私の願望
戦国磔絵巻 牛裂き ★★★
1. 女忍びお香
女忍びお香は茂みに隠れ、箕輪城の大手門前の広場を伺っていた。背後にはお香の配下の女忍び達も各所に散らばりお香の合図を待っていた。既に磔柱には、玉藻殿が素っ裸にされ括られていた。急がなくてはとお香は思っていたが警護の者の人数がはっきりと確認できない事には飛び出す機会を決められずにいた。しかし、このままここでじっとしていたは、玉藻殿が処刑されてしまう。すると磔柱が立てられ、玉藻殿の素っ裸で大の字に晒された姿が確認出来た。
(むむむっ、玉藻殿を救い出すのは
今しかない。)
お香は見える警護の人数の少なさに何か不自然さ感じたが、もう待てないと手を上げ配下の者に合図した。
スタタタタッお香は、竹矢来の外で玉藻殿の処刑を取り囲んでいた者達をかき分け、竹矢来を飛び越えると広場に踊り出た。
「曲者ーーっ、出会えっ出会えっ」
ぱらぱらと警護の者がお香に近付いて来たが、思った程の人数では無かった。お香は二人を切り捨てると磔柱の前に簡単に辿り着けた。配下の女忍び達もさほどの抵抗も受けずにお香の側に駆け寄ると、玉藻殿の恥ずかしい磔姿を見ない様にと、片膝付きこうべを垂れた。
「玉藻殿っ、助けに参りましたっ、さぞやお辛い思いを為さった事で御座いましょうっ、今、縄を切りますっ暫しご辛抱をっ」
お香は玉藻殿を見上げ顔を見た。
「あっ、そなたはっ、しまった計られたっ者ども引けっ、引け引けっ」
磔柱に架けられていた女は玉藻殿に似た体付きの全くの別人であった。その女はお香達の様な戦さの残党をお引き出す為の囮として、素っ裸になり大の字に晒されていたのであった。
お香達がその場から逃げようとしたその時に、ばらばらっと鎧に身を固めた武者がお香達を取り囲み槍を構えていた。その後ろには鉄砲を持つ足軽達もお香達に向かって銃口を向けていた。
「むむむっ、こっこれはっ」
「もう、逃げられんぞっ無駄な抵抗はするなっ、お前が女忍びの頭っお香だなっ待っていたぞ、はっはっはっ」
侍大将の猪俣邦憲がそこに立っていた。
何人かの女忍び達が取り囲む武者達に飛びかかったが、バッバーンと鉄砲が音をたてた。バタバタと女忍びはその場に倒れ絶命してしまった。
そのお香達の一部始終を女武者の楓は百姓の姿に身を奴し、竹矢来の外で身を震わせて見ていた。
戦国時代も後半、信長に寄って天下統一も見えて来た時代。甲斐の武田氏を滅ぼした織田氏は、武将滝川一益を武田攻めの恩賞として関東の箕輪城一体と佐久の一部を北条氏政の抑えとして与えた。そして、一益は厩橋城を改築すると厩橋城を主城にし、箕輪城を支城とした。そんな、まだ、一益が関東経営に根を下ろす前に、あの本能寺での明智光秀の謀反が起こってしまった。この機を好機と捉えた北条氏が兵を挙げ、神流川の二度にわたる合戦で一益は敗れ関東を後にした。しかし、箕輪城に残された一益の側室玉藻殿と侍女の美春は北条氏の軍勢に囲まれた箕輪城より密かに逃れ、尾張清洲を目指し山中を彷徨っていた。そして玉藻殿の妹お千佳も箕輪城で姉の玉藻殿と久々の対面を果たすと、一益に居る厩
橋城に向かう途中で本能寺の変を知った。お千佳は堺の鉄砲商人大西屋の主人の元に嫁いで居た。お千佳は一益の所に注文された鉄砲を、番頭の佐吉が届ける一行に同行し、姉の対面も兼ねて一度見たいと思っていた富士山を見るという物見遊山のつもりで関東に来ていた。そんな時に本能寺の変が起こってしまった。北条の軍勢を逃れる様に箕輪の城に戻ってはみたものの、既に箕輪城は北条勢に囲まれ、お千佳達一行は右往左往している間に散り散りになってしまい、お千佳は手代の男を連れて佐久の真田昌幸の元に向かって、これもまた山中を彷徨っていた。
お香は同じ甲賀出の一益の元に小さい時から預けられ、女忍びとして鍛えられ、今では女忍びの頭を務めていた。そして忍びの力を認めている一益の信任も厚く、男忍びとは違った忍びの活動で各地の情報を集めていた。そんな時に本能寺の変が起こった。
女武者の楓は、武田信玄の側室として女武者の一団を率いていたが、上杉謙信との川中島の合戦で謙信自らの鉄砲に撃たれ絶命した事になっていたが、撃たれた女武者は楓の影武者で生きていた。しかし、信玄の命で二度と戦さには出陣せず、ひっそりと暮していた。信玄亡き後は武田氏の後を継いだ勝頼と反りが合わず、楓と真田昌幸は血縁関係があったこともあり昌幸に庇護されて暮していたに、そして昌幸と一益の親交の中で楓は昌幸に推挙され一益の元で再び女武者として活躍していた。そんな時に本能寺の変が起こった。
お香は箕輪城の地下牢の石造りの壁に背をもたれる様に、素っ裸で両手を上に拡がされ、両足を開かされ縄で縛られていた。お香の締まった体が侍大将の猪俣の前に隠すところと無く晒されていた。
猪俣は氏政の命で、一益が隠し持っていると噂されている。信玄の隠し金のありかを探す様にと厳命されていた。それは一益が武田氏滅亡のおり、女忍びを使って探り当て、主君信長にも秘密裏にして、この箕輪城に隠し持っているという事だった。
その隠し金のありかは、箕輪城に居た、側室玉藻殿が知っているに違い無いと草の根を分けても玉藻殿を探し、金のありかを吐かせるのが目的であった。
「お香っ、いい格好だなっ、しかし残念だったな、磔されていたのが玉藻で無くて。お前もこの城に度々出入りしていただろうっ、どうだ、信玄の隠し金のありかが何処にあるかっ知ってる筈だなっどうだっ、確かそれを探し当てたのは、お香っお前の筈だな」
「・・・・・」
「まあ、いいお前の体に聞いて見るとするかっ、それからもう既に玉藻は我々の手の内にあるっ、お前が舌を噛み切って自害などすれば、玉藻がどんな目に合わされるかっ、分かってるな」
猪俣ははったりを聞かせて、お香に言い放った。
2. 女忍びの牛裂き
「うううっ、うっうっ」
「お香っ、隠し金は何処にあるっ、どうだっ喋る気になったかっ」
侍大将の猪俣が竹鞭を片手にお香に詰問していた。
「知らないっ、うぐぐぐっ」
お香は鋭く尖った角に秘裂を食い込ませ、後ろ手に縛られ三角木馬を股がされ呻いている。忍び服を着ていた時には感じられるなかったが、全裸にされたお香には艶かしい色気が漂っている。瓜実顔に切れ長の目、ツンと上を向く乳房、引き締まった腰から尻の丸み、すらりとした足、
そんな体を素っ裸に剥かれ恥ずかしい秘裂と菊穴を木馬の鋭く尖った角で裂かれていた。
「まだ、シラを切る気かっ、その足に重りを付けるぞっいいのかっ」
「私はそんな隠し金など知らないっ」
足に重りが付けられた。すらりとした足が真っ直ぐ伸び、秘裂に尖った角が更に食い込み、お香の会陰部から血が滲んで来た。お香は体を反り返し顔を天井に向け、そして小刻みに股間を痙攣させ呻いている。
「うっうぐーっ、さっ裂けるっ」
重りがまた足に吊るされた。
「うぐあーーーっ、やっやめ・・」
「お香っ、お前の大事な所から血が滴って来ているぞっ、もう吐けっ」
「うっうっ、私は知らないっ」
ビシッ、ビシッ、バシッ、お香の尻に鞭が入れられる。
「お香っ、吐くんだっ」
ビシッビシッビシッ、お香の剥き出しの尻に赤い筋が幾つも作られた。
猪俣はお香の尻を掴むと、その尻を木馬の背に沿って前後に揺すった。
「うっ、うぐあーーーっ、うっうっうぐっぐぐっ」
お香は裂かれた股間を尖った角に擦られ、激痛に木馬を跨った体をガクガクと震わせた。木馬の背を見るとそこは真っ赤に染まり赤いものが床にポタッ、ポタッと滴って来た。苦痛に耐える訓練をしている忍びであっても、敏感な肉を苛まれる激痛にお香は気を失いかけていた。
猪俣は竹鞭を蝋燭に持ち替え、お香を木馬に跨らせたまま髪を掴み前屈みにし、菊穴を剥き出しにするとそこを炎で炙った。
「ウギャーーッ、あっ熱いっ、ぐげぇーーーっ」
今度はお香の髪を後ろに引っ張ると仰向けにし、秘裂を剥き出しにした。お香は猪俣の狙いを悟り、男の顔を見た。
「そっそこはっ」
「では、吐くかっ」
「・・・・・」
お香の秘裂が炎に炙られた。
「ウッウギャーーーーーーッ、ぐげぇーーーっ、があーーーーーーっ」
お香は縛られた体を反り返えし、そしてピクピクと痙攣すると首をガクッと落とし意識を失った。
「女忍びの頭の割には、たわいない奴だっ」
それから連日お香は、淫残な拷問を受け続けた。裂かれた股間を連日嬲られ、逆さ吊り、水責め、蝋燭責め
、お香はその艶かしい体を赤や紫の痣や傷で覆われ、見るも無残な姿にされた。一人ではもう起き上がれない程に痛めつけられていた。しかし、お香は隠し金のありかを白状しなかった。と言うよりお香はありかを知らなかったのである。
猪俣はもうお香に隠し金のありかを吐かせることは無理と判断し、明日、大手門の広場で磔串刺しで処刑することに決めた。
「お香っ、お前から隠し金のありかを聞き出す事は、とうとう出来なかったが、明日、お前を素っ裸で磔柱に大の字に晒して、ケツの穴と割れ目を串刺しにしてくれるから、愉しみにしていろっ」
お香は地下牢の床にぐったりと倒れて、その言葉を黙って聞いていた。
その晩、女武者の楓が箕輪城の地下牢へと忍び込んで来た。勿論、勝手知ったる城である。牢の警護の男を一撃の元に刺殺すると、鍵を奪い地下牢の中に縛られているお香の側に駆け寄った。お香は全裸で両手両足を石壁に開かされて縛られ、ぐったりと死んだ様に括られていた。
「お香殿っ、楓です。助けに来ました。さあっ、ここから逃げましょうっ。今、縄を切りますっ」
「うっ、うううっ」
お香は楓に気付くと
「私は先日来の拷問で歩くことが出来ませんっ、折角助けに来て頂いたのですがっ足手まといになります。私の事は構わず、楓様っ、さあ行ってください」
「しかしっ、さあ、私の肩に掴まってっ、なんとか逃げましょうっ」
その時、
ダダダダダッ数人の男達が刀を抜き地下牢にやって来た。男達の後ろには猪俣が立っていた。
「それまでだなっ、お前は何者っ」
「シマッタッ、不覚」
楓はあっさり、猪俣に捉えられてしまった。
大手門前の広場には竹矢来が組まれ、女達の処刑を見ようとたくさんの群衆が集まっていた。お香は一緒に捕まった女忍び達と処刑されることになっていた。お香の処刑は女忍び達が処刑された後に最期に執行される事になっていて、その仲間の処刑をお香は磔柱に架けられて見る事になる。
お香の磔柱は既に立てられていた。
キの字の柱に両手を左右に開き、両足を限界まで開かされ柱に括られて、お香のキッと目を閉じ観念したさまは女の哀れさを漂わせていた。お香の痣だらけの裸体は、見る者に過酷な責めで痛ぶられた事が直ぐに分かった。そしてお香のつんと突き出た乳房も恥ずかしい秘裂も菊穴も丸出しで晒されていた。
ドーンドーンと太鼓の音がすると、素っ裸に剥かれた女達が後ろ手にキッチリと縛られ並んで広場に連れ出されて来た。そして、広場の奥手から牛が二頭現れ、そして時折ムモッーッと首を振り暴れていた。
「これより、敵将滝川一益の配下、女忍びの牛裂きの刑を始める」
女忍びお沢が後ろ手縛りのまま、お香の磔柱の前に仰向けに寝かされた。女は刑史にされるまま静かに目を閉じて、両足首を頑丈な縄で縛られ、股を開かされその縄の先が牛の鞍に結ばれた。もう観念しているとはいえ、牛に左右から足首に括られた縄を引かれ、股から体を真っ二つに裂かれる恐怖は尋常では無い。そして、その死に様は女としては、耐え難い醜い姿にされる事になる、鍛錬された忍びとてその悲しさ、無念さは以下程かと思われる。
「うううっ、はあはあはあ」
「お沢っ、許してっ私がお沢をこんな目に合わせて」
お香は磔柱の上から、目の前に仰向けにされ牛裂きを待つお沢に声をかけた。
「いえっ、これも運命ですっ、誰も恨みません」
お沢は気丈にもそう言い放ったが、恐怖と無念さに体を震わせ、牛が動き出すのを待っている。素っ裸でその開かされた股の先の群衆は女のこれから裂かれるであろう秘裂と菊穴を好奇の目で見ていた。
「始めいっ」
ピシッと、牛の尻に軽く鞭が打たれた。手綱を持たれた二頭の牛は左右別々の方向にゆっくりと歩き出した。
「ううっうっ、お香殿っ、お先に」
「ああーーっ、お沢っ」
お沢の牛裂きが始まった。牛に引かれた縄がピンと張り、ゆっくりとお沢の股が開かされ足が一直線になっていく。お沢の尻が地面を離れ、腰が浮き、縛られた手が浮き、肩が浮き、お沢の両足はピンと一直線になり、股間がグキッと音をたてた。しかし、なおも両足を引かれている。太ももがブルブルと震え、体が悶えている。お沢は唇を噛み締め限界まで拡げられた股間の苦痛に耐えている。
モオーーッ、モオーーッ二頭の牛が一旦止まった。刑史が槍の先を二頭の牛の尻に突き刺そうとしているのがお沢に見えた。
「ああーーっ、裂かれるっ」
グサッ、その瞬間、二頭の牛が勢い良く左右に走った。メリメリッ、バキッバキッ、お沢の秘裂が避け赤いものが飛び散った。
「ウギャーーッ、グアアアアッ、お香っ殿ーーーっ」
それがお沢の最期の声であった。お沢は真っ二つに避けず、胴体と片足が離れて牛の引く縄に引き摺られて行った。
「お沢っ、お沢ーーっ」
お香はあまりに無残なお沢の牛裂きに、声をあげて泣いた。
「ちっ、割れ目から綺麗に真っ二つにならなんだなっ、次の女は真っ二つにしてやるっ」
次の女のお軽はお沢の牛裂きを目の当たりにし、あまりの残酷な処刑に恐怖にかられていた。刑史がお沢が仰向けに寝かされてた場所に引き立て様としたが、足を突っ張り腰を引いてブルブルと震え、頭を激しく振って、その場から引き立てられるのを拒んでいる。
「ああーーっ、嫌ーーっ」
「何をしているっ、次の牛裂きはお前だっ、早く処刑の場所に行けっ」
お軽は両脇から体を掴まれ、お香の磔柱の前に引き立てられながら、恐怖のためか股からシャッシャーーーッと失禁を始めた。
3. お香 磔牛裂き
お香は女忍びの配下の者達の牛裂きの執行を磔柱の上から見せられながら、小五郎の事を考えていた。小五郎はお香よりも三つ程歳上でお香が一益の元に預けられた時には既に一益の忍び軍に居た。女忍びは役目がら男と秘め事をし、情報を仕入れるという事も任務の一つであった。そのため女忍びとして一人前になる最期の試練が、仲間の忍びと秘め事をする事であった。そのお香に取っての最初の男が小五郎であった。お香は男らしく誠実な小五郎の事が好きだった。そして、任務の合間に度々男と女の喜びを交わしあっていた。その小五郎も神流川の合戦には戦忍びとして出陣し、その後の消息は分からなかった。きっと、小五郎は戦さで討ち死したことだろう、しかし最後にもう一度小五郎に会いたいかった
とお香は思っていた。
お香が磔柱に架かり、生への執着を断ち切ろうと覚悟を決めていた、その刹那。竹矢来の中に小五郎の顔がちらっと見えた気がした。ハッとしてお香は磔柱の上からその方向を見つめ直した。その視線の先に愛おしい小五郎がこっちを見ていた。小五郎は声を出さず唇を動かすだけで相手と会話する忍者言葉で話し掛けて来た。
(お香、今、助け出す)
(小五郎、それはだめ)
(なぜ、仲間も数人いる)
(今の警備は偽り、大勢の者が隠れている。危険、去れ)
(嫌だ、助ける)
(駄目、小五郎は生き残って欲しい、この場を立ち去れ)
小五郎は辺りを見回した。すると確かに鎧を付けた武者が箇所箇所に潜み広場の様子を窺っていた。多分数十人はいるだろう。お香は小五郎が隠れた武者達に気付いたのを確認すると
(分かったら、立ち去れ)
小五郎はお香を暫く見つめていたが、サッと見えなくなった。
(ああーーっ、小五郎、達者で)
処刑される前に、少しでも小五郎の顔を見たいというお香の願いは叶えられた。これでお香はもうこの世に未練は無くなった。後は如何に取り乱さず誇りを持って死んでいくだけだった。
お軽は既に両足に縄を掛けられ、後は牛が動き出すのを待つのみであった。しかも、お軽の足への縄掛けはお沢が牛裂きで真っ二つに成らなかった事で、より厳重に足首と膝、そして太ももの付け根までギッチリと縄で縛られていた。猪俣はこれでこの女を割れ目から裂けるだろうと思っていた。そして、念には念を入れて、もう一工夫しようとも思っていた。
「うっうううっ、おっお香殿っ、怖いっ」
「お軽、いままで良く私に尽くしてくれました。礼を言います。あの世に先に行って、私を待っていてっ」
「ああーーっ、お香殿っ、しっ死にたくないっうっ、あんな惨めな姿で死にたくないっ」
二頭の牛が鞭を入れられるとお軽の左右にゆっくりと動き出した。そして、お沢と同じ様に体が浮き上がり両足が真っ直ぐ一直線になり、牛は止まった。お軽の秘裂と菊穴は限界に開かされた股の中心で、女の体の肉の奥が覗き込める程に拡げられて、群衆の目に晒されていた。
「うううっ、うぐっ」
刑史の一人が刀を持ち、お軽の股の前にやって来た。そして残酷にもお軽の秘裂から菊穴までの肉に深く切れ込みを入れた。両側から引っ張られている股間のその切れ込みはパックリと割れ、赤いものを垂らしながら桃色の肉を晒した。
「グギャーーッ、グアアッ」
「こうすれば、今度は女を割れ目から綺麗に真っ二つにできるだろうっ、ぐひひひっ」
牛の尻に槍が突き刺された。ムッモオーーッモォッ、左右の牛は大きく鳴くとダダダッと走り出した。お軽の体が一瞬、跳ね上がるとグギッと鈍い音がし、お軽の股の関節が外れた、そしてバキバキバキッ、バリバリバリッと骨を割る音と肉が破ける音が辺りに響いた。グバッと口からも赤いものが爆ぜ飛んだ
「グッゲエーーッ、グアアアアッ、ゴボゴボッ、ゲッゲボーーッ」
お軽の股間から赤いものが爆ぜ、刀で切り込みを入れられた秘裂から菊穴が真っ二つに裂け、お軽の体は股間から腹、乳房が左右に離れ、首のある胴体と無い胴体に裂けて、牛の縄に引き摺られていった。お軽は真っ二つに引き裂かれて絶命した。
「ああーーっ、お軽っ」
「おおっ、ほぼ女の体が真っ二つになったな。うんうん、これは見事だっ次も同じ様にして牛裂きしろっ」
残りの女忍び達もお軽と同じ様に縄に足を縛られ、股間を刀の刃で切れ目を入れられて、真っ二つに裂かれて絶命していった。
「さてっ、お香、お前の番だなっ、お前はじっくりと殺してやる、分かったなっ」
「・・・・」
お香はもう既にこの世に未練はなかった。ギラギラした残忍な目をしている猪俣の顔を涼しそうに見つめると、視線を外し、遠くの空を見つめ、一益の元で過ごした日々を思い出していた。
お香の目の前で竹槍が交差され、猪俣がお香を見上げながら満足そうに頷いた。
竹槍の先がお香の菊穴に当てがわれた。お香はピクンと体を震わせ目を閉じて、竹槍が体に突き刺さるその時を静かに待っていた。
刑史が手に持つ竹槍をグイッと突き上げ、お香の処刑が始まった。
「うぐーーっ、うっうっうぐーーっ
グアーーーーーッ」
竹槍がお香の菊穴に突き刺さり、グリッグリッと呑み込まされて行く。
「ぐあっぐあっぐぐあっ、うううっ」
お香の引き締まった尻がブルブルッと震え、そして唇をグッと噛んでお香は苦痛に耐えている。ダラリと赤いものが菊穴から垂れ出した。
もう一本の竹槍がお香の女の急所である秘裂に当てがわれた。お香は大の字に括られた体を震わせ苦痛に耐え、これから自分の女の部分に突き刺さる竹槍の先を睨んでいた。
竹槍がお香の秘裂に突き刺さり、お香は体を反り返した。
「うぐっ、グッグアーーーッ」
その時、竹矢来の方が騒ついた。一人の男がお香目掛けて走って来ている。その男は立ち去った筈の小五郎であった。
「お香っ、共に死のうっ」
小五郎は磔柱の前に来ると抜刀し、お香を竹槍で突き刺さしている刑史を続け様に二人斬り捨てた。
「ううっうっうっ、小五郎のばかっ」
「俺はお前と一緒に死にたいっ、一人では逝かせんぞっ」
「小五郎っ、ありがとうっ」
小五郎がお香の磔柱の前で両手を挙げ立ち塞がった。その時、バンッバババババンッ、銃声がして小五郎はその場にバタッと倒れた。
「ああーーっ、小五郎っ」
「はっはっはは、お香っ、とんだ色男が現れたなっ、お前の素っ裸の磔姿を拝んで、満足して死んだ事だろうっ、良かったな」
「言うなっ、うっうううっ、早く殺せーーっ」
「分かったっ、お前の望みを叶えてやろう。おいっ、牛を引いて来いっ、この女を磔のまま、牛裂きにしろっ」
お香は両方の穴に竹槍を突き刺されたまま、両足を磔柱から解かれると、今度は牛から伸びる縄に縛り直されてしまった。両足がダランと下がり、足首に縄が付けられて、そして、股間には竹槍が含まされている。
牛の尻に鞭が入った。ゆっくりと左右に牛が歩き始めた。
それから暫くして、お香の断末魔の叫びが聞こえた。そして、お香は乳房から下が無くなった姿で磔柱に架かって息絶えていた。その目は磔柱の前に転がされている小五郎の骸を見つめていた。小五郎の脇にはお香を突き刺していた真っ赤に染まった竹槍が二本落ちていた。
4. 女武者 楓の拷問
楓は佐久地方の豪族の姫であった。その可愛い顔、華奢な体とは裏腹に男勝りで子供の頃から弓槍では家中では一二を争っていた。そんな不思議な魅力から信玄に望まれ側室になり、また武田軍団の女武者を率いて数々の合戦に活躍していた女であった。
「お前があの亡き信玄坊主の側室だった、楓かっ、余り手荒な事はしたくないっ、どうだ、素直に玉藻の居場所を教えてくれまいかっ」
「そう言われましてもっ、この城が落城の折に、皆、離ればなれになり玉藻殿の隠れ場所が何処なのか、私は知りませんっ」
「そうか、では仕方ないっ体に聞くしか方法が無いようだなっ」
グチュッグチャッグチュッ
「ああっ、うううっ、やめろっ」
楓は秘裂に張り型を咥えさせられ、猪俣に色責めされていた。
猪俣はお香もそうだったが、この楓も武芸に秀出ている女は苦痛責めには強いが快楽責めには弱いのではと考えた。そこで、色責めで身も心も落としてから信玄の隠し金のありかを吐かせるのが得策ではないかと考えた。そして元来、猪俣は女を色責めで嬲るのが好きでもあった。
楓は戸板の上に素っ裸で両手を万歳した様に縛られ両足は大きく開かされ縛られている。そして、秘裂を猪俣の持つ張り型で嬲られていた。
「どうかなっ、楓っ、張り型の味は堪らんだろっ」
「ううっあっあっ、なんのっ、馬鹿なまねは、やっやめろーっ」
「ほーっ、いつまでそんな事を言っていられるか、これは責め甲斐がある女だっ、ひっひっひ」
グチュッグチャッ、ネチョネチャ、楓の秘裂は楓の言葉と裏腹に恥ずかしい音を出し始めていた。猪俣は張り型をズボッと秘裂に突っ込むと、張り型を咥えさせたまま、小柄を取り出すと楓の秘裂に生える翳りをゾロリと撫で回した。
「楓っ、この邪魔な翳りを綺麗さっぱり剃り落としてっ、お前の割れ目がどんな姿か、見させて貰おうかなっいいな」
「そんなっ、やめろーっ、やっやめてくだされっ、ああーっ」
猪俣は秘裂の肉を摘むと翳りをジョリッジョリッと剃り始めた、楓の翳りは、その可愛い顔からは想像出来ない程密集していて、華奢で真っ白な裸身と真っ黒な股間との対比が、女の艶かさを漂わせていた。
咥え込まされた張り型を時折動かされ、秘裂の豆を擦られながら楓は恥ずかしい剃毛をされていた。ジワッと秘裂と張り型の隙間から淫汁が滴り出して来た。
「もうっもうっ、やめてっ、おっお願い、恥ずかしいっ」
楓の声が少しづつ艶かしい喘ぎ声に変わって来た。
「楓っ、もうすぐ、割れ目が剥き出しになるぞっ」
「ああーっ、はっ恥ずかしいっ」
パチンッと猪俣が翳りの無くなった楓の股間を叩いた。
「ここは綺麗さっぱりになったな」
「ああーっ、うっうっ見ないでっ」
再び、張り型が抜き差しされそして秘裂の豆が弄られ、猪俣は楓の色責めを開始した。楓は腰を振り、縛られた体をプルプルと震わせ喘ぎ声を発している。
「どうだっ楓っ、玉藻の居場所を話して貰えぬかなっ」
「ああーっ、いいーっ、たっ玉藻殿の事は知りませんっ、ああーっ」
張り型の動きが激しさを増した。楓の体が咥えさせられている張り型を中心に波打つ様にうねっている。
「そんな事は無いっ、お前は玉藻の行き先を知ってる筈だっ」
「しっ知りませんっ、ああーっあっあっ、イキッイキそうーーっもっとしてっ、ああーっ」
突然、ズボッと楓の淫汁でドロドロになっている秘裂から張り型が抜かれた。
「ああーっやめないでっ、抜かないで、ひっ酷い」
楓の腰が張り型を求めて突き出された。しかし、猪俣はニヤリとすると楓の淫らに蠢く裸体を眺めているだけだった。そこに蠢く裸体はもう戦う女では無く、色責めに翻弄されるただの女であった。
楓は両足を棒の端に縛られ、後ろ手に縛られ天井の梁から逆さ吊りにされていた。翳りを失った秘裂は剥き出しに晒され限界まで足が開かされて、その慎ましい乳房は縄に括られ醜く突き出されて、素っ裸で吊るされていた。楓の頭の下には水が満たされた樽が置かれている。
猪俣は剥き出しの秘裂に張り型を咥えさせ、抜き差しを始めた。先程の中途半端な色責めに楓は体の疼きが消えてなく、忽ち体が反応して来た。逆さ吊りにされていたがその苦痛より肉の快感が楓を支配し始めていた。
「ううっうっ、いいっああーっ、もっとしてっ、いいーっ」
楓は張り型を抜き差しされながら、逆さ吊りの裸身を降ろされ樽に満たされた水の中に頭を突っ込まれた。
「グボッ、グアッ、うぐぐぐっ」
途端に喘いでいた口の中に水が入って来た。楓は秘裂から広がる快感と息の出来ない苦しさに体をくねらせプルプルと痙攣していた。暫くすると楓の裸身が引き揚げられた。長く伸びた髪がビッショリと濡れ顔にへばり付いている。
「ゲホッ、ゴホッゴホゴホッ、ああーっいいーっ」
猪俣は張り型を咥えている秘裂に目掛けて鞭を振るった。バシッバシバシッ、後ろに回ると尻にも鞭を振るった、パシッパシッパシッ楓の締まった尻の肉が鞭打ちの度に艶かしくブルンブルンと波打っている。
「ウギャーッ、たっ助けて、ああーっ、ううっうっ」
「玉藻は何処だっ、言えっ」
「グエーッうっうっうっ、本当に知らないのですっ、ウギャーッ」
楓はまた水の中に頭を突っ込まれた。猪俣は楓の秘裂からニョキッと出ている張り型を掴むと激しく抜き差しを始めた。
「ウガーッグボッ、むぐぐぐぐっガボッ」
楓は喘いだ弾みに、したたか水を飲み込んでしまった。苦しさに楓の体がのたうっている。尚も張り型が抜き差しされ、楓の頭は水に突っ込まされていた。
「玉藻は何処だっ」
楓は頭を水の中に入れられたまま、頭を左右に振っている。そして体がピクピクと小刻みに痙攣を始めた。
楓の裸身が引き揚げられた。
「ウゲッ、ゲッゲッゲッ、はあはあはあはあっ、もう許してっ、玉藻殿の居所は本当に知らないのですっ、
ゲホッゲッゲッ」
楓は水責め、張り型責め、鞭責めを執拗に猪俣から受け、身も心も崩壊して来ていた。どんな責めを受けても反応が無くなり、そして死んだ様にぐったりとして逆さに吊るされていた。
猪俣はこれだけの責めをしても喋らない楓は、やはり玉藻の居場所は本当に知らないのではと思えて来ていた。
そんな猪俣が焦り始めていた時に、玉藻の妹で堺の鉄砲商大西屋の女将お千佳が佐久との国境で取り押さえられたとの報告が猪俣の元に届けられた。碓氷の関所の間道でウロウロしていたのを、北条の手の者が怪しく思い捕らえたところ、一緒に逃げていた手代の自白で玉藻の妹のお千佳と判明した。早速、お千佳は箕輪城の猪俣の元に連行されて来た。
猪俣は玉藻の妹なら玉藻の居場所を知ってるに違いないと確信していた。まして報告に寄ればお千佳は玉藻と数日前には会って居たということである。そこで考えたのが、楓は玉藻の居場所を知らないとしたら、お千佳の目の前で楓をとことん無残に処刑して恐怖を煽り、お千佳から玉藻の居場所は喋らせてはと言う事であった。
「お千佳とやら、そなたは玉藻の妹と聞いたが間違いないなっ」
「・・・・・玉藻殿は私の姉です」
「そうかっ、では玉藻の居場所を知っているなっ」
「知りませんっ、そんな事より、私は今回の戦さには何の関わりも有りません、早く解き放ってください」
「そうはいかないっ、玉藻の居場所を話すまでは、ここに留まって貰うことになるぞっ、あまり白を切るとそのお前の体に聞くことになる、いいか、分かったな」
「そんなっ、私は姉の居場所など本当に知らないんです」
明日の正午に猪俣の淫残な責めにもとうとう玉藻の居場所を吐かなかった楓の処刑が執行されることになった。楓はその事を聞かされると地下牢の中で大声をあげて泣き崩れた。
しかも処刑は鋸引きだと言われ、以前信玄の元に居た時に楓は何回が罪人の鋸引きの刑を見たことがあった、その惨たらしさに楓は最後まで見ていられず、その場を去った記憶がある。その鋸引きを今度は自分がされる事になるとは、あまりの恐怖に楓は気が狂いそうになりながら、夜を明かした。
5. 楓 鋸引き
大手門の内側で女武者楓は華奢ではあるが、眩くほど白い肌をした艶かしい体を素っ裸にされ、後ろ手に縛られ慎ましい乳房も縄で醜く突き出されて、鋸引きの執行される大手門前の広場に引き立てられようとしていた。そこに、お千佳が着物の上からとはいえ縛られて現れた。
「あっ、貴女は楓殿っ、それでは今日の処刑はあなただったのですね、ああーっ、酷い」
侍大将の猪俣が二人を交互に見ながら、そこに立っていた。
「お千佳っ、楓の鋸引きを目の前で見せてやるっ、この女の死に様を得と見て、自分の立場を良く考えるんだなっ、場合に寄っては楓の死に様が、お前の死に様になると思っておけよっ、分かったな」
「ああーっ、そんなっ」
「おいっ楓っ、門の外では皆がお前の登場を今か今かと心待ちにしている筈だっ、そろそろお前の檜舞台に行くとするかっ、門を開けろっ」
「ああーっ、お願いします。どうかお助けくださいっ」
ギギギッと大手門が開いた。広場の先の竹矢来の向こうにはおびただしい数の群衆が集まっていた。本来この地は小豪族がひしめき、戦さの絶えない土地であった。北条氏の支配になってからは武田氏との数回の戦さはあったが北条氏代々の善政に寄り民びとは北条びいきであった。突然やって来た織田氏に対しては反感もかなりあったのである。織田氏絡みの者の処刑とあって、民びとは喜び勇んで処刑を見物に来ていた。
楓は縛られた裸身を引き立てられ、群衆の前に晒された。楓の後ろにはお千佳が引き立てられている。
楓は奇妙な物や見て、ハッとして後ろを歩く猪俣を見た。それは地面の上に畳が引かれ、畳の左右に柱が二本立っていた。そして、柱の上からは縄が垂れ下がっていた。
「ああ、それがお前の檜舞台だっ、そこでお前は逆さ吊りされ、女の大事なところを鋸で真っ二つにされるんだ」
「ああーっ、やめてーっ、そんなっばかなっ、ううっ」
楓は鋸引きの刑は首を鋸で引かれるものとばかり思っていた。実際、自分が見た鋸引きは罪人が鋸で首を引かれた物であった、それでさえ楓はあまりの惨たらしさに見ていられなかったのである。なのに自分がされる鋸引きが股間を引くとは。楓は恐怖のためその場に蹲って動けないでいた。
「楓っ、何をしているっ、早くその畳の上に仰向けになるんだっ」
「うあーっ、助けてくださいっ嫌ーーっ、猪俣様っ、お願いいたしますっ」
楓は縛られた裸身を地面に倒すと、足をバタバタさせ、そしてジリジリとその柱から遠ざかろうともがいていた。
「なんと見苦しい女だっ、おいっさっさとこの女を逆さ吊りにしろっ」
刑史が数人で楓を柱のある畳に引き摺って行こうとすると、楓はなおも足をバタバタさせ抵抗していた。
「あっあっあっ、やめてーっ、やめてっお願いっ死にたくないっ」
しかし、縛られた体でまして女の事である、数人の男達に引き摺られ、畳の上に楓は仰向けにされてしまった。楓の顔は涙でグチャグチャになり、鼻水も垂れ、髪の毛は乱れ、女武者、豪族の姫、そして亡き信玄の側室であった誇りも何もかなぐり捨てたその楓の姿に群衆は哀れさを感じていたことだろう。
「うあーっ、こっ怖いっ、ああーっやっやめてーっ」
楓の足首に縄が掛かりきつく縛られ、ゆっくりと縄が引かれた行く。楓は足を開かせられながら、尻、腰、肩の順に畳から引き上げられ、頭が畳から浮いたところで逆さ開脚吊りにされてしまった。後ろ手に縛られた体はもう左右に軽く振ることしか出来ないでいた。逆さまに見える景色の向こうには、楓の剃毛され剥き出しに晒された秘裂を、食い入るように見つめる人々の視線があった。楓は群衆に向かって体の正面を晒す姿に吊られていた。
お千佳は楓の惨めな逆さ吊りの姿を悲しそうな目で見つめていた、すると突然、刑史がお千佳の縄を解くと嫌がるお千佳を抑え付けるようにして着物を剥ぎ取り、お千佳を素っ裸にしてしまった。そして、楓が吊られている柱にお千佳を後ろ手に縛り、そして両足も一つに纏められ、柱に括り付けられた。お千佳の目と鼻の先に楓の裸身が吊られて蠢いている。お千佳の髪が楓の太ももに軽く当たっていた。猪俣は楓の鋸引きを残酷にもお千佳の目と鼻の先で見せようとしていた。あまりの近さに鋸引きで噴き出た赤いものをお千佳は頭から被ることになるだろう。それが一層お千佳を恐怖に駆り立て、玉藻の居場所を吐かせるのに効果があると猪俣は考えたのだ。
「うううっ、あなたは玉藻殿の妹のお千佳殿ですねっ、生きてこの城を出られたら、一益の殿と真田の昌幸様に楓のこのさまを話して、仇を取って貰えるように伝えてくださいっお願いいたします」
「はいっ、私も生きて戻れましたらっ、必ず、必ずっ楓殿の事は伝えますっ」
この時から数年後、豊臣秀吉の小田原征伐のきっかけを作る事となった。北条氏政が真田昌幸の名胡桃城を乗っ取った時の主将が猪俣邦憲であった。猪俣は北条氏降伏後に秀吉、昌幸の命で磔に架けられ処刑された。楓の願いは叶ったのである。
「それから、私が処刑でどんなに取り乱しても、許してくださいっ、ああーっ決して私の無残な姿は見ないでっお願いっ」
「分かりました、私はこれからここで起こる事は決して見ませんっ、楓殿が苦しまずに最後を迎えられることを祈ってます」
「ああーっ、お千佳殿っ、わっ私はこっ怖いっ、気が狂いそうっうっうううっ」
ドンッドンッドーン、処刑開始の合図が鳴った。刑史が二人大手門から長い歯の付いた鋸を持って出て来ると、逆さ吊りされている楓の前と後ろに付いた。そして、楓の股の上で鋸を構え猪俣の方を向き指図を待っていた。楓はその鋸を目のあたりにすると、吊られた裸身を恐怖にブルブルと震わせて、涙でグチャグチャになった顔を激しく振っている。
「始めーーっ」
「ああーっ、やめてーっ、死にたくないっ、ああーっ」
バリバリバリッ、肉が裂かれる音が広場にこだました。その瞬間楓の股から赤いものが飛び散った。
「ギャーーーッ、グアーーッいっ痛ーっ、あぐあぐっあぐーーっ」
バリバリッバリバリッバリッ、あっと言う間に楓の柔らかい秘裂と菊穴の肉が鋸に引き裂かれ鋸の歯が肉に食い込んだ。もうそこには楓の女の証の秘裂は無くなり、慎ましくあった菊穴も鋸に裂かれ無くなっていた。尻の肉にはダラダラと赤いものが垂れ、尻は真っ赤に染まっていた。
「グッグギャーーーーッ、があーーっうがあーーっ、うがっ」
楓の太ももがブルブルと痙攣し、体はのたうっている。赤いものが飛び散りお千佳の顔にベタッと付いた。
お千佳はしっかりと目を閉じていたが楓の絶叫と肉が裂かれる音に小刻みに震えていた。
「ああーっ、楓殿ーーっ」
バリッバリバリッ鋸の歯が骨を裂く音が聞こえて来た。シャーーッシャーッシャーーーーッ、秘裂のあった辺りから黄色い液がひり出て来て、刑史の頭にかかった。そして菊穴のあった辺りからはネバネバしたどす黒い塊がブバブバブバッと垂れて尻を伝い流れ落ちた。
「グッグギャーーーーッ、ギギギッギャーッ、ぐえーーっぐえっ」
楓はなおも激しく頭を振り、体全体をブルブルと痙攣させて絶叫している。鋸の歯は楓の臍にまで達していた。尻の半分程が縦にぱっくりと裂けている。
バリバリッ、ベリッベリッベリッ、鋸の歯が楓の内臓まで届き、柔らかい肉を切り刻んでいる音が聞こえて来た。
「ぐえーーっぐえーーっ、グギャーーーーッぐえーっぐえっ」
「楓殿っ、早くっ、死んでくださいっ、お願いしますっ楓殿を楽にさせてっ」
「グッグギャーーーーッ、こっ殺してっ、もうっトドメを入れてっ」
お千佳は楓の鬼気迫る声に、遂にチラッと楓の姿を見てしまった。そして、自分の裸身にも楓の赤いものがたっぷり被っているのにも気が付いた。
「ぎゃーーっ、そんなっああーっ、惨いっ酷すぎる、楓殿、うっううう」
お千佳は失神しそうな恐怖のために、丸出しの秘裂から失禁をしてしまった。
猪俣が楓の前にやって来た。
「鋸引きでは、なかなか死ねんものだなっ、どうだっ楓っ、苦しいかっ、痛いかっ」
「ぐえーーっ、お願いっ、早くっ、殺してっああーっ、殺してっ」
ベリッベリッバリッ、バキバキッ、鋸の歯は楓の乳房の近くまで達していた。楓の下の畳はお千佳が恐怖のために失禁した小便と、楓がひり出した小便、楓の排泄物、そして真っ赤なものが混じり合い、恐ろしい色の溜まりを作っていた。
楓は鋸の歯で乳房まで裂かれると、もう小刻みな痙攣になり、低い呻き声を出しているだけになっていた。後ろ手に縛られていた縄は鋸で既に切られ、両手はだらりと頭の横に力無く垂れ下がり、指の先からポタポタと赤いものが垂れていた。そして、一度、楓の体がビクンと大きく痙攣すると楓は絶命した。
「ああーっ楓殿ーっ、やっと楽になれましたねっ、うううっうっ」
楓の鋸引きの処刑が終わった。楓は乳房まで鋸の歯で切り裂かれ、苦しみ抜いて死んでいった。
お千佳は目の前の惨たらしい楓の鋸引きの処刑に、いつまでも体の震えが止まらないでいた。
6. 玉藻 お千佳姉妹 受難
お千佳は箕輪城の地下牢に閉じ込められながら、番頭の佐吉の事を考えていた。お千佳と佐吉は不義の関係であった。大西屋に嫁いだとはいえ主人の庄五郎は70を過ぎた老人で夜の生活はあまり芳しくなかった。床を共にしても庄五郎の男の印は硬くならず、庄五郎はお千佳の若い体を舌で舐め回し、指でお千佳の敏感な部分を弄り回すだけで、お千佳はいつも物足りなさを感じていた。そして、いつの間にか佐吉との関係が出来てしまっていた。庄五郎は寝るのも早く、お千佳と佐吉は主人の庄五郎が寝静まると母屋から離れた倉の中で密会を重ね、お千佳は体の疼きを佐吉にぶつけていたのである。佐吉も主人の庄五郎に後ろめたさはあったが、若く美しいお千佳の魅力にのめり込んでしまっていた。今回の関東
行きも二人で示し合わせて行った事であった。しかし、こんな事になるとは、戦さで離ればなれになってしまった佐吉の消息をお千佳は案じていた。
そして、お千佳は楓の惨たらしい処刑を考えるとき、今でも体の震えが止まらないでいた。あの侍大将の猪俣はきっと姉の玉藻の事を聞いてくるに違いないが、お千佳は姉の居所など本当に知らないでいる。もし、居所を喋らないでいたら、楓でと同じ目に合わせられるのは明白である。お千佳は恐ろしさに寝る事が出来ないでいた。
次の日、お千佳は拷問部屋の様な所に連れて行かれた、そこには既に猪俣が残忍な目付きでお千佳を待っていた。部屋を見回すと恐ろしさ拷問道具が並べられていた。
「お千佳とやら、楓の鋸引きは目の前で見たなっ、ああなりたく無ければ玉藻の居場所を教えて貰えないだろうかっ」
「しかし、私は本当に姉の居場所など、知らないんですっ、信じてくださいっ」
「むむっ、では、隠し金の話は聞いているなっどうだっ」
「何の事ですっ、そんな隠し金の事など、見た事も聞いた事もありませんっ」
「白を切るつもりだなっ、そうか、仕方無い、明日っお前も楓と同じ様に鋸引きにかけるかっそれでいいのだなっ、えっお千佳っ」
「そんなっお許しくださいっ、あっそう言えばっ姉は関東に向かう前に、もし関東に何かあれば、秩父の間道を抜け甲斐に逃れてそこから上方に向かうと言っていたことが有りましたっ」
「秩父の間道っ、むむっ、確かに甲斐に逃れれば安心だなっ」
ハッとして、お千佳はその話をしたことを後悔した。いかにこの場を逃れるためとはいえ、姉の玉藻が自分の迂闊に喋った事に寄って捕まってしまったら、今度は姉がこの残忍な男に何をされるか分からない。姉が秩父の間道に向かっていないことを祈った。
「ところでっ、お千佳、このところ女の処刑を度々見てなっ、拙者の男の印が疼いて堪らんっ、これから男の印の相手をして貰えないかっ」
「それはっお許しくださいっ、嫌ーっ」
「この女を素っ裸にしろっ、お主達にも愉しませてやるぞ」
「うおーーっ、ありがたい」
猪俣達は抵抗するお千佳を素っ裸にすると、後ろ手に縛り、己が欲望のままお千佳に尻を突き出させたり、仰向けにして足を開かせたりして、己の男根を女の秘裂に突っ込んで、白い液を女の体内にしたたかに吐き出すと、満足した声を出していた。
猪俣の命を受けた風魔の忍び達が、玉藻を捕らえんと、秩父から甲斐への間道に向かって急いでいた。また、猪俣の配下の者も間道に向かって馬を走らせていた。
その頃、一益の側室玉藻と侍女の美春は、やはり甲斐に抜けて、遠江へ出るか信濃から木曽街道を通るか、どちらにしろ尾張の清須へ向かうため、秩父の間道に差し掛かっていた所であった。箕輪城、落城から数日経っていたが、間道の険しさと、なんと言っても女の足である、その進みの鈍さはいかんともし難かった。
「玉藻殿っ、あれが三峰山ですっ、あの山を越えれば、そこはもう甲斐でございますっ、さあ急ぎましょう」
「美春、わたくしはもう歩けませんっ、少しここで休んで行きましょう、まさか追手もわたし達が山越えで甲斐に向かっているとは思わないでしょうっ」
玉藻には油断があった、自分達を捕らえても何の得も無く、北条方の追手がわざわざこんな山の中までやって来るとは思っても居なかった。夜になると玉藻達は山の冷え込みと獣の用心のため、赤々とした焚火をしてしまっていた。
突然、黒い影が動いたと思ったら、ドスッと当身を喰らい玉藻と美春は気を失ってしまった。
「あっ、そなたはっ、お千佳ではないか、何故こんな所に」
「姉様、私は信長様が本能寺でご生害なされた後直ぐに、この箕輪城に戻ったのですが、北条の軍勢にお城は囲まれ、仕方無く真田様を頼って碓氷の山越えをしている途中に捕まってしまいたした。それより、姉様が捕まったのは私のせいですっ、許してください」
「お千佳っ、あなたのせいばかりではありませんっ、わたくしが追手の警戒を怠ったために、こうなってしまったのです。お千佳っ、自分を責めないで」
「ああーっ、姉様」
玉藻と美春は風魔の忍びに捕らえられ、この箕輪城に連れて来られたのであった。そして、玉藻は美春と離されるとお千佳の居る地下牢に監禁されたのである。
「ところで姉様っ、この城の城代の猪俣は、一益殿が信玄公の隠し金をこの城の何処かに隠している筈だと血まなこになって探しています。姉様はご存知ですか」
「あっはっははっ、その話はのう、全くの噂話で、この城にそんな物はありませんっ、ほんに馬鹿な事をしていること」
「しかし、その件で、あのお香殿も楓殿も知らぬ存ぜぬと厳しい責めを受けても喋らずっ、結局、奴らに残酷な処刑で殺されてしまいました」
「なんと言う事を、隠し金など始めから無いのにお香殿も楓殿もさぞや無念であったろうに」
「しかし、姉様もその事を詰問されっ、あれは無いと言っても、奴らが信じるか不安です」
「何、心配いたすなっお千佳、無い物は無いのだから、分かって貰うしか無いでは無いか」
玉藻とお千佳の姉妹は箕輪城の拷問部屋にある柱に素っ裸で後ろ手に括られ縛られていた。お千佳は先日の男達の陵辱の記憶がまだ生々しく残っていて、その均整の取れた美しい裸体を男達に晒して震えていた。玉藻は人の目に晒したことなど無い、豊かに熟れた裸体を男達の前に晒し、恥ずかしさに震えていた。二人の前には三角木馬が次の犠牲者を待つかの様に置かれていた。しかし、その三角木馬はただの三角木馬では無かった。木馬の尖った背には鋭い刃が埋め込まれていて、跨がされた者の股間を切り裂く恐ろしい木馬であった。
侍女の美春が拷問部屋に連れて来られると、柱に縛られている玉藻の前に突き転がされた。
「ああーっ、玉藻殿」
「玉藻っ、良く聞け、お前が隠し金のありかは喋らなければ、この女を三角木馬に乗せる事になる、どうするんだっ、この木馬を跨がされた者がどうなるかっ分かってるな」
猪俣は木馬の背の刃を指で触りながら、ギラギラした残忍な目で玉藻を睨んだ。
「隠し金など、始めから有りませんっ、ただの噂話です。ですから美春にその恐ろしい木馬を使わないでください」
「偽りを申すなっ、ならば仕方ないな、お前のせいでこの女は女で無くなる事になるぞっ」
「何度聞かれても、無い物は無いのですっ、信じてください」
「この女を素っ裸にして縛れ、そして三角木馬に乗せろっ」
「うあーっ、やめてっこっ怖いっ、玉藻殿、たっ助けて、ああーっ」
「美春には関係無いことですっ、やめてください」
美春は木馬を跨ぎ股間に鋭い刃を食い込ませて、両足をだらりとさせて木馬の上で苦しみ悶えていた。
「ウグァーーッ、痛いっ、ああーっ、助けて、降ろしてーっ、うっうぐぐぐっ」
「玉藻っ、このままだと、この女の大事な所が真っ二つに裂けてしまうぞっ、さあ助けてやれっ、隠し金のありかを言えーっ」
「本当に無いんですっ」
美春の足に重りがつけられた。
「ギャーーーッ、玉藻殿っ、助けてくださいっ、隠し金のありかを喋ってください」
美春は後ろ手に縛られた体をブルブルと震わせて、重りの付けられた両足を真っ直ぐに伸ばされて、呻き声をあげている。玉藻は目の前で苦しんでいる美春を見せられて、何とか助けたいと思って居たが、この男が玉藻の話を信じてくれなく、どうして良いか分からなくなっていた。
美春の足に更に重りが付けられた。
木馬の背の刃が美春の菊穴を真っ二つに裂き、秘裂の中の柔らかい肉も裂いた。赤いものが木馬の背を染め、両足を伝い足先からポタポタと垂れていた。
「グエーーーッ、うっうっ、ああーっ、裂けるーっ、玉藻殿っ、たっ助けてっ」
美春は体を反り返した、既に裂けていた菊穴がさらに深く裂けた。美春は菊穴の裂ける激痛に体を勢い良く前のめりに倒した。その瞬間、秘裂の頂点にある敏感な豆がピシッと裂けてしまった。
「ウグァーーッ、ウグァーッ、ウグァッ、もうっ、もう、うぐぐぐっ」
「ああーっ、美春ーっ、お願いしますっ、美春を木馬から降ろしてあげてっ、ああーっ」
「玉藻っ、では、喋る気になったかっ、どうなんだっ」
「しかしっ」
美春は股間を真っ赤に染め、体中を痙攣させていたが、ガクッと木馬の上で体を前屈みになって気を失ってしまった。しかし、桶の水を頭からかけられると再び意識を戻された。
「うっうううっ、あっああっ、玉藻殿っ、気が狂いそうっああーっ」
玉藻は大粒の涙を流しながら、苦痛に耐える美春を見ていた。
「美春ーっ、許してっ、ごめんなさい、許してっ」
美春はビクンビクンと体をのたうっている。足に付けられた重りが更に追加され、地獄の苦しみに美春はもう、か細く呻くだけであった。
「玉藻っ、お前の侍女の美春は明日、素っ裸で磔に架けて串刺しで処刑してやる」
美春は消えゆく意識の中で、その言葉を聞いていた。
「お千佳っ、お前も明日、この女と一緒に磔串刺しにしてやるっ分かったなっ」
「ああーっ、おやめくださいっ、磔に架けるなら、この私を架けてくださいっ、お千佳も美春も関係有りませんっ」
猪俣は頑として口を割らない玉藻に苛立っていた。そして、玉藻の前で二人を処刑してやろうと考えた。
この日、謀反人明智光秀は、備中高松城から取って返した羽柴秀吉との山崎の合戦に敗れ、そして逃げる途中で落ち武者狩りの者の手に掛かり落命していた。歴史は玉藻達とは関係無く刻々と動いていた。
7. 美春 串刺し晒し
ドンッドンッ、太鼓の音と同時に大手門の門が開いた。玉藻が真っ白な襦袢を着せられただけの姿で引き出されて来ると、広場の中央に立てられた柱に、後ろ手に縛られ身動き出来ない様にされて括られた。すると猪俣が玉藻の括られている柱の横にやって来た。
「玉藻、これより美春、それからお千佳の処刑を始めるっ、だが今ならまだ間に合うぞっ、隠し金のありかを言うんだっ」
「・・・・・・」
「そうかっでは仕方ないな、ここで二人の処刑をじっくりと見ているんだな」
猪俣が右手を高く挙げた。ドンッドンッドーンッ、太鼓が鳴った。竹矢来の向こうに集まっていた観衆はこれから始める処刑を固唾を呑んで見つめていた。
大手門の中から素っ裸に剥かれた女が大の字になってゆっくりと進んで来た。美春は既にキの字の磔柱に架けられて、四つの車の付いた台車にその磔柱が真っ直ぐに立てられ、数人の刑史達に引かれて門から出て来た。そして、その美春の架けられた磔柱は、観衆に美春の裸身が隅々まで鑑賞出来る様に、竹矢来の前をガタガタガタッと引き回されていた。何故か美春は菊穴も丸見えになる様に腰を突き出していた。良く見ると柱の腰から尻に当たる部分に当て木の細工がしてあり、美春は腰を突き出す格好をさせられていたのである。
美春は想像もしなかった残忍な引き回しをされ、恥ずかしさに顔を真っ赤にして大の字に括られた体を震わせていた。観衆はその女の惨めな姿に好奇の視線を向け、そして各々に罵声を女に発していた。
引き回しは玉藻が縛られている柱を中心にゆっくりと三度回った。美春はその間、広場にいる者に女の恥ずかしい全てを晒され、女としてはこれ以上な無いという屈辱を味わされていた。そして、玉藻の横に台車に磔柱が立てられたまま固定された。女の処刑後にまた磔柱を引き回し、串刺しで絶命した女の無残な姿を観衆の身近に晒そうと猪俣は考えていた。
「美春っ、私のせいでそなたをこの様な目に合わせてしまい申し訳ありませんっ許してくだされっ」
「玉藻殿、もう何も言わないでくだされっ、美春はっもう覚悟しております」
美春は震える声で玉藻に答えた。
ドンッドンッドーンッ、また太鼓が鳴った。大手門からまた素っ裸の女が美春と同じ様に大の字に磔柱に架けられ引き出されて来た。それは玉藻の妹、お千佳であった。お千佳も竹矢来の前を引き回しされ、女の恥ずかしい全てを晒されながら玉藻の周りを三周すると美春の反対側の玉藻の横に台車を固定された。柱に括られた玉藻を真ん中に、左右に美春とお千佳の大の字姿の裸身が並んで晒されている。
「姉様っ、おっお千佳はこっ怖い、
ああーっ、助けてっ、ああーっ」
「お千佳っ、何も関係の無いあなたをこんな目に合わせてっ許してっ」
「始めろっ」
美春の目の前で槍がカチッと交差した。気丈に振舞っていた美春だが、その槍を見せられると、突然、死への恐怖に襲われて来た。
「嫌ーーーっ、やめてっ、お願い殺さないでっ、たっ助けてーっやめてーーーっ、ああーっ玉藻殿ーっ」
「美春っ、取り乱さないでっ」
シャーーッジョーーッシャッシャーーッ、美春は恐怖のため拡げられた秘裂から放尿に始めてしまった。
「ああーっ、たっ助けてーっ」
美春は割れ目から放尿しながら、括られて身動き出来ない体を激しく震わせている。刑史は美春の小便を頭から浴びながらも、磔柱の立てられている台車に上がって来ると槍を美春の股間に構えた。美春は槍の先を見つめて。
「嫌ーーーっ、やめてっ、許してっお願いっ嫌っ嫌ーーーっ」
菊穴に槍の先が当てがわれた。
「ああーっ、駄目ーっ、やめてっ」
美春の尻がブルブルと震えている。しかし、美春の懇願は叶えられず、グサッ、菊穴に槍が突き刺さった。
「グキャーーッ、たっ助けてーっ、痛っ、ああーっ痛いーっ」
菊穴に突き刺さった槍はグリグリと拗られ、美春の菊穴の奥へと呑み込まされて行く。美春は槍から逃れようともがいているが、足首や手首を動かすだけで、キッチリ柱に括られた体はその槍から逃れることはもう出来ないでいた。
「うっうぐぐぐっ、うぐあーっ、死にたく無いっ」
美春の菊穴に深々と呑み込まされている槍はグイッグイッと更に美春の体内に突き進んでいく。バリッと菊穴の奥の肉壁を破った、すると赤いものがドバッと菊穴から大量に噴き出て来た。しかし、槍はなおも突き上げられている。
「グエッーーッ、グギャーーッ、グアグアッグゲアッ」
美春は獣の様な呻き声をは発して、体全体をピクピクと痙攣させている。グイッグイッグイッ、槍の呑み込まされた長さを思うと、その先は美春の乳房のある辺りまで突き刺さっていることだろう。このまま刑史は槍を口から飛び出させ様としていたのだが、急に槍が美春の体の中で進まなくなってしまった。慌てて、槍を引き抜こうとしたが、槍は柄から美春の体内の肉に食い込み、押すも引くも出来なくなってしまった。
「どうした、早く口から槍を出さぬか」
「それがっ猪俣殿、槍が全く動かなくなってしまいました。申し訳ありませんっ」
「仕方ないっ、本当は口から槍を出して、引き回しをする筈だったが、そのままで引き回せっ」
美春は体内に槍を呑み込まされたまま、磔柱が立てられた台車がまたゴトゴトと動き出し、観衆の目の前に引かれていった。美春はピクピクと体を痙攣させて、槍が菊穴に突き刺さった様を丸見えにして、そしてその穴から赤いものをダラダラと垂らしながら観衆に晒されていた。
「うっうっ、うぐぐぐっ」
(みっ見ないでっ、うっうっ、惨めな姿をっ見ないで)
美春は槍を体内深く突き刺されても、死ねずにまだ意識があった。引き回されながら美春は、串刺しされている菊穴に皆の好奇な視線が注がれていることが辛く、恥ずかしかった。美春の串刺しにされた裸身の引き回しが終わりまた玉藻の横に磔柱が固定された。
「うっうううっ、こっ殺してっ」
刑史が槍の先を美春の秘裂に構えた。美春は槍の先を視線で追いながら、か細い声で。
「たっ玉藻殿っ、長い間お世話になりました、感謝しております」
「美春、許してくだされっ、私もそなたに会えて良かった」
美春の秘裂に槍が突き刺さった。その瞬間美春の体がビクンと震えた。
「グエッーーッ、ガアーーッ」
美春は最後の力を出すように呻いた。グサッグサッグサッ、槍が美春の秘裂の奥に突き刺さっていく、秘裂からダラダラと赤いものが噴き出し、柱の下に溜まりを作っている。槍が一旦抜かれ、刑史は強く槍の柄を握り直すと、勢い良く槍を美春にトドメを刺す様に秘裂に突き入れた。
「グッグガアーーーーッ、グエッーッ、あうあうっ、ガッグガーーーーーッ」
美春は物凄い断末魔の声を張り上げると、ガクッと力無くうなだれた。そして、小刻みに体が痙攣させていたが、その体を括られた縄に預けると動かなくなった。美春は菊穴から咥えさせられた槍を体内に深く呑み込み、秘裂にトドメの槍を突き刺され、苦しみ抜いてその命を磔柱の上で散らした。
串刺しで息絶えた美春の体は、また引き回されて観衆に晒された。玉藻は涙を流しながら、その光景を眺めていた。お千佳は今度は自分が美春と同じ様に串刺しされ、死んで行かねばならないと思うと、そのあまりの惨たらしい死に様に震えが止まらなかった。
お千佳の目の前でカチリと槍が交差した。お千佳は恐怖にガタガタと体を震わせて、その槍が体を貫く瞬間が迫った事を覚悟していた。
8. 玉藻 膣切腹
お千佳の目の前に槍がカチリと交差された、その時。玉藻が猪俣を睨みつけて声を出した。
「お千佳はっ、何も知らないっ、そして今回の件にはまったく関係ありませんっ、殺すなら私を殺しなさいっ」
「何っ、玉藻っお前がお千佳の代わりに見事死んで見せるということだなっ」
「そうですっ、お千佳を柱から降ろして、私をその柱に磔にして殺しなさいっ」
「よしっ、分かったっ、では玉藻っお前を処刑してやろうっだがな、お前には磔での処刑では無く、妹のお千佳を助けたくば、膣切腹をするんだっ、お前が見事膣を立ち割って果てたならっお千佳を許してやろう、どうだっ」
玉藻は膣切腹の苦しさは知っていた。しかし、妹を助けるためならもうどんな事でもしようと思った。
「分かりましたっ、私が膣切腹をして果てればいいのですね」
「そうだっ、だが、ただの膣切腹では無くてケツの穴に槍を突き刺してから、行うんだっいいなっ、それから介錯は無しでやって貰おう」
「分かりましたっ、どの様な事でもお受け致しますっですから妹のお千佳の命はお助けください」
この日の早朝、猪俣は主君氏政からの密書を受け取っていた。それによると上方の情勢が変わり、いつまでも箕輪城そして隠し金にこだわって居られなくなった。早く軍勢を整えて西からの脅威に備え無ければならなくなったのである。そして、隠し金について知っている関係者は全て始末して小田原に戻れとのことだった。猪俣は北条家が信玄の隠し金を探していた事を他の大名家に知られないためにも、ここにいる玉藻もお千佳も処刑して口を塞ごうと考えていた。
猪俣の指示で玉藻の膣切腹の場が広場に用意された。白い四角い布がひかれ、布の真ん中に槍が天を向いて一尺程突き出していた。そして、短刀が布の前に置かれた。玉藻は柱から解かれると着ていた襦袢を剥ぎ取られてしまった。
「何をするのですかっ、裸にされるとは聞いておりません」
「当家では、素っ裸で執り行うことになっているっ、ひっひっひ、文句を言うでないっ、それから当家の膣切腹は割れ目を縦に裂き、それから左右に裂きそれから急所の膣の奥を突き刺す、それが当家の作法だっ、間違えるなっ」
「そんなっひどいっ」
「出来ないと言うのかっ、ではお千佳を串刺しにするしかないな」
「ああーっ、分かりましたっ、その様に致しますっ」
玉藻はお千佳の方を振り返ると、軽く首を縦に振って頷くとその切腹の場を見て、裸身をブルッと震わせ、そして静かにその場に進んだ。正面の群衆はことの成り行きと女の切腹がこれから執り行われる事に静まりかえっていた。
玉藻は短刀を手にすると、足を開き膝立ちになり、菊穴に槍を自分で当てて、震えながら目を閉じた。
「姉様っ、私を救うためとはいえ、申し訳ありませんっ」
「お千佳っ、もう何も言わないでっ、あなたは生きてっ」
グサッ、玉藻は腰を落として菊穴に槍を自ら突き刺した。
「ウッグギャーッ、ううっ、うぐぐぐっ、うううっ」
「玉藻っ、もっと深く槍を突き刺すんだっ」
「ううっうっ、ぐあっああーっ」
玉藻は言われるままに、腰を落とし槍を菊穴に呑み込んだ。赤いものが槍の柄を伝い流れ出てきた。玉藻は裸身を震わせ、苦痛に耐えながら顔を挙げ空を見上げている。そして、片手を己の股間に添え、これから短刀を突き刺す秘裂を撫でた。玉藻の目からは涙が流れている。短刀を持つ手が小刻みに震えていた。
「玉藻っ、始めろ」
玉藻は目をカッと開き、短刀を逆手にして両手を柄に添えると、秘裂の下部にグサッと短刀を突き刺した。
「ああーっ、姉様っ」
「グギアーーッ、グッグアアッ」
バリバリバリッ、玉藻は突き刺した短刀を秘裂に沿って縦に引き上げ秘裂の上の豆ごと臍の下まで己の股間を切り割いた。ドバッと赤いものが玉藻の前の白い布に散った。
「グッグゲエーーーーッ、ガアアアッグガアッ、うっぐぐぐぐっ」
「まだまだっ、横に割けっ」
一瞬、玉藻はグラッとして前のめりに倒れそうになったが、菊穴に刺さる槍が玉藻を支えていた。片手を膝に充て背筋を伸ばし、そして、臍の下に刺さる短刀をグッと抜くと刃を横に寝せ、また短刀の柄を両手で掴むと力を込め、秘裂の左をグサッと突き刺した。
「グギアーーッ、あっああーっ」
玉藻の手がプルプルと震えている。短刀を己の肉に刺したまま横に引けないでいた。
「早く横に割けっ、さもなくば、お千佳を串刺しにいたすぞっ」
玉藻はウガアーッと、獣の様な声を張り上げると、渾身の力を込めて短刀を横に引いた。バリバリバリッ、秘裂が横に割れた。赤いものがまたドバッと爆ぜた。
「うぐっうぐっ、うっうううっ」
ここで玉藻は菊穴に突き刺さる槍に体を預けた。槍はまた深く玉藻の体内に突き刺さった。玉藻は体を震わせ呻き声を上げ、自ら十字に切り割いた秘裂の苦痛に耐えている。
「あっ姉様ーーーっ」
「うっうぐっ、おっお千佳っ」
「まだまだっ、終わってないぞ玉藻っ」
ふらふらっと玉藻は左右に揺れた。しかし、玉藻は膝立ちの姿勢を整えると短刀を両手で掴みその刃を秘裂に当てがった。玉藻は体を震わせながらも大きく息をして、静かに目を閉じた。玉藻はあと一撃でこの苦しみから解放されると思っていた。
グサッグイグイッ短刀を秘裂に突き刺し、そして奥にその刃を突き進めた。
「ウガアアアーーーッ、グエッ、うぐぐぐっ、うーーっ」
断末魔の声を玉藻は上げると、短刀を秘裂に突き刺したままピクピクと痙攣している。小刻みに体の痙攣が変わり、そして、ビクンッと震えると体を反り返し、菊穴に刺さる槍に体全体を預けた。ドスンと尻が地面に着き槍の全容が菊穴に呑み込まれた。玉藻はもう一度呻き声を上げると両手が短刀から離れダランと手が垂れ下がった。玉藻は短刀を秘裂に突き刺したまま、見事に膣切腹をして息絶えた。玉藻の足元にひかれた白い布は真っ赤に染まっていた。
玉藻はお千佳の命を守るため、自ら膣切腹をして絶命した。
9. お千佳 磔串刺し
箕輪城、大手門広場の前は、血生臭い処刑が繰り広げられていた。織田家の武将滝川一益の側室玉藻は、妹のお千佳の命を助けるために膣切腹して見事と息絶え、広場の中央でその無残な裸身を晒していた。その姿は槍が深々と突き刺さった菊穴、十字に引き割いた秘裂、二つの穴から赤いものを噴き出して、膝立ちの姿勢のままであった。その隣には玉藻の侍女の美春がやはり一糸も纏わぬ素っ裸で磔柱に大の字に架けられて、秘裂と菊穴に槍を突き刺され、苦しみの果てに息絶えた裸体を晒していた。
お千佳は今だ磔柱に大の字に架けられながら、姉の玉藻の壮絶な死に涙を流して泣いていた。
「玉藻の死は見事だったな、お前も良く見ていただろうっ、それでは今度はお千佳っお前の番だな、玉藻が寂しがらない様に直ぐに後を追わせてやろうっ」
「そっそれはっ、約束が違いますっ私は助けて貰える筈ではなかったのですか、姉はそのために無残な死に方をしたのではないのですか」
「そんな約束は関係ないなっ、このまま、お前に生きていて貰っては困るでなっ、はっはっはっ」
「そんなっ非道なっ、始めから約束を守るつもりなど無かったのですねっ、では、姉を騙した訳ですね」
「うるさいっ、ほざくなっ、これから姉のもとに送ってやるっ、わっははははっ」
「この外道っ、それが武士のやる事ですかっ」
「こんな所で言い合っても始まるまいっ、さっさと観念して串刺しであの世に逝けっ」
お千佳のヒクヒクと蠢く菊穴に槍の先が当てられた。お千佳の大きく開かされた内股がブルブルと震えている。
「ああーっ、たっ助けてっ」
刑史は槍の先を菊穴に軽く含ませたり、抜いたりしてお千佳を怖がらせて楽しんでいた。
猪俣がお千佳の磔柱の前に立つと、お千佳の開かされた裸身をニヤニヤしながら見上げた。
「おいっ女っ、串刺しは怖いかっ」
「ああーっ、お願いします。助けてください」
「では、余興を致す。これを見てみろ」
猪俣は槍の先に男の肉棒が付いた槍をお千佳の目の前に翳した。
「そっそれはっ」
「分かるなっ、これでお前の剥き出しの割れ目を突き刺すっ、見事この張り型でお前が果てる様を見せてくれたら、本物の槍での串刺しはやめてもいいぞっ」
「本当でございますかっ」
「ああっ、本当だっしかし、それ、あそこでお前を見ている観衆の目の前で恥ずかしい姿を晒して貰うからなっいいなっ」
「ああーっ、助けて頂けるのなら、どんな恥ずかしい目に合わされても構いません」
お千佳の磔柱の立てられている台車が観衆の目の前に移動した。
グリグリッ、グサッお千佳の秘裂に張り型が呑み込まされた。
「ううーっ、あっあっあーーっ、はっ恥ずかしいっ、見ないで」
観衆はお千佳の大の字に体を拡げられ、女の全てを生々しく剥き出しにされた姿を好奇の目で見つめていた。
「女っ、そんな言い方では駄目だっ、皆に見てもらう様に大きな声で言うんだっ、それから張り型で串刺しされて嬉しいと言うんだっ、さもなくば、分かってるな」
「ああーっ、みっ皆様ーーっわっ私の嫌らしい姿を、、良くっ、みっ見て、、、くださいっ。ううっ」
ズボッ、グサッグサッ、秘裂に張り型の全容が隠れ、そして全容が現れる。刑史は張り型の抜き差しを絶え間無くしている。
「ああっあっあっ、いっいい、張り型で串刺しされてっ、いいーっ、うっ嬉しいーーっ」
お千佳の秘裂から白い汁がドロッと滴たり、ピクピクと開かされた裸身を痙攣させ、喘ぎ声を観衆に向かって発している。
「ああーっ、いいーっ、恥ずかしいおっお千佳の姿を見てーーっ」
お千佳は体を震わせながら、大勢の目が自分の張り型を咥えている恥ずかしい秘裂に注がれているのが分かった。そして、ふと竹矢来に群がる観衆を見ると、その中に今回の騒ぎではぐれてしまった番頭の佐吉の顔が見えた。佐吉は竹矢来を掴みジッとお千佳を見ていた。
(ああーっ、佐吉っ、生きていたのねっ、この悪夢が終わったら佐吉の元に行けるっ、ああーっ、佐吉)
佐吉は手に布に包まれた長い物を持っていた。佐吉は鉄砲傭兵集団の雑賀党の出であった。もちろん鉄砲の腕前も一級品である。そんなところも大西屋の主人に見込まれ大西屋の番頭になった男であった。
(あっ、それは鉄砲、だめっ、それは使わないで、この辱めも、もうすぐ終わるっだから何もしないでっ)
グサッグサッ、ぐちゅぐちゅ、張り型が激しく動かされ出した。
「いいーっ、いいっ、だっだめっ、逝きそうっああーっ」
「女っ、派手に逝く姿を見せるんだっ、いいなっ」
張り型が秘裂の奥深くにグッサーッと突き刺された。お千佳の大の字に括られた体が反り返り、ビクッビクッと痙攣した。
「ウグアーーッ、あっあっあーーっ、いっ逝くーーーーっああーっ」
お千佳は縛られた体をガクガクと震わせると張り型で絶頂を迎えさせられてしまった。
(うううっ、もうこれで解放されるっ佐吉っ、待ってて)
お千佳が架けられている磔柱がガタゴトと引かれ、また玉藻の絶命している横に並べられた。
「ああーっ、早く約束通り、磔から降ろしてっ、もうこれで気がすんだでしょう」
「よしっ、この女を串刺しで処刑し
ろっ」
槍を構えた刑史が二人お千佳の前に立った。突然の事にお千佳は目を見開き刑史の持つ槍の先を驚きの表情で見ていた。
「そっそんなっ約束がっ、また騙したのねっ」
「ケツの穴を突けーーっ」
菊穴に槍の先が突き上げられた。
「グギャーーッ、いっ痛ーーっ、卑怯なっ、ウグアーーッ」
グサッメリッグサッ、槍が菊穴に深く呑み込まされた。赤いものがピシュッと噴き出した。
「ウグギャーーッ、ガアーッグググガアーッ、ああーっ、死にたくないーーっガアーッ」
お千佳は磔柱をグラグラと動かし、呻き声を上げ、開かされた腕、脚をビクビクと痙攣されている。尚も槍はお千佳の体内にグリグリと突き上げられていく。赤いものがボタボタと垂れ落ち、磔柱の立てられている台車を赤く染めていく。
「グギャーーッ、さっ佐吉ーーっ、ああーっ」
「佐吉だと、女っ、お前の男がこの場にいるのかっ」
「ちっ違いますっ、うぐぐぐっ、グギャーーッ、うぐっうぐーーっ」
グサッグサッグサッ、お千佳の体内の槍はその深さから乳房の辺りまで突き進んでいる事だろう。お千佳の痙攣が小刻みになって来ていた。そして、お千佳は死期を悟った。
「ううっグアーーッ、こっ殺してっ早く殺してーーっお願いっ」
お千佳は最後の力を振り絞った様に叫んだ。もう一人の刑史がお千佳の前の穴に槍を構えている。
ダダーンッ、銃声が大手門前の広場に響いた。
「何奴っ」
お千佳の左の胸からパッと赤いものが飛び散った。そして、お千佳はビクンと体を震わせるとガクッと体全体を括られている縄に預けて動かなくなった。
「何処からっ打って来たっ、探せっ」
観衆の後ろの樹から男が飛び降り逃げて行くのが猪俣から見えた。
「あの男だっ追えーーっ」
箕輪城の大手門広場には三人の女が裸体を晒して絶命していた。
その日、清須では羽柴秀吉、柴田勝家、丹羽長秀、池田恒興を主導に織田家の今後を話し会う、清須会議が開かれていた。そして、無残に処刑された女達の主人、滝川一益はその清須会議には間に合わず、暫くして歴史から消えて行った。女達の無残な死は、時代の流れに忘れられ誰にも語られることは無かった。
完
2018/08/09(木) 13:19:00
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