。

滝田が縄を解くのを由貴はジッと動かずにその場に静かに立っていた。

「脱がせるぞっいいな」

「はいっ」

由貴は体を微かに震わせていた。




3.磔柱に架けられた由貴

由貴の肩からサラリと着物が足元に落ちた。

「あっ、嫌っ」

由貴は自由になった両手で咄嗟に胸を隠した。

「由貴っ、胸を隠すんじゃないっ、手をどけて見せるんだっ、これから素っ裸になって恥ずかしい所を全て晒すんだぞっ、胸が晒されたくらいで何を恥ずかしがっているんだ。わかったな」

由貴は滝田の言葉を聞くと、軽く頷き両手を胸から離した。由貴の膨らみきらない可愛い乳房が男の目に晒された。滝田が腰巻の紐に手を掛け
紐を解きながら

「いいなっ素っ裸にするぞっ」

「はいっ」

ストンと由貴の締まった尻を隠していた布が足元に落ち、由貴はその初々しい裸身の全てを滝田に晒して立ちながら、滝田の後ろにある磔柱を見つめていた。

「よしっ、柱の上に仰向けになって乗るんだ」

由貴はゆっくりと柱の上に乗り、目を静かに閉じると、今度は股間と胸を隠していた。覚悟はしているとはいえ恥ずかしさに由貴は無意識に手で隠してしまったのである。

「両手を拡げてっ、柱の横木に添えろっ」

由貴は言われるままに両手を拡げると横木に真っ直ぐ手を降ろした。

「手を縛るぞっそのままジッとしてるんだっ」

滝田は荒縄で由貴の手首、肘、二の腕をキッチリと横木に縛り付けた。由貴は目を見開き空をジッと見つめる様に静かに縛られていた。滝田は両手を縛り終えると由貴の乳房の上、下、そして腰を柱に括り付けた。由貴の幼く膨らみきらない乳房が醜くプックリと突き出され、その乳房の先の誰にも触られたことの無いピンクの乳首は硬く尖がってきていた。由貴は両手を柱に括り付けられ、乳房を晒された恥ずかしさに体の芯が疼いてきているようであった。

「おいっ由貴、縛られると感じるのかっ、えっ、どうなんだっ」

由貴は頭を左右に振っているが、股間の割れ目の湿りが滝田には見えていた。

「由貴っ、次は足を開くぞっいいなっ、股の力を抜けっ」

由貴は両足をピッタリ付けて、股間を滝田の視線から隠していたが、股の力を抜いた様であった。

「股を拡げるぞっいいんだなっ」

「ああーっ、はいっ」

由貴は観念した様に股を軽く拡げると、内股を震わせながら恥ずかしい開脚縛りを待っている。

「よしっ、マンコの奥もケツの穴も見せて貰うかなっ」

滝田はまず片方の足首を掴むとグイッと引っ張り股を拡げると足首を下の横木に縛り付けた。そして、もう片方の足首も掴むと由貴の股間が裂ける程に引っ張ると足首を横木に縛り付けてしまった。

「由貴っ、お前の望んでいた、大の字の姿になったぞっ嬉しいだろう」

「恥ずかしいっ」

「ああ、由貴っ、そりゃ恥ずかしいだろうっ、何しろお前の股間の二つの穴が丸出しだからなっ、見てるおじさんもなんだが恥ずかしくなって来たぞ」

「嫌っ見ないで」

「割れ目がビショビショになって来たぞっ、本当はもっと見て欲しいんだろっ、そして、ここを串刺しにして貰いたいんだよな。もう直ぐ、串刺しにしてやるからな」

滝田がさっと手を挙げた。すると茂みから男が10人程現れた。

「さてっ、この女囚はもう逃げも隠れも出来なくなった。まずは磔柱を立てるかっ」

「ああーっ、誰っ、何でここに」

「そうだな、言っていなかったがこの人達はおじさんの同好の仲間でね。今回の由貴っ、お前の磔を見物がてら手伝って貰うことになってたんだ」

「やめてっ」

「まあ、そう言うなっお前だってたくさんの人に恥ずかしい姿を見て貰ったほうが気分が出ると思ってなっ、と言う訳だ」

磔柱が数人がかりで垂直に立てられた。一人の男がその一部始終をビデオカメラで撮影していた。

「どうです、良く撮れてます」

「ああ、クルマを降りた所からバッチリ撮れてるよ、なかなか可愛いお嬢さんじゃないか、これからどんな痴態を見せてくれるか愉しみだな」

由貴は素っ裸で大の字に磔柱に架けられた姿を男達に晒して、恥ずかしさに顔を下に向け震えていた。




4.大の字張型串刺し

前の晩のこと。

「由貴ちゃん、明日はあのビデオに映っていた女の人と同じ様にされるんだよ。いいんだね」

「うんっ」

「分かったっ、ちゃんと覚悟してるんだね。ところで、由貴ちゃんはまだ、男の人知らないんだよね」

「えっ」

「うーん、つまり、、、処女なんだよね。ごめんね変な事聞いて」

「はい、、、、」

「明日は由貴ちゃんっ、お道具で由貴ちゃんを女にするかもしれないけど、いいのかなっ」

「・・・・・」

「嫌なら、おじさんは無理にはしないから、どうなの。でも、そうだとすると明日はあのビデオの女の人の様には出来ないよ、由貴ちゃんっそれでいいのかな」

由貴は以前、滝田から借りたビデオを思い出していた。その中に映っていた女の人は裸で大の字に磔にされて、恥ずかしい女の部分を串刺しされる様に槍の先に付いている男の形をしたものを突き刺されて悶えていた。由貴もそうされたかった、だけど、大事な処女を磔プレイで無くしていいものか悩んでいた。そして、由貴は自分の様な嫌らしい妄想をする女はこの様なカタチで処女を失うのが運命ではないのかも知れないと思った。滝田と出会い、そして今ここに一緒にいることが運命ならば、これから起きる事もその運命の流れに任せても良いのではないかとも考えた。

「おじさん、、、由貴をっ、、、、
串刺しにしてっ」

「いいんだねっ」

「うんっ」

由貴はそう言うと滝田の胸に飛び込んだ。何故か目から涙がこぼれて止まらなかった。滝田はその由貴の頭を撫でていた。


由貴は素っ裸で磔柱に架けられ、串刺しの処刑を大の字に体を開かされて待っていた。だが、滝田と二人だけの磔プレイだと思っていたところに突然、大勢の男達が参加して来た事に戸惑いと共に恥ずかしさがドッと湧いて来た。でも、何故か滝田のおじさんに対しての不信感や怒りは無かった。もしかしたら、この突然の出来事はおじさんの演出でより由貴を女囚の気待ちにするためにしたのかも知れないと思った。とは言え、由貴に取っては女の全てを晒した姿を男達に見せるのは死にたいくらい恥ずかしく屈辱的でもあった。

「皆さんっ、これより女囚お由貴の串刺し処刑を執行致します。この女の串刺しされぶりをじっくりご覧ください」

「ああーっ、お許しくださいっ」

由貴は何故か、女囚のお由貴になって居た。自分は罪を冒し、これから大勢の人に恥ずかしい姿を晒して、処刑される女囚である。由貴の淡いピンクの割れ目から汁がポタリと垂れた。

由貴の目の前に見せ槍が交差された。槍の先には男の形をした張り型が付いていた。

(あっ、二本ある、そんなっ、もしかして一本はお尻の穴に刺される)

槍が降ろされ、股間に構えられた。
そして、一本が由貴の思った通り尻の穴に当てがわれた。

「ダメーッ、そこはお許しをっ」

由貴の太ももが初めて経験する恥辱に恐怖のためかブルブルと震えている。

槍の先の張り型がグリっと由貴の肛門に含まされた。

「うっ」

未開通のその穴はそれの侵入を拒んでいる様であった。ミリッメリッメリッ、張り型が僅かづつ進む。

「うっ、うっうっ」

「お由貴っ、ケツの穴の力を抜けっ」

張り型は引き出されては、また突き刺されている。そして、だんだんと肛門の肉が柔らかくなってきた様で張り型が少しづつ深く呑み込まれていった。由貴の割れ目からまた、汁がポタリと垂れた。

突然、一気に張り型が半分程突き入れられた。

「ウギャーッ」

由貴は体全体を反り返し、強く手を握った。太ももから股間にかけてが小刻みに震えている。

「お由貴っ、どうだっケツの穴の串刺しの気分はっ」

「うっうっうっ」

「おいっ、マンコはびしょ濡れになってるぞっ、この変態女っ」

「ああーっ」

肛門に刺さった張り型が、一旦ゾロリと抜かれた。肛門の肉が生々しく捲れあがった。

「あっあああっ」

次の瞬間、グサっと張り型が根元まで突き入れられた。

「ウギャーッ、あっ、いいーーっ」

由貴の大の字に括られた体がピクピクと震えている。張り型は由貴の体内に深く呑み込まれながらユッサッユッサッと動かされていた。

由貴の目の前にもう一本の槍の先の張り型が突き出された。その張り型の胴体には滝田と字が書いてあった。

「お由貴っ、トドメの槍だっ、口に含んで私だと思って挨拶をしろっ」

「あうっ」

由貴はその滝田の名前が書かれている張り型を口に含み、愛撫するように舐め回した。由貴は女の本能で初めての舌での愛撫をやっていた。

「そうだっ、お前を女にする道具だ、心を込めて舐めるんだ」

その張り型は由貴の唾液にまぶされテカテカと光ってきた。そして、その張り型を由貴の割れ目に構えた。

「お由貴っ、トドメを入れるっ覚悟は出来てるなっ」

由貴はコクリと頷いた。

「えーっどうなんだっ、返事をしろっ、お前はこれから、この槍で串刺しになって処刑されるんだ」

張り型の先が割れ目に軽く含まされ、ネチョネチョと動かされている。

「ああーっ、お願いしますっ、じょっ女囚のお由貴をっ、串刺しでっ、しょっ処刑してください」

それまで、遠巻きで由貴の痴態を見て居た男達が由貴の磔柱の前に近づいて来た。そして、これから串刺しにされる少女の割れ目を好奇の目で見つめていた。

(これから私はこの人達に見られながら、アソコを串刺しにされるんだわっ、ああーっ、恥ずかしいっ)

グチョリッ、由貴の濡れそぼった割れ目は一撃で滝田の名前が書かれた張り型の全容を呑み込んでしまった。由貴の体内には滝田の名が含まされた。由貴のそこは処女の蕾の様であり、また淫乱女の様でもあった。初めての突き入れは適度な肉壁の抵抗はあったが、染み出る愛液の作用でその張り型をにゅるりと音をたてる様に深々と呑み込んだのである。そして、一気に女の膜を突き破った。由貴は素っ裸の体を大の字に拡げた解剖実験のカエルの様な姿で女になった。

「ああーっ、いいーーっ」

だが、滝田を含めた男達の残忍な欲望は、止めることは出来ない程膨れ上がっていた事に、由貴は気付いていなかった。




5.由貴の絶頂そして脱糞

由貴は股間の二つの穴を張り型で突き刺されたまま、磔柱に大の字に括られぐったりと項垂れていた。剥き出しにされ張り型を含まされた肛門と割れ目からは赤いものがダラリと張り型と肉の隙間から垂れていた。

「どうですっ、この娘が女になった瞬間は良く撮れてますか」

「ああ、その瞬間の表情も、割れ目が張り型を咥える瞬間もバッチリ撮れてるよっ、なかなか良い雰囲気だったな」

「では、この娘を張り型で追い上げてみますから、そこも欠かさず撮っておいてください」

「もちろんだとも、これは良い映像が撮れそうですね」

「ところで、逝かせた後に我々の念願のシーンも撮りますか」

「今回は思い切って禁断のシーンもやりましょうっ、皆もそう願っている筈です」

滝田とカメラマンはズボンの股部をもっこりさせながら、話していた。

滝田は茂みの中に隠していた。槍を二本取り出すと、由貴に見えない様にして、磔柱の後ろにXに突き立てた。男達はそのXに立てられた槍を見ると、皆残忍な表情に変わった。そして、男達はズボンの前をもっこりと膨らませた。

「女囚お由貴っ、これから張り型槍を使って、女の喜びを教えてやるっ、たっぷり味わうんだぞ」

「あのっ」

由貴はそれ以上言葉を発することが出来なかった。それは、先刻来の肛門の突き上げで由貴は排泄の欲求に苛まれていた。しかし、少女に取って排泄したいと言うことを言葉にすることなど、まして、素っ裸を晒されている身である。言える筈がなかった。

(ああーっ、ウンチが出そうっ、オシッコも出るっ、我慢出来ない、どうしよう)

由貴の肛門に含まされている張り型が抜き差しされ始め、カポッパクッカポッと嫌らしい音が由貴の尻から聞こえて来た。そして、割れ目に含まされている張り型も同時に抜き差しされた。割れ目からはグチョッビチョッビチャと女の喜びの音がしている。

「ああーっ、いいっ」

肛門の張り型はゆっくりと動き、張り型の全容が呑み込まされると一旦止まりそして肉襞を捲るようにして張り型の全容が現れる。割れ目に呑み込まされている張り型は、浅く何度か突き上げられるとグサっと子宮口まで届く様に深々と突き上げられ、その動きを繰り返されていた。由貴は張り型の動きに我を忘れた様に体中を痙攣させながら、獣の様な喘ぎ声をあげていた。

「ああーっ、逝きそうっ」

「お由貴っ、まだだっ我慢しろっ」

「ううっ」

割れ目を突き上げている張り型の動きが早くなった。由貴の割れ目の肉襞が張り型に擦られ、ブルンブルンと揺れている。

「もうっ、逝かせてっ」

由貴は柱に括られた体をクネらせ、反り返らせながら、その瞬間がやって来るのを待っている。

「よしっ、逝けっ」

張り型が深々と突き刺された。

由貴にとっては始めての割れ目の奥で感じる女の喜びである。そして、遂に由貴はその瞬間を迎えた。全裸の体が一瞬突っ張り、一際大きく喘ぎ声を発するとガクッと痙攣して由貴は女になって始めての絶頂を磔柱の上で味わった。

「ああーっ、逝くーーっ」

しかし、絶頂の余韻をそのまま味わう間も無く、突然、由貴は叫んだ。

「ううっ、だめーーっ」

由貴は大きな声をあげると尻から太ももがブルブルと震え、張り型を肛門の穴に咥えたまま脱糞を始めてしまった。男が慌てて張り型を肛門から抜いた。

「ブバッブバババッブリブリッ」

肛門がガバッと拡がりドス黒い塊がボトボトッと飛び出し磔柱の前に飛び散った。

「いやっ」

すると由貴は今度は女の喜びを味わった割れ目の上部からシャーーッシャーッシャーーーッと放尿を始めてしまった。磔柱の前には少女の排泄した塊と液体が飛び散り辺りに散乱していた。磔柱を囲む男達は脱糞したばかりのヒクヒク蠢く肛門と失禁と愛液で濡れそぼり、それでもまだ張り型を咥えている割れ目を好奇の目で眺めていた。由貴はあまりの恥ずかしさに目から涙を流していた。

「おいっ、お由貴っ、随分派手に前からも後ろからも、ひり出したもんだなっ、お前も女だろう、少しは恥じらいってものが無いのかっ」

由貴は涙を流しながら頭を左右に振った。

その少女の淫残な姿は、男達をより残忍な行為をさせる引き金になっていった。

「皆さんっ、これより禁断の行為を行いたいと思いますが、異存は有りませんね」

男達は皆、頷いた。

「では、ケツの穴の担当はどなたがっ」

一人の男が手を挙げた。

「前の穴の担当は」

「それは、滝田さんあなたが」

「分かりましたっ、一番の大役をやらせていただき感謝します」

由貴は男達の会話の意味が解らずにいた。それが運命だと解るのには後少しの時間が必要であった。

カチリと由貴の目の前に鋭く尖った槍が交差された。だが、由貴にはこの槍が何の為に自分の目の前に突き出されたか分からなかった。




6.串刺しの悪夢

由貴は本物の槍を見つめながら、ハッとした。そして、恐る恐る滝田に話かけた。

「おじさん、もしかして私はこれから殺されるの」

「・・・・」

「何も悪い事はしてないよ」

「お前の串刺しでの死に様を皆見たくなったんだよ」

「まだ、死にたくないよっおじさんっ、私は嫌らしい妄想をする悪い子だけど、もっと生きていたいよ」

滝田は由貴の言葉には耳を貸さず、肛門に槍を構えている男に向かって、残忍な声をかけた。

「突き刺せっ」

その男は震えながら槍を手にしていたが、ゆっくりと由貴の排泄物が付着している肛門の穴にその槍の先を当てがった。由貴は悲しそうな表情をして滝田の顔を見つめている。しかし、男は由貴の肛門に槍を突き刺せないでいた。

「怖いよっ」

由貴が架けられている磔柱を取り巻く男達の一人がその男を促す様に。

「やれっ」

すると他の男達も血走った目をしながら口々に。

「刺せっ」

「やれっ」

「突けっ」

遂に男は手にした槍を由貴の肛門の穴に突き刺した。由貴の肛門からブバッと赤いものが飛び散った。

「うぐっ、なっ何でっおじさんっ」

由貴は歯を食いしばって苦痛に耐えながらも、その素っ裸で大の字に磔された、幼く真っ白な裸体を小刻みに震わせている。

グサッグサッと槍が肛門から由貴の体内に呑み込まされて行く。

「うっ、ううっ」

なんと我慢強い少女なのだろうと、滝田は由貴を見て思っていた。槍の肛門への突き刺しの苦痛は、普通だったら大きく泣き叫び、体中で悶え苦しむ姿を見せる程の痛みであるだろうに、この少女は取り乱さず耐えている。そして、突き刺された槍がまた突き上げられ深々と体内に呑み込まれて行く。

由貴は涙を流しながら、括られた足首、手首を反り返らせ、そして、キツく唇を噛んでいる。

「うぐっ、、、、うーーっ」

「もっと深く突き刺せっ」

「串刺しにしろっ」

男達が叫んだ。そして、槍は男達の言葉通りに深く深く由貴を突き刺していった。赤いものが磔柱の前に溜まりを作り始めた。

由貴の裸体がピクピクと痙攣を始めた。

「うっうっうーーっ、死ぬよっ」

滝田が槍を由貴の女になったばかりの割れ目に構えた。由貴は虚ろな目で滝田を磔柱の上からジッと見ている。

「おっお、じ、さ、んっ突き、刺してっ、い、い、よっ」

「いくよっ」

由貴はコクンと頷いた。

グサッ、由貴の割れ目の穴に槍が突き刺さった。その瞬間由貴は体をビクリと大きく反り返らせ、女の究極の苦痛を受け入れた。

「ぐっぐっうぐーーっ」

尚も、滝田の槍は由貴の割れ目の奥に突き入れられ、割れ目の奥の肉の壁を突き破った。ドバッ、赤いものが割れ目から爆ぜた。股間から太ももにかけてプルプルと痙攣が始まり、その痙攣がピクンピクンと間をおくようになって来た。

そして、ガクリと由貴は体を括られた縄に預けて動かなくなった。

「滝田さんっ、今回は最高の映像が撮れましたねっ」

「ああ、そうだなっ」

何故か滝田は浮かない顔をして、串刺しで息絶えた由貴の幼い裸体を見上げていた。


由貴は目の前が真っ暗になり、死んだと思った。涙が溢れて止まらなかった。

「由貴ーっ、起きなさいっ学校に遅れるわよっ」

(あっ、お母さんの声だっ、さっきまでの事は夢だったんだわ)

由貴は古本屋のおじさんさんから貰ったDVDを見ながら、オナニーをして疲れて、いつの間にか寝てしまっていたのだった。そして、恥ずかしくて恐ろしい夢を由貴は見ていたのだった。体中が汗びっしょりで、頭もボーッとしていた。

(本当にリアルな夢だったわ、私って嫌らしいっ)

その日、学校帰りに由貴はあの古本屋にやって来てしまった。

「お嬢さんっ、ここにまた来たという事は、あのDVDに興味があったんだねっ」

由貴は恥ずかしそうにコクンと頷いた。

古本屋のおじさんはニヤリとして由貴の顔を見ていた。




7.古本屋の地下室

あの滝田のおじさんの古本屋にDVDを返しに行ってから、もう1ヶ月程が経っていた。由貴はあの日DVDを返すと恐ろしい夢の事もあったのか、そそくさと帰って来てしまった。本当はもっと、おじさんと話たかったのだが磔にされ槍で殺された夢が頭にこびり付いて、あの時は何も話さず店を後にしてしまったのである。

(もう一度、おじさんに会おう、おじさんは夢の中のおじさんとは違うんだから)

そう思って由貴は、またおじさんの古本屋に来てしまった。

お店の中に由貴は入るとおじさんは何時もの様に暇そうにして本を読んでいた。そして、由貴に気が付くと

「久しぶりだね、お嬢さんっ、今日は何の用なのっ、また本かDVDが見たいのかな」

「あの・・・・」

「まあ、立ち話も何だから、ちよっと奥でゆっくりしないかい」

由貴はコクンと頷いた。そして、おじさんに案内されるままお店の奥に上がり込んだ。奥の部屋はお店の構えからは想像出来ない程、以外と綺麗で調度品も立派な雰囲気であった。そして、由貴はゆったりとしたソファに腰掛けると少し不安そうに部屋の中を見渡した。

「お嬢さんっ、まだ色々DVDは有るけど、またお家で見るかい」

「はいっ」

「そうか、そんなにああいう事に興味があるんだね」

由貴は黙って頷いた。

「じゃあ、これから面白いものを見せてあげようか」

「面白いもの」

「但し、見た事は誰にも話しちゃダメだよっ秘密にしてくれないと困るからね」

そう言われると由貴はなんだが怖かったが、おじさんは自分の興味を分かっていて見せてくれるものである。見たい欲求が怖さを上回った。

おじさんは家の奥まで由貴を誘うと廊下の端にある扉を開いた。扉の先には階段が下に延びていた。そう、それは地下室への階段であった。由貴はおじさんの後に付いて階段を降りると、その先の扉の奥にある地下室に入った。ガチャリ、おじさんは地下室の扉の鍵を閉めた。由貴はハッと思ったがその地下室を見渡した。壁と天井はコンクリートの打ちっぱなしで明かりは裸電球が天井から幾つかぶら下がっていた。そして、何やら由貴には分からない道具や装置が色々と置かれていた。

「さあ、お嬢さんっ、あっそうだそうだ、由貴ちゃんって言ったんだね。では、由貴ちゃん、怖がらずにもっと部屋の奥までおいでっ」

由貴が部屋の奥の椅子に向かって歩くと、突然、部屋の奥の方からウウッと言う人の呻き声が聞こえた。そして、人影がチラッと動くのも見えた。

「誰かいるっ」

「大丈夫だよ由貴ちゃんっ、今のは、おじさんの奴隷だから心配しなくていいよっ、さあこっちに来て座りなさいっ」

「えっ、、、、、奴隷っ」

「そうだよっ、まずは由貴ちゃんに紹介しようかね」

由貴は壁際の椅子に座った。

おじさんが壁のスイッチを押した、すると先程音のした部屋の奥がスポットライトに照らされた。

「あっ、、、、」

そこには柱を背に裸の女が縛られていた。由貴はその女に見覚えがあった。

(あのひとは、そうだっ、あのDVDに映っていた女の人だわ、何でこんな所にいるのっ)

「由貴ちゃんっ、気が付いたかな、そうだよ、あのDVDで串刺しにされていた女だよっ、博美と言うんだ」

「・・・・」

「この奴隷女はここで飼っているんだよっ、今日は由貴ちゃんに奴隷女の博美の調教を見せてあげようっ、いいかな」

おじさんは博美の縛られている場所に行くと柱の縄を解き、博美を由貴の目の前に引き立てて来た。

「さあ、博美っ、このお嬢さんにご挨拶するんだっ」

博美は由貴の前に晒された裸身を、少し腰を引き気味にして立っている。博美は両手を後ろ手に縛られ、乳房の上下にも縄が回されて乳房がプックリと突き出されている。そして、腰に縄が回され、臍の下から縦に縄が股間に下ろされキッチリと絞られていた。

「ああーっ、初めまして、ひっ博美と申しますっ、ああっ宜しくお願いします」

「それで今日はどうするんだ」

「はいっ、これから博美の調教をご覧ください」

「由貴ちゃんっ、この博美はね、お尻を虐められるのが好きでねっ今日はお尻の調教をするから、見てて」

「お尻の調教、、、」

由貴は少しその調教が怖かった、でも心臓がドキドキして来て、博美には悪いけどその調教を見てみたいと思う様になっていた。

「よしっ、博美っ、浣腸とケツの穴の串刺しをするっ、尻を突き出すんだ、分かったな」

「はいっ、お願いします」

博美は膝を付くと、体を前屈みに倒し尻を高く突き出した。するとおじさんは何時用意していたのか、ドロッとした液体の入った洗面器とガラス製の大きな注射器を床に置いた。

「ああーっ、嫌っ恥ずかしい」

博美は溜息とも喘ぎ声とも聞こえる声を発した。

「さてっ博美っ、股縄を外すぞ」

「ああーっ、あっああーっ」

博美の股間に食い込んでいた股縄がベリッと剥がされた。そして、博美の肛門と割れ目が由貴の前に晒された。

「博美っ、股縄で感じてたなっ割れ目の穴はビショビショになってるぞっケツの穴もふっくらと柔らかくなってるな、助平な女だっ、ほらっ由貴ちゃん見てみな、割れ目に食い込んでいた部分の縄がビッショリだろっほらっ」

おじさんは由貴にその縄を見せた。

(あっ、本当だ、博美さんはアソコに縄を食い込まされて、感じてたんだっ、でも、私もされたら感じてしまうかも)

おじさんは注射器にドロッとした液体を満たすと博美の尻をピシャッと叩いた。

「股を拡げるんだっ」

「あっ、はいっ」

おじさんは片手で博美の肛門を拡げると、注射器の先をブスリと突き刺した。

「入れるぞっ」

「おっお願いします」

由貴は固唾を飲んで二人の行為を見ていた。そして、由貴は体の芯が疼いて来て、割れ目がしっとりと濡れて来ているのが分かった。




8.ふたたびの磔調教

古本屋さんの地下で由貴は博美の調教の一部始終を見せられた。その調教は由貴に取って未知の世界の出来事の様に感じられた。だが、由貴はいつか自分も博美の様に痴態を晒すのが堪らなく好きになるような気がしていた。

それから暫くしたある日、由貴は妄想で磔にされた場所ととても似た場所に来ていた。博美の磔調教の話をおじさんから教えて貰い、由貴は自分から頼んで博美と一緒に磔調教をして貰う事になった。

由貴はあの妄想の中で磔で串刺しになった悪夢が頭から離れなかった。だけど、妄想の中のおじさんと本当のおじさんは違う筈である。その証拠に博美はまだ殺されずに生きて居るのだ。そして、DVDの中の博美の様に裸で磔になりたかった。それは、由貴がこの所ずっと抱いていた願望であった。一人で磔調教を受けるのは怖かったが博美と一緒に磔調教を受けるのなら心配は無いと思ったのであった。

由貴と博美は地面に寝かされて居るキの字の磔柱の前で、鼠色の囚衣を着せられ、後ろ手に縛られムシロの上に正座させられていた。由貴と博美の周りには古本屋のおじさんの他に十人の男の人がいた。その一人はビデオカメラを回していた。

髭のおじさんが博美に向かって

「今日は由貴が一緒に磔調教を受ける事になったから、分かってるな博美っ、先輩として由貴の見本となる様にしっかり磔調教を受けるんだぞ」

「はいっ、承知致しております」

「いい心掛けだっ、由貴はしっかり博美の磔調教振りを見ておくんだぞっいいな」

いつもの様に由貴はコクンと頷いた。

「由貴っ、それでは駄目だなっちゃんと声に出して返事をするんだ」

「はいっ」

由貴は恥ずかしそうに答えた。

「ではっ、博美から素っ裸になって磔柱に架かって貰うとするかっ」

「はいっ」

博美はその場にスッと立った。男が博美の後ろに周ると博美を縛っていた縄を解いた。

「さあっ博美、素っ裸になるんだ」

「はいっ、でも由貴ちゃんがっ」

「由貴に見られるのが恥ずかしいのかっ、今更、何を気取ってるんだっ、博美っお前は磔柱に大の字に括られて串刺しされるのが好きなんだろっ」

「ああーっ、そうですが」

「つべこべ言わずに早く脱げっ」

「・・・・・」

博美はハラリと囚衣を肩から落とすと真っ白な肌を晒し素っ裸になった。そして、磔柱に自らゆっくりと歩み、柱の上に仰向けになって乗った。

由貴はその一連の博美の動作に、次は自分が博美と同じ様にしなければならないと思うと恥ずかしさに顔がホンノリと赤くなったのが感じられた。

「博美っ両手両足を柱の横木に拡げろっ」

「・・・・・」

「どうした博美っ返事はっ」

「あっ、すみません、丸見えのアソコを拡げるのが少し恥ずかしくてっ」

「まだそんな事を言ってるのかっこの程度の事で恥ずかしがってどうするっ、これからお前はもっと恥ずかしい目に合うんだぞっ分かったな」

「はいっ、申し訳ありませんでした」

博美はゆっくりと両手を拡げた。男達が博美の両手を柱の横木にキッチリと縛り付け、そして乳房の上下も柱にキツく縛った。

「博美っ、足を開くぞっ力を抜け」

「ああーっ、恥ずかしいですっ」

「この前は股を90度に拡げたがっ、今日は博美っ、ケツの穴にもお前の大好きな物を咥えさせてやるから、
ケツの穴がパックリ晒せる様に股を120度まで拡げてやるからっ、しっかり拡げろよっ分かったな」

「そんなっ、恥ずかし過ぎますっ、嫌っやめてください」

「駄目だっ、素直に股を開んだ」

「ああーっ、許して」

男達は博美の足首を掴むと、ぐいっぐいっと博美の股を拡げようとした。博美は股に力を入れて股を拡げられるのに抵抗していたが、数人係の男の力にもう抗えないと諦め、遂に股の力を緩めた。すると、博美の股はガバッと拡げられ、宣言通りに120度まで股を拡げられ、下の横木にキッチリと足首を縛られてしまった。そして、博美の恥ずかしい割れ目も尻の穴も男達の目に剥き出しに晒されてしまった。

「恥ずかしいっ、見ないで」

「博美っ、まだ気取ってるのか、静かにしていろっ」

髭のおじさんが由貴の方に振り向いた。

「さてっ、次は由貴っお前の番だなっ、いいな」

由貴は縛られて正座させられていた体をジリジリと後ろにずらしながら

「やっぱり・・・・・」

項垂れて、か細い声で言った。

「何っ、やっぱり何だっやっぱりやめたいのかっ」

「・・・・・」

「怖いのか」

由貴は頭を左右に振った。

「ではっ、恥ずかしいのかっ」

由貴がコクンと頷いた。

「そうだったよなっ、由貴はまだ男の経験が無かったんだよなっ、そうか皆にアソコを見られるのが恥ずかしいかっ」

由貴はまた頷いた。

「ではっ、股縄を付けさせてやるから、それでいいなっ、それなら由貴の恥ずかしい場所は隠せるぞっ」

「はいっ」

由貴は立たされると後ろ手に縛られていた縄を解かれ、男の手で素っ裸にされた、そして古本屋のおじさんに縄を何重にも通された褌の様な股縄をされた。

「由貴っこれでいいなっ」

由貴は恥ずかしそうに頷いた。

「じゃあっ、磔柱の上に乗るんだ」

由貴は胸を自分の手で隠しながら、磔柱に向かって歩き出した。そして、博美と同じ様に柱の上に乗ると、自分から両手を開いて横木に両手を添えた。男達が由貴の両手、そして体を柱にキッチリと縛り付けた。

「由貴っ、お前は初めてなので股の角度は90度にしてやろうっ、さあ股の力を抜くんだ」

由貴は目を閉じ、そして股の力を緩めた。


それから暫くして、由貴と博美は垂直に立てられた磔柱の上に大の字に開かれた素っ裸を、眩しいくらい明るい陽の下に堂々と晒されていた。
二人の磔柱はお互いの恥ずかしい姿が良く見える様に向かい合うようにして立てられていた。

この磔調教で使われる槍は、もちろん本当の先が尖った槍では無く、男根を模した張り型が先に付いている卑猥な調教用の槍である。博美は前回の磔調教では一本の槍で責められた。しかし、今回は二本の槍で博美は責められる事になる。

博美の開かれた股間の前に二本の男根槍が交差された。

「ああーっ、お尻は許してっお願いっ、恥ずかしいっ」

「博美っ、ケツの穴でイク姿を見られるのが嫌かっ」

「はいっ、前の穴だけでお願いします」

「そんなに嫌がるとはなぁっ、本当はケツの穴を責めて貰いたいんだなっ、先輩奴隷としてケツの穴で昇天する所を由貴にしっかり見せてやれっ」

「ああーっ、そんなことはありませんっ許してっお願い」

男根槍が博美の剥き出しの尻の穴に
当てがわれた。




9.博美の痴態

「ああーーっ、堪らないっいいーっ
いいわあーーっ、もっと深く突いてーーっもっとっ」

博美はキの字の磔柱に全裸で大の字の形に拡げられ無残な姿で括られていた。そして、二本の男根槍に二つの穴を突き上げられ、歓喜の声を張り上げていた。その素っ裸に晒された博美の肌からしっとりと汗が滲み出ている。男根槍の先が博美の割れ目に呑み込まされる度にグチョグチョっと恥ずかしい音が股間から聞こえていた。

「どうだっ博美っ、ケツの穴とマンコを同時に突き上げられる気持ちはっ」

「ああーーっ、素敵ですっ気持ちいいですーーーっ」

「お前は磔調教が大好きだよなっ」

「はいっ滝田さま、そうですっ博美は磔調教が堪らなく好きですっもっともっと嫌らしい事をしてっ」

「そうかっもっと嫌らしい事をなっ博美っあれをして欲しいんだなっ」

うんうんと言うように博美は頭を縦に振っている。

滝田の手にはもう既に並々とグリセリン液が満たされた図太い浣腸器が握られていた。博美はハッとして滝田の握る浣腸器を凝視した。

「ああーーっ、そんなーっ浣腸ーっ、ああっそれは許してっ、由貴ちゃんに見られています」

「まだ気取っているのかっ変態マゾ女の博美は浣腸に始まって浣腸で終わるってくらい、浣腸無しでは満足出来ないだろう」

「そんなっ違います」

「自分から嫌らしい事をしてと言ってたじゃないか、浣腸の事だよなっ」

「それは・・・・」

「先輩奴隷としてっ由貴にお前の本性をしっかり見せてやるんだっさあ自分からこれをお願いするんだ」

「ああーーっ分かりましたっでもこの格好では嫌っお願いしますっ柱から降ろしてっ」

「それは駄目だっ、磔柱に括られ大股開いた姿でお前の汚らしい物を撒き散らかすんだっいいなっ」

「滝田さまっ分かりましたっ、博美に浣腸をお願いいたします、ああーーっ」

滝田が脚立を博美の磔柱の前に置くとそれに登り、博美のパックリ拡げられた股間の奥に剥き出しになっている肛門にその図太い浣腸器のノズルを咥えさせた。博美の肛門は先程来の男根槍の刺激にふっくらと柔らかくなっており、浣腸器の太いノズルを難なく呑み込んだ。

「ああーーっ嫌っ」

「嫌じゃないだろうっ、さあお願いするんだっ」

「はいっ、滝田さまっお願いします、博美のケツの穴にお薬をたくさん入れてくださいっああーーっ恥ずかしいっ」

ドクドクとグリセリン液が博美の肛門に注入されて行く。

「うっうううーっ、いいっ冷たくて気持ちいいわあーーっ、入れてっもっと入れてください」

博美は尻をブルブル震わせながら体内に注がれるグリセリン液に歓喜の声をあげ、そして割れ目から淫汁をドロリと溢れさせていた。

「博美っいい呑みっぷりだ、美味いかっ」

「はいっ、美味しゅうございますっ、うっうううーん、堪らない」

博美の肛門はその図太い浣腸器に満たされていた液体全てを難なく呑み込んだ。

「よしっ、また二つの穴を槍で突き上げろっ」

グチャリと音がして、博美の肛門と割れ目は男根槍を呑み込んだ。

「ぐあーーっ、いいーーっいいーっ逝きそうーーっ」

「博美っまだ逝くなよっ我慢しろっ分かったな」

「ああーーっ、はいっ」

髭のおじさんが由貴の磔柱の前にやって来た。

「由貴っ、博美の様にしてあげようかっどうだっ」

「・・・・・・」

「まあいいっ、まだ暫く博美を見てるんだなっ、これからが磔調教の本番だからな」

「いいーっいいーっ、ああーーっ逝きそうっ」

「まだ駄目だっ博美っ、逝くんじゃないぞ」

「あっあっああっ、そんなっもう駄目ーっ、逝っても宜しくですかっ」

博美の股間からは絶え間なく恥ずかしい音がしている。二つの穴を突き上げる男根槍の出し入れの早さが増して来ていた。

グチョッグチョッ、カパッ、グッチョグチョグチョッ

「あっああっ、滝田さまっお薬も効いて来ました。おっお腹が痛いっ」

博美はたっぷり呑み込まされたグリセリンの効きめに腹の中の物がグルグルと激しく暴れ出した。男根槍の快感とグリセリン液の苦痛に博美は限界まで拡げられた股間を痙攣させ、獣の様な呻き声を上げ始めた。

「ぐっぐああーっ、うあーっだっ駄目ーーっ、出したいーーっ、逝きそうーーっ」

割れ目に突き刺さる男根槍は既に博美の噴き出す淫汁でドロドロになり鈍く光っている。そして、肛門を突き刺す男根槍は肛門から滲み出る黄色い液に汚れていた。

「そろそろだなっ」

滝田が男根槍を操作している男達に合図した。ズブリと二つの穴に突き刺さっている男根槍がその全容を穴に深々と呑み込まされた。博美は二つの穴の強烈な突き上げにビクンと体全体を震わせた。

「ぐっぐああーっ、いいーっいいーっ、ああーーっ堪らないーーーっ、ああーーっ逝くーーっ逝きますーーーっ許してーーっ」

博美はひときわ大きく喘ぐと、一気に絶頂へと向かった。

割れ目と肛門に男根槍を咥えながら、博美はピクンピクンと痙攣している。そして、ガックリと力が抜けた様に括られている縄に体を預けて体全体が僅かにずり落ち、放心した様に動かなくなった。博美は女の二つの穴を串刺しされて果てた。

「いいだろうっ槍を抜いてみろ」

ズルリと男根槍が二つの穴から抜かれ、そこが剥き出しに晒された。割れ目にはぽっかりと男根槍の後の穴が残り、肛門は皺がヒクヒクと蠢いている。

「うっうう、あっああーーっ駄目ーーっでっ出ますっ」

博美の肛門がガバッと拡がった。全裸で大の字に括られた博美にそれを隠しようは無かった。

博美の凄まじい脱糞が始まった。

ブボッと恥ずかしい音を発して、どす黒い塊が肛門を拡げて爆ぜビシャっと磔柱の下に落ちた。次の瞬間、シャーーーッシャーッと液体と固形の混じった黄色い液が激しく真下に放出され地面に飛び散った。と、その瞬間、ぽっかり拡がっていた割れ目からも凄まじい勢いで黄金に輝く液体が放物線を描いて放出されだした。
博美は大きく開いた股間の二つの穴から、脱糞と放尿を同時に披露する事になってしまった。

「ああーーっ、恥ずかしいっ嫌っ、見ないでっああーーっ」

「ふぇーっ、博美っこりゃあ凄まじいなぁ、お前も女だろうっ少しは遠慮出来ないのかっ、流石に両方の穴からあられもなく出されると、こっちも目のやり場に困るじゃないかっ、えーっどうなんだ博美っ」

「ああーーっ、ごめんなさいっ、はしたない博美をお許しくださいっ」

ピクピク蠢く肛門がまたブバッと拡がりひときわ太くどす黒い塊が爆ぜ落下した。割れ目からの放尿はその脱糞の瞬間勢いを増し、そしてピュッピュッと残り尿を繰り返し放出すると博美の羞恥の時が収まった。

磔柱には究極の快楽と羞恥に翻弄されて力無くグッタリと放心している全裸の女が燦々と光り輝く陽の下で全てを晒して架けられていた。その女は恍惚の表情を浮かべて項垂れていた。

「由貴っ、さてお前の番だな、博美の磔調教は良く見ていたなっ」

由貴はコクンと頷いた。

「覚悟はいいかっ」

「・・・・・」

「嫌だったら、止めてもいいんだぞ」

由貴は頭を左右に振った。

「いいのかっ、博美と同じ磔調教をするぞっいいんだな」

由貴はゆっくりと頷いた。

滝田は鎌を取り出すと由貴の股縄にその鎌の刃をあてた。

「これが邪魔だなっ、由貴の割れ目とケツの穴が良く見える様にこの股縄を切るぞっ」

「はいっ」

由貴の磔調教が始まろうとしていた。




10.由貴の痴態

山奥の広場で壮絶な磔プレイが行われていた。一糸纏わぬ素っ裸の姿にされた二人の女、博美と由貴はキの字の形の磔柱にその裸身を大の字にされ柱にきっちりと括られていた。女の隠すべき羞恥の部分は白日の元に男達の視線に晒されていた。

そして、一人の女、博美は縛られている縄にグッタリとその体を預けて磔柱の上で放心した様にうな垂れていた。その女の磔柱の周りには、女が股間の二つの穴からひり出した、どす黒い塊と液体の溜まりが撒き散らかされ、その汚物を垂れ流した二つの穴を女は隠すすべも無く丸出しにしていた。丸出しに晒されている前の穴の割れ目は女が歓喜の果てに滴らせた淫汁でテカテカと光り、後ろの穴の肛門の周りは女の噴き出した黄色いものがへばり付いている。それは、女が凄惨極まる嬲りを男達から受けた証しであった。

もう一人の女、由貴は磔柱に架けられながら、博美の壮絶な責めの光景を一部始終見させられていた。その博美が受けた壮絶な責めをこれから由貴自身が受ける事になる、由貴はこれから自分に科せられる責めを思うと不安と期待と怖さにその華奢な体を震わせていた。

「由貴っ、股縄も綺麗さっぱり切り落としたし、ここからは割れ目もケツの穴も丸見えだぞっ気分はどうだい由貴っ」

滝田は由貴を見上げながら話した。

「・・・・・・・」

「どうしたっ、由貴っ今日これから女になるかっ」

由貴は頭を左右に振った。

髭のおじさんこと、篠原がニヤニヤしながら博美を串刺しにした男根槍を由貴に見せた。そして、男達も由貴の磔柱の周りに集まり由貴を見上げていた。少し距離を置いてビデオ係の男が由貴の表情や体を撮っていた。

「しかし、このねーちゃんっ、普通だったらこんな恰好にされたら、泣き叫ぶのに静かに磔されているなぁあ、やっぱっ、その気が充分あるよなっ」

「そうだよなっ、イヤイヤしてるけど、本当はこの恰好で女になりたいんじゃないかっ、じゃなきゃここまで来ないだろうっ」

「まあまあ、そう焦ることは無いだろうっ貫通するかしないかは本人に決めさせれば良いじゃないか」

滝田は槍の先に玉子型のバイブを付けると、皆の顔を見ながらニヤリとした。

「まずは由貴に初浣腸をしてやろうと思うっ、篠ちゃんっあんたにお願いするよっ」

「了解っ、任せてくれっ、それじゃあ脚立を持って来てくれっ」

由貴の磔柱の前に脚立が置かれた。

篠原は先程、博美に使った極太の浣腸器にグリセリン液を満たすと脚立に上がり由貴の顔を眺めた。

「由貴っ浣腸するぞっいいな」

由貴は覚悟を決めた悲壮感を漂わす様な表情をしながら、コクリと頷いた。

浣腸器のノズルが由貴の肛門にグサリと差し込まれた。

「うっ、ああーっ嫌っ」

由貴がか細い声で呻いた。

篠原はゆっくりとしかし、体の奥底に届くようにグリセリン液を由貴の肛門に呑み込ませていった。

「ううーっ、あああーっ」

そして、極太の浣腸器の容量全てのグリセリン液を由貴は肛門から呑み込んでしまった。

「ぐっぐっぐぐっ、くうーーっ」

「直ぐには出すなよっいいな」

「うあーっ、駄目っ」

由貴は初めての浣腸に耐えられず、忽ち肛門がブバッ拡がり、シャーーーーッと液体をほとばさせ、篠原にその放出液を浴びせてしまった。

「なんだっ、1分も我慢出来ないのかっ、堪え性のないヤツだな」

「ごっゴメンなさい」

「仕方ないなっ、もう一回だなっ」

篠原はまた極太の浣腸器で由貴の肛門にグリセリン液を注入した。

「今度はわたしがいいと言うまで、我慢するんだぞ」

由貴はコクンと呻いた。

「ううーっ、うっうっ、あーっ」

「出すなよっ、由貴っ」

由貴は大の字に括られた体を小刻みに震わせ、腹の中で暴れるグリセリン液の刺激に耐え、肛門に力を入れしっかりと締めている。

滝田は先端にバイブの付いた槍を持ち、そのバイブを由貴の割れ目の上に佇む敏感な豆に当てがった。

「ああーーっ、そっそこは」

「なんだ由貴っ、そこは感じるんだろう」

由貴が頭を何度もコクンッコクンと縦に振った。

「ああっ、ああーっ、いっいい」

滝田は槍の先端のバイブをグリグリと由貴の豆に押し付けている。そして、時折、バイブを割れ目に沿って動かしていた。しかし、そのバイブは決して由貴の割れ目の中には含ませようとは滝田はしなかった。

「はあ、はあっあーっあっあっあっ、いいーっ」

由貴は拡げている内ももをブルブルと震えさせ、足の指も反り返えり。そして、グリセリン液を呑み込まされた肛門もピクピクと蠢いていた。

また、バイブが由貴の敏感な豆に強く押し付けられた。

「いっいいーーっ」

「由貴っ、女になるかっ、男の形の張型を咥えてみるかっ、もっともっと気持ち良いぞっどうだ」

「ああーーっ、あっあっいいーっ」

篠原が由貴の目の前に博美を突き刺した男根槍をかざした。由貴はその男根槍を喘ぎながら見つめている、

「どうだっ、これを使って由貴っお前の淫汁に塗れたマンコをいい気持ちにさせてあげるぞっ、もう観念してっ女になれっ」

「ああーーっ、おっお願いっ」

「何っ、この槍を咥えたいかっ」

由貴は目を閉じるとコクリと頷いた。そして、拡げられている股間を更に拡げた様に見えた。顔が空を見上げるように反り返り、手はキツく握られた。由貴は女になる決心をし、男根槍の一撃を待っていた。

「突くぞっ、由貴ーっ」

由貴はコクンと呻いた。

ズボッ、由貴は生まれて初めて体の中に異物を呑み込んだ。

「うがあーーーっ、いいーーっ」

由貴は激しい頭を左右に振り、歓喜の瞬間の快感と苦痛に応え、その可愛い顔からは想像出来ない喘ぎ声を発した。

由貴の割れ目に突き刺された男根槍は体の奥を深く抉るとグリッと捻られ止まった。磔柱に大の字に開かされながら由貴は男根槍に串刺しにされ女になった。

「があーーっ、ぐえっああーっ」

男根槍に体の奥まで串刺しされた、その瞬間、由貴の肛門がガバッと拡がった。ブバッブバババッ、シヤーーーッ、ブリブリッブバッ。

「ああーーっ、あっあっ」

由貴は女になったその時、男達に見られながら脱糞を演じた。

そして、由貴は博美と同じ様に磔柱に架けられたまま、ぐったり体を括られている縄に預けて失神した様にうな垂れた。




11.同級生 浩

壮絶な磔プレイから一月程が経っていた。由貴はその日も一人で授業が終わると教室を出て校門に差し掛かった。すると、同級生の浩が由貴を待っている様に立っていた。

「橋本っ、一緒に帰んないかっ」

由貴はびっくりした表情をすると頭を左右に振った、そして、小走りにその同級生から離れて行った。浩は由貴の姿を暫く見つめていた。

ビシッビシッ、滝田の古本屋の地下室から鞭の音が響いている。

「ああーーっ、いいーっ」

由貴は素っ裸になり後ろ手縛られ、尻を高く突き出し、滝田の鞭をその可愛い尻に受けていた。磔プレイからのち、由貴は学校帰りの三日に一度は古本屋の地下室に来ていた。別に滝田のおじさんに強要されている訳では無かったが、由貴は授業が終わるとムクムクと被虐の感情が湧き、由貴の割れ目の中はしっとりと濡れていた。そして、堪らずに滝田の元に来てしまっていたのだった。とはいえ毎日では母に言い訳も出来ないので三日に一度のペースにしていた。本当は毎日でも滝田に苛めて貰いたかったのである。

そんなある日、上気した顔で古本屋を出てきた由貴の目の前にあの同級生の浩が立っていた。

「橋本っ、何してたんだいっ」

由貴は放心した表情をして浩を見つめた。

「嫌っ」

由貴はそう叫ぶと浩から逃げようとした。すると、足が絡まってその場にバタリと倒れてしまった。滝田から受けた淫らな責めに体がふわふわしていて、まだ体の感覚が正常に戻って居なかったのである。しかも、倒れた拍子に足を大きく開き、そして、スカートが捲れてしまったのであった。この日、滝田は帰り際に由貴に股縄を掛け下着を着けさせなかったのであった。捲れたスカートからなんと股縄が丸出しになってしまったのである。

「橋本っ、なんだいそれはっ」

浩は由貴の股に締められていた股縄を見てしまった。

由貴はハッとして起き上がると、顔を真っ赤にして小走りにその場から逃げ出した。浩はまたも由貴の後ろ姿を見ていた。しかし、その脳裏には由貴の尻の狭間にあった縄が離れないでいた。

浩はその晩、由貴の事を考えると眠れないでいた。

(あの縄の下はどうなってるのだろうっ、あーっ見てみたい)

そして、由貴はその晩、浩に苛められる夢を見ていた。それは、裸にされ、後ろ手に縛られ、尻を突き出した姿で浩にゆっくりと股縄を剥がされる夢であった。目が覚めると尻の狭間に食い込んでいる股縄の中がビッショリと濡れていた。

(ああーーっ、浩君に苛められたいっ)

それから数日後の放課後、浩は由貴の後を気付かれ無いように学校から付けていた。そして、例の古本屋に由貴が入って行くのを確認した。浩は30分程してから意を決してその古本屋に入ってみた。それ程広く無い店内を捜してみたが由貴は居なかった。しかも、由貴どころかその店内には店番らしき人も居ず、ひっそりとしていた。

(おかしいなあ、橋本は何処に行ったのかなっ変だな)

「すみませんっ、誰かいますかっ」

浩は店の奥に声をかけたが何の返事も無かった。

「すみませんっ」

そう言うと浩は店の奥に上がり込んでいた。由貴の事が心配になったのである。そして、忍び足で部屋の奥に進んで行った。奥の廊下の先に扉があった。そっと浩はその扉を開けてみた。その先には階段があった。

(これは地下室だっ)

「あっああーーっ、いっ逝くーっ」

艶かしい声が微かに聞こえた。浩はためらった。

「いっ逝きそうーっ」

(あっ、橋本の声だ)

浩はその艶かしい声に引き寄せられるように階段を一段一段忍び足で降りて行った。そして、階段の突き当たりにはまた扉があった。

「由貴っまだ逝くんじゃないぞっ、私がいいと言うまで我慢しろっ」

「ああーっ、はっはい」

(確かに由貴って呼んでるっ、橋本のことだ)

浩は扉の前でじっと中の様子を窺った。

(橋本がおやじに何かされてるっ、見たいっ見たいっ)

浩は扉のノブに手を掛けた。そして、ゆっくりと回した。そっと扉を押すと隙間から中を覗いた。そこには白い物が蝋燭の灯りに照らされて浮かんでいた。

(あっ、橋本が裸で両手両足を開いて柱に縛られているっ、それにあそこに何か入れられてるっ)

地下室で由貴は素っ裸にされ、磔柱に大の字に括られ、滝田にその割れ目に張型を呑み込まされて、今にも絶頂を迎えさせられようとしていた。

「ああーーっ、おじさんっ逝くーーーっ」

由貴は全身を震わせ絶頂を迎えていた。その口からは歓喜の声を発している。

「橋本っ」

由貴の凄まじい姿に浩は我を忘れて声を出してしまった。

「誰だっそこに居るのはっ」

滝田が扉を睨んで声を上げた。

バタバタっ、浩は慌てて階段をかけ上がると部屋を抜け古本屋から逃げ出した。

「誰かが見てた様だなっ」

(あの声はもしかすると浩君っ、きっと浩君だっ、見られてしまったっどうしよう)

浩は街の中を走りながら、地下室での光景を思い出していた。

(橋本はっ、嫌がって無かった。自分からあんな事されに、あそこに行ってるんだっ、俺の好きな橋本がっあんな事をしてるなんてっ)

次の日、授業中に浩と由貴の目があった。由貴はハッとして目を逸らした。

(浩君っ昨日は由貴の嫌らしい姿を見たんだよね)

放課後、由貴が校門を出ようとすると、浩が校門の陰に立っていた。

「橋本っ」

「浩君っ、見たのね」

「ああ、見たっ」

「そうっ、見たのねっ、浩君っ着いて来て」

「また、あの古本屋に行くのかっ」

コクンと由貴は頷いた。

二人は途中話もせず黙って歩いていた。古本屋の前に着くと由貴は古本屋にすっと入り、浩も由貴の後を追って古本屋に入った。そこには滝田が待っていた。

「君っ、昨日は黙って人の家の中に入ったね、そんな事をしちゃ駄目だよ」

「えっ」

「由貴がっ、君が地下室の前に居たっていうのでね。もしそれが本当ならここに連れてくるように言ったんだよっ、今、ここに来たって事は昨日覗いてたのは君だね」

「すみませんっ」

「由貴っ、今日はこの彼も一緒に地下室に行って貰うからなっいいな」

由貴は黙ってコクンと頷いた。

由貴、浩、滝田の順に階段を降りると三人は地下室に入った。

「由貴っ、さっそく調教の用意をしろっ、今日はこの彼にも見て貰うんだぞ」

由貴はまたコクンと頷いた。

「調教っ」

浩は思わず声を出してしまった。




12.地下室の痴態

「由貴っ、さあセーラー服を脱いで裸になるんだ」

滝田が由貴に向かって静かだが、しかし威圧的な口調で話した。

「・・・・・」

由貴は地下室の真ん中に立つと、身に付けているセーラー服を脱ぎ始めた。

「浩君と言ったよね。君はこれから由貴の調教を良く見てるんだよっいいね」

浩はゴクリと唾を飲み込むと少し後退りながら頷いた。

由貴はスカートをハラリと落とし、次に上着を脱いだ、そしてスカートと上着をその場に綺麗にたたんでそっと置いた。ブラのホックに手を掛けた、しかし、由貴はブラを取れないでジッとしている。

「どうした由貴っ、早くそれも取るんだっ」

「・・・・・」

滝田が壁に掛けてあった鞭を掴むとビュンと鞭を宙で鳴らした。

「これが欲しいかっ」

由貴は頭を左右に振ると、ブラをゆっくりと取り、たたんであった服の上に乗せた。

滝田がまた鞭をビュンと宙に鳴らし

「下も早く脱げっ」

由貴は慌てた様に真っ白な下着を脱ぎ、服の上に乗せた。そして、恥ずかしそうに両手で乳房と股間を隠している。

「由貴っ、手が邪魔だっどけろっ、後ろに組めっ」

素っ裸の由貴の体が浩の前に晒された。その姿を浩は目を丸くして見つめ、その視線は由貴の股間に注がれていた。

「由貴っ、縛るぞっ背をこっちに向けろっ」

滝田は由貴を後ろ手に縛ると、また体の正面を浩の方に向かせ、それから地下室の隅にあった張型を両手で抱えて来ると床の上にドスンと置いた。その張型は台形の重りから上に向かってニョキっと聳えていた。

「あっ、それはっ」

由貴が哀しそうな声を上げた。

「分かってるな、由貴っ、それでどうするかっ」

コクンと由貴は頷いた。

「よしっ、由貴っ始めろっ」

由貴はその縛られた裸身で張型を跨いだ。そして、股をガバッと開くとゆっくりと腰を落とし張型の先端を自分の割れ目に当てがった。

「恥ずかしいっ」

滝田が縛られてプックリ突き出た、乳房の先にある淡いピンクの両の乳首を指先でギュッと捻った。

「あっああーーっ」

由貴が切ない喘ぎ声を上げ、滝田と浩の顔を交互に見ると静かに目を閉じた。

「由貴っ腰を落として張型を割れ目で咥えるんだっ」

由貴は何度も何度も頷くと、ゆっくりと腰を落とし、自らの体の中に張型を呑み込んでいった。

「うぐーーーっ、いいっ」

「そうだっ、由貴っ自分で張型を出し入れしてっ、お前がどんなに淫乱な女であるかっ、浩君に見て貰うんだっ」

「ああーーっ、はいっ」

浩は由貴の股下の張型が由貴の華奢な体の中に呑み込まれ見えなくなり、そして張型がその先まで現れる。その光景に驚いていた。学校では物静かで大人しく、決して自分からは男子とも話さない、全くの奥手に思われたあの橋本由貴。その由貴が今、自分の目の前で自ら張型を割れ目に咥え、そしてその幼く可愛い顔からは想像出来ない、艶かしい女の喘ぎ声を出している。

浩のズボンの中にある肉棒は痛い程固くなっていた。滝田は浩の下半身の膨らみに気付いている。

「浩君っ、その固くなった物を出してみなさい」

滝田は由貴の後ろから乳首を摘みながら浩に話かけた。

「えっ、そんなっ」

「由貴の口が暇そうだっ、咥えて貰いなさいっ」

「でもっ、橋本にそんな事をさせるのはっ」

「由貴っ、浩君のチンボを咥えたいかっ」

由貴はトロンとした目付きで浩を見つめると、コクンと頷いた。

「ほらっ、由貴にその固くなったチンボを咥えて貰いなさいっ」

滝田のその言葉に浩はズボンを脱ぎ、パンツを下ろすと、己れの肉棒を由貴の口の前に突き出した。

「いいのか、橋本っ」

由貴が頷いた。そして、その小さいがぽったりした唇を開いた。浩がコチコチに固くなった肉棒を突き出した。すると、由貴はそれを愛おしそうに咥えたのであった。

由貴は股を大きく拡げ激しく腰を上下させ、割れ目に張型を呑み込んでは割れ目の入口まで引き出し快楽を貪り出した。滝田は由貴の固くなった乳首を嫌らしくこね回している。

「由貴、浩君と同時に逝くんだぞっ分かってるな」

由貴は浩の肉棒を咥えながら、何度も頷いた。

「うっうぐぐっ、橋本っきっ気持ちいいーっ、逝きそうだっ」

由貴は浩の肉棒を咥えながら頭を左右に振った。だが、その仕草が浩の肉棒を刺激してしまった。ビクンと浩の肉棒が一瞬痙攣すると、堪らず、浩は由貴の口の中に射精してしまったのである。

「うっうぐーーーっ、いいっ、はっ橋本ーーーっ」

浩が叫んだ。

「うっうぐうぐうぐーーっ」

由貴が肉棒を咥えながら喘いだ。そして、そのぽったりとした唇からダラリと白濁の液を垂らした。

滝田が由貴の腰を抑えると由貴の縛られた体を引き上げた。ズルリと割れ目から張型が抜かれた。その張型は由貴の滴らせた淫汁に塗れ、また由貴の割れ目はグジョグジョに濡れふっくらと柔らかくなっている様であった。由貴はもう少しで絶頂を迎えられたのであったが、割れ目に咥えていた張型を滝田に強制的に抜かれてしまったのである。

「あっ、嫌っまだーーっ」

「残念だなっ由貴っ、浩君が先に満足したらしいなっ、これまでだ」

それから暫くして、

「どうだねっ、浩君っ由貴はね。こんな恥ずかしい格好にされるのが好きなんだよっ、良く見てやってくれっ」

地下室では蛍光灯の明かりが消され、蝋燭の怪しい灯りに照らされた由貴の幼く華奢な裸身が浮き上がっていた。由貴は地下室に組まれた磔柱に大の字に縛られ、処刑を待つ罪人の様に体を震わせながらうな垂れていた。拡げた両手は荒縄でキッチリと横木に括られ、乳房の上下にはその柔肌に食い込む程に荒縄が掛けられ、スラリとした両足は生木を割く様に無惨に拡げられ、由貴の決して見られたくない股間の女である事の証しを、丸見えにして晒していた。しかも、腰の部分には厚い板が添えてあり、由貴は腰を突き出すようにさせられていて、股間の奥にある排泄器官も丸見えになる様に磔柱に架けられていたのであった。

由貴の磔柱の前には、張型が先に付いた槍が二本置かれ、その横には硝子の浣腸器に並々と液を満たされて置かれていた。




13.体育館の由貴と浩

放課後の体育館の中、既にクラブ活動も終わり体育館には非常灯の明かりだけが灯っていた。そんな体育館の片隅に由貴と浩の二人がいた。

「俺っ橋本のことが好きなんだ」

「浩君っ」

浩は突然、由貴を抱きしめるとそのぽったりとした可愛らしい唇にくちづけした。由貴は抵抗せずに浩にその身を任せていた。

先日、浩は古本屋の地下室で滝田に言われるまに由貴の調教を手伝い。由貴のその可愛らしい佇まいからは想像出来ない凄まじい本性を見せつけられたのであった。全裸で大の字に磔られた由貴は、絶対に他人に曝け出してはいけない肛門を剥き出しにされ、大量の浣腸を呑み込み、苦しみながらも艶めかしい喘ぎ声を発し、割れ目をグチョグチョに濡らしていた。そして、その割れ目と浣腸を施された肛門を張型付きの槍で突き上げられると、獣のような叫び声を上げながら絶頂を迎えた。ズルリと肛門から張型を抜かれると、大量の脱糞をしながらまたも体中を痙攣させ絶頂を迎えたのであった。その想像を絶する由貴の痴態に驚きながらも、浩は己の肉棒を痛い程固くさせ、無我夢中で由貴を責めていたのであ
った。

「橋本はっ、あんな風に虐められのが好きなのかっ」

由貴は恥ずかしそうに浩の顔を見つめるとコクンと頷いた。

「裸で磔された橋本はっ可愛かったよっ俺っ、なんだか益々橋本のことが好きになったよ」

由貴は浩のその言葉に嬉しそうな顔をするとガバッと浩に抱きついた。

そんな由貴に浩は満足するような表情をすると、ゆっくりと由貴の両手を掴むとその華奢な両手を後ろに捻り交差させてしまった。

「俺はっ今っ、橋本が欲しいっ、いいよな」

浩の手には麻縄が握られていた。

由貴はまた浩の顔を見つめるとコクンと頷き、自分から後ろ手をシッカリと交差させた。

「縛るぞっ橋本」

今度は由貴は恥ずかしそうに下を向きながらコクンと頷いた。

セーラー服の上から後ろ手に縛られた由貴は、胸に回された縄に苦しそうに喘いだ。由貴は前屈みにされ、尻を突き出して震えていた。それは恥ずかしさからなのか、これから始まる初めての肉の結合の期待なのか
由貴にもそして浩にも分からなかった。

由貴は今まで、裸にされ磔にされ、前の穴も後ろの穴も様々な責めを滝田から受けていた。女にさせられたのも血の通っていない冷たい張型であった。しかし、本当の男の印をまだその幼い割れ目に含まされた事は無かった。滝田も決して由貴の体の中に己の肉棒を突き入れることはしないでいた。それが滝田の由貴に対するせめてもの優しさであった。

浩は前屈みになっている由貴からスカートを脱がし、そして、真っ白な下着に手を掛けた。その下着の前の部分は由貴の割れ目から滴った汁でしっとりと染みが出来ていた。

「これも脱がせるぞっ」

浩は震える手で由貴の下着を掴み、その突き出している小ぶりの尻を晒した。

「ああっ橋本っ」

由貴が頭を左右に振った。

「嫌なのかっ橋本」

また、由貴が頭を左右に振った。

「どうしたんだっ」

「由貴って呼んで」

「そうかっ分かった、由貴っパンツを脱がせるぞ、いいなっ」

由貴はコクンと頷いた。

由貴の下着が足から抜かれ、由貴は下半身を剥き出しにされてしまった。そして、由貴は自分から両足を拡げ、淫汁に塗れた割れ目が浩に良く見えるように尻を突き出した。

「由貴っ入れるぞっ」

由貴は後ろ手に縛られた体をもどかしそうにして何度も頷いた。

グチャリッ、浩の肉棒が由貴の割れ目に呑み込まされた。由貴は遂に男の血の通った印を割れ目に咥えた。

「あっああーっ、熱いっ」

「由貴のココも蕩けるように熱いぞっ、最高に気持ちいいっ」

グチョッ、グチョッ、浩が肉棒をゆっくりと動かし始めた。

「ひっ浩くーーんっ」

「うおーっゆっ由貴ーーっ」

浩は呆気なく白濁の液を由貴の体の中に放ってしまった。

「御免なっ由貴っ、直ぐに逝ってしまって」

由貴は前屈みに尻を突き出しながら、頭を左右に振っていた。その眼からは涙が溢れて来ていた。

由貴の男の初体験が終わった。そして、これから由貴は、古本屋の滝田と浩に寄って女として壮絶極まる淫惨な調教を受けて果てしない被虐の日々を送ることになっていくのであった。そして、それは由貴の願望でもあるのであった。


第一部 完結
  1. 2018/08/09(木) 11:45:00|
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【切腹オナニー】

「このはのでっかいクリ見て下さい」
20代のOLです。みなさんの告白を読ませてもらって私も『切腹オナニー』の告白をします。
あるホームページで見た若い女性の切腹プレイプラスオナニーの告白を見て凄く感じ、私も始めたものです。部屋をしっか閉め切って用意します。

ベッドの横には縦2メートル、横1メートルくらいの大きな鏡がありますが、その前の床にデイルドを装置します。真っ黒で長さが20センチで電動になっています。
底に強力な吸盤が付いていて床でも強く固定できます。
それから、小さな穴を開けた白いシーツを広げて穴からデイルドのペニスを出します。そして仏具屋から買ってきた三方をデイルドの前に据えて、その上には木刀の小刀を置きます。

次に私は着ている物をすべて脱いで裸になり、Tバックを着けます。白か黒です。フロントはできるだけ短いものが好きです。
三方とデイルドを挟んで鏡に向かった私はいよいよ切腹です。そのころはもう息苦しいほど昂奮して動悸がきこえ、胸は締め付けられて体が浮く感じで、硬くなった乳首はちょっと触っただけで全身に電気が走り、股間も濡れだしています。

最初は正座しますが、三方の上の木刀の小刀を取ったあとは三方を逆さにしてお尻の下にあてがい、あぐらになります。鏡にちょうど開いた股間が写りますが、Tバックは濡れたシミが広がり、生地が薄いときなど勃起したクリが透けて見えています。
鏡を見ながらしばらくお腹をさすったあと、木刀を逆手に握りしめ、両手を使って、下腹の左腰骨の上あたりに力を入れて押し込みます。

本当の刀を使っているところを想像しながら苦痛をこらえて、両手でじりじりっと右に引き回し、右の脇腹まで切ったら、ぐっと上に跳ね上げます。

木刀を離し、暫く鏡を見つめます。
木刀とはいえ、力を入れてこすったあとは赤くなっています。血が流れているのを想像しながら息を整えます。
続いて鳩尾に木刀の先を強くあてがって、ぐっと押し込みます。
思わず声が漏れるくらいの痛さです。

それから両手で木刀をじりじりとお臍の上を通ってTバックに届くまで下に切り下げます。お臍の上を通る時は独特な痛さがします。

これで十文字腹の切腹です。鏡を見ながらお腹がぱっくり割れて血と内臓が流れ出しているのを想像します。

次はトドメを刺さなければなりません。
私は這ってデイルドの処まで行き、腰を浮かせてデイルドを握り、Tバックを横にずらしてあてがい、一気に腰を落として急所を貫きます。
Tバックから溢れた粘液が腿まで流れるくらい濡れていますので、ずぶっと言うような音と共に、殆ど根元まで一気に入り、全身にショックが走ります。

それからデイルドのスイッチを入れます。目の前の鏡を見ながらトドメを刺すために突き刺したり抉ったりします。
上半身を後ろに反らしますと、濡れたデイルドや流れ落ちるお汁が見えます。
ぴちゃぴちゃとか、時々はずぶっとか、ぶすっとか言うような音がします。

五分か十分くらいで一回目をいきます。しかし一回では死ねません。

痙攣が落ちつき呼吸が少し収まると、また続けます。二回目か大体三回目で最後を迎えます。死にものぐるいで腰を動かしたり、お乳を揉んだりします。
そのうち、ひときわ大きな波と痙攣がやってきて頭が真っ白になり、底なしの谷に落ちていきます。

気が遠くなる気持ちよさです。そして、すーっと意識が途絶えます。意識がないのは五分か十分くらいです。その時汐を吹くみたいで、撒き散らしたようにシミが広がっています。
  1. 2018/08/04(土) 16:47:00|
  2. 性器破壊
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